停電での教訓

久々に台風の洗礼を受けました。被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。現在、町では災害復旧業務に全力であたっているところです。ご不便をお掛けいたしますが、ご理解、ご協力をお願いいたします。

さて残念な事に今回の台風には、にわかの業務も少なからず教訓を与えられました。予期せぬ、数時間の停電があり、主職場でバタバタと対応に追われることになりました。停電で思いつくのは、やはりUPS(無停電電源装置)でしょうか。当然ながらサーバ機器にはUPSが付けられており、設定時間を超えても電力が回復しない場合は、サーバが賢く自力でシャットダウン操作を行い、機器の故障を未然に防ぐように設定されています。勿論主職場には、業務上の必要性からUPSをも上回る発電機が完備されています。発電機に接続されているコンセントは、G電源(Gはgenerator:発電機の意)と呼ばれ、赤色のコンセントになっていて、一目で判別がつくようになっています。

今回の教訓ですが・・・。停電になりましたが、サーバや端末機器はG電源のおかげで全く問題なく運用を継続できました。あらかじめG電源に繋がれていたデスクトップ型の端末は、シャットダウンされることなく稼働を続けてくれました。今回配置された新しい発電機って、起動完了までの電圧や周波数の不安定さを感じません。最新式なのでしょうか?後で仕組みを業者さんに確認しておこうと思います。こんな完璧な環境だったのに、一部の端末が使えませんでした。それって?

フロア毎に設置したHUB-BOX。この中に鎮座するちょっと高めなHUBから、そのフロアの全端末機器等にスターでケーブルをばらまいているのですが・・・。もうお分かりですね!このHUB-BOX内のコンセントが赤色では無かったのです。HUBのLEDが全て消えていたので、原因は直ぐに分かりました。ただちに長~い電源延長コードを寄せ集め、G電源から電気を供給し一件落着となりました。端末の動作確認も終わり、翌日の作戦を練っている頃に電気が点きはじめました。暫く様子を見た後、元の配線に戻し、その日は終了となりました。翌日、G電源への変更指示を出したのは言うまでもありません。早急な工事予定となりましたが、G電源の運用について見直し等が必要だと感じた「にわか」なのでした。

赤色コンセント
赤いコンセントはG電源。普段も通電されていて停電時は自動で発電機に切り替わります。

(投稿者:92)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

エアコンにもUPSが必要

一昨日の台風10号、未だ被害の全貌が明らかになっておりません。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。担当ちゅんです。

台風により八雲地域では長時間に渡り停電となりました。今現在もおよそ90戸ほどの世帯が復旧しておらず、不便な生活を強いられています。雨と風が強まるなかで、電気が停電するということが、こんなに心細いものなのかと、改めて電気の大切さに気がつきます。私は当日、職場で待機をしていましたが、一時帰宅したタイミングで停電し、すぐに職場に戻りましたが、真っ暗の中での運転には恐怖を感じました。もちろん、職場も真っ暗。災害用に設置されている自家発電設備により、防災行政無線など重要な設備にだけは電力供給されましたが、当室の執務室は真っ暗でした。

その自家発電設備ですが、当町ではサーバールームにも電力供給されるよう設計されています。災害に対応するには、いまやICTが必要不可欠な時代です。仮に商用電源が断たれた場合でも、インターネット通信をはじめ、ファイルサーバやGISシステムなどが通常通り稼働していなければ、その後の復旧対応に大きく支障を来してしまいます。今回、この自家発電設備により機器の電源は一切落とすことなく、稼働し続けることができました。

ただし、盲点もありました。サーバーが稼働し続ける中で、停止してしまったのがエアコンです。もちろん、エアコンに対しても発電機から電力は供給されますが、停電してから発電機が動作するまでの間で電源がオフになり、発電機から電気が来た後も自動的に電源がオンになりませんでした。すぐに手動でオンにしましたが、もし気がつくのが遅ければ、サーバールームの室温が上がり、最終的には機器が熱暴走を起こして停止してしまった可能性がありました。
ちなみに、サーバーはどうして稼働し続けられたかというと、瞬間的な停電に対応するために「無停電電源装置(UPS)」という機器と接続されているためで、停電になると一時的にバッテリーから給電され、発電機稼働までの間をシームレスにつないでくれるためです。

今回は職員がすぐに対応したため事なきを得ましたが、災害時に業務を確実に継続するため、これを教訓にしなければなりません。エアコンにも無停電電源装置を取り付ける、もしくは通電した時点で自動的に電源がオンになるなど、何らかの対応が必要です。しかし、サーバー機器用のUPSはエアコンと接続してはいけないという注意書きも。発電機が稼働するまでのほんの数分だけ、エアコンが稼働し続けられる程度のバッテリーで十分なのですが・・・。なるべく費用をかけず、無停電化できないものでしょうか。

エアコンは接続できません
やはりエアコンは大電流が流れるため、サーバー用のUPSではダメなようです。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

台風10号がやって来た!

