展開完了

ども。
帰宅後にオリンピックが見られると思うと、多少つらくても頑張れる担当ちゅんです。

先日、てんちょが「決断」というタイトルの記事でご報告していたとおり、このたびWindows Autopilot及びMicrosoft IntuneによるPC端末の「ゼロタッチ展開」に見事失敗しました。かなりいいところまで設定できていたように思うのですが、最後(かどうかはわかりませんが)の壁がどうしても乗り越えられず、結果として従来方式である「イメージ展開」に舵を切ることにしました。

もう少し時間的な余裕があればもしかしたら解決できたのかもしれませんが、クラウドサービスであるAutopilotやIntuneは、目に見えないところで色々動いていて、うまくいけば最高にスマートなのですが、うまくいかなかった途端に途方に暮れる類のサービスでした。エラーになったときに表示される情報がとにかく少ないし、それを元に調べようにもネット上に情報が少ないです。たぶん、独学でこれをやろうとしていることがそもそもの間違いで、通常はこれらに精通した業者さんが行うのだろう(少なくとも設定周りは)という印象です。
※あくまで個人的な見解であり、町としての公式な見解ではありません。

残念ではありますが、落ち込んでいる暇はありません。うかうかしていると、当初の予定であった学校の夏休み期間中の展開に間に合わなくなります。急ぎマスターイメージを作成、展開を始めました。なるべく時間を短縮するため、端末にはプロビジョニングパッケージをインストールしつつ、通常であればイメージを展開した後に設定メニューなどから行う作業をすべてバッチファイル化。ポチポチとバッチファイルを5つほど管理者実行すれば、途中で数回の再起動は必要なものの、マシン名変更やドメイン参加が終わるように工夫しました。

そして作業開始から3日目の本日、無事に158台の端末展開が完了。力業ではありましたが、今までやってきた慣れ親しんだ作業。結局、この作業中には何のトラブルも発生せずにあっけなく終了となって、なんとも複雑な気分です。
これから先、Office365もそうですが、システムはどんどんクラウド化していきます。でも、職場には従来のローカルリソースがまだ多く残っているわけで、そこをどうやってクラウドと共存させるのか、まさしく過渡期なのだろうと思います。今回失敗した件も、クラウドのことなんて全く考慮していない時代から使っているActive Directoryとのハイブリッド構成にしたことに起因しているような気がします。いつの日かきちんと設計し、今回諦めたことに必ず再チャレンジしたいと思います。

作業中の風景八雲町役場情シスフロアの日常的な風景

(投稿者:ちゅん)

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決断

毎週月曜日が一番疲れているてんちょです。

一か月ほど前に校務用PCの入れ替え作業が着手されチェックツールでの動作確認やハードウェアハッシュの取得などを行いました。そこからAutoPilotやらIntuneやらの利用環境が整うまで作業自体はストップしていましたが、ようやく展開を行う準備ができたとのことでAutoPilotでの展開テストを実施しました。

セットアップ用のアカウントを作成しテスト実施してみたところ、アカウントのセットアップでかなりの時間がかかる状況でした。Intune側の設定を変更するなど色々試してみましたが、AutoPilotでの動きをみること自体が初めてなので、これが正しい動きなのかもわからず手探りで進めるしかありません。

どうやらOffice365のインストールに失敗しているということまでは判明したので、一度持ち帰り実験することに。OfficeはXMLのデータを入力するなど、セットアップが完了しましたが、Autopilotのアカウントのセットアップで「組織のネットワークに参加しています」にかかる現象が解決せず。しかも新規のユーザーアカウントでログインするたびにこのセットアップが動くことがわかりました。

この現象を解消しようと試行錯誤を繰り返した木曜日の21時、ここでちゅん氏がAutoPilotを捨てる決断を下します。アプリケーションのインストールに時間がかかる、さらにネットワークへの参加にも時間がかかるのでは配備後にすぐ使い始めることができず、結局事前プロビジョニングの実施等を行うことも考えると、クローニングで展開をしてしまったほうが間違いないだろうという結論になりました。

AutoPilotでの展開テストに費やした3日間は今後に役立てるとして、今は期限の迫った端末の展開を優先するしかありません。もう何時間でも残業する覚悟を決めましたが、こちらの300台に加えて158台のキッティングはかなり重たい作業になりそうです。


強制的に進めることもできそうですが動きがよくわからなくて不安なのでやめました。

(投稿者:てんちょ)

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故障かな?と思ったら

ども。
前回のてんちょ氏の記事でTeamsをTemasとタイポした件がバズっていることに、若干嫉妬している担当ちゅんです。

職員の業務用PCの入れ替えにせっせと汗を流しています。これまで長年使ってきた、もう限界を通り越した満身創痍の旧PCからの入れ替え。新PCが配備された職員はみなさん一様に笑顔で、こういう喜ばれる仕事って本当にやりがいがあるなと思います。
加えて、新PCが配備された順番にMS365が解禁となり、徐々にTeamsが賑わっていく様子がうれしくてたまりません。普段、地味な仕事が多いですが、数少ない「やってよかった」と体感できる業務です。

そんな中。配備が終わった新PCを利用中の職員から「いきなり電源が落ちて立ち上がらなくなった。ランプが点滅しているだけでウンともスンともいわない」と連絡が来ました。旧PCならば「そんなこともあるさ」と思えますが、新PCでは最初のトラブル。まして電源回りとなると非常に嫌な予感がします。急ぎ予備機を持ち現場に向かいます。

