DXは小さいことの積み重ね

ども。
この前の勤労感謝の日が今年最後の祝日と知り驚愕している担当ちゅんです。

先日、とある部署からの照会事項で「Excelにデータを入力のうえでメールに添付して回答してください」という案件がありました。当町では結構前から紙での照会はほぼゼロになっていて、ほとんどがグループウェアの掲示板で周知されて、データの形でやりとりされます。

ただ、今までだとそれでよかったのですが、個人的には「惜しいなあ」と思ってしまいました。Excelにデータを入力して送信という部分はそれでもいいのですが、これだと回答を受け取る側の手間が大きいのです。メールを受信したら添付ファイルを個々に保存して、Excelを開いてデータをコピーして別なシートにペーストして・・・ということを延々と繰り返さなければなりません。さらにいえば、元はたった1つのExcelファイルだったものが「〇〇課_報告データ」など複製・リネームされて最終的に何倍ものデータ量となってファイルサーバに保存されることにもなります。

そこで、今回は勇気を出して「申し訳ないけど、今度からExcelじゃなくてフォームでやってみないかい?」と声をかけてみることに。すると「実は前から自分もそう思っていたんです」というまさかの回答。詳しく聞いてみると、もっと効率よくやれそうだとは思ってはいたものの、以前からやってきた仕事の仕方を変えることになるのにためらいがあったと。なるほど、その気持ちはわかります。特に人事異動で部署が変わった直後などは、おかしいと感じていながらも「仕事の内容を覚えるまでは前例踏襲で」となりがちかと思います。

ですが、数日後。同じ部署が別な照会を発出されていて、報告の方法を見たところ「フォームでお願いします」となっていて「よっしゃ!」と声が出ました。結局のところ、DXってこういうほんの小さなことの積み重ねなんだと思います。他の部署の仕事の仕方について意見を言うのは結構しんどい(気分を害されるリスクもある)のですが、それでもこういう人間が職場に1人くらいいてもいいよね?と自問自答。フォームを利用するきっかけが「情シスから言われたから」でも全然いいですよね。頑張りましょう!

照会証拠のスクリーンショット。これは嬉しすぎました!

(投稿者:ちゅん)

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PowerApps

最近肩こりが酷いてんちょです。眼精疲労?

先月SharepointとPowerAutomateで作成した簡易ワークフロー。使用方法の説明も行い、無事に運用が開始されました。運用直後はログイン方法がわからなくなった等の細々した問い合わせもありましたが、ファイルのアップロードの手間も最小限、承認側もしっかり添付書類の確認もできて承認も簡単にできるのと好評のようです。

先日とあるセミナーに参加したところ、Microsoft365で電子決済システムの実装をするという話がありました。SharepointとPowerAutomateを使用するところまでは、すでにやっていることと同じような内容でしたが、「PowerApps」を使用して申請フォームを作成するという、ちょっと面白そうなことをやっていました。

というわけで実践。そもそも触ったこともないアプリなので何ができるのかもわかりません。とりあえずテスト用で置いてあるSharepointサイトにリストを作成して、まずはPowerAppsからリストの表示と編集ができるようにすることを目標にしました。

早速PowerAppsを開いて、作成→Sharepoint→接続からSharepointサイトを選択→一覧からリストを選択。

…完成しました。リストを表示して編集・保存までできます。添付されるPDFのプレビューなどの機能追加が必要ですが、そこは色々調べながら模索する必要がありそうです。
承認者側の動きをもう少し簡単にできないかと考えていましたが、PowerAppsのテンプレートで作成したままでも十分使いやすそうな感じでした。タブレットやスマホに合わせてプレビューもできるので、将来的にスマホに合わせて何かをすることもできそうですね。使いこなせるのかは別としてですが、もう少し触ってみたいと思います。


ブラウザでSharepointを表示するよりもボタン大きくてタブレット向きになりそうです

(投稿者:てんちょ)

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リファレンスアーキテクチャって

ども。
パソコンの画面を見すぎて目の焦点が合わなくなってきた担当ちゅんです。

それにしても、情シス部署特有のものなのか、最近外部から届く通知や解説書にカタカナの用語が多すぎて内容の理解が進まず苦労しています。
見聞きすることは多いけども、いざ「これってどういう意味の言葉か説明してみてください」って聞かれても答えられない類の用語ってないですか?羞恥心からか、改めて「よくわからないので教えてください」とは聞きづらく、つい知ったかぶりをしてしまう場面が、最近は特に多くなっているように思います。

条例なんかではわざわざコンピュータのことを「電子計算機」と書いていたり、サーバのことを「電気通信回路で接続した電子情報処理組織」と書いていたりと、なるべく英語を使わずに日本語で表現されていて、まあそれはそれでむしろわかりづらくなっているわけではありますが、そこからの落差といいますか、飛躍しすぎと言いますか。まあ、そんな話です。
(この話題は2011年にも私が当ブログで話題にしておりますので、よろしければどうぞ)