本日の当町は、日中晴天、夕方曇天。湿度が高く、少々動いただけで汗が・・・。
本日で8月も終わり、明日からは暦の上では「秋」です。
道端には「ススキ」も出ています。
皆様の地域にも秋の気配はありますか?
本日の担当、ふろんとです。

昨日、ちまたでウワサの「台風10号」がやって来ました。
20時過ぎから雨と風が強くなり、21時頃には「かなりの勢い」となりました。
本社での夕刻の「作戦会議」で方針が決定され、自主避難者の為の「避難所」の設営などが発表されました。
情報政策室的には、上司ちゅん氏が残り、自分は自宅待機となりました。
上司ちゅん氏は、町のホームページを災害モードに変更し、防災部局に入る情報を掲示する執務に当たっていました。
自宅待機していたところ、恐れていた事を予感させる出来事が起きました。部屋の明かりがチカチカ・・・。「瞬間停電」です。
度々なりましたが、なんとか耐えているよう。しかし、しばらくして、残念な事態が起きます。「停電」です。3分弱でしょうか。すぐに復帰して、一安心。これなら「無停電電源装置」で耐え得る範囲です。良かった良かった。
しばらくして、また、残念な事態が起きます。「停電」です。またすぐに復旧するのかな?と思っていましたが、今回は、長いです。暗闇の中待ちます。待ちます。待ちます・・・。
いっこうに明るくなりません。これは、マズい・・・。上司ちゅん氏に連絡します。結果、「本社へ出動」です!
家から出ると辺りは「真っ暗」。町全体が停電のようです。信号が点いていない交差点をおそるおそる通過しながら、本社へ到着。
庁舎の自家発電や発電機で一部に明かりがあります。執務室へ向かいます。「真っ暗」です。出勤の際に上司ちゅん氏に言われた事の意味がわかりました。「懐中電灯持って来て」。
そうです!なんということでしょう・・・。執務室に懐中電灯ありませんでした(汗)ノートパソコンの明かりで執務を行っていたのでした。
執務室に非常用電源コンセント(赤)が無い為、遠く離れた部屋から延長コードで、引いてきました。
そうこうしていたところの23時59分。執務室に明かりが灯りました!停電復旧しました。良かった、良かった!
サーバー室を点検し、延長コードを片付け、帰宅となりました。
色々な問題点が明るみになった今回の出来事。現在取り組んでいる「情報担当部門の災害対策」に生かして行かなくては。
あっそうだ!。まずは執務室用の「懐中電灯」を買おう!!!


町ホームページも災害モード。関係者の皆様、お疲れ様でした!

(投稿者:ふろんと)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

台風接近中「もしものときには」をご活用ください

ども。
大型の台風が接近中で、本日は待機となっている担当ちゅんです。

当町のウェブサイトのトップページには「もしものときには」というコンテンツがあります。
ここには、緊急時の連絡先のほか、避難所の情報なども掲載されています。また、台風接近に伴い、リアルタイムに情報を伝えられるよう、特設のサイトも公開しています。防災行政無線を使ってお知らせもしますが、風向きによっては聞き取れない状況などもあろうかと思います。そうしたときには、ホームページから情報を入手していただければと思います。

台風10号への対応について
http://www.town.yakumo.lg.jp/modules/soumu/content0063.html

情報部門としては、偶然にも昨日、業務継続計画(BCP)の策定に向けた会議を行ったばかりであり、万が一の状況に備えて「準備」の段階に入りました。本日は非常に短いブログとなり申し訳ありませんが、災害に備え万全の体制をとりますので、ご容赦ください。

八雲町MAP
八雲町マップにも「災害時避難所」を掲載しています

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

情報担当部門の災害対策

本日の当町は、日中晴れ。朝方は雨降りでした。
風が強く、これからやって来る「台風」を予感させます。
今回の台風は当町にも影響がありそうです。
皆様の地域は、いかがでしょうか?
本日の担当、ふろんとです。

大型の台風の接近で日本全国に影響がありそうですね。接近している本州では、豪雨に見舞われています。
台風と言えば、災害。雨や風による被害がありますね。
台風もそうですが、「災害」の原因はたくさんあります。最近では、地震や噴火なども起きています。
自然も猛威は、突然やって来ます。待ってはくれません。
という事で、「備えあれば憂い無し」。日頃の備えや訓練が被害を少なくする為には必要です。

近年、情報化が進み、パソコン無しには執務が出来ない状態となりました。
災害等でパソコンが使えなくなったら・・・。大変な事態となってしまいますね。
当町ではICT-BCP(情報部門の業務継続計画)を策定し、災害時の対応を文書にまとめています。
しかし、状況は日々変化しています。機器の入替やネットワークの変更、人員の異動、などなど。
文書についてもまわりの変化に応じて、随時変更していかなければなりません。
そこで本日、計画の見直し等を行うための会議が開催されました。
事前に提出した「調査書」を元に、専門の方々からアドバイスを受けました。
防災に関する事は、いろいろな事を想定して、考えれば考えるほど、悩みは尽きませんね。

いつ来るかわからない「災害」に向けて、平常時の準備が大切だと、あらためて感じました。


専門家の方を迎えての検討。勉強になりました!

(投稿者:ふろんと)

カテゴリー: つぶやき | コメントする