パソコンの電源が勝手に?(第2話)

ども。
今週から7月が始まるという事実から現実逃避したい担当ちゅんです。

さて、6月15日に隣席ふろんと氏が投稿した「パソコンの電源が勝手に?」という記事。要約すると、とある学校のPC室で特定のPCのみ夜間に勝手に電源が入ってしまうというトラブルが発生しているという話題です。記事では「いずれにしても、現場に出向いて確認を行う必要があります」と締められていましたが、本日はその続編です。

現場に出向き、まずは事務官さんにヒアリング。どうやら、夜間に勝手に電源が入ってしまうPCは特定の6台で、それ以外のPCでは症状は出ていないとのこと。Windowsのイベントビューア―でシステムのログを確認してみると、確かに深夜3時29分57秒に「毎日」PCが起動しています。ログを見た限り、何らかのタスクが起因した起動ではなく、誰かがスイッチを入れたときと同じようなログの出方に見えます。事実、タスクスケジューラ―を確認しても、それらしい項目はありません。隣席ふろんと氏も書いていましたが、まさに「怪奇現象」です。

次に怪しんだのはWindows Updateなのですが、仮にそうだとした場合も、スリープ状態から自動復帰するのであれば話はわかりますが、電源が切れている、つまりシャットダウンの状態から復帰させられるものなのでしょうか。Windows 10の高速スタートアップを利用している場合はシステムの一部はシャットダウンしていないと聞いたことがありますが、もしかしたらこれが原因でしょうか・・・。どうも腑に落ちません。

こうなれば、1回の訪問で問題解決するのは無理と判断せざるを得ません。残念ですが「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦」に切り替えます。

何をしたかというと、トラブルが起きている6台のPCに少しずつ手を加えて、翌朝、起動しているかどうか見てもらうという地道な対処方法。
今回のトラブル、私は薄々「Wake On LAN」が怪しいと思っておりました。なので、1台のPCは物理的にLANケーブルを抜いてみる、別なPCはNICのドライバ設定で「Wake on Magic Packet」と「Wake on pattern match」を無効にしてみる、ということを仕込んでみました。
また、それだけでは若干不安が残るので、別なPCを「高速スタートアップ」を解除した状態に設定。あとは「果報は寝て待て」です。

本日、朝一番で学校から電話がありました。結果は・・・!と、書きたいところですが長くなってしまいましたし、現在進行形の話でもあるので、続編はまた後日にします。こうご期待!

怪奇現象が発生している現場
夜に突然起動し始めたら、怖くて気絶するレベルです。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

最近よく見る夢

自分は寝ている時、あまり夢を見ることはありません。しかしながら最近、よく見る夢があります。その夢には白くて耳の長い「うさぎ」が登場します。その「うさぎ」に、自分はいつも追いかけられているのです。

近日は、「うさぎ」が広報キャラクターを務めている制度についての業務が大半を占めていました。
その制度は数年前から様々な準備が進められており、法律の施行、カードの申請受付や配布などが行われています。様々な団体が所有している情報との連携を行うためのシステムが構築され、それを利用するための「総合運用テスト」も行われてきたところです。

そして、来月の中旬から情報連携の試行運用が開始されます。様々な団体間で、情報の連携が可能となります。制度の申請者が、他の期間が発行する「証明書」などを集めて歩かなくても申請を行うことが可能となります。約三カ月の試行の後に、本格的な運用が予定されています。

政府が運用するポータルサイトで、情報のやりとりされた履歴が確認できるようになるのですが、そのサイトの中に、地方公共団体の子育てに関するサービスの検索やオンライン申請が可能なサイトが作成され、運用も開始される予定となっております。
オンライン申請が可能な手続きについては、開始の段階で「4制度15手続き」とされています。そのサイト内の当町の部分の整備をおこなっておりました。

しばらく「うさぎ」に追いかけられる夢を見続けるような気がしますが、遅滞が無いよう、引き続き頑張っていきます!

うさぎに追いかけられる
「うさぎ」に追いかけられているみなさん、共にがんばりましょう!
(投稿者:ふろんと)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

保守が難しい一体型PC

ども。
こう見えて手先は器用な担当ちゅんです。

最近、個人的に修理を頼まれる案件で、妙に「一体型PC」が多くて難儀します。一体型PCとは、分類としてはデスクトップ型のPCになりますが、モニタとPCが一体となっていて、まるで家電の薄型TVのような恰好をしているものを指します。そういう意味で、リビングに置いても違和感がなく、またノートPCと比べてモニタサイズも大きいので、特に年配の方に人気のあるモデルのようです。

ただ、これが壊れてしまった場合、修理は大変です。そもそも、一体型PCは見栄えも重視していて、筐体のパネルはツメで固定されていることがほとんど。バックパネルを開けなければ中の部品に触ることはできませんが、このパネルの取り外しが困難であることが多いです。強引にパネルを外そうとすればツメを破損してしまいますし、パネルの隙間にマイナスドライバーを差し込んでこじってしまうと、傷がついてしまいます。なので、慎重さの中にも大胆さを持ち合わせた心づもりで臨まなければならず、これは経験者でも難しい作業なのです。
加えて、一体型PCの部品は特殊なものが多く、故障品を交換するのも容易ではありません。壊れた部品にもよりますが、仮にボード不良だった場合はお手上げです。

