親の居ぬ間に

ども。
地元熊石のお祭りに参加し、一日遅れで筋肉痛の担当ちゅんです。

つかの間の夏休みを満喫し気分もリフレッシュできましたが、「仕事のことは忘れて」という訳にはいきませんでした。困ったことに、私が休んだ時に限ってなぜかトラブルは発生するようです。

午後、家族とともに親族の墓参りに向かっていると、携帯電話に着信あり。発信者は隣席の相棒。「お休み中のところ大変申し訳ないのですが・・・」と妙に丁寧な口調で始まる通話に嫌な予感しか感じられません。
話を聞くと、これまで一年以上に渡りほぼノートラブルで運用してきた物理サーバに突如不具合を生じ、ホストしている約半分の仮想サーバが停止状態または機能不全になっていること。あわせて不具合を解消するためには緊急でサーバの再起動が必要な状況であることが伝えられました。私は現場にいないので状況を伝え聞くしかありませんが、まずは「関係職員に対して不具合を周知し、その後は最善と思われる対策を取ってみてほしい」と伝えて電話を切りました。

そこから、私はサーバの保守業者さんに電話連絡をし、発生している不具合の原因や状態を確認するとともに対策方法を協議。それが済んだら再度職場に電話をして業者さんと協議をした内容を連絡。それが終わると今度は某部署から電話がかかってきて「システムが動かないけど何かあったのか」との問い合わせに対応。いずれも一様に「なぜ"ちゅん"がいない時にこういうことが起きるのか」と。私も同感ですが、残念ながらこれが現実です。

結果、この件はサーバ保守業者さんと隣席の相棒の連携により、なんとか無事に復旧までたどり着いたようです。その後は、特に電話連絡もなく本日を迎えました。
が、朝出勤すると次々ともたらされる「不具合発生」の連絡。中には「ほとんど通信ができない状況」とされた機器もあり、休み明け早々青ざめてしまいましたが、いざ確認をしてみると何の問題もなく正常に通信できている始末。これには隣席の相棒も「一体どうなってるんですかね。昨日は全くダメだったのに・・・」と半分呆れた様子。

これって、まさに「情シスあるある」なのですが、別に何かをしている訳ではないけど、担当者がいなくなったとたんに問題が起きるということは結構な頻度で発生します。「親の居ぬ間に」ではありませんが、空気を読まずに不具合を起こす機械の気まぐれには困ってしまいます。

顛末
時系列でまとめられた顛末。後から見せられると、まるで浦島太郎のようです。

(投稿者:ちゅん)

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どこまでキープするか

ども。
お盆を過ぎると一気に秋の気配ですよね、担当ちゅんです。

本ブログをいつもご覧いただいている方は「ああ、あれね」と思われるかもしれませんが、昨年度、職員が利用する業務用パソコンを全台更新するという大仕事を行いました。マンパワーが圧倒的に不足する中、およそ半年かけてなんとか乗り切ったのは記憶に新しいところです。

で、そういう仕事をやった後には大量の「廃棄」が待ち受けています。本当はパソコンの更新が完了したらすぐに取り掛かる予定でしたが、年度末・年度初めの業務に加え、当室の職員体制にも変更があったりして、結局この時期までずるずると引っ張ってしまいました。
冒頭にも書きましたが、北海道ではお盆を過ぎると一気に秋めいてきて、油断をしていればあっという間に冬が到来です。雪が降る中で廃棄処分の業務は勘弁いただきたいので、ようやく重い腰(痛い腰?)をあげて作業に着手しました。

廃棄処分といっても、使わなくなったパソコン全てを闇雲に全て捨ててしまう訳ではありません。急遽パソコンが必要になった場合などに備え、程度のいいものはとりあえずキープするという作戦を立てました。早速、どこまでキープするのかの検討を行います。
とはいえ、着手してみて気がついたのですが、この作業はなかなか大変です。導入年式が古いものや、スペックが低いもの、具体的にいえば導入後7年、8年が経過しているCeleronのパソコンはもう許してあげてもいい、というのはすぐに判断できますが、、導入後5~6年程度のCore i3搭載パソコンは判断が分かれます。同じ「i3」という呼称でも、最新世代と旧世代ではPentiumIIとIIIくらいの差(わかりづらいか・・・)があるというのは理解していますが、貧乏性なのかi3を処分するというのが実にもったいなく感じられます。

結局、CPUだけでは判断できず、外観のコンディションなども確認しながら選別するという、なんとも面倒なことになってしまいました。現場に投入して5~6年もたつと、キーボードのキートップの文字が剥がれていたり、液晶画面の発色が悪くなっていたりと、やはり相応な劣化は見られます。一方で、やけにコンディションが良い個体もあったりするから不思議です。使い方もあるでしょうけど、それだけでは説明のつかない何かがありそうに思えます。

廃棄待ちの山
もったいない精神が「社是」な我が社からすると、最も難しい業務ともいえます。

(投稿者:ちゅん)

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庁内向け議会中継

ども。
8月が過ぎ去っていくスピードに頭がついていかない担当ちゅんです。

さて、7月24日の北海道新聞朝刊(道南版)に、当町が本年度構築中の議会中継システムのことが写真付きの記事で掲載されました。
記事の中では庁内向けの配信についても触れられております。以下、記事を引用します。

動画配信に合わせ、町は各職員のパソコンでも視聴できるよう、庁内ネットワークを構築した。本会議の庁内放送はこれまで、議場隣の委員会室でしか聞くことができず、答弁を控えた職員が長時間待つということもしばしばだった。

2018/7/24 北海道新聞朝刊 道南版より引用

議会中継自体は議会事務局が実施している事業ですが、庁内向け配信については当室が構築作業を行っています。
現段階で構築はほぼ完了し、議会が開催される都度「動作試験」を行っているところです。

