地下埋設の管、通る。

ども。
「いつもブログ見てますよ」の一言が本当に励みになっている担当ちゅんです。

5月11日に当ブログに投稿した「やっぱり通らない地下埋設」という記事の続編になります。よろしければまずそちらの記事をご参照ください。

情報政策室ブログ:やっぱり通らない地下埋設(2018-5-11)

「学校の敷地にある地下埋設の管は、どうしてだかすんなり通らない」「あきらめるしかない」と、残念な内容をご報告したものです。
このたび、ついにその学校にて工事日が決定し、業者さんによる事前配線作業が行われることとなり現場に立会しました。

現場に到着し、さっそく光ケーブルの配線ルートについて最終確認。私からは地下埋設が使えない前提で「このあたりに引いて、そこから壁伝いにケーブルを這わせて・・・」と説明したのですが、どうも業者さんと話がかみ合いません。聞くと「地下埋設の管を通せるかもしれない」とのこと。「いやいや、これまですでに2度ほど現調が行われていて、その都度「無理ですね」と言われているんですよ。それはさすがに厳しくないですか」と伝えるも、なにやら勝算がありそうな様子。

話を伺うと、「地下埋設の管の途中にやはりBOXがあるのではないか」とのこと。しかし、前回までの調査では、地下ピットに入れるような入り口は見つけられませんでした。業者さんと校内をもう一度探してみます。入線ルートに一番近い部屋は「女子トイレ」だったのですが、やはりここからは地下に入ることができません。次に「多目的トイレ」を確認しますが、やはりNG。微妙な空気になる中で、最後に「男子トイレ」を確認すると、そこにはなんと床下への入り口が!

業者さんが地下に潜り数分後、無事に地下埋設の管が通ったとの朗報がもたらされました。やはり見込みどおりBOXが取り付けられていて、地上からいくらワイヤーを通しても通線は不可だったとのこと。さすがプロの仕事です、恐れ入りました。
ところで、この地下への入り口、後から図面を見返してもどこにも書かれていません。さらにいえば、床下にBOXがあるとも書かれていないとのことで、苦笑いです。おそらく、百戦錬磨の業者さんにとっては、こんなことは日常茶飯事であり、たいしたことではないのでしょう。
結果的に、理想的な配線をすることができ、景観を損ねずに綺麗な工事ができました。諦めずに調査をしていただいて、本当によかったです!

配線工事
無事に管が通って一安心です

(投稿者:ちゅん)

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まさに外科医

ども。
八雲地域と熊石地域の気温差に驚く担当ちゅんです。

先日、とある施設で光回線の開通に伴う事前確認が行われ、我々もその現場に立ち会いました。確認作業は通信事業者さんが行うものなので、指示だけ出させてもらえば後は見ているだけ。現場監督といえば格好いいですが、肉体労働では無い代わりに瞬時にいろいろなことを判断しなければならず、それはそれで大変な仕事です。

さて、その現場での出来事です。実は、その現場は「難工事」が予想され、これまでに我々が立ち会わずに2回ほど現調が行われては「失敗」に終わっていました。というのも、こんな悪条件が重なっています。

・ 宅外の配線は架空禁止、全て地下埋設の配管を通さなければならない。
・ そもそも、配管のルートは不明。通るかはやってみなければわからない。
・ 運よく配管が通ったとしても、建物内部でどのように配線されているか不明。
・ 天井の建材はビス止めだけではなく糊付けがされていて剥がすことができない。
・ よって、既存の電話回線自体がどのように配線されているのかわからない。

こうした状況の中、通信事業者の技術者は最終手段ともいえる秘密兵器を持参されました。それは、人間ドックの胃カメラなどでお馴染みの「内視鏡」です。人体に使うものと比べて太さはやや細めですが、手元のコントローラーを使って上下左右、フレキシブルに曲げることができます。先端部にはカメラが取り付けられていて、小さい穴の隙間からワイヤーを通すと、内部で配管や配線がどうなっているかわかるというわけです。こういう道具が存在していることは知っていましたが、実際に見たのは初めてでしたので大興奮。そして、この内視鏡を見た瞬間、正直「今回は成功だな」と思いました。

