ども。
八雲町は本日が2024年の仕事始めです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。担当ちゅんです。
気分的に「明けましておめでとうございます」とは言い難いものがあります。1日に発生した「能登半島地震」により甚大な被害に遭われ、今現在も大変な状況に置かれている方々のことを思うと、胸が締め付けられるような思いです。心よりお見舞い申し上げます。
正月休みの間、私は北海道を離れて関東方面で過ごしており、地震発生時は、誰もが知っているであろう「とあるテーマパーク」で家族と一緒に過ごしておりました。そのテーマパークは元旦イベントが予定されていたこともあり、朝からとにかく混みあっていて、スマホのデータ通信が不安定な状況になるほど。「これだと何かあったときどうするんだろうね」などと妻と話をしていたのですが、その「何か」がまさか現実に起きるとは・・・。
とにかく何をするにも長蛇の列、アトラクションの順番待ちをするため列に並んでいたその時でした。周囲の方々のスマホから一斉に音が鳴り、テーマパークのスタッフが「頭を抱えてその場にしゃがんでください!」と。緊急地震速報があったとのことですが、私のスマホは電波を受信できずにウンともスンともいいません。そうこうしていると足元が大きく横に揺れ、ほどなく「能登地方で震度7の地震」の情報がもたらされました。
すぐに情報を入手したいとスマホの画面を見ますが、やはりデータ通信は不可。災害発生前から不安定だったデータ通信は、地震が発生したことでさらに輻輳しているようです。こうなると自ら情報収集するのは不可能です。幸いだったのは、そのテーマパークのスタッフさんは、災害時の対応を完璧に訓練された「プロ集団」であったこと。大勢の来場者がパニックにならぬよう、冷静かつ的確に指示が出され、私自身、不安に感じるようなことは一切なく、むしろ「ここにいるのが一番安全ではないか」と思えるほど。これには感服しましたし、「訓練を積み重ねるとここまで冷静に対応できるものなのか」と、どんなアトラクションよりも感動している自分がいました。
結局、そのテーマパークを後にして、ようやくスマホのデータ通信が復旧したところで何が起きていたのか全貌を知ることになるわけです。今ではインターネットさえ利用できれば各種クラウドサービスが利用できたり、テレワークシステムと接続すれば職場のPCも利用できたりして「スマホがあれば何が起きてもなんとかなる」と思っていたのですが、そのスマホのデータ通信が利用できなかったらどうなるのか、といった当たり前のことさえ忘れていたことに気がつかされました。教育訓練が行き届いていたテーマパークのスタッフさんの対応と併せて、今年1年で自分がすべきことの一つが見つかったような気持ちになりました。
パニックにもならず整然としゃがみ込むテーマパークの様子
(投稿者:ちゅん)