FWAアンテナを交換する

先日の朝、執務室の電話が鳴りました。自分が作業中であったため、上司ちゅん氏が電話に出ました。作業が終わり上司ちゅん氏に話を聞きますと、FWAを使用している学校のネットワークが止まっているとのことでした。
度々ネットワークが不通になっている学校。その度に対策を講じているのですが、最終的には「アンテナの交換」をする予定でおりましたので、この度アンテナの交換を行うこととしました。

早速、外勤の準備を開始します。
まず、高所での作業ですので、長いハシゴを所有している部署に連絡をし借用しました。次に、ハシゴや道具を積むことができる車両も借用を試みます。所有している部署に連絡を取りますが使用中の部署が多く、難儀しました。数か所に当たった結果、トラックタイプではなくワゴン車タイプを借用することができました。
若干の不安はありましたが、ワゴン車にハシゴを積むことを試みます。イスなどを倒すなど試行錯誤の結果、上司ちゅん氏と二人でなんとか積み込むことができました。

いろいろありましたが、やっと学校へ向けて出発します。
現場に到着後、電柱にハシゴをかけ、アンテナの交換作業を開始します。作業中に不具合が起きましたが、たまたまグランドで作業中であった公務補さんの協力を得ることができ、作業を遂行することができました。アンテナを支えるパイプの加工が必要になったのですが、公務補さんの技術と道具で加工作業はあっという間に終わりました。本当に助かりました。

自分が地上でアンテナの電波受信状態の表示LEDランプを確認しながら、ハシゴの上の上司ちゅん氏がアンテナの角度を調整します。調整後、いつものとおりにFWAの会社へ連絡をし、ネットワークの確認を行います。正常の動作を確認できたため、作業は終了となりました。

作業終了後、学校の職員室を訪問し、インターネットの表示を確認します。すると、以前より画面の表示速度が速くなっていました。良かった、良かった。

今日までいろいろありましたが、この案件はこれで落ち着いて欲しいな!と思った出来事でした。

交換を行ったアンテナの写真
アンテナを横の支柱に取り付けるための加工をしましたが、自分の準備不足で不具合が出てしまいました。

(投稿者:ふろんと)

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自分勝手なアップグレードに悩む日々

ども。
このところの寒さに秋を通り越して冬の訪れを感じている担当ちゅんです。

8月くらいから連日外勤が続いていて、そろそろお祓いにでも行った方がいいのではないかと考え始めた今日この頃。どういう訳か、機器のトラブルが続いています。昨日も、某学校にて不調となった教育用PCの対応に明け暮れました。

同業者の方とは悩みを共有できるかと思うのですが、Windows 10のアップグレードのペースが速すぎて、こちらの意図しないタイミングで更新がかかり、それによって様々な不具合が出ています。
今回のケースでは、先生が生徒のPCを操作したりロックしたりするために使用する「授業支援ソフト」が最新OSのバージョンに対応していないことに起因して、アップグレードされると画面が真っ黒になってマウスカーソルしか出てこないという、致命的な問題が発生するというものでした。現場にはすでにこの状態に陥ったPCが数台、その他のPCも時間の問題で同じ状態になってしまうという、まさに待った無しの状況でした。

とはいえ、ここまで原因が特定されていれば、後は作業をするだけです。まずは画面が真っ黒になったPCをディスクイメージから復元して正常に動作するところまで復旧します。全てのPCが正常動作するところまで来た後、授業支援ソフトのパッチを当て、昨日のふろんと氏の記事にもあったように最新のCreators Update にアップグレード。Windows Update 経由で作業したのでは朝までかかっても終わらなそうなので、事前にOSのISOファイルをダウンロードしておいて、これをローカルディスクにコピーしたうえで実行していくという技を使いました。Windows 10はISOを直接マウントできるので、裏技的にこの方法でオフラインアップグレードが可能です(ただし、作業の最終工程で「インストールディスクを入れろ」的なエラーは出ます。無視して問題ないみたいですが)
無事に作業が完了したころにはすっかり夜になっていましたが、ようやく最新のOSで快適なPC環境が整い、ホッと一安心です。

