生成AIをうまく使うには要件定義が大切

ども。
今の仕事が片付かないうちに次のプロジェクトの検討を始めてしまった担当ちゅんです。

この時期は来年度の事業実施に向けて仕様書の検討など準備を進めています。で、タイトルのとおりではあるのですが、新しい何かに取りかかろうとするときに肝となるのは、やはり要件定義だなと思うわけです。
要件定義という言葉は同業者様であればよくご存じのことと思いますが、何かを調達しようとしたときに求められる機能であったり性能であったりといった条件を明確にするという、設計の柱になる部分になります。わかりやすく車の購入を例にすれば、用途は何なのか、何人乗りか、燃料はガソリンか軽油か、四駆か二駆かなど様々な希望を洗い出し、ある程度のところで「それに合致する車種は?価格は?」って進んでいくと思います。まさにそれと同じことをやっていると思っていただけるとイメージが沸くかと思います。

で、そんな大切な工程ですが、昨今話題の生成AIを上手に利用するにも、実はこの要件定義が重要なのではないかと、今日はそんなお話です。

業務の中でバッチファイルを作る必要に迫られました。根っからの文系である私はバッチファイルを一から作るなど無理。仕方がないのでChatGPTに頼ってコードを書いてもらうことにしました。
「親フォルダの中に複数の子フォルダがあり、さらにその中に孫フォルダがあります。バッチファイルを実行することで子フォルダの中をすべて削除したいです。なお、その際に子フォルダ自体は削除せず残してください」とリクエストすると、ずらーっとそれらしいコードが出力されます。何度やっても「すごいなあ」と感嘆するばかりです。

早速出来上がったコードをバッチファイルにしてテスト実行してみます。しかし、実際に削除されたのは私の頭の中で「孫フォルダ」と思っている中身だけが削除され、「子フォルダ」の中身はそのまま残ってしまいました。また、AIへのリクエスト時に「ファイルも削除」という言葉を入れ忘れたため、ファイルはそのまま残ってしまいました。

ここからChatGPTとのやり取りが始まり「そうではなくこうです」「今度はここがダメです」と会話しながら、30分くらい経ってようやく意図するコードが出来上がりました。

setlocal
set “directory=C:\work\test”

if not exist “%directory%” (
echo Directory does not exist.
exit /b
)

cd /d “%directory%”

for /d %%P in (*) do (
for /d %%C in (“%%P\*”) do (
rd /s /q “%%C”
)
del /q “%%P\*.*” 2>nul
)

endlocal

このコードを出力してもらうために費やした労力は、はたしてAIを使って業務が効率化したといえるのか、甚だ疑問ではあります。しかし、冒頭に書いたように、要は「生成AIを効率的に使うためにはきちんとした要件定義が必要である」ということです。
あらかじめAIにどんな条件を投げ込むか。自分が求めていることを相手に正しく伝えられるかといった、ある意味では生成AIが相手じゃなくても大切なポイントを掴んでいないと、せっかくの生成AIもうまく使えないかもしれませんね、と思うのでした。

ChatGPTへのお礼動いた時には嬉しくてついお礼してしまいました

(投稿者:ちゅん)

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テレビの修理

昨年、ちゅん氏が実施した“不要なテレビ引取り事業”。職員の皆様のご協力によりかなりの台数も集まって、有効活用させて頂いています。その中でも55インチと大型でHDMIやUSBポートもついていて使いやすかったモニタが残念ながら故障しました。電源ランプが赤点滅する症状で、調べてみると電源基板の不具合のようです。

電源基板の故障であることはわかったんですが基板の修理となると…。それでも故障個所を確定させようと裏蓋を開けて基板周辺を確認しましたが、リレーの作動音がしていることくらいしかわかりませんでした。おそらく保護回路の動作で電源が入らないんではないかと思います。

そこで基板ごと交換できないか故障した電源基板の型番を調べてみると、海外の通販サイトで中古の基板が売られていることがわかりました。しかしどうやって購入するか…。諦めきれず(面白そうなので)海外サイトから自腹で購入してみることにしました。数週間で届いたものはかなり雑な梱包なうえに、基板上のコネクタが外されている状態。そのまま使用できるものではありませんでしたが、元の基板からコネクタ部分を外して移植。動作確認済みという言葉を信じて電源を入れてみましたが、通電しません。

しかし電源コネクタ周辺をよく見てみると、若干浮いているように見えます。通電させたままコネクタを押し込んでみるとリレーの作動音が。これははんだを付け直せば動くのでは!とやってみたところなんと電源が入りました。貴重な55インチが無事に復活です。使用したパーツは中古品なのでまた壊れそうですが、しばらくは動いてくれるでしょう。


いいテレビなので直ってよかった

(投稿者:てんちょ)

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新庁舎ネットワークの設計業務

ども。
2月29日は祝日でもいいのではないかと感じている担当ちゅんです。

職場では徐々に年度末が近づいてきて、慌ただしさを増してきたように感じています。そんな中ですが、最も重要な業務と言っても過言ではない「新庁舎ネットワークの設計業務」が本格化してきて、いよいよ気合を入れなおさないといけないと感じています。

