誘導雷

ども。
職場のスポーツレクでハッスルしすぎて全身が筋肉痛の担当ちゅんです。

とある学校のインターネットが不通になったとの連絡をうけ、本日も朝から出動となりました。その時点では「おそらくルータ等スイッチの電源を入り切りすれば直るだろう」くらいに考えていたのですが、現場に到着後状況を確認し愕然としました。

校長先生から開口一番「先週末の雷から繋がらない」と。まじっすか!雷ですか・・・。
実際に、学校内の火災報知器なども電源が入らない状況になっていて、誘導雷による被害が発生したことはすぐにわかりました。
※ちなみに、雷の被害は大きく「直撃雷」と「誘導雷」に分けられ、直撃はしていないけど電線などから雷が侵入してくるものを誘導雷と言うそうです。豆知識。

被害の範囲を確認してみると、職員室に設置していたルータは電源が入らない状況でVLAN HUBは7番ポートだけが通信できない状況。さらに、各教室の無線APが接続されているPoE HUBも電源が入りません。かなり甚大な被害となってしまいました。

ルータとVLAN HUBは幸いなことに予備機を持っていたためすぐに交換の手配をしました。ルータの設定はNW保守業者さんが遠隔からリモートで行い、VLANの設定は私が現地で行います。複雑なネットワークではなかったことも幸いし、職員室周りのネットワークはすぐに復旧となりました。

さて、問題は各教室AP用のPoE HUBです。これはさすがに予備機を持っておらず、全く同じ状況に復旧することは不可能と判断。在庫しているネットワーク機器を確認し、苦肉の策で全ポートにインジェクタを接続することを考案。見栄えは悪くなりますが、機能的には同じです。速度的に1000BASEから100BASEに落ちてしまいますが、そもそもWi-Fi環境ですからさほど問題にはなりません。

早速作業を開始。インジェクタは計6つ。3つずつ縦に重ねて結束バンドで固定。これを普通のL2スイッチに接続し、APへの電力供給を確保しました。故障したPoE HUBが設置されていた部屋が普段は使わない「教材室」であったことから、特に見栄えを気にしなくても良かったのは幸いでした。あくまで仮設なので撤去するときのことも考えて簡易的な工事を行いました。
結局、これら作業を全て終えると一日が終了してしまいましたが、なんとか今までと同じようなネットワーク環境を復旧することができました。早く故障機器を修理して、完全復旧しなければいけませんね。

突貫工事
こんなに汚い配線で申し訳ないですが、あくまで仮設ということで。

(投稿者:ちゅん)

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苦手な作業

とある日、執務室で事務をしておりますと、電話が鳴りました。
電話に出ますと、庁舎外の部署の方から、ノートパソコンのキーボードのキーが取れてしまったとのことでした。
その時、なんの気なしに「取れたキーを上から押したら、元に戻りませんか?」と伝えました。「何度か」試しても直らないとのことでしたので、不安な気持ちを抑えつつ、現場へ向かうことにしました。なぜなら、キーボードのトラブルは特に「苦手な作業」で過去に苦い経験がいっぱいなのです。

パソコンの管理番号を聞きます。宝箱を物色。同型のパソコンから取り外したキーボードがありましたので、「もしも」のため、持って行くことにしました。

出かけようとしたところ、上司ちゅん氏に呼び止められます。「あれ、持った方が良いよ!」
経験のある方はご存じであるとは思いますが、キーボードのキーは小さい部品で構成されています。部品が小さいということはそれを留めているところも小さい訳です。
四十を超えた自分は最近、近くの小さい物が見えにくくなりました。そうです!老眼になりました・・・。保守作業は両手で行うことが多いので、虫メガネを使用する訳にはいきません。そこで、自分は某有名の拡大鏡「ハ○キルーペ」を購入しました。メガネの上から装着しても大きな違和感はなく、本当に近くが良く見えます!今の自分の必需品になってしまいました。本当に残念です・・・。

現場に到着。ルーペを装着し、すぐにパソコンを確認します。すると、自分の想定と異なることが起きていました。
取れたキーについてなのですが、自分はパンタグラフの部分が本体側に付いており、キーの表面だけが取れたと想定していましたが、現状は、キーとパンタグラフの部分が一緒に取れていました。想定できなくはなかったのですが、自分の経験では今までありませんでした。
そして、キーとパンタグラフが一緒の状態で「何度か上から押した」結果、本体のパンタグラフの部品が引っ掛かる部分の金物がつぶれてしまっていました。
持参の「千枚通し」でその金物を元に戻すことを試みます。なかなかうまくできず、かなり時間が経過してしまいました。

キーボードは元の形を取り戻しましたが、自分の判断ミスでスムーズに作業が進みませんでした。
このような場合、取れた部品の状態も聞き取りを行い、今後は適切な処置をするようにしなければならないと、心に刻んだ出来事でした。

キーボードの写真
キーボードの写真。どのキーが取れたでしょうか?

