電柱立て

ども。
外勤が続き、事務が滞っている担当ちゅんです。

そんな状況ですが、今日も外勤でした。とある学校にてこのたび光回線が新規開通する運びとなり、本日はその事前工事として「電柱立て」を行っておりました。
「立てた」と言っても、正確には電柱立て作業に「立会した」という話であり、我々が穴を掘って電柱を立てたわけではなく、場所の指示だけを出させてもらい、あとは通信工事のプロが作業を行っているのをじっくりと見学させてもらいました。

実は数年前に一度、電柱を立てる作業を見たことはありました。今回は2回目だったので大体の作業は把握しておりましたが、やはり一筋縄ではいきませんでした。
我々が現場に到着すると、工事業者さんはすでに現場で作業に着手している様子・・・でしたが、何となく雲行きが怪しい。皆さん腕組みをしながら、スコップを持つ手が止まっておりました。
話を聞くと「図面には無い管にあたってしまった」とのことで、私も思わず天を仰ぎました。

すでに数十センチほど掘り進められた穴の底に、コンクリート製の管が見えます。どうやらこの管は排水用の管のようです。実は、事前に図面も確認していたのですが、それは「電気設備工事」の外構図面であり、私は地下埋設の電線ばかりを気にしていたのですが、排水管が埋まっている可能性くらい事前にわかりそうなものです。すっかり業者さんに迷惑をかけてしまいましたが、別な場所を選定させてもらい、作業再開。

で、数十センチとはいえ開けてしまった穴はどうしたかといえば、土を綺麗に埋め戻したあと、その上に「元の芝生」をかぶせ、プラスチックのホウキでささっと履くと「あら不思議!」どこに穴があったのかさえパッと見は気がつかないような完璧な復元です。本物のプロというのは、穴を掘る段階で様々な可能性やリスクを想定し、万が一、切り戻しになった場合も対処が可能ということです。たいへん勉強になりました。
ちなみに、電柱は手彫りで掘られた穴にスポッと差し込まれ、ものの1時間足らずで自立してしまいました。聞くと、電柱というのは長さの六分の一程度の穴があれば、自立するそうです。こちらも勉強になりました。

埋め戻し
どこに穴があったのか全くわかりません

(投稿者:ちゅん)

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議会中継システムを構築します

ども。
このブログは想像以上に多くの「同業者様」がご覧になっているのだと再認識した担当ちゅんです。

というのも、私が4月18日に書いた「餅は餅屋とも言えない時代?」という記事に対して、様々な方からリアクションをいただきました。文末にネットワーク図のようなものを載せたことで、もうすっかり何をするのかがバレてしまっていたようですが、ようやく正式にお知らせできます。
当町では本年度、「議会中継システム」を構築することになりました。

今回、情報部門としては中継システムの心臓部となる「映像配信」の部分に関して業務を受け持つこととなり、先日からその準備に取りかかっております。
そうした中で、一般の方には少し難しい言葉かもしれませんが、我々の業務では「責任分界点」という用語が出てきます。どこからどこまでが業者さんの仕事の範疇なのかという、業務の境目のことを指します。今回のケースでは、中継システムを構築する本会議場までLANケーブルを引くのは我々の業務で、業者さんはそのLANケーブルから先の撮影・音響・配信機材の構築。つまりLANが問題なく利用できるようにするところは、我々の業務としたのです。

計画段階では「機器の設置までにLANを通しておきますから」と安易に答えていたのですが、いざその時が来て、現場を改めて確認してみて「これ、無理だわ」と。議場というのは想像以上に難しい現場で、天井は吹き抜けで高さがあり、床には赤い絨毯が敷かれ(しかも剥がれない)、ここにLANケーブルを這わせるなど論外。そもそも、議場の外から内にLANケーブルを入線させられそうな場所もありません(ドリルでの穴開け必須)。これは困ってしまいました。

