これが伝統の…

てんちょです。昨日からちゅん氏が出張となり入れ替わりでワンオペです。

そんな昨日の午前。とあるシステムで使用している端末が、朝からネットワークに接続されないという連絡がありました。早速端末を確認しに行くと、ネットワークの状態は「インターネットなし」とよくある状態。とりあえず原因の調査です。ルーターへのpingも応答なし。ということは庁舎内の機器側の可能性が高そうということで、原因となっていそうな機器を探しました。

どこかでケーブル抜けているか電源が抜けている機器でもあるのかとケーブルを辿っていくと、まずは白い8ポートハブ。先日は別件でハブの故障が原因となっていたので、見つけた瞬間は思わず声が出ましたが、Powerランプは点灯しPCに接続されている8番ポートも光っています。しかし上位に向かっていそうな1番ポートは消灯。まさかと思いながら別なポートに挿してみましたが、変わらず消灯。念のため別なハブを持っていき繋いでみましたが変わらず…ということはさらに上流にある機器ですね。ハブからケーブルを辿っていくと、まっすぐに天井へ向かっていました。

この上流にある機器はサーバー室にあるファイアウォールです。ヤバそうな気配を感じながら出張へと出発する直前のちゅん氏に報告しつつ、機器が設置されているサーバー室へ。ラックの中を確認してみると、ポートのランプは全て消灯。もう電源も入っていませんでした。念のため電源周りを確認してみたりしましたが、まったく反応なし。まさかのファイアウォールの故障でした。

機器自体はサポートに連絡し、なんと当日中に交換が行われて無事に復帰。ACアダプタの故障かなと思いましたが、しっかり本体が壊れていました。
ちゅん氏曰く、「このファイアウォールが故障するのは初めて」というほど、定期的に更新されており故障が起きることはほぼ無いようなもの。前回の更新も昨年の6月だったので半年ほどしか経過してませんでした。ちゅん氏が不在になると機器が故障するという伝統についに遭遇です。


見た瞬間「あっ…」って感じでした

(投稿者:てんちょ)

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イーサネットポートは必要か否か

ども。
昨日・今日とてんちょは出張で不在。ワンオペで細々した業務に追われていた担当ちゅんです。

これまで職場に導入するPCの仕様を検討する際、ノートPCであれば、いわゆるA4サイズのノートを選定してきました。事務用PCとしてはスタンダードなサイズで、どのメーカーもスペックに応じて複数の価格帯のモデルが用意されています。しかし、昨今はペーパーレス化推進のため、業務に支障を来さない範囲で「小型」「軽量」「長時間のバッテリー駆動」といった要素も求められるようになり、検討した結果、今年度からは13.3インチのモバイルノートPCを調達することにしました。大きすぎず、小さすぎず、絶妙なサイズです。

ですが、モバイルノートになることで諦めなければならない機能もあって、例えば有線LANを接続するためのイーサネットポートについては多くの機種で非搭載とされています。主な用途がモバイルなのだから当たり前とも言えますし、どうしてもイーサネットが必要な場面があるのであれば、その時だけ別途USBポートに接続するアダプタを経由して接続することは可能です。
当町では有線LANを利用しなければならない特別なケースを除き、基本的に情報系ネットワークは無線LANにより提供しているので、若干の不安はありましたが思い切って「イーサネットポートは不問」という仕様を書きました。

結果として、無線LANオンリーのPCでも業務にはなんら支障はありませんでした。今では有線・無線での速度的な差もほとんどありませんし。しかし、我々のような情報通信機器の管理をする立場では、どうしても有線LANは必要です。無線APを接続しているVLANスイッチの設定には物理的にLANケーブルを接続しなければなりませんし、ネットワーク障害が発生した時もLANケーブルをHUBに接続してPINGで故障個所を探さなければなりません。アダプタがあれば済む話ではあるのですが、焦っているときに限って忘れちゃうんですよね。

