技術サポート要員

ども。
疲労蓄積により寝てばかりいる担当ちゅんです。歳ですかね。

本日は、当町にて「まちづくりシンポジウム」が開催されました。

八雲町:「八雲町まちづくりシンポジウム」内容の変更について(企画振興課)

詳細な内容については上記リンク先にあるとおりですが、私は当日の「技術サポート要員」として裏方作業に従事しておりました。

当初は農林水産大臣がお見えになる予定でありましたが、今般の西日本豪雨への災害対応により欠席されることとなり、そのかわりとして「ビデオレター」を届けていただきました。
当日の私の業務としては、まずはこのビデオレターを会場のプロジェクターに投影するという、この上なく重要かつ緊張する任務が与えられておりました。

準備の段階で、あらかじめスクリーンにプロジェクターを投影して位置決めをしたり、サイズを調整したりしておいて、その状態をキープするためプロジェクターの電源は入れっぱなしにしてレンズ部分を板で隠しておく作戦としました。つまり、電源は常時オンです。
音声は、パソコンのイヤホン出力端子と会場のラインマイクの入力をつなぎ、スピーカーから強引に音を出す作戦。インピーダンスが合わないような気がしますが、この際、方法はこれしかないので致し方ありません。会場のアンプのボリュームを調整し、パソコン側のボリュームを決めます。こちらも、念のためパソコンの電源は入れっぱなしにしました。

ここまで準備してしまえば、後は機械にトラブルが起こらないことを祈るだけ。なるべくリスクが最小となるよう工夫したつもりですが、それでも「もしパソコンが動かなくなったら」「もしプロジェクターが壊れたら」「もし音が途中で途切れてしまったら」など、「もし」を考え出すときりがありません。しかし、一番のプレッシャーは「職場の情報担当が従事しているのだから間違いなく大丈夫だろう」という期待感です。もちろん自信はありますが、そのことと不測の事態が起きることは別な話です。

しかし、そういう努力はかならず報われます。結果として、私があれこれ頭を悩ませた「もし」は一つも発生することなく、無事にビデオレターを再生することができました。その後、パソコンはプレゼンテーションの資料を投影するためにも利用され、こちらもトラブルなく終了。大勢のお客さんと、大切なご来賓の中、独特の緊張感に包まれる会場でドキドキした時間を過ごして大汗をかいてしまいました。無事に終了できて本当にホッとしました!

現場の写真
舞台袖で静かなたたかいが繰り広げられました

(投稿者:ちゅん)

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過渡期

ども。
先週末は本州に行っておりましたが、北海道の暑いとは種類の違う危険な暑さに驚いてしまった担当ちゅんです。

さて、ICTを取り巻く環境は「日進月歩」と言われていて、昨日まで標準だったことが翌日には時代遅れになってしまう、そんな状況です。しかし、急激に仕組みが変わってしまうと混乱を生じるので、それを緩和するため「過渡期」と呼ばれる時期が存在します。古いものから新しいものに切り替わっていく「途中」という意味合いになります。

今、私自身が過渡期だと感じている代表例はWindowsの「設定」です。ネットワークの設定(Wi-FiやIPアドレスなど)や、外部デバイスの設定(プリンターなど)などは、PCを使っていれば避けて通れない部分かと思います。で、以前であればこれらは「コントロールパネル」というツールから行うのが一般的でしたが、Windows 10では徐々に「Windowsの設定」というツールに置き換わってきています。

正直、今まで使い慣れたコントロールパネルが使えなくなることは混乱します。なので、先ほどの「過渡期」という概念が出てきて、コントロールパネルは実は今でも利用可能です。しかし、徐々に置き場所が深くなり見つけづらくなってきており、今はスタートメニューの中の「Windows システム ツール」という場所にひっそりと置かれています。以前はスタートメニューのアイコンを右クリックするとアクセスできたのですが、ある時からこの方法は廃止されてしまいました・・・。
私はいちいちこれを開くのが面倒なので、Cortanaの検索窓に「cont」を打ち込んでアクセスする方法を取っていますが、そのうち本当にコントロールパネルが無くなる日が来そうで、そうなる前に「設定」に慣れなければいけないなと感じています。

