ども。
尿酸値が高めな担当ちゅんです。
先日から、ある不可解な現象と対峙しておりました。サーバ室に設置している、とある重要な通信機器があるのですが、重要であるが故に24時間365日の遠隔監視が入っております。そのため、仮に通信断が発生した場合には、監視している業者さんから「○日の○時○分頃、当該機器と通信ができなくなりました」というメールが送られてきます。併せて「もし電源を切る場合は事前に連絡をください」という注意書きも。あらかじめ機器の停止が分かっている場合、連絡をもらえないと障害かどうかの区別がつきません、と。当たり前の話です。
で、何が不可解なのかというと、通常はこうした連絡が来ると「あ、あの時のだ!」と身に覚えがあるものなのですが、今回の場合は特に思い当たる節がありません。しかも、この通信機器は無停電電源装置(UPS)に接続済みです。それが頻繁に通信断となれば、もしかしたら機器本体の不良など、非常にやっかいな話になりかねません。
・・・という状況のまま原因が掴めずにおりましたところ、ある風の強い日の昼下がり。庁舎の電気が瞬時停電(瞬停)したのですが、このタイミングでまたしても「当該機器との通信が~」のメールが。これで原因がはっきりしました。頻繁に通信断が発生する原因はどうやら電力の断によるもので間違いないようです。
でも、その機器はUPSにつないでいるのにどうして?と思いました。急ぎふろんと氏とともにサーバ室で機器のコンセント周りを確認。やはり、きちんとUPSと繋がれているようで、延長の電源タップにしっかりと刺さっています。が!ふろんと氏が大声で「これ、刺さってない!」
地道に電源タップのケーブルを辿っていくと、なんとその先はUPSではなく壁のコンセントに刺さっているではありませんか。頻繁に発生していた通信断の原因は間違いなくこれです。かなりがっかりしましたが、ここで発見できてむしろ良かったと捉えるべきなのでしょうか。「サーバラック内にタップがあっても、UPSに繋がっているとは思うな」。また一つ勉強になりました。
サーバラック内にあったら何も疑いませんよね、普通は。気をつけましょう。
(投稿者:ちゅん)