そんな状況を実際に何度か経験し、私は今でも保守用PCにはイーサネットポート必須派です。モデルはかなり限られますが、探せばまだ見つけられます。相棒てんちょともこういう話をしていて、最初は「必要ですかね~」くらいだった彼が、気がつけば一生懸命イーサネットポート内臓のモデルを物色していて「やっぱりそういう場面を数回経験するとこうなるよな」と。このような話を人前でする機会ってほとんどないのですが、同業者様は普段どんなPCを使って機器の管理や保守をしているんでしょう。今時、やっぱりイーサネットポート必須なんて言っている人は少ないのでしょうかね。

イーサネットポート探せばあるといっても、真っ先に頭に浮かぶのはやっぱりこのメーカーですよね。

(投稿者:ちゅん)

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またSSDが・・・

ども。
2月中旬にしてすっかり雪解けの様相。このまま雪が降らずに春になることを祈っている担当ちゅんです。ウインタースポーツをされる方にとっては真逆の思いでしょうけど。

12月20日の弊ブログに「SSDの故障頻発」という記事を投稿しました。昨年の春に調達したPC10台のうち、4台のSSDが故障しているという内容だったのですが、また出てしまいました。これで半数のSSDが故障したということになり、いよいよ本格的に対策を取らないといけない状況になったように思います。
裏方の立場からすれば、この被害に遭われた職員に対しては申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして、故障の仕方としては「突然デバイスとして認識しなくなる」という致命的なものであるため、この現象が起きてしまったらもう成す術がありません。

まるで時限爆弾を抱えているかのようなSSDなのですが、今回のケースも悲惨でした。帰宅後に職員からLINEのメッセージが来て「この画面になったんですがどうしたらいいですか」と。見ると見事にブルースクリーン。この時点で8割くらい「もうダメだと思う」と答えたかったんですが、聞くと「3日かけて作ってきたデータがあって、デスクトップに保存していた。そのデータだけ何とかしたい」と。
その後、一応再起動をお願いしたものの、次に送られてきた画像はBIOS画面に表示された「Hard Drive – Not Installed」の文字。この時点でもう勝負はついていましたが、職員から「まだ可能性ありますよね!大丈夫かもしれませんよね!」と畳みかけられ、それに対してメッセージを返信することができず「すぐ職場に向かうからそのまま待っていてくれ」と。精一杯の誠意でした。

結局のところ、職場に駆けつけても状況が好転するハズもなく、無情な宣告をすることになりました。職員も「ファイルサーバを使っていなかった自分の責任」と何度も繰り返していましたが、明らかに憔悴した表情に、とても胸が痛みました。
さて、10台中5台のPCで不具合を生じたSSDです。残りの5枚を予防交換できるかどうかはSSDメーカーの判断しだいみたいなところもあって、今後の大きな課題になりそうです。メーカーってなかなか自分たちの非を認めないところがあるんですよね。仮に「壊れる都度、新品と交換しているからいいじゃないか」という姿勢だとすれば、データを何だと思っている!という話でもあり、ここは一歩も引けません。勝負です。

BIOS画面
こうなってからデータを救出する術はあるのでしょうか

(投稿者:ちゅん)

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1文字の違い

てんちょです。
最近色々と慌ただしい感じでしたが、ようやくひと段落して油断したのか風邪をひきました。

先日ちゅん氏がSharepointで作成した施設予約システム。リストを使って受け付けて、カレンダー表示する方法で会議室予約をTeamsから予約できるようにうまく連動されていました。
施設予約や備品管理は以前、予定表やBookings、Formsと予定表を組み合わせて…など色々試して挫折していましたが、Sharepointのリストで作成ができるとは。そういう発想ができるところに毎度驚きます。

そのまま運用できそうな仕上がりですが、せっかくなのでPowerAutomateで重複判定をする機能を追加してみました。重複の判定を行うためにフィルタを設定し、条件設定で重複の場合は予約削除、さらに予約結果をTeamsのフローボットで通知するようにしました。