同じようなことで、もう一例上げるとすれば、Microsoft Word のワードアートもそうです。以前は文字のサイズを自由自在に変形させることが容易でしたが、いつしか仕様が変わってしまい、使いづらくなったと感じている方も多いのでは。
私もその一人ですが、実は昔ながらのワードアートを使う方法も「過渡期」として存在しています。
Wordを開き、キーボードの「Alt」「I」「P」「W」を順に押していくと、見慣れた画面が表示されるはずです。これ、実はメニューからは開くことができず(たぶん)、あくまでこの入力補助からのみ実行可能。しかし、これで配置したワードアートは、従来と同じようにすべての設定が可能で、リボンにも専用のメニューが出てきます。
こちらについては、コントロールパネル以上に特殊な方法となり、使えなくなるのは時間の問題のような気がします。早い段階で現行の方法に慣れなければ困るだろうと予測しています(が、なかなか卒業できません)。

技術は日進月歩なのでやむを得ないのかもしれませんが、それを使う人間が追い付いていきません。最近は徐々に新しいことについていけなくなってきており、私自身ももしかしたら・・・。頑張らなければ!

ワードアート
自分自身も「過渡期」とは考えたくありません

(投稿者:ちゅん)

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噴火湾パノラマパークに光回線が開通しました

ども。
7月の予定がパンクしそうな担当ちゅんです。

とはいえ、暖かい時期にしかできない仕事が多いので仕方がないところです。
さて、このたび道立公園「噴火湾パノラマパーク」に念願の光回線が開通しました。先日、回線の工事が行われ、VPN回線の切り替え作業等のため立ち会いました。

噴火湾パノラマパークのエリア一帯は、今回、光のエリア拡大となった町内「浜松・山越エリア」の中で、最も重要と考えていた場所のひとつです。八雲町の観光拠点となっていて、さらに道央自動車道の八雲SAと徒歩でアクセスが可能という条件から、シーズンには大勢の観光客で賑わいます。実際に、当町の「どこでもWi-Fi事業」で設置しているFreeSpotのアクセス数では、他の施設と比較してアクセス数の桁が一つも、ときには二つも違います。

そのくらい公衆無線LANの需要が高い中で、これまでバックボーンがADSLであったことが、我々にとってはすごく気になっていたことでした。何度もエリア拡大の陳情を行いながら、ついにこの日を迎えられました。これまで大勢の方々がご尽力いただいた結果だと思います。こうした場面に立ち会う中で、より一層その思いを強くしました。

今後はご来園のお客様には快適にインターネットをご利用いただけるようになっておりますので、これまで以上にどんどん、さらには多目的にご利用いただければ幸いです。もちろん、事務所で仕事をしている職員にとっても悲願。データを送受信するときに別な用事を足しながらが完了を待つといった業務フローからようやく解放されます。昨今のICTを取り巻く情勢、さらには情報通信の高度化を考えるとき、やはり回線は光でなければ通常の業務すら難しくなりつつあります。そういう意味で、まだ光回線が利用できない地域に対しての働きかけはこれまで以上に力を入れて取り組まなければならないと気を引き締めました。

工事中の風景
このケーブルを差し入れた瞬間、光になりました。

(投稿者:ちゅん)

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HARP協議会

ども。
肌寒い日が続いていて、自分の体調に自信が持てない担当ちゅんです。

そんな中、昨日は札幌市にて「北海道電子自治体共同運営協議会(HARP協議会)」の企画運営部会が開催され、出席しました。八雲町としては2年連続2回目の参加。協議会の名前のとおり、北海道の自治体で共同運営している各種システムやそれに付随する施策・ルール・方針などを検討する場となります。

(参考)
HARP構想について:北海道庁(情報政策課)
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/jsk/harp/

今回は平成30年度の第1回の開催であり、平成29年度に参加されていた団体からほぼ半数が入れ替わりとなりました。私は時間に余裕をもって開会の30分くらい前に入室しましたが、すでに会場は名刺交換の場となっておりました。普段はなかなか話ができない「同業者」の集まりです。こうした他自治体との交流ができることもこの場に参加する意義だと感じていますので、私もさっそく名刺を片手に人山に突入。