しかし、一度やると言ったものをいまさら「やっぱり無理でした」というわけにもいかず。あれこれと頭を悩ませて、ふと、議場に設置されている無線LANのアクセスポイントが目に留まりました。議場の中に露出でLANケーブルを引くのが難しいのであれば、やはりここは我が社らしく?無線LANでの構築しかないでしょう!
ということで、上位のスイッチでタグをつけて、このケーブルを幹線にして、APでマルチプルVLANをつくって・・・と、頭の中で設計していき、ようやく一筋のかすかな光が見えてきました。理論上は行けるはずです。
問題は「映像配信」という、明らかに通信トラフィックが多そうなものに対して、無線LANで大丈夫なものなのか。結論はこれから行うテストの結果次第ではありますが、いずれにしても、こういう工夫を惜しまず、やはり「何事もチャレンジする」のが当町の情報部門らしさなのだと思っています。頑張ります。

本会議場
議会中継の本稼働はまだ少し先になります。もうしばらくお待ちください!

(投稿者:ちゅん)

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学校にLANケーブルを敷設しました

ども。
ちょっと疲れが溜まっていて、夜は遅くまで起きていられない担当ちゅんです。

そんな中ですが、先日はとある中学校にてLANケーブルの敷設工事を行うことになりました。
通常、学校内にLANをひくときは業者さんに工事発注するものだと思いますが、今回のケースはすごく特殊であり、自営で行う決断をしました。何が特殊だったかといえば、この学校の用務員さんが超凄腕で、天井裏にケーブルを通す心得があったこと。さらには事務官さんも負けず劣らずで、自分でLANケーブルの成端ができるくらいの技術を持っていたこと。そういう状況下で、私もお手伝いすればなんとか可能ではないかと判断したものでした。

今回、学校からのリクエストは「体育館でWi-Fiを利用できるようにしたい」というもの。これを実現するには校舎の端から端まで、天井裏にLANケーブルを這わせる必要があり、これがなかなかの重労働です。
相当な難工事を覚悟して現場に到着。すると、そこには目を疑う光景が。なんと前述の用務員さんが事前作業として天井の建材(ジプトーン)を要所要所で剥がしておいてくれていました。こんな経験は今までに一度もありません。このジプトーン剥がしがないだけで、ものすごく作業は楽になります。

さらに、もう一つ。当初は職員室から体育館までの間、60メートル弱の距離にLANケーブルを引かなければならないと思っていたのですが、体育館側から20メートルほどの場所まではすでにLANケーブルがひかれていました。こっちは事務官さんの仕事でしたが、つまり今回のミッションではそのケーブルにLANの中継JJアダプタをつけることで、作業工程が三分の二で済んでしまいます。

私からすれば「楽に工事ができた」ということよりも、そういった学校側の気持ちが嬉しかったです。おかげで、当初予定していたよりもかなり短時間でネットワークを開通さることができ、ついでといってはなんですが、当初は想定していなかった会議室にもLANを通すことができました。
今回は、そういった「現場の方々の熱意」に心を打たれました。本当に気持ちよく仕事ができた現場で、忙しい中で対応をしていただいた用務員さんと事務官さんには頭が下がる思いでした。

校舎
今回の用務員さん、天井裏にも入れる「忍者」でした。

(投稿者:ちゅん)

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摩訶不思議な現象に困惑

ども。
先週末はふるさと熊石にて開催された「あわびの里フェスティバル」にて、ステージイベントの司会を担当した担当ちゅんです。

本日は、とてもレアな現象に遭遇しましたのでご報告します。

とある部署の業務用PCを取り換えることになり、まずは職場でせっせとキッティング作業を実施。Windows 10をクリーンインストールし、様々なソフトウェアを準備・インストールし、半日ほどの時間を要しましたがようやく現場に持って行ける状態に。これでも、昔と比べると展開はずいぶん早くなりました。

さっそく、PCの交換に向かいます。今回、更新の対象となったPCはデスクトップだったのですが、ディスプレイ、キーボード、マウスについては既存のものを流用することになっていました。現場の職員と「ようやく快適に仕事ができますね」などと話をしながら配線作業を行い、満を持してスイッチオン。しかし、モニタ画面に映し出されたのは・・・まるで砂嵐(文末写真参照)です。