そんなわけで、当町では業務用PCとして一体型PCは導入しないことにしています。考えようによっては、PCが故障した際に箇所の特定をせず一式で交換するという運用もありえるとは思いますが、我が社の場合は可能な限り自営で修繕までをするので、保守性の低いPCはダメなんです。

だからといって、私自身が一体型PCを否定しているかといえばそうではありません。ケースバイケースですし、やっぱりオシャレなPCが欲しいという場面もあります。そういう時には、ぜひメーカーや販売店の「延長保証」などに入られることをお勧めします。一時期よりは良くなりましたが、今でもなお「修理しようとしたら買うのと同じくらいの金額だった」という場面が見受けられます。特に、一体型PCの場合は「モニタだけを再利用」とかそういうことができないので、慎重に検討した方がよいと思っています。

一体型
ちなみに、このパソコンはボード不良で残念ながら打つ手なしです。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

久々に「ブルースクリーン」

先日、職員の方がものスゴい勢いで執務室に入って来ました。
話を聞きますと、朝一番、パソコンの電源を入れたら「青い画面」になった!とのことでした。きっと職員の方は初めて「ブルースクリーン」を見たのでしょう。
見慣れた方でも「焦る症状」ではないかと思います。自分は焦ります。ブルースクリーンだけに気持ちが「ブルー」になります。

職員の方と一緒にパソコンのもとへ向かいます。現場に着きますと、画面はまだブルースクリーンのままでした。白文字でメッセージが出ていましたので、すぐに愛用の「ガラケー」で写真と撮ります。そうこうしているうちに、パソコンは勝手に再起動を始めました。これもよくある話であると思います。
しばらく待ちますと通常通りに起動。何事も無かったようにログイン画面があらわれました。ログインしますと通常通りのデスクトップ画面があらわれました。とりあえず、通常通り使用してもらうこととして、現場を後にしました。

執務室に戻り、先ほどガラケーで撮影したメッセージの写真データを確認します。とりあえず、最初の行のメッセージを頼りに調査を開始します。
調べてみますと、「ハードディスクの不良」が原因の場合が多いようです。
今回のパソコンは五年以上使用したものです。以前もそうでしたが、やはり、五年の鬼門を過ぎると故障が増えてくるのでしょうか?

今回の件は、パソコンが動作しているうちに、新しいハードディスクを用意して複製を作成しなくてはならない案件として、後日作業を行うこととしました。

ブルースクリーンの画面
久々に見た「ブルースクリーン」でしたが、今回は「ヒント」がありました!

(投稿者:ふろんと)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

育成牧場でFWA調査(続編)

ども。
スマホ依存症の担当ちゅんです。

先日調査を行って無残な結果に終わった「八雲町育成牧場」での通信試験のつづきです。
その後、固定無線アクセス方式(FWA)での通信はあきらめて、別な方法を模索することになりました。実は、その時の調査で、育成牧場の展望台では携帯電話のアンテナが「LTE」を受信していることを確認していました。ここまで来れば最後の手段、というか、もしかしたら最高の手段かもしれない「LTE通信」の調査検討を始めました。

今回、この調査にご協力いただいたのは、札幌市にある「ジャパンモバイル株式会社」様。この業者さんは、「LTE回線を定額で使い放題」という素晴らしい商品を取り扱っていらっしゃいます。前回の調査で、FWAのサービス事業者から「実はそういう会社もあるんですよ」とご紹介を受けたのです。早速アポイントをとり、本日、デモ機を手に現場に向かいました。ご協力いただき、ありがとうございます。

前回のリベンジを果たすべく、現場で電波状況を確認。しかし、ここで業者さんの顔色が曇ります。「これは・・・、厳しいです」と。
聞くと、当初考えていた牧場の管理事務所内では携帯電話の電波が弱く、LTEに至っては圏外という有様。当初、この事務所内で利用が可能であれば回線工事などをする必要がなく安価に収まるという思惑でいたものが、若干残念な結果となりました。
しかし、気を取り直して展望台の上で電波を測定すると、ここでは完璧。速度も10Mbpsくらい出ていました。ホッと一安心です。

牧場の敷地内に回線さえ用意できれば、あとは場内を2.4GHz帯の屋外無線でつないでやれば問題ありません。どうやら、今回の調査はこの方式がベストという結論になりそうです。
調査の帰り際、この業者さんに「巷ではLTEは月に7GBとか30GBなど制限があるのに、どうして御社では無制限で提供できるのですか?」と取材。すると、答えは予想通り「企業努力で企業秘密」とのことです。
八雲町内ではまだ高速な通信ができない地域が複数残っています。そうした場所でデジタルディバイドを解消する方法として、今回の方法は「最後の希望」のように思えるのでした。

調査中の様子
10Mbps以上の速度が出ました!J社のU社長、W社のWさん、ご協力ありがとうございました!

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする