苦労したHUBの再設定

ども。
本日から八雲では北海道三大あんどん祭りの「八雲山車行列」が開催予定。天候が気になる担当ちゅんです(詳しくは当町観光ブログにどうぞ)。

さて、とある試験事業を実施する中で、LANケーブルの敷設が必要になりました。結構な数のポート数が必要となるので急遽16ポートのHUBを複数台用意して、これをカスケード接続しようと考えました。本来はもっとポート数の多いHUBを用意できればよいのですが、なにぶん試験なのでなるべく経費はかけないで行いたいのです。

そして、こういうときにすぐHUBが見つかるのは我が社特有の「もったいない精神」のおかげです。サーバ室にまだ使えそうな、しかも1000BASE-Tの16ポートHUBが4台も積まれていました。どこかの現場で廃棄となったものを大切に保管していたということなのですが、それにしてもこんな上物を使わないで置いておくとはどういうことでしょうか。

調べてみました。すると、どうやらこのHUBはとある学校のパソコン教室でかつて使われていたもののようなのですが、なんと「再設定しようとしたけど管理者IDとパスワードが分からない(しかもリセットもできない)」という悲しい事情があったようです。廃棄予定の山から勝手に拾ってきたので文句は言えませんが、実に残念です。
ですが、やはりあきらめきれません。自分の目でもそれを実際に見てみようと思い、HUBのシリアルポートにケーブルをつないでTeraTermで覗いてみます。すると、やはりログイン画面でIDとパスワードの要求が出てきました。

こんなときにまず試すのは、メーカー出荷時に設定されているデフォルト値。取扱説明書に書かれていたものを入力してみますが、やはりこれではログインできません。そこからは手当たり次第に思いつくまま、様々な組み合わせを試してみますが、これまた簡単には見つかりません。もっとも、簡単に破られるようではパスワードの意味はありませんので仕方がないことです。
しばらくチャレンジを続け「これは確かに厳しそうだな」とあきらめかけましたが、やけになってIDを入れた後にEnterを複数回押したとき、奇跡が起きました。なんと画面には管理者メニューが表示されています!

そうです、実は設定されていたのはメーカーデフォルトのIDだけで、パスワードは未設定(なし)だったようなのです。偶然、パスワードの入力をせずにEnterしたことでログインできてしまった、というのが話のオチになります。普段から物を大切にしているとこんなご褒美もあるんだと思いました。
・・・ただ、今回用意したHUB、設定を終えてから気がついたのですが排気ファンの音がうるさくてどうしようか迷います。1台ならまだしも、これを複数台運用したら、きっとクレームが来るだろうなぁ。やはりすんなりと事は運ばなそうです。

HUB
再利用は可能となりましたが、利用するか否かは検討中。

(投稿者:ちゅん)

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インターネットの速度測定

ども。
私物ではありますが、パソコンを新調した担当ちゅんです。もちろん中古です!

さて、業務の中でネットワークの速度を測定しなければならない場面というのは、案外多いものです。速度を計測するうえで大切なことは、インターネットの速度とローカルの速度を分けて考えることだと思います。私の場合、ローカルの速度計測にはフリーソフトの「NetMi」を利用させてもらっています。サーバ側とクライアント側、それぞれで本アプリケーションを起動させておいて、その間のスループットを計測するもの。あくまでも目安でしょうけれど、私にとっては必要十分だと思っています。

で、いつも迷うのがインターネット側の速度。これについては様々な方と意見交換をしていますが、人それぞれ使っているサイトやサービスが異なります。最近では速度結果がグラフ表示されたりと、かなり高機能なものもあるようです。正直、どのサイトを利用するのがいいのか迷ってしまいますが、皆さん一致しているのは「どこでもいいのだけど、毎回使うサイトは特定した方がいい」ということのようです。
つまり、サイトやサービスによって速めの速度が出るところもあれば、遅めのところもあるのですが、いずれにしても「毎回同じもの」を使っていれば相対的に速度の目安となりますよ、ということです。なるほど、勉強になります。