(投稿者:ふろんと)

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初期化の原因を探る

ども。
今秋を「食欲の秋」にだけはしないよう注意している担当ちゅんです。

とある学校のPC教室で不可解な出来事が発生しました。1台のPCのCドライブにインストールされていたアプリケーションなどが一切無くなってしまったとのこと。それだけではなく、起動させると「ようこそ」画面からスタートし、マシン名もドメイン名も全てが初期値に戻ってしまったとのことです。

さあ大変です。最も危惧するケースとしては、ランサムウェアなどに感染したことに伴って発生したインシデントの可能性。この場合は一大事となり、ネットワーク接続されているサーバ等システム全体への影響が懸念されます。ただ、今回の症状を見るに、間違いなく「初期化」されていて、工場出荷時の状況に戻っているように感じられます。

念のためPCを職場に運搬し、じっくりと調査を行いました。全てのファイル・アプリケーションは見事にクリーンアップされてしまっています。イベントログを見てみると、システムログもアプリケーションログも綺麗さっぱりある日を境に消えてしまっています。コマンドから「systeminfo」を見てみると、「最初のインストール日付」もその日になっています。どうやら、間違いなく再インストールされてしまったようです。
あれこれ探っているうちに、Windowsディレクトリの中に「DtcInstall.log」なるファイルを見つけました。タイムスタンプはイベントログが消去されたその日になっています。中を開いてみると「DTC Install error = 0, SysPrepDtcCleanup」といった文字が並んでいます。

「Oh…,SysPrep….」

はい、どうやら原因が見え隠れしてきましたね。同じく、Windowsディレクトリ内にあったhogehoge.logというファイルを片っ端から開いていくと、中には「WinPE」という表記であるとか「User HDD」などの表記が確認できました。
つまり、今回の出来事、原因はハードディスク内のリカバリー領域からWindowsPEが実行され、リカバリーが実行されたことで起きたものと考えられます。おそらく、生徒が興味本位で実行してしまったか、どなたかが間違って実行してしまったものなのでしょう。
最悪のケースにならずに済んでホッとしました。やはり、じっくりと観察することは重要なことです。原因を突き止めるまでは、諦めてはいけませんね。

リカバリー中
実際にリカバリーして同じ状況になるのを確認しました。やれやれ・・・。

(投稿者:ちゅん)

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再び、LANケーブルを整理する

以前、元上司92氏などに困り顔をされてしまったため、「宝箱」の中のLANケーブルを整理しました。
整理をした後も「もったいない精神」の自分は、各所からLANケーブルを見つける度に「まだまだ使える!」と引き続き「宝箱」に保存してきました。
それから約半年。日々の積み重ねの結果、「宝箱」の中は再びLANケーブルでいっぱいになりました。
そこで、今回は「自主的」に整理を行うことにしました。

いろいろな色、長さのLANケーブルが箱に詰まっていました。ひとつひとつ手に取って、取捨選択を行います。
ケーブルをよく見ます。するとケーブルには色々な記載がありました。

規格の表示。カテゴリーの標記ですね。「CAT.5E」と記載されています。この規格の場合は1000BASE-Tの通信規格で通信速度が1Gbpsまで出るケーブルになります。近頃は「ギガビットイーサネット」などとWi-Fiルーターやパソコンの箱やカタログで目にする機会が多いですね。

我が社では「CAT.5E」のケーブルを標準として使用していると、上司ちゅん氏より教わりました。
箱の中にはそれ以外の規格のものや、無印のものが多くありました。LANケーブルやネットワーク機器の交換の際に集めていますので、古い規格のものが集まるのは当然のことですね。

ということで、「CAT.5E」以外のケーブルを全て資源リサイクルへ回すことにしました。あわせて、「CAT.5E」であったも短めのケーブルも資源リサイクルへ回します。
結果、「宝箱」の中はかなりスッキリとしました。良かった、良かった。

今後は、ケーブルの表示を確認して「宝箱」へ入れるものと資源リサイクルへ回すものを仕分けていくことが必要であると感じた出来事でした。

袋にいっぱいになったLANケーブル
資源リサイクルへ向かうLANケーブル達。袋一杯になりました。

(投稿者:ふろんと)

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片面実装のメモリに泣く

ども。
このところ色々とツイてない担当ちゅんです。

とある部署で、急遽Windows 7 のデスクトップ端末が2台必要になりました。こういうときのために、いつもなら数台のストックを持っているのですが、現在はその在庫がほぼゼロの状況。仕方がないので、少し古いモデルではありますがCore 2 Duo の端末をリビルドして再配備することにしました。Windows 7 ならば十分動作するはずです(なにせ、我が社ではCeleron900がまだ現役です)。

早速倉庫から職場に持ってきて、ボード周りを確認。すると、残念ながらメモリは既に流用していて空の状態でした。ただ、今回必要なメモリはDDR3だったので、そんなに苦労せず見つけることができるだろう(DDR2だと最悪です)と思ったのですが、意外と苦戦。それでも何とか、2GBを2枚、1GBを4枚見つけ出すことができました。

さて、さっそく搭載してみます。とりあえず、対象のマシンは32bitではありますが、せっかくなので4GBにすることに決め、メモリバンクに2GBを2枚さして電源オン。すると、聞きたくなかった「ピー」というビープ音が・・・。メモリを認識できずBIOSがエラーになっているときに出る音です。次に、1GBを4枚さして起動させてみますが、この場合は正常に起動するようです。

一緒に作業していたふろんと氏は「???」といった様子でしたが、私はすぐにその原因がメモリモジュールにあると悟りました。今回見つけた2GBのメモリのうち、1枚はチップ類がメモリの片側だけに実装されている「片面実装」のもので、もう1枚は両面に実装されている「両面実装」のものでした。同じ容量なのにチップの数が違うということは、片面実装のメモリモジュールはそれだけ高集積ということになるのですが、こういうメモリはデリケートで、PCによっては認識できないことがあると過去の経験上知っていました。

気を取り直して、両面実装のメモリに取り換えてみると無事に起動しました。当初の予定では4GBにしたかったのですが、仕方がなく両面実装の2GB+1GBの組み合わせと1GB×3枚の組み合わせを作り、今回は泣く泣く3GBで我慢することにしました。32bitだからどうせ4GBは認識できないし、まあいっか!と、無理やり納得することにします。
ただ、デュアルチャンネルで動作しないので、あまり良い組み合わせではありませんよね。

片面実装のメモリモジュール
片面実装のメモリモジュール、裏側はこんな感じです。

(投稿者:ちゅん)

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