お試しハウスのインターネット

ども。
一日がすごいスピードで過ぎ去っていく担当ちゅんです。

当町では移住促進の取り組みとして「お試し暮らし」という事業を実施しています。町内2か所に「お試しハウス」があり、その名のとおり移住をご検討される際に実際に短期間暮らしてみて、生活を体験できるものです。
ハウスには電気・ガス・水道があるのはもちろんですが、生活するうえで必要な冷蔵庫や洗濯機といった電化製品のほか、テーブル、ソファー、寝具、調理器具などが一式そろっており、まさに「着の身着のまま」お越しいただいても生活が可能となっております。

さて、そうしたお試しハウスなのですが、先日担当の職員から相談を受けました。聞くと「昨年の台風の影響で設備が故障してしまい、インターネットが利用できない状態になっている」とのこと。
お試しハウス黒岩では、それまでインターネットとしてFWA(固定無線アクセス)を利用していたのですが、アンテナ設備に被害を受けていたようです。

八雲町MAP:お試しハウス黒岩(郊外型)

今や、お試し暮らしでもインターネットは必須の時代なのでしょうね。いくら当町の移住施策のキャッチフレーズが「ちょうどいい田舎暮らし」であったとしても、インターネットが利用できない不便はあり得ません。というか、田舎であればあるほどインターネットが必須であるというのが私の持論でもあります。

ということで、どうしたらインターネット環境を元通りにできるか考えました。
実はお試しハウスのある黒岩地区は光回線・ADSL回線ともに利用できない地域。だから今までFWAを利用してきたのですが、これを再整備するには工事費などを積算すると結構な費用が必要となります。代替案として2.4GHzの屋外無線LANを併用する案なども検討してみたのですが、やはりイニシャルコストが重たい。

・・・そこで、以前「育成牧場でFWA調査(続編)」という記事でもお世話になった「ジャパンモバイル株式会社」様に相談。この地域、固定の回線はありませんが携帯電話のLTE通信は可能です。お試し暮らしという性質上、一年を通して常時回線を利用するわけではないという状況もお伝えしながらご相談したところ「そういうことであれば」と、特別な料金体系でご対応いただけることに。毎度毎度、無理なご相談を引き受けていただき、ありがとうございます。この場をお借りして感謝申し上げます。

それにしても、LTEのルータ機器の設置作業は簡単ですね。現場にて壁にビスを打ち込み、それにルータ機器をひっかけスイッチオンで完了。この手軽さと、何より魅力はLTEのスピード。一度これを体験してしまうと、冗談抜きで「もはやデジタルディバイドなど存在しない」と言いたくなってしまいます。
あとはインターネットの準備が整ったハウスにお客様が来るのをお待ちするだけです。もう少しで暖かい季節を迎えます。ぜひ「快適な」お試し暮らしができる当町にお越しください!

LTEルータ
こんなおしゃれな外観でも速度は速い凄いヤツです!

(投稿者:ちゅん)

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自然には勝てない

ども。
「〇〇には勝てない」という記事がシリーズ化しつつある担当ちゅんです。

春の、といっても北海道はまだまだ冬ですが、嵐が到来しています。今朝方から風雪が強まり、特急列車は全て運休、町内の峠道も熊石地域をつなぐ国道277号(雲石峠)以外は全て通行止めという状況です。風雪が強いわりには気温は高いようで、水分を多く含んだ重たい雪が横殴りに降り続いています。今日から3月とは到底思えない天候です。

そうした中、教育委員会から電話があり「学校でインターネット接続ができずに困っていると連絡が来ている」とのこと。その学校の上位回線は公設民営(IRU)にてサービス中のFWA(固定無線アクセス)なのですが、この天候のせいか接続状況が極めて不安定な状況となりました。私の感覚的に、電波はこうした「濡れ雪」に弱い印象です。こちらとしては「なにぶん、こうした天候なのでご理解ください」としか回答できないのですが、現場からすれば業務にならずに困り果ててしまいます。今や当町の校務用パソコンは全てシンクライアント。データセンターまでの回線が無くなった時点で何もできないのです。