我々の部署ではこれまで、伝統的に「BNRスピードテスト」を利用してきました。元上司92氏がよく利用してきたものなのですが、いつしかこのサイトで計測することが暗黙のルールとなりました。大変便利に利用してきたのですが、速度計測にはFlashが使われていて、たまにFlashが利用できない環境だと測定が画像によるものに置き換わり、「いつも同じ環境」とはいかない面もありました。

そこで、今後はどこかのサイト、できればどんな環境からでもすぐにアクセスができるもの、使い方が容易なものはないかと探してみました。
すると、驚いたのですがGoogleにスピードテスト機能なるものが実装されていました。使い方も簡単で、「スピードテスト」と検索するだけ。簡単です。
これなら自ら操作できない環境であったとしても、電話などで「スピードテストと検索してください」と指示をして実行をお願いすることも簡単そうです。以降はこれに統一して業務を行っていこうかなと思っています。

スピードテスト
誰でも使えるという点で優れていると思います

(投稿者:ちゅん)

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フェージング現象が発生中です

ども。
普段はサッカーより野球派ですが、ワールドカップは別だと思っている担当ちゅんです。

そんな時期だからでしょうか。最近「夜にテレビを見ていたら急に映らなくなってがっかり」そんな話を耳にします。また、本日は「町民の方からの問い合わせで、テレビの映りが悪いとのことだけど、どう対応したらよいか。」といった職員からの連絡もありました。
映って当たり前のテレビが急に映らなくなると困りますよね。実際に私も自宅で、数分間テレビが映らなくなったことがあって、右往左往してしまいました。

そこで、本日はテレビ放送の受信障害に関するお問い合わせを受け付けている「北海道総合通信局」さんに電話してみました。単刀直入に「町民の方からテレビの受信強度についてお問い合わせが多数寄せられていますが、現在類似の連絡は寄せられていませんか?」と聞いてみると「総合通信局として各テレビ局の送信設備に不具合が生じているとの連絡は受けていません」とのこと。それとあわせて「気象条件などによって電波の状況は変動するものです」とのことでした。
次に、地元のテレビ局である「HNK函館放送局」さんに電話。すると「放送局の設備に異常はありません」と前置きがあったうえで「ただ、室蘭の設備から電波を送信している八雲地域は『フェージング現象』により強度が不安定になっていることを把握しています」とのこと。

やはり、この時期特有の「フェージング現象」が発生中のようです。フェージング現象とは何ぞやという点を解説しだすと長くなりますし、そもそも私のような「にわか」が詳細な解説は困難ですので、もし興味がおありの方は次のサイトからご確認いただけます。

総務省|関東総合通信局:電波の異常伝搬によるテレビの受信障害
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/bc/shogai/izyou/

上記リンク先にもありますとおり、今回のフェージング現象を含めた電波の異常伝搬に対しては「自然現象によるものですので、これといった対策の方法はありません」が答えとされています。八雲町内では特に夏場のこの時期に発生することが多く、傾向としては日中よりも夜~日の出頃が特に悪いようです。
せっかく楽しみにされていたテレビ番組が見られず、特にこの時期はサッカーワールドカップなどで深夜帯にテレビをご覧いただく機会も多いなかで大変残念ですが、やはり「自然には勝てない」ということでご理解いただくしかないようです。

アンテナ強度
裏技的には「ワンセグ」を受信してしのぐという手もありそうですが

(投稿者:ちゅん)

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光回線開通後の後始末

ども。
Twitterにて「八雲町の情シスのブログ、書籍化されたら絶対買う」というツイートを偶然見つけて、飛び上がりたいほど嬉しかった担当ちゅんです。

本日は、とある学校でネットワーク回線として利用してきたFWAのアンテナの取り外し作業を行いました。光回線が開通したことで役割を終えたものですが、これまで様々な苦労を乗り越えて運用してきたことを思い出し、感慨深いものがありました。