例えば、今日出くわした用語で「???」だったのは「リファレンスアーキテクチャ」という言葉。どういう場面でこれが出てきたかといえば、詳細は明かせないものの、とある施策の「概要説明」の、しかも冒頭部分の説明書きなんですよ。この分野で働いている者にとっては知っていて当たり前の言葉でしょうか。少なくとも私は人から「リファレンスアーキテクチャって何?」と聞かれても即答できません(結局、ネットで調べてみてもイマイチ的を射ません。一般行政職の公務員がリファレンスアーキテクチャって言葉を普通に理解できることは当たり前ですか?)。
さらに読み進めていくと、普通に「最適解」でいいものを「ベストプラクティス」としてみたり、「管理」でいいものを「ガバナンス」としてみたり。一体、自分はどこの国で働いているのか?という気分になってきます。

一方で、例えばテレビのリモコンが世に初めて登場したとき、それを人に伝えるためにはおそらく「テレビジョンの電源入り切りや番組切り替えを遠隔で操作できる小型携帯端末、リモートコントローラーいわゆるリモコン」など補足しながら伝えていたような時代もきっとあったのでしょうし、無理やり日本語に置き換えた結果、むしろ話がうまく伝わらない(電子計算機然り)ってことも出てきそうです。つまりは、時代とともに使われる言葉も変わってきたということなのでしょうかね。おじさんにはいよいよついていけない世界が来てしまっているような、寂しさを感じてしまいました。

ChatGPTChatGPTが「簡単に説明しますね」と示してきた答えを理解できない場合は?

(投稿者:ちゅん)

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設定変更での動作改善

てんちょです。先週の突然の雪でようやくタイヤ交換をしました。今年はどのくらい降るんでしょうかね。

今年度、かなりの台数をSSD化することができたことで、端末の動作環境はかなり改善してきているんではないかと思います。動作が少し早くなったことで残業が減ったり、住民の方をお待たせする時間が減ったりという何かしらの効果があればいいなぁと期待していますがどうなんでしょうか。

全ての端末をSSD化できたわけではないので効果は限定的で、来年度の端末更新まではまだ動作で不便をかけてしまっている環境は残っています。そこで現状の環境のままでできることはないものかと考えていましたが、先日あるサイトで「バックグラウンドのEdgeの動作」についての記事を読みました。最近は夕方になると遅くなる端末があり(SSDになっている自身の端末もその症状が)、タスクマネージャを確認するとまさにEdgeがバックグラウンドでメモリを大量に保持している状態で、手動で終了させていました。

Edgeの設定を確認したところ、「スタートアップ―スト」「Microsoft Edge が終了してもバック グラウンドの拡張機能およびアプリの実行を続行する」の2つが有効になっています。先日読んだ記事にもありましたが「Microsoft Edge が終了してもバック グラウンドの拡張機能およびアプリの実行を続行する」が原因でタスクに残り続けるようなので、2つとも無効にしてみました。自分の端末の環境下でしばらく動作確認していましたが、症状が改善しました。

酷いときには3分ほどフリーズするようなこともありましたが、少しは緩和されたような気がします。ということでグループポリシーで無効にしておきました。来年度の入れ替えまでまだこれでHDDの端末も少しだけでも動くようになれば…。


他にも動作に影響しそうな設定ありそうですね

(投稿者:てんちょ)

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隠されていたJJコネクタ

ども。
一気に寒くなって温泉が恋しくなっている担当ちゅんです。

先日は久しぶりに熊石総合支所への外勤が必要な案件。このところ町外への出張は多かったですが、それ以外は職場で事務仕事ばかりだった(自治体ではちょうど来年度の予算要求時期です)ので、ちょっとウキウキ。車で40分の峠越えですので、忘れ物をしてもすぐに戻ることができません。なので、出発前には入念な持ち物チェックが必須です。

今回はシステム機器の場所替えがメインだったので、LANケーブルや工具箱、さらにはケーブルを床に這わすためのワゴンモールなんかも必要です。隣席てんちょ氏が準備しているのを傍らから見ていて「これも持った方がいいんじゃないか」「いや、さすがにそれはいらなくないっすか」みたいな会話をしつつ、結果的にはいつも以上にたくさんの道具を持って出発。これまでの経験上、現場で使わなければ持ち帰ればいいだけで、足りなくなるよりマシですからね。

作業内容はシンプルでしたが、機器を移動してLANケーブルを新たに引くとなると結構な時間がかかります。もともと敷設されていたケーブルを撤去して、別な場所に引き直す作業ですが、ただ露出で適当に引けばいいのではなく、なるべく綺麗に。これは見栄えだけの問題ではなく、事故防止の観点からも非常に重要な要素です。あらかじめ想定していた作業ではありますが、机の下に潜り込んだり、重たいプリンタを運んだりで結構な重労働で腰も痛みます。

そんな作業の中で、既設のワゴンモールのカバーを外してLANケーブルを撤去しようとしたときでした。目に飛び込んできたのはなんと「JJコネクタ」。モールの中に綺麗に納まるように、まさしく隠されていたJJを目の当たりにして「これはいつぞやの自分の仕事に違いない」と確信。おそらく、当時配線作業をしたときにケーブルの長さが少し足りず、一から引き直すのが大変だったのでJJでごまかしたものであろうと。こういう過去の汚点が突然露呈するから外勤には刺激があります。・・・不覚だったのは、この手抜き工事を隣席てんちょ氏に見られたこと。「これは事故防止の観点からも」なんて偉そうにしていたのが、妙に恥ずかしい気持ちになりました。

JJコネクタ見つけた瞬間「あっ!」と声が出てしまいました

(投稿者:ちゅん)

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