八雲町本庁舎は令和9年度の新築移転に向け、現在、実施設計業務を行っているところです。通常、建物を新築するときの設計では「建築主体工事」「電気設備工事」など分野ごとに分かれていて、情報通信に関する工事は広い意味では「電気」に分類されます。「じゃあ電気の設計でいいじゃないか」と思うのですが、そうもいきません。かなり専門性が高くなってしまった情報ネットワークに関しては、本体の設計業務とは別なものとして単独で設計が求められる、そんな状況になっています。

思い起こせば、私がこれまで関わってきた中で一番大きな建築案件は八雲総合病院の本館棟新築でした。その時は元上司92氏が文字通り「陣頭指揮」をとり、現場の業者さんや病院の職員と連携しながら業務を進め、私などは上司からの指示に従って黙々と業務をこなしていたに過ぎません。今、当時の上司がやっていたことを自分がしなければならない段階になり、改めて「建物を建てるって難しいな」と感じていますし、「あの時はどうしていたっけ?」と当時の上司がどんな仕事の仕方をしていたのか思い出しながら、ある意味では真似をしながら進めているような状況です。

幸いなことに、道内の自治体では庁舎の建て替え・移転というものが複数行われていて、普段からよく連絡を取り合う「同業者様」からのアドバイスも得られており、人に恵まれているなと感じています。八雲町の職員として一回経験できるかどうかの「庁舎移転」というイベントを前にして、多くの方の助けを借りながら、微力ながらも全力で業務に当たっていきたいと思っています。

図面図面とにらめっこの日々が始まります

(投稿者:ちゅん)

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キッティング20台

てんちょです。十数年愛用しているマウスがそろそろ寿命のようで移行先に悩み中。

先日、新採用職員向けということでPCを20台購入しました。今回も中古での導入となったわけですが、PCが新しく入ってくるのは楽しいです。今回はそれなりの台数の購入となったので、今後の職員端末の入れ替えの練習を兼ねて一気にキッティングを行うことにしました。

台数が少ない場合などは、OS・ドライバ・ソフトウェア等をインストール後にドメインへ追加してと、個別にセットアップを行っていました。今回は台数が多いので移行ソフトでイメージを作成して展開します。普段使用している移行ソフトはCDからのブートですが、毎回ディスク読ませるのも手間な上に最近のPCはドライブもついていないので、USBメモリへコピーして起動させることにしました。さらにイメージも外付けSSDに作成して時間短縮。

しかしイメージを作成した時点でアップデート等が完了していなかったようで、復元した環境で初期動作が遅い等の問題が発生しました。全て適用して再作成して再展開。作成時点できっちり使える状態にしておかないとダメですね。
再作成したイメージからの復元、端末名変更等の諸々の細かい設定を完了まで、1台あたり10分以内で展開できることがわかりました。仮に300台なら1週間程度で作業できそうです。

Autopilotを使用するなどもっと効率よく一気に展開する方法もあるようですが、どうやらIntuneも必要になるようなので今の環境では使えなさそうです。Autopilotだとネットワークへ接続するだけで一律にアプリケーションのインストールまでやってくれるようなので、将来的にはもっと楽にできるようになるのかもしれませんね。


Autopilotも使ってみたいです

(投稿者:てんちょ)

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古いPCはどう使う

ども。
血圧が高めな中年男性、担当ちゅんです。

最近、どういうわけか自分の手元に少し古いモデルのPCが次々と転がり込んできています。ありがたい話なのですが「PCを新調して前まで使っていたのがいらなくなったんであげるよ」といった具合で、私からすれば断る理由もないということで。今までも自宅には数台のPCが特に用途もなく保管されていた状況でしたが、ここにきてまた在庫が増えはじめて、家族からの「また貰ってきたの?」の冷たい視線を感じます。

ですが、実際の話として、また貰ってきてどうするかについては課題です。直近で在庫として加わったPCは第3世代のi5(Ivy Bridge)でメモリは4GB、128GBのSSDが搭載されているモデル(SSDは後から換装?)。前の持ち主は「10年くらい前に新品で買った」そうで、当時だとかなり高価なモデルだったのではないかなと想像します。状態はかなり奇麗で、まだまだ使ってあげたいとは思うのですが、やはりどうしてもスペック的に厳しくて、有効な使い道を見いだせずにいました。

こうなると、最後の手段としてはChromeOSをインストールしてChromebook化するというところになるでしょうか。ご存じの方も多いと思いますが、Google社はWindowsPCやMacにChromeOSをインストール可能とするためのツールである「ChromeOS Flex」を提供されています。わざわざOSを変更する意味は何なのかといえば、私見ですが最大のメリットは「低スペックなマシンでも快適に動作する」というところにあるのかなと思います。

ChromeOS Flex
https://chromeenterprise.google/os/chromeosflex/

どんな端末でも動作するという訳ではないようですが、試してみる価値はありそうです。特に、八雲町ではGIGAスクール用端末としてChromebookを導入しており、小中学生にとっては他のOSよりもむしろ馴染みがあります。このツールでChromebook化したPCを子供用の端末として仕立てられれば、少し古いモデルのPCにも再び光を当てられるのかもしれません。捨ててしまえばその瞬間にゴミになってしまうので、なんとか延命させたいです。

ChromeOSGIGAスクール端末のChromeOSはCeleronでも快適です

(投稿者:ちゅん)

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