それはノーコードではなくローコードです

ども。
来年度から本格化させる庁内DXの準備を開始した担当ちゅんです。

その準備の一つが、職員の業務環境を「Microsoft365(MS365)」にシフトすること。ExcelやWordといったお馴染みのソフトウェアが引き続き利用できるのはもちろんですが、TeamsやSharePointといった情報共有型のツールも利用できるようになります。そもそも、その環境をフルに利用したかったが故に、当町では総務省セキュリティガイドライン上の「β’モデル」に移行したわけで、ようやく本格的にその恩恵を享受できる段階、スタートラインまでたどり着いたと言えるわけです。

なのですが、我々の部門で先行的に一連のアプリを触ってみての率直な思いとしては「何でもできる反面、何をしていいかわからない」という感想です。そもそも、MS365のホーム画面には前述のアプリやツールも利用可能として表示されていますが、例えば「Bookings」「Engage」といった、おそらく使い方を知っていればものすごく便利に使えるのであろうアプリが数々並んでいるわけです。これら全てを完璧に使いこなせるとは到底思っていないし、またその必要もないということは理解しつつも、「せっかく使えるのに、わからないから使っていないという状況は残念過ぎる」と思うわけなのです。

そんなわけで、先日から仕事の合間でSharePointとPower Appsを使って、簡単な施設予約システムを作ってみようとチャレンジしていました。いきなり大規模なものは無理なので、とりあえず自分の部署の備品を利用する際に利用できるようにと。これがうまくいけば、ゆくゆくはグループウェアをMS365に移行させることもできるのでは・・・というのが夢です。

しかし、SharePointはともかくとしてPower Appsが難しいのなんの。「なんで?ノーコードツールって誰でも簡単に業務アプリが作れるってCMでもバンバンやってるのに」と思って色々と調べましたところ、どうやらPower Appsはノーコードではなく「ローコード」と呼ばれるツールなのですね。どういうことかといえば、プログラミングのコードが全く必要のないノーコードとは違い、ローコードはその名のとおり「プログラミングのコードが多少は必要」な分だけ自由度は高いですよ、というそれでした。これだもの、一筋縄にいかないわけです。一般行政職員にPower Appsを使いこなせるスキルが必要なのかどうかは疑問ですが、もう少しだけ足掻いてみたいと思います。

PowerApps個人的にはじめてAccessを触った時の感覚に近いです

(投稿者:ちゅん)

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LINE配信の設定ミス

てんちょです。先日発生した「能登半島地震」、発生から2週間以上が経過し被害の大きさに驚いています。あらためて、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

地震の発生当日、八雲町でも津波注意報が発表されました。日本海・太平洋の二つの海に面しているため、今回の地震では日本海側と太平洋側の両方で注意報が発表されています。

注意報の発表時に、LINEで通知が入りました。以前、気象警報の配信をLINEで行う設定をしたテストアカウントからの通知でした。J-Alertをトリガーにし、J-Alertのメール配信機能を使用してLINEに本文を送信するという方法でLINEの公式アカウントへの配信を行います。配信対象は特別警報・記録的短時間大雨情報・土砂災害・津波注意報・津波警報・地震情報となっています。

テスト配信を何度か行い問題なかったため密かに本番運用を開始していたのですが、本番環境のテストは行っておらず、これまで土砂災害や特別警報などもなかったため本番アカウントへ配信されることはなかったのだと思っていました。しかし今回の津波注意報、テストアカウントからの通知はありましたが、いくら待っても八雲町LINEからの通知が行われませんでした…。

原因は単純な設定ミスで、J-Alertから本番アカウントへのメール配信ができておらず、テストアカウント配信のみとなっていました。今回の注意報では町内での大きな被害はなかったようですが、本番アカウントを含めてしっかりテストを行っておくべきだったと反省から始まる1年になりました。


配信されないのが一番いいんですが

(投稿者:てんちょ)

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まさしく「嬉しい悲鳴」

ども。
能登地方の被災地の様子をテレビで見るたびに「何かできないだろうか」という思いに苛まれている担当ちゅんです。

当町では昨年から全庁をあげてDXに取り組んでいく体制を構築し、いよいよ本年からは様々な事業を具体的に進めていく段階となり、今はその準備に取り掛かっています。正直、現状のマンパワーでどこまでやれるのかわかりませんが、「できない」と言ってしまえばそこで終わってしまいますので「できるかどうかではなく、やるのだ」を合言葉に、とにかく目の前のことを一つ一つ確実にこなしていきたい、それがどうやらこの1年の目標になりそうです。

ちょっと格好いい感じに書いてみましたが、実際のところ結構ギリギリです。複数の業務を掛け持ちで同時進行で回していく必要がありますが、どう考えても職員を含めて多くの方々の力を借りなければ遂行できない業務ばかり。でも、こういう状態って結構好きです。忙しくてどうしようもない時の方がエクストラパワーが出て、結果良い成果につながることが多いです。

と、そんな状況ですが、年が明けたとたんに職場外の団体から「受付をこれまで紙でやっていたが、役場のようにオンラインフォームでやってみたいから相談に乗ってほしい」「これまで連絡手段はFAXだったが、役場のようにLINEを使ってやってみたいから相談に乗ってほしい」など、次々と新しい話が舞い込んできます。キーワードは「役場のように」なのが最高に嬉しいですが、臨席てんちょと、まさしく「嬉しい悲鳴」を上げております。

