まさしく「嬉しい悲鳴」

ども。
能登地方の被災地の様子をテレビで見るたびに「何かできないだろうか」という思いに苛まれている担当ちゅんです。

当町では昨年から全庁をあげてDXに取り組んでいく体制を構築し、いよいよ本年からは様々な事業を具体的に進めていく段階となり、今はその準備に取り掛かっています。正直、現状のマンパワーでどこまでやれるのかわかりませんが、「できない」と言ってしまえばそこで終わってしまいますので「できるかどうかではなく、やるのだ」を合言葉に、とにかく目の前のことを一つ一つ確実にこなしていきたい、それがどうやらこの1年の目標になりそうです。

ちょっと格好いい感じに書いてみましたが、実際のところ結構ギリギリです。複数の業務を掛け持ちで同時進行で回していく必要がありますが、どう考えても職員を含めて多くの方々の力を借りなければ遂行できない業務ばかり。でも、こういう状態って結構好きです。忙しくてどうしようもない時の方がエクストラパワーが出て、結果良い成果につながることが多いです。

と、そんな状況ですが、年が明けたとたんに職場外の団体から「受付をこれまで紙でやっていたが、役場のようにオンラインフォームでやってみたいから相談に乗ってほしい」「これまで連絡手段はFAXだったが、役場のようにLINEを使ってやってみたいから相談に乗ってほしい」など、次々と新しい話が舞い込んできます。キーワードは「役場のように」なのが最高に嬉しいですが、臨席てんちょと、まさしく「嬉しい悲鳴」を上げております。

これは常々心の中に留めていることですが、DXというのは結果であり、デジタル化というのは手段。今回、相談を受けている案件は「紙やFAXの非効率さを改善したい」という目的が先にあって、そのうえで「役場もやっているそのやり方を教えてくれ」と後から手段を考えている。これって、まさにDXのお手本のような進め方だなと思っています。八雲町は決して規模の大きな町ではありませんが、こういう話題が地域や組織、町民の方から寄せられる今の状況、素敵なことだと思いませんか?我々が汗をかくことでそこにしっかりと向き合っていきたい、そんな意を新たにした1年の始まりでした。

 まずは自分たちの仕事こそDXでスリム化しないといけませんね

(投稿者:ちゅん)

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本年もよろしくお願いいたします。

この度の地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。

てんちょです。年末年始はほぼ町内ですごしていましたが、2回ほど誰かと間違えられて声をかけられました。町内に似ている人がいるようで気になります…。

昨年は業務用のノートをSSD化することが多く、その影響もあってか最近個人的にジャンクのノートPCを購入したりと、薄れていたパソコンへの興味がまた復活してきました。中古ノートだと第8世代あたりのCPU搭載モデルが安価になってきており、実際に使ってみると普通に使うのには困らない十分な性能なんですよね(世代が古いので故障のリスクはありますが)。

CPU性能は世代が新しくなるごとに確実に上がってはいますが、結局使用する環境がそこまでの性能を必要としていないことも多く、ビジネス用途だと「新しければ早い」が適用されずに持て余すこともあると思います。今後は業務用PCの入れ替えもひかえているので、どの程度の性能が必要なのかの実験も兼ねてという言い訳をしながら、少し新しめの中古PCにも手を出してみようかと思いました。

しかし色々見ているとはやり最新のCPUも気になってきますね。前職時代は嫌でも最新モデルの知識が入ってきましたが、最近はあまり触れることはなかったので色々変化していることに驚きました。特にこの数年のモデルはコア数が増えつつも同時にクロックも向上しつつ、TDP(最近はPBP・MTPなんですね)も抑え気味な製品がでているようで、さらにストレージもPCIe 5.0 NVMe SSDなんかも出始めて速度もまたさらに大幅に向上してますね。

そんな感じで久しぶりにPCパーツを色々見ながら年末年始を終えました。今年もPCに囲まれて楽しく仕事ができればいいなと思います。本年もよろしくお願いいたします。


手を出す方向性を間違えないように気を付けます

(投稿者:てんちょ)

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テーマパークのスタッフ対応に感服

ども。
八雲町は本日が2024年の仕事始めです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。担当ちゅんです。

気分的に「明けましておめでとうございます」とは言い難いものがあります。1日に発生した「能登半島地震」により甚大な被害に遭われ、今現在も大変な状況に置かれている方々のことを思うと、胸が締め付けられるような思いです。心よりお見舞い申し上げます。

正月休みの間、私は北海道を離れて関東方面で過ごしており、地震発生時は、誰もが知っているであろう「とあるテーマパーク」で家族と一緒に過ごしておりました。そのテーマパークは元旦イベントが予定されていたこともあり、朝からとにかく混みあっていて、スマホのデータ通信が不安定な状況になるほど。「これだと何かあったときどうするんだろうね」などと妻と話をしていたのですが、その「何か」がまさか現実に起きるとは・・・。
とにかく何をするにも長蛇の列、アトラクションの順番待ちをするため列に並んでいたその時でした。周囲の方々のスマホから一斉に音が鳴り、テーマパークのスタッフが「頭を抱えてその場にしゃがんでください!」と。緊急地震速報があったとのことですが、私のスマホは電波を受信できずにウンともスンともいいません。そうこうしていると足元が大きく横に揺れ、ほどなく「能登地方で震度7の地震」の情報がもたらされました。