しかし、予想に反して調査は大苦戦。どうやら地下埋設の管自体はすんなりとワイヤーが入ったようで、建物内部の壁付近で「ガサゴソ」と音はしていますが、肝心の入り口がわかりません。
ある程度の目星をつけ、壁に小さな穴を開けて例の内視鏡を入れてみますが、そこには「強電」のケーブルしかなく、電話などの「弱電」のケーブルはありませんでした。
そこからは穴という穴、手当たり次第に内視鏡を入れてみましたが、結局、入線ルートは確保できませんでした。業者さんいわく「地下埋設の管は建物の入り口で終わっていて、そのあとは管を使わずにケーブルが引かれている可能性がある」とのこと。これ、建物の建築工事の最中の、壁を貼る前にやられたものと思われますが、後からはどうすることもできない、厳しい状況です。

結果、3時間くらいねばって調べましたが、時間切れとなり調査はまたしても失敗に終わりました。現場に残されたのは内視鏡を通すために開けられた5cm四方くらいの穴だけ・・・。プレートは取り付けましたが、何とも痛々しい状況となってしまいました。後日、作戦を練り直してリベンジです。

作業中の風景
まさに「職人技」でした。結果は残念でしたが、貴重なものを見させてもらいました。

(投稿者:ちゅん)

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希少価値の高い消耗品発掘

ども。
このところずっと寒いです。寒いまま6月が終わってしまいそうで、憂えている担当ちゅんです。

先日、とある部署の担当職員から「ちょっと相談がある」と持ち掛けられました。この時点で若干嫌な予感がしましたが、どうやらそういった類の話ではなさそうです。聞くと「書庫から大量のフロッピーディスクが出てきたんだけど、どうやって処分したらいいのか」とのことでした。
「フロッピーディスクを処分!?とんでもない!!」ということで、全て我々が引き取らせてもらうことになりました。

ご存知の方も多いと思いますが、フロッピーディスクは2011年をもって生産が終了しており、現在は新品を購入することが不可能です。調べてみると、フロッピーディスクのドライブは今でも生産されているようで、つまり世の中には「過去の遺産」をやむなく活用しなければならないような悲しい事情が存在するのだと推察されるわけですが、実はこれ、他人事ではないのです。数は少ないですが我が社にも今なお現役でフロッピーディスクを使っている部署があって、それはそれで驚いてしまいます(やめてくださいと何度か持ち掛けていますが事情があるようです)。
そして、生産が終了しているため現在市場では若干のプレミアがついていて、10枚購入しようとすると3,000円以上の値がついているようです。

今回、引き取ったフロッピーディスクは100枚にもなりました。中にはラベルに「ワープロ」と書かれていたり、はたまた退職した職員と思われる見知らぬ名前が書かれていたりと、まるで古文書でも見ているかのようです。
それだけではなく、なんと新品未使用の「ドライブクリーナー」なるものまで発掘されました。クリーニング用フロッピーディスクのシャッタ部を開けて、そこに湿式のクリーニング液を垂らし、それをドライブに読み込ませるという仕掛け。商品の説明書きには「月に1回程度は行ってください」とされていて、驚きです。よくぞこのような希少価値の高いものがこのままの形で残っていたものです。箱に入れて大切に保管しようと思います。

ところで、もしかしたら、今や若い職員にとっては「フロッピーディスクって何?」という世界かもしれません。事実、隣席の相棒(30)にそのことを話すと「フロッピーの容量って100MBくらいでしたっけ?」と返ってきましたから。そうですよね、普通はそのくらいあると思いますよね・・・。時代は変わりました。

フロッピーディスク
まさか容量が「1.44MB」なんて信じられませんよね

(投稿者:ちゅん)

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施設間通信の再構築

ども。
お昼またぎでの外勤では、昼食(外食)が楽しみな担当ちゅんです。

本日は以前からの懸案事項であった「施設間通信」の再構築を行うべく、朝から熊石地域に出かけておりました。案件としては、昨年も当ブログで試験の様子を記事にしておりましたので、よろしければご参照を。