それでも、何かできることはないかと思い、ダメ元で回線のサービス事業者に電話。すると「レベルが落ちているのは間違いありませんが、原因は基地局側のアンテナに雪が付着していることと思われます」という回答。それなら、付着している雪を取り除くことができれば、この天候では付け焼刃かもしれませんが一時的に通信を回復できるのではないかと提案。まずは現場を確認し、対処できるか判断するということに。

早速、右手にデッキブラシを、左手に糸モップを携えて某所にある基地局まで向かいます。保安上、場所が特定されるようなことはここには書けませんが、基地局となりえるような場所ですから、当然、見晴らしの良い場所ですよね。
悪天候の中でそういう場所に行けばどうなるか。ご想像にお任せしますが、一言でいえば「寒い」。これに尽きます。そして、問題のアンテナには事業者さんの読み通り、雪がべったりと張り付いており、見た目にもこれでは通信できないだろうという感じです。せっせとデッキブラシで雪を落とし、作業終了です。

結果、この天候ですからまた不通になる可能性はあるものの、どうやら通信速度を正常範囲に近づけることができたようです。まさに「自然には勝てない」と感じる出来事であったとともに「それでも諦めないことが大切」だと学びました。さらに、FWAが不通になった際でも通信を確保できる手段が必要であるという課題を強く認識しました。やっぱりBCPは大切ですね。

雪が付着したアンテナ
こんな状態では通信できなくて当たり前ですね

(投稿者:ちゅん)

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ネットワークが利用できない

本日も執務室で事務をしておりますと電話が鳴りました。電話に出ますと日本海側の施設の職員の方からでした。
話を聞きますと、共有フォルダにアクセスができない、メールが使用できない、印刷ができないとのことでした。
「事件の始まりは一本の電話から・・・」が、最近の流れになっている気がします。

これは大変です!パソコンが利用できなければ「全ての業務が停止する」と言っても過言ではない今日です。業務できずに職員の方も困って電話をしてきました。
この施設には光回線は来ておらず、他の施設から無線LANによりネットワークに接続していました。その通信は以前より不調が続いており、昨年の夏に調査を行い、来年度に対策を行う予定をしておりました。

調子の良い日もあれば、悪い日もある現状。昨日までは機器が動作を続け、通信が行われていました。
上司ちゅん氏が不在でしたので、スマートフォンを利用し、通話やメッセージ機能を使い、連絡を取り合いました。
原因を究明するための手順などの指示を受け、頭の中で「作業のイメージ」をしました。
電話を受けたのは午前中。持参する物品を用意し、外勤用の車両の確保を行い、午後から日本海側へ向かう準備を整えました。職員の方にも、午後から向かうと連絡を入れました。

昼時になり、準備万端で「戦の前の腹ごしらえ」をしていたところ、電話が鳴りました。電話に出ますと、これから向かう施設の職員の方の声でした。
話を聞きます。
「パソコン、使えるようになりました!」
一瞬、耳を疑います。
何もしていないにも関わらず、通信が回復したようです。
施設の機器にpingを取ってみます。数回に一度、途切れますが、通信に支障が出ない程度なのでしょうか。なんとか利用できるようになったようです。とりあえず、良かった、良かった・・・。

外勤の必要がなくなり、用意した物品を片付けを行いながら、「もう少しの間、機器には頑張って欲しい!」と願った出来事でした。

pingの状態の写真
pingが途切れる場合もありますが、なんとか通信ができているもようです。

(投稿者:ふろんと)

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印刷時にエラー表示が・・・

執務室で事務をしておりますと電話が鳴りました。電話に出ますと職員の方からでした。
話を聞きますと、エラー表示が出て印刷ができないとのことでした。
エラー画面をキャプチャしたファイルがあるとのことで、職員用共有フォルダにそのファイルを入れてもらいました。エラー状態の資料(キャプチャなど)があると、原因究明への近道になりますので、自分としては非常に助かります!

