楽しい意見交換

ども。
事務仕事に追われている担当ちゅんです。

先日、とある大学の学生さんから「八雲町のDX施策の推進についてインタビューさせてほしい」と依頼を受け、「お役に立てるならば喜んで」という気持ちで引き受けさせてもらいました。
事前に質問事項を送ってもらえたので確認したのですが、正直、質問内容が鋭すぎて、軽い気持ちで対応していたらバッサリとやられてしまうところでした。さすが、普段から大学でDXを研究されている学生さんです。

とはいえ、当日はとてもいい雰囲気の中で和気あいあいと話を進めました。私が特徴的だと感じた質問として「八雲町DX推進全体方針にある、具体的な取組事項の中で難航しているものはありますか?(ある場合は、その原因も教えていただきたいです。)」というのがありました。これに対しては逆に「なぜそれが気になるのですか?」と聞いてみると「1年間では到底やりきれないと思われる量の事業が予定されているので」と。まあ、そうですよね。私からは「特に進捗が悪い事業はないんですよ」と伝えると「えっ!本当に全部順調に進行しているんですか!?」という反応。

この部分、そのあとしばらく話をしていて気がつきました。学生さんは、自治体DXの推進は自治体DXの担当者、つまり我々情シスだけで行っているものと思っていたようなのです。私から「情シスだけでやろうと思ったら到底無理です。ここに書いてある計画は我々が策定したものではあるけど、事業の実施段階ではそれぞれの関係職員みんなで進めているんですよ」と説明すると、とても驚かれていたのがすごく印象的でした。
このやりとり、私と学生さんとの間で交わされたものではあるのですが、すごく重要なポイントだし、ここを質問してくる学生さんって鋭いなと思いませんか?まさに、自治体DXを進めていくときに最も重要な視点である「全職員がDX担当である」という話。私も改めて、とても勉強になりました。

・・・でも、強いて言うならば、進捗が悪いのは「機動的な情報端末の配備」になるかもしれません。私と隣席てんちょの2人でやっているのでマンパワーが足りないんです。当初は11月には端末配備を終えて次のフェーズに入っている予定でした。なかなか計画どおりに進んでいない状況なのですが、これについては「やれば終わる」というシンプルな話なので、コツコツと頑張っていくしかありませんね。学生さんの前では少し(かなり?)恰好つけてしまいました。

工程表これを見たら誰でも「全部はできてないんでしょ?」と思いますよね・・・

(投稿者:ちゅん)

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そんな長距離飛ばせるの?

てんちょです。今年は早めに冬タイヤへの交換を済ませました。タイヤ変えると冬が来るぞって感じがしますね。

先日の早朝。スマホでネットニュースを見ていたところ「2.4GHz帯で5km伝送の長距離無線LAN、屋外用ブリッジ」という何とも面白そうな新商品の紹介記事を見つけました。無線LANブリッジって実は結構いろんなところで使われおり、屋外のカメラだったりちょっと離れた建物へ飛ばしたりで重宝してます。

現在使用している無線LANブリッジも2.4GHz帯の製品なんだと思いますが、価格がちょっとお高め。おいそれと何台も購入するのはためらう感じなんですが、この製品だとかなりお手頃です。

出勤後にちゅん氏へ面白そうなもの見つけましたと報告したところ、「検証機借りられないかな」と。そういえばこの製品、前職時に個人的に推してたメーカーさん。ダメ元で前職場の営業さんに問い合わせたところ、何とメーカーさんから貸し出し可能との回答が。問い合わせてから1週間後、早速実機が到着しました。ありがとうございます。

どこで試そうかなと考えていたところ、先日端末の更新でお邪魔したとある施設で、「離れた建物で業務を行うことがあり、ネットワークを使えるようにしたい」と相談を受け、距離も300m程度で実験にはちょうどいい案件が出てきました。さらに八雲育成牧場展望台(役場からの距離がちょうど5kmほど)に防犯カメラを設置したいという長距離案件もあり、本当に5kmも通信可能なのか試せそうです。様々な干渉を受けやすい2.4GHz帯で本当にそんな長距離通信が可能なんでしょうか。


近日中に検証してみたいと思います。

(投稿者:てんちょ)

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電子黒板は災害対応に使える?その2

ども。
つい先日まで「暑い暑い」と扇風機のお世話になっていたのに、今日はついに雪が降りました。季節の移り変わりの早さに体がついていかない「初老」担当ちゅんです。

今年になってから特に、このブログが我々の意図しない勢いで急速に広がっていることを肌で感じています。「いつも見てますよ」の範囲が北海道を飛び越え、昨日などは「愛知県の方も大ファンだとおっしゃってました」というご報告をいただき、とんでもないことになっているな~と、まるで他人事のように思ってしまいます。

今回はその意図しない勢いのエピソードのひとつ。9月に「電子黒板は災害対応に使える?」という記事で、とある販売店さんの協力を得て電子黒板のデモを行った話題を書いたのですが、記事の公開から数日後「弊社もデモをさせてもらえないか」とありがたいお話が飛び込んできました。もはや「ブログ見ました」もない感じで笑ってしまいました。