すぐに情報を入手したいとスマホの画面を見ますが、やはりデータ通信は不可。災害発生前から不安定だったデータ通信は、地震が発生したことでさらに輻輳しているようです。こうなると自ら情報収集するのは不可能です。幸いだったのは、そのテーマパークのスタッフさんは、災害時の対応を完璧に訓練された「プロ集団」であったこと。大勢の来場者がパニックにならぬよう、冷静かつ的確に指示が出され、私自身、不安に感じるようなことは一切なく、むしろ「ここにいるのが一番安全ではないか」と思えるほど。これには感服しましたし、「訓練を積み重ねるとここまで冷静に対応できるものなのか」と、どんなアトラクションよりも感動している自分がいました。

結局、そのテーマパークを後にして、ようやくスマホのデータ通信が復旧したところで何が起きていたのか全貌を知ることになるわけです。今ではインターネットさえ利用できれば各種クラウドサービスが利用できたり、テレワークシステムと接続すれば職場のPCも利用できたりして「スマホがあれば何が起きてもなんとかなる」と思っていたのですが、そのスマホのデータ通信が利用できなかったらどうなるのか、といった当たり前のことさえ忘れていたことに気がつかされました。教育訓練が行き届いていたテーマパークのスタッフさんの対応と併せて、今年1年で自分がすべきことの一つが見つかったような気持ちになりました。

テーマパークの状況パニックにもならず整然としゃがみ込むテーマパークの様子

(投稿者:ちゅん)

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本年もお世話になりました。

てんちょです。まだ机の上は片付いていません。
八雲町は明日が仕事納めということで、2023年最後の投稿です。みなさま今年も1年お世話になりました。

今年一年を振り返ってみると、ずっと業務端末のSSD化を行っていたような気がします。実際は6月頃から作業を開始したので半年ほどですが、トータルで100台以上がSSD化されました。分解に手間のかかる端末のため作業に時間がかかっていましたが、今では1時間程度で換装作業ができるようになっています。HDDの不具合を抱えていた端末はほぼ一掃することができ、残りの端末は来年度の端末入れ替えまで、どうにか持ちこたえてくれればいいなと思います。

Microsoft365の導入も大きな出来事でしたね。まだ全職員への展開は行われていませんが、Teamsが使用できるようになり、SharepointやPowerAutomateも試験的に使うようになりました。またTemasとの連携の実験としてBookingsやLoopなど他の365アプリも検証をおこなったりもしてました。どう使うのが正解なのかわからないところもあり難しい感じもしますが、来年度の本格導入が楽しみです。

その他、モバイルノートの導入など業務環境の変化、ペーパーレスの実証実験、恒例行事となっている降雪監視カメラの保守、突発的な外勤も多々ありました。郵便局の中にLANケーブル引いたりもしましたね。慌ただしくもありましたが、充実した毎日を送れた一年間だったと思います。

来年も業務端末の入れ替えや様々なシステムの導入が重なって今年以上に忙しそうですが、ブログのネタになるような面白いことがたくさんありそうで楽しみです。来年もよろしくお願いします。


今年の締めくくりはノートPCのBIOS修理

(投稿者:てんちょ)

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コア数2倍、メモリは4倍

ども。
私は年内最後の投稿です。今年1年お世話になりました。担当ちゅんです。

秋口からずっと苦戦が続いているとあるシステムがあります。このシステムはもともと今年度更新を予定していたもので、当初の計画では新たに物理サーバを用意したうえで旧サーバからデータ移行する、いわゆる「リプレイス」と呼ばれるもの。今思えば、当初の計画どおりにやれば特に問題は起こらなかったかもしれないのですが、つい欲を出して「仮想基盤としてHCIを導入したので、できればその上にシステム構築してほしい」とリクエストしたところから苦戦が始まりました。

とはいえ、その選択自体は正しかったと今でも確信はしているんです。せっかく仮想基盤があるのだから、バックアップなどの面から集中管理できることは効率的ですし、物理サーバとシステムを別管理とすることで、どちらか一方の更新サイクルに引っ張られることがなくなります。例えば、サーバが古くなったのでシステムごと更新する、またはシステムを更新したらサーバOSが合わなくなった、といった一蓮托生的な悩みから解放されます。

そんなメリットしかないような夢の構成なのですが、いざシステムを稼働させてみると職員から「動きが遅い」という苦情が・・・。一般的に、システムの動きが遅いとなればサーバのリソース不足か、システムそのものの不具合か、もしくはネットワークの輻輳か・・・といった原因が複数頭に浮かんでくるのですが、今回に関してはシステム構築業者さんに無理を言って「HCIでお願いしたい、リスクは許容するから」って言った手前、こうなったのは我々にも一定の責任はあるわけで、さあどうする?っていうのが今です。

そして今日、業者さんから「システム的に潰せるところは潰したつもりですが、それでも解決に至らない」と連絡を受け、最後の手段「リソース追加」に踏み切りました。仮想基盤を運用していて最も効果を発揮する場面。これまで割り当てていたCPUのコア数やメモリ容量などの割り当て変更が自由自在(もちろん物理容量の範囲内)です。今回は「動きが遅い」という原因を探るため、あえて極端に「CPUのコア数は2倍、メモリの容量は4倍」と大幅に割り当てを増やしました。これで解決するようであれば原因はリソース、解決しないようであればそれ以外の何か、ということになってきます。
いよいよ、こちらも打てる対策が少なくなってきましたが、この答えは「越年」となってしまいそうです。最近は特に、自分の理解している知識では解決できないような案件が多くて、苦労と綱渡りの連続です。来年は穏やかな年になればいいな・・・と願いを込め、私の本年の投稿を締めくくりたいと思います。

年越しそば少し気が早いですが、よいお年をお迎えください。

(投稿者:ちゅん)

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