ハードディスクを取り出す

以前にこのブログの記事にもなりましたが、校務用パソコンを今年、全台について更新を行いました。十年まではいきませんが、耐用年数以上の期間、なんとか動作してきた「レジェンド」です。性能面や経年劣化により使用に耐えきれなくなってしまったパソコン。ついに現役引退です。

そのパソコンたちは、新たな旅立ちの時を迎える訳ですが、その前にやっておかなくてはならないことがあります。それは、ハードディスクの取り出しです。
ハードディスクには、様々な情報が記憶されています。個人情報もその一つ。セキュリティポリシー上の観点から、この記憶を消去して旅立っていただかなければなりません。

ということで、先日、作業を行いました。
200台弱のパソコンを目の前に、少々気持ちが折れそうになりますが、気合を入れて作業を開始します。

作業に戸惑いなどありません。
ネジを一本はずし、ふたをマイナスドライバーでこじ開け、ハードディスクもマイナスドライバーであおり、少々ずらしてSATAのコネクタから端子を外し、ハードディスクを取り出してふたを閉めて終了。手間を省くため、ネジを再び締め直すことはしませんでした。
ハードディスクがマウンターで固定されているタイプではありませんでしたので、作業は比較的楽でありました。

楽ではありますが、台数が台数。途中で休憩をはさみつつ、黙々と作業を続けました。
数時間、ある意味「作業に夢中」になりながら行い、どんどん減っていくパソコンの山を横目に頑張りました。

とうとう、作業台に使用していたパソコン達の山に手を付ける時が来ました。
「あと少し!」
気合を折れなおし、作業を続けます。そして、最後の一台に到達。取り出しを終え、すべてのパソコンからハードディスクの取り出しが完了しました。良かった。良かった・・・。

近日、パソコン達は「資源」となるべく旅立っていいくことに。それを思うと、ちょっぴりさみしい気持ちになった出来事でした。

取り出したハードディスク達の写真
取り出したハードディスク達。同じ機種のパソコンですが、中のハードディスクには「ばらつき」がありました。
(投稿者:ふろんと)

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分解作業実施

ども。
講演させていただくICTサロン(12月5日:札幌市)まで1か月を切り、そろそろ準備を始めたい担当ちゅんです。

とはいえ、今は業務用パソコンの展開・配備で大忙しです。なにせ、300台弱のパソコン全てを職員2人のマンパワーだけで配備していかなければなりません。月に平日が20日間として、今年度は残り5か月。単純に100日間で300台を処理するには、一日平均で3台ずつ展開しないと終わらない計算になります・・・。気が重くなりました。こんな計算はすべきではないですね。

さて、そんな中で、さっそく調達した新品のパソコンを分解します。本体からハードディスクを取り出す目的だったのですが、最近のパソコンは薄型・軽量で、その分だけ保守性が低くなっています。今回調達したパソコンは、裏蓋を外せばすぐにハードディスクにアクセスできるようにはなっておらず、かなりのところまで分解しなければディスクに手がつけられない「仕様」となっておりました。

筐体の裏側のねじをすべて外し、慎重にケースを剥がしていきます。パソコン特有の「ツメ」で固定されているケースを、「バリッ!ベリッ!」と心臓に悪い音を響かせながら分解していきます。中古パソコンならまだしも、買ったばかりのパソコンを壊すわけにもいきません。慎重かつ大胆な作業で、汗だくになりました。

今回のパターンでは、アイソレーション式のキーボード自体がツメで固定されており、これを取り外した下にネジが隠れているという、難易度の高い分解作業となりました。当初、このネジの存在に気がつかず、思いっきりケースを引きはがそうとしていて、あと一歩で本当に壊してしまうところでした。分解手順さえわかってしまえば、あっという間に作業は完了できるのですが、最初の一台は本当に苦労しました。

分解したパソコン
ここまで分解しないと取り出せないハードディスクって・・・。わざと?!

(投稿者:ちゅん)

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急にハードディスクが不在になる

執務室で事務をしておりますと、職員の方が「いい勢い」で入って来ました。
話を聞きますと、別の職員の方のパソコンが「とあるメッセージ」が表示されて起動しないもようです。
今日は月曜日。「ブルーマンデー」の予感です。
ですが、職員の方と一緒に現場へ向かいました。

現場へ到着し、パソコンの画面表示を確認します。
画面を見ますと黒い画面に白い色の横文字が並んでいます・・・。
それは予想はしていましたが、自分にとって非常に残念な光景でした。

とはいうものの、修理せねばなりません。作業の難航を想定し、その場では作業を行わずパソコンを持ち、執務室へ戻りました。

白い色の横文字を確認します。
「No bootable device — Insert boot disk and press any key」と記載されています。
起動ディスクが無いので、ディスクを挿入して、何かのキーを押してください。ということだと思われます。
まず、DVDドライブにディスクが入っていないかを確認しました。これはよくあるパターンです。しかし、残念ながらディスクは入っていませんでした。
次に「念のため」ではありますが、ハードディスクが入っているかを確認します。ハードディスクが入っていない可能性は非常に低いとは思いますが、「盗難」などで抜き取られている可能性も無くはないので、一応確認します。やはり、しっかりと入っていました。