情報政策室ブログ:施設間通信不調の原因は(2017-08-21)

状況などはこの記事のとおり。このたびは、その際に試験を行ったものと同じアンテナに交換することとなりました。

今日の作業は当町にしては珍しく、全てを業者さんにお願いするかたちをとりました。というのも、これまでの施設間通信で利用してきたアンテナには「同軸ケーブル」が利用されておりましたが、今回のアンテナには通常の「LANケーブル」が利用されます。アンテナを取り換えるだけではなくケーブルの交換作業も発生するため、我々のような素人では危険が伴う(高所です)と判断。もしかしたら、レジェンドの元上司92氏だったら「甘えるな」と言いそうですが、今回ばかりは許してもらいました。

現場に到着して、業者さんと合流。すぐさま「やっぱり頼んで正解でした」と言葉が出ました。事前の想定ではアンテナ設置場所の屋上へは施設のベランダから外に出て、そこから壁のハシゴを上っていくものとばかりに考えておりましたが、なんと高所作業車で来ていただきました。これなら、わざわざ建物の中に入る必要もなく、外から一気に屋上へ。それだけではなく、ケーブルの取り換えも高所作業車のおかげであっという間に終了。さらに、既存の配管も想像以上にスムーズに通線でき、当初は2日がかりで作業が必要と思われた現場でしたが、ものの半日程度であらかたの作業を終了してしまいました。やはり、プロは違います。

結果、施設間通信のスループットはおよそ30倍にもなりました。元の状況がひどすぎたため、その違いは歴然です。現場の職員も「速いね~」と言ってくださり、ようやく肩の荷が下りたような気がします。これまで、通信速度が遅く、不安定な状況で我慢して使ってもらっていました。これからは快適に業務を行ってもらえるものと思います!

高所作業車
写真だと伝わりづらいですが、結構な高さなんです。

(投稿者:ちゅん)

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HTAでにわかプログラマー気分

ども。
我が子からもれなく風邪をもらってしまう担当ちゅんです。

今日は少しだけマニアックな話題になります。
この2日間くらい、びっちりと風変わりな仕事に着手しておりました。とある部署で利用している「情報政策室謹製」のアプリケーションもどきがあり、それを大幅に刷新しなければならなくなったのです。

このアプリケーションもどきですが、なぜもどきかというと、HTA(HTML Application)というがっつりWindowsでしか動作しないレガシーな技術を用いているのです。VBとか.netでアプリケーションを作るのは無理でも、私のような「得意分野はウェブ(HTML+CSS)です」という人間にとっては最終手段というか、むしろこれでしかやりようがないのではないかと思うほど、それっぽくなります。

簡単に言えば、普通にHTMLでページを作り、拡張子をHTMLからHTAに変更するだけ。すると、通常はブラウザで読み込まれるはずのページが、あたかもアプリケーションのように振る舞うという仕掛けになっております。HTAでのみ利用可能なタグもいくつか定義されているので、ある程度設定もできますし、外部スタイルシートもOKです・・・というか、やってみたら動きました。普通に考えれば所詮HTMLなので、たぶんJavaScriptなんかも大丈夫なんだと思います。

今回の案件では、アプリケーションもどきを起動させると八雲町の地図が表示され、行政区域ごとにボタンが用意してあって、それを押すとメールの送信ができるというもの。先方から色々と改修要望があり、それに対応すべく作業。通常、ウェブサイトの場合だと「誰でも、どんな環境でも」といった点を考慮する(だから難しい)のですが、今回のようなケースだと「特定の人が、特定の端末で」が前提なので、スタイルシートには「position: absolute;」ばかりが並んでいます。でも、これでいいのです。
思いのほか捗ったので、今回はメールの送信先アドレスの保守を行うための保守メニューまで作ってしまいました。こういうことをする知識や技術を持たない人間なので、それっぽいことができるようになるとついこだわってしまいます。

一斉メール
こんな感じでそれっぽくできます

(投稿者:ちゅん)

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