が、その前に。相棒てんちょ氏と原因について予想。最近は北海道にあるまじき暑さで、私としては熱暴走も疑わしいなと思っていたのですが、彼の口から「もしかして電源ケーブルが抜けているのではないか」と。そんなわけないべ!と思いましたが、もしそうであれば非常にラッキー。てんちょ氏に現場に向かってもらい、数分後。送られてきた写真が文末にあるとおりです。

やっぱりか!とは思いましたが、実は電源をつないでも起動しないとなり、結局は本体を分解してバッテリー端子やメモリの抜き差しなど試してようやく復旧となりました。
持ち運びしやすいようにモバイルノートを導入したということは、ケーブルの抜き差しの回数は相対的に増えるということですよね。そうなると、今回のように電源の指し忘れやケーブル自体の断線など、思ってもいなかったような場所にリスクは潜んでいるんだなと、勉強になった一件でした。

抜けていたコンセントトラブル時の「電源のケーブルは抜けていませんか?」はやはり基本中の基本ですね

(投稿者:ちゅん)

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消えるTemas

てんちょです。暑さで朦朧としているなか、目の前の作業が多すぎて混乱しています。

いよいよ端末の配備を開始しました。手始めに”そこそこの人数がいて個別ソフトウェアがインストールされていない外の近い施設”といういい条件がそろっているところで実験配備。まずは物品を積み込み。配備するのはモバイルノート・外付けキーボードマウス・PCスタンド・モニタなので、それなりの物量になります。特にモニタが大きいので20台運ぶのもかなり大変です。すぐに車に積めなくなってしまい2往復することになりました。

まずは運び入れたモニタを一気に開梱し組み立てを行いました。組み立てを行ったモニタと端末を順に設置していき、旧端末を撤去。あらかじめデータ移行をお願いしていたので端末を入れ替えていくだけの作業。配備は順調に進みました。

これはもしかして午前中で終われるのでは?

なんて考えていましたが、設置は問題なくできたもののやはり問題が発生。ユーザーアカウントでログインするとTemasが消えます。初回起動時はスプラッシュ画面が表示されログインもできるものの、時間が経過するといつの間にか画面がいなくなり、さらにはスタートメニューやインストールされているアプリ一覧からも消え去ります。
しかし再び管理者アカウントでログインするとスタートメニューにはTeamsが。もしかしてこれってユーザー単位でインストールされてるんですかね?ログイン後にTeamsを再インストールする作業が発生して結局丸一日の作業となりました。

インストール方法が悪かったのか原因も不明ですが、通常はサインイン時にインストールされるようなので何か問題あるんでしょう。マスター作り直して検証するか、あらかじめ各ユーザーでログインしてインストールを済ませておくか、ログオンスクリプトでどうにかなるのか、資産管理ソフトで再インストールさせるか…とりあえず何か対策方法を考えないと次の配備も時間がかかりそうです。


Teamsが2つ入ってたり入ってなかったりよくわかんないですね。

(投稿者:てんちょ)

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禁断のアレ

ども。
本日も私です。てんちょの記事を楽しみにされていた方、ごめんなさい。担当ちゅんです。

それにしても、機器の故障などのトラブルって、どうして忙しいときに限って起きるんでしょう。情シス部門あるあるですが、本当に不思議です。
本日は朝から夕方までびっしり予定が入っていて、出勤時には「よ~し、今日は頑張るぞ~」と気合を入れ、はりきって仕事に臨んだのもつかの間。ネットワーク保守業者さんから電話が来て「サーバが1台応答しないので見てほしい」と。そのときは「電源が落ちているのかな」程度に想像したのですが、どうも嫌な予感がします。

そして、その予感は的中。サーバ室にて対象のサーバを確認すると、ちゃんと電源は入っているものの、ネットワークが途切れています。電話で保守業者さんからの指示を受けながらあれこれと調べてみると、どうやら10Gの通信をさせるためのNIC(PCIe)を認識していません。物理的な故障が濃厚。そして、こういう話をすると「自治体なのにありえない」といったコメントが毎回数件来るのですが、そのサーバ、信じられないことに今年の5月で保証が切れていました。

こうなるともう禁断のアレしかありません。もう役割が終了して電源を落としてあった旧情報系サーバ。これの中に全く同じ型のNICが入っています。そうです、部品取りの決行です。普通のPCであれば、部品取り用のジャンクからパーツを取ってきて付け替えるなど日常の出来事ですが、それがサーバとなると若干の緊張と躊躇いが。でも、やるしかありません。NICが壊れたくらいで、我々はへこたれません。

で、こういう作業をやったことのある方ならお分かりだと思いますが、サーバといっても要は「平べったいPC」ですし、筐体はワンタッチで蓋が開くのでノートPCの保守をするより簡単です。作業が簡単な分だけ、事の重大さが際立つというか、「もしここでパチっと静電気が来たらおしまいだな」みたいなプレッシャーが見え隠れするわけです。ですが、今回は無事に作業を完了し、通信も復活。そもそもの「保証が切れていた」に関しては何も言い逃れするつもりはなく、以後、きちんと対処することで一件落着?となりました。事なきを得て本当によかったです。

交換中町役場の一般行政職でこの作業をした人は日本で私1人だけという自信があります

(投稿者:ちゅん)

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