しかし、そんな状況もおそらく一時的なものです。こういう状況に陥った原因である「半強制的なWindowsアップグレード」を何とかしなければ、早々にまた同じ状況になってしまいますよね。一番手っ取り早い対策は、勝手にアップグレードされないようにWindows Update のサービスを無効にしてしまうということなんでしょうけど、これではセキュリティ更新プログラムも適用されず、危険な状態になります。かといって、Windows Server Update Services(WSUS)を構築するにも手間と費用がかかりますし、フリーソフトなどで抑制するのも違うような気がします。なんだか近頃、ユーザー側の(必要最低限な)ニーズとメーカー側の(過大な)シーズのミスマッチがひどくなっているように感じています。どうしたものでしょうかね・・・。

学校での風景
もはやお馴染み?の某学校

(投稿者:ちゅん)

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Windows 10 Creators Update

Windows10が2015年7月に登場し、二年以上が経過しました。登場から2016年7月まで、Windows7やWindows8.1が無償でWindows10に出来る期間があり、その時期にアップグレードされた方も多かったのではないでしょうか?
中には、まだWindows7で使用していたいのに、半ば強制的にWindows10になってしまった方もいるかもしれません。そうなってしまわないようにする方法が巷で開発され、一時期流行しましたが、しばらく経つとその方法を実行していても、ある日突然バージョンアップが行われるようになってしまう「いたちごっこ」的な状態もありましたね。今では、なつかしい思い出です。

現在、職場のパソコンもWindows10がある程度を占めるようになりました。「レジェンドPCの窓十化」の影響もあります。当社のパソコンはしばらく購入を控えていたため、新品のWindows10のパソコンは購入していませんが、ここ数年間の教育用(学校で児童生徒が使用する)パソコンの更新の際には、Windows10で購入しておりました。

Windows10はバージョンが初期から数えますと、現在の最新版が四つ目のバージョンになります。「バージョン1703」で「Creators Update」と言われています。その前の「1607」が「Anniversary Update」です。当社では、使用しているソフトウェアなどの都合でその前の「1511」で使用していました。
バージョンはコマンドプロンプトから「winver」を実行すると見ることができます。

本日、障害となっていたソフトウェアのバージョンアップとOSの「Creators Update」へのバージョンアップ作業を行いました。とは言いましても、作業を行ったのは上司ちゅん氏。自分はその補助作業を行いました。
上司ちゅん氏は、授業支援ソフトウェアなどを利用し、準備を整えていきます。(詳しい設定内容は、後日に上司ちゅん氏の記事になるかもしれません。)そして実行。画面にはソフトウェアのバージョンアップが終了した旨が記載された表示が現れました。続いて、Windows10のバージョンアップを開始します。しばらく待ちますと「さあはじめましょう」の表示がされ、見慣れたデスクトップ画面が現れました。「winver」コマンドでバージョンを確認します。無事に「1703」の表示がされました。良かった、良かった・・・。

あと二校で同じ作業を行う必要がありますので、引き続き行っていきます!

Windows10のバージョン確認の画面
バージョンの確認画面。無事に最新バージョンになりました。

(投稿者:ふろんと)

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過去の遺産

ども。
困った時にいつもアドバイスして頂ける同業者様に感謝の担当ちゅんです。

先日、とある施設でネットワーク構築を行いました。光回線が引かれていて、ONUが机に置かれているだけの状態。そこから、最終的には無線LANでインターネット接続できるようにするところまでが我々のミッションでした。

さっそく作業を開始します。まず最初にONUの置き場所を変更。机に置いておく必要性は皆無ですから、MDFのそばの壁面に取り付けます。光回線を引き込む時点で我々が立会していれば不要な作業だったなと思いながらも、さほど難しいことではなくパパッと終了。
そこからルータを経由して無線アクセスポイントまでLANケーブルを引きます。

