ども。
気がついたら8月が終わろうとしています。北海道の夏の短さに寂しさを感じる担当ちゅんです。
いつかはくるだろうと思っていましたが、「ついに」という感じです。このところ急に「Windows 7」のサポート終了に伴う相談が増えてきました。
まずは確認の意味でサポート終了時期のおさらいです。Windows 7は、メインストリームサポート(セキュリティアップデートのほか新機能の追加なども行われるもの)が2015年1月13日に既に終了しており、現在は5年間の延長サポート期間中となります。延長サポートでは基本的に新機能の追加などは行われず、セキュリティアップデートのみが提供されることとなりますが、この延長サポートの終了日が2020年1月14日となっており、残り1年半を切っている状況です。
あわせて、一般の方にはあまり関係がないかもしれませんが、サーバーベースのOSであるWindows Server 2008についても、Windows 7と同じ日に延長サポートが終了します。
2020年と言われると「まだ2年ある」と感じてしまいますが、実は年度でいうと平成31年度なので注意が必要です。役場の予算は年度単位での執行ですので、サポート終了までに対応する場合は来年度がリミットとなります。
最初の話に戻りますが、基本的にサポートが終了するOSが導入されている場合はパソコンそのものを取り換える必要があり、多額の費用がかかります。なので、当町の場合は「Windows XP問題」を教訓として、事前に計画を立てて更新を行ってきました。一番台数が多い職員の業務用パソコンは全てWindows 10に更新済みであり、いざ「その時」が来ても問題ない体制が整っています。
さて、そんな中で気がついたことが。導入年が比較的最近のWindows 7のマシンの中には、Windows 8のライセンスを保有しているものがあります。Windows 8のマシンをあえて7にダウングレードして導入していたケースがこれにあたります。
実は、Windows 8.1のサポート期限は2023年1月10日までとなっており、もしWindows 8.1にアップグレードすることが技術的に可能な場合、マシンそのものは平成34年度まで利用することが可能となります。
今回、相談を受けた中にもこうしたケースは多く、スペックなどもまだまだ現役といえるものが含まれていました。「Windows 7だから」という理由だけでパソコンを更新してしまうのはもったいないです。まずはどのバージョンのライセンスを保有しているのかを確認してみることが大切だと思います。
まさかこのタイミングでWindows 8.1に注目が集まるとは思いませんでした
(投稿者:ちゅん)