せっかくの機会なので、今回は前回できなかったことをお願いしようと思い、八雲本庁舎と熊石総合支所の2拠点に電子黒板を設置して、双方向でホワイトボードを同時利用する実験を行ってもらいました。これが、我々が考えていた「災害時に情報を共有する方法」であり、実際に動かしてみたらどんな感じになるのか、興味津々です。
結果は、想像以上でした。ホワイトボード機能に両拠点から同時書き込みができるのは当たり前といったところで、その裏側でTeamsミーティングをつないだまま、つまり会話をしながら普通に使えました。
前回のデモの後で「電子黒板って結局はサイズが大きなタブレット」という感想を持ったのですが、今回に関してはそれがさらにグレードアップし「電子黒板ってサイズが大きい高性能なWindowsタブレット」でした。Teamsって結構マシンパワーを使う印象を持っていますが、それを裏のタスクに置きながらホワイトボードが何の遅延もなく動く様子は感動でした。

これで、我々がやりたかったことはどうやら実現できるらしいということがわかりました。課題としては災害時という慌ただしさの中でTeamsミーティングを接続してホワイトボードを共有して・・・という一連の作業を行う余裕があるかどうか。ここは実際に運用することが決まったら定期的に訓練をし、備えておくことが大事だなと思ったところです。

デモ中の風景
横にある会議室常設の「職員からもらったTV」が妙に恥ずかしかったです

(投稿者:ちゅん)

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久しぶりのプリンタ追加

てんちょです。急激に気温が下がってきて冬の気配がしてきましたね。

選挙も終わってひと段落かと思いましたがキッティングと端末の配備がまだまだ続きます。先週は外回り3か所を片付けてきましたが、結局終わったのは17時過ぎ。とある職員さんがデュアルディスプレイに驚いていました。新鮮でいいですね。こちらはもう8画面くらいないと驚けません。

端末の配備でかなりの時間を使ってしまって宿題が残っています。今回は施設内のネットワークカメラのビューアインストール、大判プリンタのソフトインストール、個別ソフトインストールとついでにプリンタの移設作業。近々片づけに回ります。

そんな作業も進めつつ、今日は印刷機のデモ機が設置されました。結構前に設置を予告されていたので、予定していたIPを払い出してドライバを配布するだけです。
今回配備している端末に関しては、プリンタはファイルサーバにインストールして共有してグループポリシーで配布する方法にしています。個別対応でドライバインストールをしようかと思いましたが、これも同じようにファイルサーバへインストールしてポリシーを設定。

しかし設定してから気づきましたが、これで対応可能なのは今年配備した端末だけでした。新端末用のグループポリシーにしか設定していないため、まだ入れ替えの終わっていない端末には入らない…。インストール依頼が結構多くなってきたので旧端末のグループポリシーにも追加しました。資産管理ソフトで個別に配布するのもいいですが、部署を限定して全員に配布する場合はこちらのほうが早いですね。


共有プリンタが増えていく…。

(投稿者:てんちょ)

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ボトルネック解消

ども。
秋口からの時間の進み方が異常に早いと感じている担当ちゅんです。もう雪が降りそうです。

八雲町では今年度から本格的にMicrosoft 365の運用を開始しています。Teamsが利用できるようになり、これまではほぼ電話での連絡が必要だったコミュニケーションに変化が出てきているように感じています。多くの職員から「便利になった」「ペーパーレスで会議ができている」といった声も届いていて、まだまだこれからではあるものの、現段階でも一定の効果があがっているようです。

しかし、何か大きな変更を行うと、必ずついて回るのがネットワークの問題。当町では2年前にネットワーク環境を刷新しβモデルに移行していますが、それ以降は特に問題もなく快適に通信が可能な状態を維持できていました。ところが、MS365の導入をきっかけとしてトラフィック量が大幅に増加したことが原因で、特に朝の始業時にインターネット速度が大きく低下し、業務に支障を来すレベルにまで悪化してしまいました。

機器の状態を確認してみると、これまでは余裕で動いていた機器の処理能力(CPU)が100%で張り付いていました。それだけではなく、朝の通信全体を見た時におよそ半分がMS365の通信となっていることがわかりました。これって、つまりMS365を導入する前の倍になっているということですよね。それは無対策でいたら詰まってしまうわけです。
これを解消するため、MS365関連の通信を横に逃がす「ローカルブレイクアウト」を実施し、1台の機器にかかっている不可を軽減させる手法を導入することにし、先日、作業を行いました。結果、通信速度は驚くほど上がりました。状況的には解決とはいえず、実は前述した機器のCPUはまだ100%に近い数字にはなっているのですが、簡単に言えば1本のLANケーブルの中を通っていく通信量が半分に減った効果は大きいのでしょう。

ボトルネックが解消したことにより、とある職員からは「インターネットの速度、ありがとうございました。朝に勤怠管理システムで出勤ボタンを押すことができず困っていました」とお礼をされました。いくら良いシステムを導入しても、足元のネットワークが不安定であれば何の意味もありません。「インターネットの通信が遅い」という状況がしばらくなかったので、ちょっと忘れかけていました。大規模なシステムを導入する前には、必ずネットワークのトラフィックなどを確認しないといけないなと再認識したところです。

機器更新小さな町の役場にもこんな機械が必要になる時代なんですね

(投稿者:ちゅん)

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