これは常々心の中に留めていることですが、DXというのは結果であり、デジタル化というのは手段。今回、相談を受けている案件は「紙やFAXの非効率さを改善したい」という目的が先にあって、そのうえで「役場もやっているそのやり方を教えてくれ」と後から手段を考えている。これって、まさにDXのお手本のような進め方だなと思っています。八雲町は決して規模の大きな町ではありませんが、こういう話題が地域や組織、町民の方から寄せられる今の状況、素敵なことだと思いませんか?我々が汗をかくことでそこにしっかりと向き合っていきたい、そんな意を新たにした1年の始まりでした。

 まずは自分たちの仕事こそDXでスリム化しないといけませんね

(投稿者:ちゅん)

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本年もよろしくお願いいたします。

この度の地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。

てんちょです。年末年始はほぼ町内ですごしていましたが、2回ほど誰かと間違えられて声をかけられました。町内に似ている人がいるようで気になります…。

昨年は業務用のノートをSSD化することが多く、その影響もあってか最近個人的にジャンクのノートPCを購入したりと、薄れていたパソコンへの興味がまた復活してきました。中古ノートだと第8世代あたりのCPU搭載モデルが安価になってきており、実際に使ってみると普通に使うのには困らない十分な性能なんですよね(世代が古いので故障のリスクはありますが)。

CPU性能は世代が新しくなるごとに確実に上がってはいますが、結局使用する環境がそこまでの性能を必要としていないことも多く、ビジネス用途だと「新しければ早い」が適用されずに持て余すこともあると思います。今後は業務用PCの入れ替えもひかえているので、どの程度の性能が必要なのかの実験も兼ねてという言い訳をしながら、少し新しめの中古PCにも手を出してみようかと思いました。

しかし色々見ているとはやり最新のCPUも気になってきますね。前職時代は嫌でも最新モデルの知識が入ってきましたが、最近はあまり触れることはなかったので色々変化していることに驚きました。特にこの数年のモデルはコア数が増えつつも同時にクロックも向上しつつ、TDP(最近はPBP・MTPなんですね)も抑え気味な製品がでているようで、さらにストレージもPCIe 5.0 NVMe SSDなんかも出始めて速度もまたさらに大幅に向上してますね。

そんな感じで久しぶりにPCパーツを色々見ながら年末年始を終えました。今年もPCに囲まれて楽しく仕事ができればいいなと思います。本年もよろしくお願いいたします。


手を出す方向性を間違えないように気を付けます

(投稿者:てんちょ)

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テーマパークのスタッフ対応に感服

ども。
八雲町は本日が2024年の仕事始めです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。担当ちゅんです。

気分的に「明けましておめでとうございます」とは言い難いものがあります。1日に発生した「能登半島地震」により甚大な被害に遭われ、今現在も大変な状況に置かれている方々のことを思うと、胸が締め付けられるような思いです。心よりお見舞い申し上げます。

正月休みの間、私は北海道を離れて関東方面で過ごしており、地震発生時は、誰もが知っているであろう「とあるテーマパーク」で家族と一緒に過ごしておりました。そのテーマパークは元旦イベントが予定されていたこともあり、朝からとにかく混みあっていて、スマホのデータ通信が不安定な状況になるほど。「これだと何かあったときどうするんだろうね」などと妻と話をしていたのですが、その「何か」がまさか現実に起きるとは・・・。
とにかく何をするにも長蛇の列、アトラクションの順番待ちをするため列に並んでいたその時でした。周囲の方々のスマホから一斉に音が鳴り、テーマパークのスタッフが「頭を抱えてその場にしゃがんでください!」と。緊急地震速報があったとのことですが、私のスマホは電波を受信できずにウンともスンともいいません。そうこうしていると足元が大きく横に揺れ、ほどなく「能登地方で震度7の地震」の情報がもたらされました。

すぐに情報を入手したいとスマホの画面を見ますが、やはりデータ通信は不可。災害発生前から不安定だったデータ通信は、地震が発生したことでさらに輻輳しているようです。こうなると自ら情報収集するのは不可能です。幸いだったのは、そのテーマパークのスタッフさんは、災害時の対応を完璧に訓練された「プロ集団」であったこと。大勢の来場者がパニックにならぬよう、冷静かつ的確に指示が出され、私自身、不安に感じるようなことは一切なく、むしろ「ここにいるのが一番安全ではないか」と思えるほど。これには感服しましたし、「訓練を積み重ねるとここまで冷静に対応できるものなのか」と、どんなアトラクションよりも感動している自分がいました。

結局、そのテーマパークを後にして、ようやくスマホのデータ通信が復旧したところで何が起きていたのか全貌を知ることになるわけです。今ではインターネットさえ利用できれば各種クラウドサービスが利用できたり、テレワークシステムと接続すれば職場のPCも利用できたりして「スマホがあれば何が起きてもなんとかなる」と思っていたのですが、そのスマホのデータ通信が利用できなかったらどうなるのか、といった当たり前のことさえ忘れていたことに気がつかされました。教育訓練が行き届いていたテーマパークのスタッフさんの対応と併せて、今年1年で自分がすべきことの一つが見つかったような気持ちになりました。

テーマパークの状況パニックにもならず整然としゃがみ込むテーマパークの様子

(投稿者:ちゅん)

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