話を続けながらファイルを確認します。
画面上に表示された「小窓」には、メッセージが表示されていました。
メッセージを読みますと、プリンタの設定が不足しているようです。状況はわかりましたので、一旦電話を終え、対策を考えることにしました。

先日に入れ替え作業が終わったパソコンであり、以前のパソコンではできていたとのことでしたので、その設定を確認してみることにしました。
メッセージに「プリンタへのアクセス許可」や「共有の設定」などの文言がありましたので、プリンターのプロパティを確認することにしました。

コントロールパネルのデバイスとプリンターから、対象のプリンタの確認をおこないます。
セキュリティ欄のアクセス許可の欄を確認しますと「印刷・このプリンターの管理・ドキュメントの管理」の三つにチェックマークがついていました。
しかしながら、入れ替え後のパソコンでは、印刷にのみチェックマークがついていました。

ということで、印刷ができないパソコンにも「このプリンターの管理・ドキュメントの管理」へチェックマークをつけて設定を保存しました。
電話をしてきた職員の方に再び印刷を試してもらいます。今度は印刷ができました!良かった、良かった・・・。

業務用ソフトウェアによっては、印刷に「アクセス許可」や「共有設定」が必要なものがあるということを知った出来事でした。

今回のプリンターのエラー表示
プリンタなのか?プリンターなのか?時代によって移り変わりがあるような気がします。

(投稿者:ふろんと)

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まだまだ現役です

ども。
先週末、隣町でわかさぎを釣りを楽しんだ担当ちゅんです。

本日も朝から晩まで業務用PCの入れ替えです。最近、業者さんと話をするとほぼ必ず「パソコンの入れ替えでお忙しいでしょうけど」と枕詞がつきます。皆さんこちらのブログを読んでいらっしゃるようで、我々の状況を詳細に把握されております。本日現在で75%ほどの進捗率です。あと25%、なんとか今年度中に終えたいです。

そうした作業の中で、とある部署から引き揚げてきたPCを再配備することになりました。スペック的にはまだいけると判断したのですが、残念ながら電源を入れると液晶モニタにカラフルな横線が表示されます。間違いなく液晶パネルの故障です。通常、こうした部品が故障した場合はメーカーに修理を依頼するか、もしくは、いわゆる「買ったほうが安い」というやつで、泣く泣く手放すことになるかと思います。

ところが、当室では液晶パネルの交換が「通常」になっていることが、ある意味では問題だと思います。隣席ふろんと氏に至っては、何のためらいもなく「パネル交換するんですよね?」と。業務用PCの入れ替え中ですので、幸いにも液晶モニタの部材(ジャンクPC)は潤沢です。でも、ここで液晶パネルを交換してしまって、また数年間現場で使われることになるオールドマシン・・・。退役するタイミングを完全に逸してしまい、本当にボロボロになるまで現役として活躍させるというのは酷なような気もします。逆に言えば、それだけ物を大事にしているということではあるのですがね。

心の中で「ごめん、もう少し頑張れよ」とつぶやきながら、ドライバー片手に作業開始です。実は、ノートPCの液晶モニタ交換は、慣れてしまえばものの10分で完了できてしまいます。気をつけなければならないのは交換品の型番ですが、これも多少の誤差(例えば型番の末尾の数字が違うなど)があっても、取り付けのネジ位置さえ合えば動いてしまいます。今回も手際よく作業を行い、スイッチオン。無事にBIOSの画面が表示され、故障していたとは思えないような「普通さ」を取り戻しました。
パソコンの保守案件に関して、自治体の情報担当者としてどこまでやるべきなのかと考えることもあります。でも、それを考え出すといつもおかしな方向に向かってしまうので、結局は「直せるなら直して当然」が多分答えなのだと思っています。

交換作業中
液晶モニタの修理が当たり前の職場です

(投稿者:ちゅん)

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