ども。
今朝は風が強く、おもわず冬に着ていたジャケットを引っ張り出した担当ちゅんです。
そんな天候でしたが、とある学校にて光回線の敷設工事のための現調が行われました。学校からすればまさしく「悲願」の高速回線。一刻も早く開通させてほしいという思いが、教員の方々の言葉の節々から伝わってくるのです。今や教育現場はICTが無ければ始まらないといえるほどに、急速な進化を続けています。
ですからこちらも力が入ります。・・・とはいえ、如何せん学校という建物はネットワークを引き回すことに関しては毎回苦労の連続です。
今回、対象となった学校は2校なのですが、両方とも地下埋設でケーブルが敷設されていて、建物の端っこから室内に入線、そこから複雑怪奇なルートを辿って既存の通信機器へと延びておりました。まずはこのルートを使うかどうかの判断が必要となりますが、プロの業者さんも交えた中で早々に「無理!」と。
そもそも、学校の敷地にある地下埋設の管って、なぜかわかりませんが決まって通線ワイヤーがすんなり通りません。既存の電話線は通っていて、だからこそ学校では電話が利用できるわけなのですが、その管がどこかで潰れてしまっているのか、裂けてしまっているのか。今回のケースでは、MDFから引き込み柱までの間が多く見積もって10メートルくらいしかない間に、通線ワイヤーが25メートル以上もスルスルと入っていく始末。先端部は一体どこに向かっていったのか・・・。
仕方がないので既設の電話線自体を引っ張ってみたのですが、今度はびくともしないという有様です。これ、あきらめるしかありませんでした。
ということで、当初から想定はしていましたが、今回の学校案件も、やはり架空配線となりそうです。見栄えは多少悪くなるかもしれませんが、それと引き換えに高速ブロードバンドです。はやくこの回線を使って授業をしている姿を見てみたいです!
図面があるだけマシですが、図面通りになっているとは限らない罠。
(投稿者:ちゅん)