いざテスト動作…しかしエラーで実行されません。テスト結果をみると「複数項目の取得」でエラーが起きているところまではわかったんですが、フィルタークエリは間違ってなさそう…。どこに手を付けていいのかわからず一向にエラーが解消されません…。

しかしPowerAutomate側のフローは間違っていないはず!なので初めからすべて見直してみることにしました。すると終了日時として設定した”EndDate”が”ENdDate”と1字だけ余計に大文字になっていました。こいうのに慣れていると当たり前の話なんでしょうが、まさか大文字小文字も区別されているとは…。たった1文字を小文字に直しただけであっさり動きました。ノーコードツールとはいってもやはり素人には難しいですね。これから素人レベルから抜け出せるように勉強を始めようと思います。


いつの間にか編集画面が変わってさらに混乱

(投稿者:てんちょ)

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暖房機器のトラブル(下)

ども。
この時期にここまで事務仕事に追われているのは初めてかもしれない担当ちゅんです。

前回長くなりすぎて次回に続くとしていた暖房器具の話題。本日は完結編です。
前半の話を要約すると「学校の暖房トラブルでICT機器支援を求められ、Windowsベースの暖房制御を調査。夜間エラーで蓄熱不可能で昼間にも供給停止。通常は業者に頼むが、IP監視で原因絞り込みを試みる。」とまあ、こんな感じ。ちなみに、これはChatGPT3.5に「3行くらいでまとめてくれ」と依頼した結果です。まあまあですね。

さて、本題です。その後、数日間「原因不明のエラー」は発生せず、もしかしたら本当に誰かが制御端末の電源をシャットダウンしていたのかもしれないと思ったのですが、それは甘かったです。やはり再び同じ現象が起き、しかも前回(夜間にエラーとなっていた)とは異なり「今現在もエラーが継続中」との連絡を受けたので、急ぎ学校に向かいました。

前回の調査で仕込んでいたPING監視を確認してみると、制御端末から暖房器具までのネットワーク通信がすべてNGとなっていることが確認できました。機器が動作していないという意味では残念なのですが、原因を探っていたこちらとすればガッツポーズをしたくなるような状況です。原因がシステム側ではなくネットワーク側にあるとすれば、原因はシンプルに「通信経路上にあるスイッチ」の不良か「制御端末のイーサネット」の不具合のどちらかに絞り込まれるからです。

すぐにPCとLANケーブルを手に通信経路上の機器の確認。怪しいと思ったHUBにLANケーブルを接続してPINGを打っていきますが、なかなか問題の個所にHITしません。暖房機器側から最上位にあるルータまでPINGが通るのに、なぜか制御端末までは通らないという現象を前に「さあどうしようか」と思ったとき、相棒のてんちょが「そういえば制御端末の足元になんか白いHUBみたいなのありましたよね」と。「ん??HUBなんてあった?」といった具合で、確認してみると確かにありました。そして、その機械を見た瞬間「これだ・・・」と。

原因は制御端末のLANケーブルが接続されていた5ポートのHUB。メーカーや型番は書きませんが、普通に家電量販店で売っているコンシューマ向け製品。偏見でもなんでもなく、これは壊れるやつ(経験則)です。かつて、我が社でも庁内LANの島HUBとしても多用していた時期があったのですが、本当に1年に数台は故障するレベルで、年度初めにはストックとしてHUBを数台調達するというのが業務フローでした。確かに、性能的には高価なHUBも安価なHUBも大差はありません。でも、ならばどうして価格に差があるのかっていうところを考えていかないといけません。学校にとって暖房器具って、最上位に位置するくらいの重要機器ですから。すぐに保守用の「ちょっといいHUB」に取り換え、機器の不具合はすべて解消、大勝利で学校を後にしたのでした。

ハブ教訓:どこにどんなHUBを使うべきかはしっかり考えましょう

(投稿者:ちゅん)

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