情報政策室ブログ:140m先でPoE機器を使いたい(2014-07-10)
情報政策室ブログ:高所恐怖症(2014-08-25)
情報政策室ブログ:5GHz帯無線LAN経路を変更(2015-02-03)
情報政策室ブログ:また高所作業・・・(2017-08-29)
情報政策室ブログ:高所作業回避(2017-09-07)
情報政策室ブログ:再び、ネットワークが不通になる(2017-09-28)
情報政策室ブログ:FWAアンテナを交換する(2017-10-04)

書き出してみるとこの歴史です。特に晩年は謎の不具合が頻発し手をやきました。
そして、このブログには度々書いていますが、私は高いところが大の苦手。それに加えて、前任の「隣席ふろんと氏」も、現在の相棒も高いところはからっきしダメ。正直、この案件にトラブルが発生すると「またあのハシゴか・・・」と憂鬱になり、誰がハシゴに登るかでけん制しあったことを思い出します。

そんな業務に終止符を打つべく、最後の高所作業。これまで何度も冷や汗をかきながら行った作業ですが、最後は不思議と恐怖心はありませんでした。むしろ、経年により若干見栄えが悪くなってしまったアンテナ機器を見て「お疲れ様」という気持ちでした。丁寧に取り外し、そして残ったLANケーブルを綺麗に処理して作業終了となりました。
グランドの脇に電柱は残ってしまいますが、これは撤去が不可能なのでこのまま残しておくことに。この先、この電柱を見るたびに「たたかいの記憶」がよみがえるんだろうなと思います。

取り外し作業
引き気味に写真を撮ってみたら、妙にシュールな感じになりました。

(投稿者:ちゅん)

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円マークとバックスラッシュ

ども。
このところ、寝不足が続いている担当ちゅんです。

とある部署から「プリンターの初期設定をしてほしい」と依頼の電話がありました。これまで使ってきたレンタルのプリンターが故障し、別なプリンターと交換になったとのこと。同型のプリンターであれば設定情報をエクスポートしておいてもらえれば楽なのに・・・と思いましたが、そういう設定ができる機械ばかりではありませんのでやむを得ません。

IPアドレスのみ現地の職員が設定し、その後は私が自席から設定書を見ながらネットワーク越しに設定します。今回の対象プリンターは複合機タイプであったため、プリンター機能の他にスキャナー機能などが搭載されているものでした。スキャナーについてはあらかじめ保存先をファイルサーバーに設定しておいて、PDFファイルに変換されたデータが自動的に保存されるよう設定します。どうやら、無事に設定できたようです。

現地の職員に「設定が終わりました」と連絡をし、一件落着・・・と思ったのですが、数分後「スキャナーが利用できません」と報告を受けました。
設定後、自分なりに内容をチェックして間違いが無いことは確認していたハズでした。それなりに自信があったので、がっかり。
で、再度設定画面を見てみたのですが、一瞬見ただけではどこに間違いがあるのかわかりません。IPアドレスも問題ないですし、そもそも使えないのはスキャナー機能だけで、プリンターとしては使えているようです。

焦らずに、一つ一つの項目を指さししながら確認していき、ようやく原因が分かりました。ファイルサーバーまでのパスを入力するときに、円マークとスラッシュを間違えて入力していたのです。

実は、円マーク(¥)というのは日本語フォントを使っている時にはきちんと出力されますが、欧文フォントを使っている時にはバックスラッシュ()と呼ばれる記号として出力されます。これは、双方の文字が「U+005c」という同じコードを使っているために起きる現象なのですが、普段見慣れない記号なので、気を付けないとよく間違えます。特に、設定書などを見ながら作業をしていて、バックスラッシュが出てくると無意識にスラッシュを入力してしまいがちです。どう考えても「¥」の方が見やすいと思うんですが、それは日本人だからそう思うのでしょうかね。

円マークとバックスラッシュ
どちらが見やすいと感じますか?

(投稿者:ちゅん)

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