最初に目が合った方に「はじめまして、八雲町の・・・」と切り出すのですが、初対面であるはずの相手から「あー!いつも見てますよ!」と。どうやらこのブログをいつもご覧になられているようで、いきなり恐縮。ついで、別な方にご挨拶すると、今度は「ちゅんさんですよね」。若干汗をかきながらもう一人、別な人とご挨拶すると「有名な方ですからもちろん知っていますよ」。いつの間に有名な方になったのでしょうか・・・。10年もこういうことをしていると、そういう括りになるのかもしれません。さながら「オフ会」のようなノリでしたが、このように声をかけていただけるのは光栄ですし、本当にありがたいなと思います。

会議では、運用中の「北海道セキュリティクラウド」のことや、当町も公開している「オープンデータ」についてなど、夕方5時までびっちり議論。事務局が「会議室の都合でリミットは5時です」と発言しなければ議論が止まらない状況。そのくらい、出席された団体は意識を高く持って参加されているということでしょうし、裏を返せば日常の業務の中で情報交換する機会があまりにも少なすぎるということかもしれません。私は都合により日帰りとなりましたが、次回以降はぜひ食事をしながらの情報交換会にも参加し、日頃困っていることなどを相談していきたいと思います!

会議の風景
個人的に、ちょっとしゃべりすぎたかな・・・と総括しています。

(投稿者:ちゅん)

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苦労したHUBの再設定

ども。
本日から八雲では北海道三大あんどん祭りの「八雲山車行列」が開催予定。天候が気になる担当ちゅんです(詳しくは当町観光ブログにどうぞ)。

さて、とある試験事業を実施する中で、LANケーブルの敷設が必要になりました。結構な数のポート数が必要となるので急遽16ポートのHUBを複数台用意して、これをカスケード接続しようと考えました。本来はもっとポート数の多いHUBを用意できればよいのですが、なにぶん試験なのでなるべく経費はかけないで行いたいのです。

そして、こういうときにすぐHUBが見つかるのは我が社特有の「もったいない精神」のおかげです。サーバ室にまだ使えそうな、しかも1000BASE-Tの16ポートHUBが4台も積まれていました。どこかの現場で廃棄となったものを大切に保管していたということなのですが、それにしてもこんな上物を使わないで置いておくとはどういうことでしょうか。

調べてみました。すると、どうやらこのHUBはとある学校のパソコン教室でかつて使われていたもののようなのですが、なんと「再設定しようとしたけど管理者IDとパスワードが分からない(しかもリセットもできない)」という悲しい事情があったようです。廃棄予定の山から勝手に拾ってきたので文句は言えませんが、実に残念です。
ですが、やはりあきらめきれません。自分の目でもそれを実際に見てみようと思い、HUBのシリアルポートにケーブルをつないでTeraTermで覗いてみます。すると、やはりログイン画面でIDとパスワードの要求が出てきました。

こんなときにまず試すのは、メーカー出荷時に設定されているデフォルト値。取扱説明書に書かれていたものを入力してみますが、やはりこれではログインできません。そこからは手当たり次第に思いつくまま、様々な組み合わせを試してみますが、これまた簡単には見つかりません。もっとも、簡単に破られるようではパスワードの意味はありませんので仕方がないことです。
しばらくチャレンジを続け「これは確かに厳しそうだな」とあきらめかけましたが、やけになってIDを入れた後にEnterを複数回押したとき、奇跡が起きました。なんと画面には管理者メニューが表示されています!

そうです、実は設定されていたのはメーカーデフォルトのIDだけで、パスワードは未設定(なし)だったようなのです。偶然、パスワードの入力をせずにEnterしたことでログインできてしまった、というのが話のオチになります。普段から物を大切にしているとこんなご褒美もあるんだと思いました。
・・・ただ、今回用意したHUB、設定を終えてから気がついたのですが排気ファンの音がうるさくてどうしようか迷います。1台ならまだしも、これを複数台運用したら、きっとクレームが来るだろうなぁ。やはりすんなりと事は運ばなそうです。

HUB
再利用は可能となりましたが、利用するか否かは検討中。

(投稿者:ちゅん)

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