さて、問題はここからです。アクセスポイントは壁の高い位置に取り付けることに決めましたが、そこまでLANケーブルを露出(モール)で引くか、それとも見栄えを考慮して壁の裏側を通すか。可能であれば壁の裏が良いのは当たり前ですが、LANケーブルが通る隙間があるかどうかはやってみないと分かりません。壁に穴を開けそこから重りを付けた紐を垂らしてみて、下の穴から引っ張ることができれば成功なのですが、さてどうしましょう。

そんなことを一人考えながら現場を見渡していると、ふと壁面に丸穴があることに気がつきました。今は使われていないようでしたが、明らかに以前何かのケーブルを通していたもの。で、これが一箇所あるということは、もう一箇所出口があるはずなので探してみると、何と壁面の上の方にも丸穴が。興奮を抑えながら丸穴のプレートを取り外してみると、コネクタが切断されたLANケーブルが出て来ました。
そうなんです。偶然にも以前アクセスポイントを使っていた時代に引いていたLANケーブルが出て来たのです。これは超絶ラッキーです。しかも引っ張ってみると壁裏にかなりの余丁があるようで、再利用することができそうです。さっそくコネクタを取り付け、何の苦労もなくあっという間に難関を突破。すごく運が良かったです。おそらく、ケーブルを残したのは元上司92氏がやった仕事だろうなと思いながら、心の中で感謝です。

この仕事をしていると、機器が不要になった時にLANケーブルを撤去すべきか迷うことがあります。セキュリティのことを考えれば撤去すべきなのかもしれませんが、今回のように壁裏に押し込んでおくなどの方法で残しておくと、いつかどこかで誰かの(自分の?)役に立つこともあるかもしれませんね。

(写真は後日掲載します)

(投稿者:ちゅん)

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再び、ネットワークが不通になる

本日、執務室で事務をしておりますと、外出先の上司ちゅん氏から電話が入りました。
何事かと思い話を聞きますと、FWAの会社から連絡があり、ネットワークが不通になっている施設があるとのことでした。
このようなことが、以前にもあった気がします。上司ちゅん氏が不在で、ネットワークが不通。しかも話を聞きましと、場所が以前と同じ場所・・・。何かの因果を感じます。
今回も上司ちゅん氏に対応の指示を受け、一人で現場へ向かいました。

現場に到着。以前と同じようにFWAのアンテナを見に向かいます。アンテナに付いている受信レベルを示すLEDランプの表示を確認します。予想通り「赤」の表示。受信していないことが確認できました。
次に、PoE電源を供給している機器が設置されている倉庫へ向かいます。倉庫の中の収納箱を開けて機器の状態を確認します。すると、以前は激しく点滅していたLEDランプが点灯したままになっていました。データのやりとりがある場合に点滅するランプが点灯したままということは、データのやりとりを行っていないということになります。これも予想通り。
機器の状態が確認できましたので、上司ちゅん氏の指示通り、機器の電源を一旦切ります。そしてしばらく待ち、再び電源を入れました。すると、ランプは再び激しく点滅を始めました。

再びアンテナのもとへ戻り、LEDランプを確認します。「赤」のランプは消灯し、電波を受信している「緑」のランプが点灯していました。受信レベルも先日と同じ状態を示していました。上司ちゅん氏の指示通り、FWAの会社へ連絡しネットワークの確認をしてもらいます。
しばらく経った後、折り返しの電話があり、正常動作を確認できました。良かった、良かった。

再び起きた障害。PoE電源を供給している機器を交換しても障害が起きたということで、次は「アンテナ」の交換を行ってみることとなった出来事でした。

収納箱の中の機器の写真
LEDランプが点灯したままの機器。原因はアンテナなのでしょうか?

(投稿者:ふろんと)

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