それにしても、動画配信の技術の進歩は目覚ましいものがあります。その背景には自ら動画を撮影して動画投稿サイトで公開するなど、動画配信が身近なものになったという部分があると思います。ユーチューバーという「職業」が子供たちの人気になるほどです。
一昔前までの動画配信では、映像を撮影し、配信用の機器に取り込み、動画を適切なサイズ・フォーマットにエンコードし、配信用サーバで公開するという複雑な手順を要していたことが、今では映像を撮影し、動画配信用機器で配信する、で終わりです。もっと極端な例でいえば、スマホやタブレットを使えば映像を撮影しながら配信するだけ。あらためて、すごい時代です。

今回導入したのはCEREVO社の「LiveShell X」という機器。当然フルHD、コーデックはH.265に対応。3ストリームまで同時配信可能、ローカル配信、動画保存などにも対応と、まさに夢のような機械。当町はこの機器を2台導入し、1台は外部公開(youtube)用、もう1台を庁内公開用として構築しました。こういう構成をしても、費用は従来の半分以下。安すぎて不安になるレベル、まさに「技術革新」です。

本会議の動画配信は、録画編集した動画を9月定例会から、生中継の動画を12月からそれぞれ配信する予定です。楽しみにされている方もおられるかと思いますが、現在鋭意構築中ですので今しばらくお待ちいただければと思います。

 

新聞記事
配信までの操作が簡単なのも今回のシステムの特徴だと思っています

(投稿者:ちゅん)

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有線LAN配線工事完了

ども。
腰痛のことを書いたら、多くの方から「大丈夫ですか」と声をかけられた担当ちゅんです。ありがとうございます。徐々に良くなってきました。

先日記事にしましたとおり、某学校にて職員室の無線LANを有線LANに切り替える工事を実施しました。
当日は我々情報担当2人のほか、教育委員会からも3人の職員が応援に駆けつけてくれました。現場に到着するなりすぐにOAフロアの取り外しをお願いし、慌ただしく作業開始。腰が悪くて使い物にならない約1名を除き、作業はパワフルかつスムーズに進みました。これも前日の下見のおかげです。

今回、有線LANを引くにあたっては島HUBを一切使わない「スター配線」とすることを計画していました。分電盤に設置したHUBから各机(端末)まで一気にLANケーブルを通します。こうしておくことで島HUBが壊れたり、コンセントが抜けて通信できなくなったりするリスクを減らすことができます。反面、デメリットとしては後からLANケーブルを追加しようとしたときに大工事が必要になるという点はあるのですが、その辺は自営の強みで「そうなったら島HUBだべさ」と。実にフレキシブルな対応だと思っています。

そこまで決めたら後は作業あるのみ。分電盤からLANケーブルの束を通していきます。分電盤から遠い順に12本、8本、4本と計画通りにケーブルを通していき、あと一息だと思ったとき。まさかのトラブル発生。300メートル巻きのLANケーブルが残り10数メートルになっていることに気がつきました。「300メートルもあれば余裕」と油断していましたが、スター配線のもう一つのデメリットである「ケーブルをたくさん使う」を忘れていました。詰めが甘いとはこのことです。

それでも、急ぎ職場にケーブルを取りに戻り、何とか全ての作業を終えることができました。そこから先はすべてのケーブルにRJ45コネクタを成端し、ケーブルの両端に名付けのタグを巻き、HUBに差し込み・・・。夢中に作業をしましたが、傍から見れば完全に業者さん。でも、自営でやったことで経費は部材代だけで済みました。夏休み明けのネットワークがどうなるのか、楽しみにしています。

配線の川
分電盤の下はケーブルの川になりました

(投稿者:ちゅん)

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師からの教え

ども。
腰痛はやはり治っていませんでした。業務に支障を来すレベルで腰が悪化している担当ちゅんです。

でも、弱音を吐いている暇はありません。年度当初から計画していた、とある学校での無線LAN→有線LANの切替工事の実施日が、いよいよ明日となりました。これまで、その学校の職員室では無線LANを利用してきたのですが、業務のなかでRDSを頻繁に利用するようになり、どうしても無線LANだと通信が安定せずに苦労してきました。加えて、その学校の職員室はもともとOAフロアが整備されており、LANケーブルを引き回すのが容易です。そうした状況から、学校の夏休み期間を利用して、我々が自営でLANの敷設を行うことにしたものです。

今日はその下見を兼ねて学校を訪問しました。明日の段取りや作業工程などの最終チェックです。
現場に到着してさっそく図面と照らし合わせながらOAフロアを開けていきます。すると、事前にケーブルが通っているとされた場所にはケーブルはなく、図面とは異なる場所に向かって通っていることが判明。もし当日これに気がついたら作業が大幅に遅延、もしくは仕切り直しになるレベルでした。
それだけではなく、新規にLANケーブルを引かなくても、あらかじめOAフロアの下に予備のケーブルが存在することも明らかに。これは、有効活用することで作業を大幅に減らすことができそうです。

ここで思い出したのが今は職場を離れている私の師匠「元上司92氏」からの教え。「現場作業を行うときは、自分の頭の中で事前に工事が完了していなければいけない」というのがありました。不確定要素を残したまま現場作業を行うとろくなことにならないよ、と。まさにその言葉通り、事前に現場を下見していなければ大変なことになるところでした。
結局、下見と言いながらがっちり3時間もかかる作業となってしまいましたが、忘れかけていた現場での基本を思い出すことができました。本番は明日、腰に気をつけてしっかりと頑張ります。

下準備
明日の本番を前に、すっかり汗だくになって作業しました。

(投稿者:ちゅん)

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