せっかく苦労して準備したのにどうしてしまったのでしょうか。もしかしたら現場に持ってくる途中で壊れてしまった?のかもしれませんが、とても残念です。
実際のところどうなのか、検証を開始します。まず怪しんだのはディスプレイで、すぐ近くにあった別なものとつないでみたのですが、結果は変わらず。こうなると原因は本体です。ここで若干諦めて、配備予定だったPCを持って職場に帰ります。

職場のキッティング環境でもう一度電源を入れてみますが、きちんと画面は表示されます。
どうやら、キッティングに利用したディスプレイでは正常に出力されますが、その他のディスプレイでは出力できないというのが今回の現象であることがわかりました。

現象はつかめましたが、肝心の対策が思いつきません。残された手段は少なく、ダメ元でグラフィックドライバーを更新してみることにしました。今回のPCにはIntel HD Graphics 4000が搭載されていることがわかりましたので、Intel社のウェブサイトから最新版をダウンロード。ほとんど期待しておりませんでしたが、ひとまずインストールしてみます。
・・・すると!奇跡が起きました。なんとこれまで「砂嵐」だったディスプレイでも綺麗に画面が表示されました!

これ、つまり「ディスプレイドライバが当たっていなかった」ということなんですけど、Windows 10をクリーンインストールして、よもやHD Graphicsが当たらないとは思いませんでした。
当方の環境ではキッティング中にほぼインターネットには接続しないため、自動更新も動かなかったということなのですが、それならばなぜ1台のディスプレイだけはきちんと表示できていたのか、すごく謎です。まだまだ分からないことってあるものですね。

砂嵐
絶望的な画面でした

(投稿者:ちゅん)

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CPU切替器も奥が深い

ども。
春先に業務を詰め込みすぎてビジーな状態の担当ちゅんです。

昨年度、職場の業務用パソコンを全台更新しました。その後、しばらくは特に問題もなく平穏に運用できていたのですが、このところちらほら不具合を訴える職員が出始めました。

症状は決まって「ディスプレイの解像度がおかしくなる」です。デスクトップPCを配備した職員の中には、1枚のモニタ・1組のキーボード、マウスを2台のPCで共有して使っている方がいます。主に基幹系システムを利用している職員で、デスクのスペース上やむを得ずCPU切替器を利用しています。その切替器が、新しいPCと交換後からどうもうまく動かなくなるケースがあるようなのです。

初めのうちは気がつきませんでしたが、不具合報告が増えてくるにつれ、どうやら不具合が起きる切替器はある特定のメーカーの同一機種であることがわかってきました。
まさか切替器が使えなくなるとは想定しておりませんでしたので、急ぎ原因を調査してみます。すると、CPU切替器にも一応「対応OS」という概念はあり、さらに、機種によっては「ワイドディスプレイ非対応」とされているものがあるなど、さまざまであることがわかってきました。

それだけではなく、ディスプレイから読み取った識別信号(EDID)を保存する回路を有するか否かで「裏起動」に対応するかどうかが決まってくるということや、キーボード・マウスが選択されていないパソコンに対しても接続されているかのように振る舞うエミュレーション機能の有無など、調べれば調べるほど深みに嵌っていきます。
結局のところ、今回不具合が発生した切替器は上記のような様々な機能のうち、おそらくEDIDの保存回路が非搭載であったために、うまく解像度を認識できなかったのだと推測。
ただ、ワイドモニタ環境で問題なく使えているその他の切替器も、パッケージを見てみると「ワイド非対応」と書かれていたりして、よくわかりません。結局のところ、問題なく使えていればそれで良い・・・という考え方は少々乱暴かもしれませんが、つまりそういうことなのだと納得することにします。

ワイド非対応
ちゃんと使えている切替器も、実はいつかの時点でダメになったりして・・・。

(投稿者:ちゅん)

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