と、いうことでハードディスクが、何かの原因でパソコンに「認識されていない」のではないか?と考え、BIOSを確認します。確認してみますと、BIOSではハードディスクはあることになっていました。

物理的にもハードディスクがあり、BIOS上でもハードディスクが存在していましたので、とりあえず、BIOSを初期値に戻し、再起動を試みました。
初期値に戻し、設定を保存。再度の起動を試みます。すると、ハードディスクをパソコンが認識したようで、パソコンをセーフモードで起動するか否かの画面が現れました。セーフモードを選択し起動を試みます、祈りながら・・・。
祈りが通じたのでしょうか、無事に起動してデスクトップの画面が表示されました。そして、再度の再起動。通常起動を試みます。また祈りながら待ちます。すると、通常通り起動しました!良かった、良かった・・・。

突然、認識しなくなってしまったハードディスク。クラッシュの前触れかもしれません。近日中に交換を行いたい旨を職員の方に伝え、任務完了となった出来事でした。

画面に表示された白い横文字の写真
黒色や青色の画面に、白い色の横文字が表示されている画面を見るのは辛いです。(トラブルしかないので)

(投稿者:ふろんと)

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テンキー付きキーボード

ども。
先日は体調不良で代打を頼んだので、今日も登場担当ちゅんです。

我が社に数年ぶりとなる新しい業務用パソコンが配備される話題は最近よく書いています。これまで、動作が遅かったりしながらも我慢して使ってもらっていましたので、職員の中には首を長くして「今か、今か」と配備を待たれている方もいます。そうした「無言のプレッシャー」も感じつつ、一生懸命設定作業を行い、ようやく配備に目途が立ってきました。

まずは、情報政策室のフロアにプロトタイプを一通り展開して、最終的に不具合が発生しないか、職員の協力を得ながら実証させてもらっています(これを業界では人柱といいます)。さっそく「あれが動かない」「これも動かない」と、キッティング時の不備が露呈。そのたびにマスターイメージを作り直す作業を行い、少しずつ完成度を高めています。

そんな中で、話題になったのがテンキー付きキーボード。最近では主流となりつつあるでしょうか。ですが、これに対しては職員の中に賛否両論あるようです。
職員が事務で使うので、表計算ソフトに数字を打ち込む際には、やはり圧倒的にテンキーが付いていた方が便利という声は十分納得がいきます。仮にテンキーが付いていないモデルだった場合、わざわざテンキーを用意している職員がいるくらいです。

一方、ワープロソフトで文字入力を行う際には、テンキーが付いていることでキーボードのホームポジションが若干左に寄ってしまうことで操作しづらいという意見も。実は私自身も「テンキー不要派」なので、このホームポジションのズレはすごく気になります。

ただ、我が社の調達方法は仕様による調達であり、キーボードについてはテンキーの有無を不問としています。絶対にこだわらなければならない項目以外は、ほぼ不問とすることで、最も安価に調達が可能となるのです。今回は偶然、テンキー付きのキーボードが採用されたということになります。あって困るものではないのでラッキーととらえるべきでしょうけど、好みは人それぞれです。気に入ってもらえれば担当者としてはありがたいですが、さて。

テンキー付き
キーのサイズが若干変則になるのは仕方のないこと?私は少々気になります。

(投稿者:ちゅん)

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LGPKIの自己署名証明書

ども。
自己管理の甘さから体調を崩してしまった担当ちゅんです。

そうも言ってられず、職員の業務用パソコン配備のための準備作業を急ピッチで進めています。今日の話題は、同じところでぶつかってしまうかもしれない同業者向けの記事となります。ご了承ください。

今、自治体のネットワーク環境はLGWANからインターネットが分離されて、情報漏えいなどに強いセキュアな環境となっています。しかし、今時のパソコンは「インターネットに接続されていることが当たり前」のようなところもあり、いわゆるオフライン環境だけで環境を構築していくには、それなりにテクニックを要します。

そんな中で今日ハマってしまったのは、httpsに接続するときの「電子証明書」。LGWAN上でアプリケーションが動作する「LGWAN-ASP」というものがあるのですが、これを利用するにあたっては、LGPKIアプリケーション認証局の最上位の認証局の自己署名証明書が必要となります。本来、この証明書はWindows Updateの機能を利用して自動的にインストールが実行されるものらしく、これまで業務用パソコンをセットアップしてきて一度も意識したことなどありませんでした。今回、オフラインで環境構築していて「あれ?おかしいぞ」と。

結局、あれこれ調べてみると、以下のようなサイトを発見。

LGPKIにおける自己署名証明書
https://www.lgpki.jp/CAInfo/install.htm

オフライン環境でセットアップを行わなければならない人向けに、ちゃんとインストール用証明書が提供されていました。今回はこれをインストールすることで無事にASPに接続できて一件落着となりました。逆に言えば、これをあらかじめインストールしておかないと、いくらLGWANからアクセスしていたとしても、「危険なサイト」と警告を受けてしまうことになりますので注意が必要です!
※ちなみに、WSUSでは証明書は提供されない?この辺がよくわからないところです。

なかなかマスターイメージが完成しませんが、少しずつでも確実に前進したいと思います。

スクリーンショット
知らなければ絶対に気が付けない類の業務でした

(投稿者:ちゅん)

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