公式Twitterが生まれ変わりました

ども。
台風の接近とともに緊張感に包まれてきた担当ちゅんです。
ですが、とりわけ緊張感に包まれているのは言うまでもなく防災の担当者です。先月の地震に始まり、その後の停電、台風、そしてまた台風と休む暇なく働いている状態。今回の台風では大きな被害が発生しないことを祈っております。

さて、防災といえば、災害発生時もしくは災害が予想されるとき「住民に対していかに情報を伝えるか」ということが最大かつ永遠の課題となります。そんななかで、先日、防災担当者から「当町でもTwitterを活用して周知を行いたい」と相談を受けました。3.11東日本大震災の際に、災害時のSNS利用の有用性について着目されて以降、多くの自治体でSNSを利用した情報発信が行われるようになりました。
実は、当町にも公式のTwitterアカウントはあるのですが、これまで利用方法が定まらないままの状態で、放置状態となっておりました。

情報発信におけるポイントは「多くの人に」「確実な情報を」「スピーディに」という3点が重要であることを伝え、あくまでSNSの利用は既存の周知方法を補完するものとしての位置づけで運用すべきだと意見も述べました。
つまり、これまで同様に緊急時には防災行政無線や広報車、ウェブサイトにて周知を行いつつ、さらにTwitterでも情報を発信するということになります。課題は、非常時の職員体制のなかで「いかに簡単な手順で投稿するか」という部分になります。これは今後、検討を加えていくこととなりますが、まずは公式Twitterについては防災担当に引き継ぐことになりました。

八雲町公式Twitter
https://twitter.com/YakumoTown

従前は八雲町ウェブサイトの更新情報をRSSで自動連係してきましたが、これらは綺麗に整理いたしました。今後、重要なお知らせがある場合に情報がつぶやかれますので、ぜひこの機会に公式Twitterをフォローいただき、情報発信がなされた際には「拡散」にご協力くださいますよう、お願いいたします。

公式Twitter
現在のところ、フォロワー数は「313」となっております。

(投稿者:ちゅん)

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秋の大掃除

ども。
娘の学級レクで綱引きをやってからどうも調子が悪い担当ちゅんです。

本日は、年度も下半期に入ったということで、懸案だった「サーバ室の大掃除」を実行しました。上半期に大型事業を片付けた代償でしょうか、サーバ室は足の踏み場がないほどの「廃棄待ち機器」であふれていました。

もちろん、私一人でどうにかできるレベルではありません。あらかじめこうなることを見込んで、とある事業の仕様書の中に「既存の機器については納入業者が撤去のうえ廃棄処分すること」という一文を書き込んであったのです。それに加えて「ただし、処分の方法等詳細については別途協議とする」とも書きました。これがどういう意味を持つのかおわかりでしょうか。

文字どおりに読めば、例えば「記憶ディスクの処分方法」であったり「機器によって処分するか否かの判断」のことを指すことになると思います。が、ここで大切なのは「等詳細」の三文字です。実は今回の処分では「既存の機器以外の機器も持って行ってもらえないか」と協議することにしていたのです。協議なのでもちろん断られる可能性もありましたが、相談してみた結果はありがたいことに問題なし。快く引き受けてもらえました。ナイス「等詳細」!

そんなわけで、いつの間にか集まってきた使い道のない機器を一気に処分。もちろん、PC本体に記憶ディスクが入ったままの機器は、情報セキュリティの関係上そのまま処分できませんが、それ以外のものはほぼ全て回収してもらえました。しかも、運送会社の従業員さんが全て運搬してくれるという、至れり尽くせりな状況。
ようやくサーバ室が綺麗になり、BCP履行上も望ましい姿に整えることができました。綺麗なままで使い続けたいです。

廃棄処分
もう少しで部屋のドアが開かなくなるところでした

(投稿者:ちゅん)

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WebサイトのSSL化

ども。
台風が近づくたびに停電の恐怖に怯える担当ちゅんです。

10月1日ということで、本日が役場にとって下半期のスタート。現場作業が伴う大仕事はあらかた上半期に片づけましたので、下半期はじっくりと腰を据えて、デスクワーク中心になる予定です。最大のミッションは、皆さんも今ご覧になっている当町のウェブサイトの完全リニューアルです。現在、構築作業の真っ最中ですが、これまでよりも見やすく、探しやすく、使いやすいウェブサイトにすることをお約束いたします。

そんなウェブサイトのリニューアルですが、気になることもあります。すでにご承知の方もいらっしゃるかもしれませんが、Google社が提供するブラウザ「Chrome」の本年10月に公開予定のバージョン(70)では、ウェブサイトがSSL暗号化通信を行っていない場合、URL欄のエリアに「保護されていません」と赤い文字で表示されるようになるのです。
簡単にいえば、URLとして「https」を使っていないサイトを閲覧した際には必ず警告されるようになります。

先に結論を書きますが、当町のウェブサイトは平成31年4月から常時SSL暗号化通信を行う予定であり、現在はその準備を行っています。よって、それまでの間は「保護されていない」旨、通知が表示されてしまいます。

「ついにこんな時代が来たのか」という思いです。少し前までは、例えば個人情報などを入力して「送信」が伴うページだけが暗号化されていればヨシという時代もあったように思います。今回の件では、そうした部分的な暗号化ではダメで、「常時」の暗号化が求められています。
このことにより、そもそもSSL暗号化通信がどういったものかよくわからない方にとっては、暗号化されていないサイトは一律「危険なサイト」と感じることになるでしょうし、ましてそれが自治体サイトとなれば一大事です。

見やすく、探しやすく、使いやすいという言葉を使いましたが、自治体サイトではそれに加えて「安全」「安心」が求められるということですね。気を引き締めてしっかり対応していきます。

・・・さて。
本日はここでご連絡があります。当室にて4月から勤務しており、このブログでは「隣席の相棒」という名前で度々登場した同僚が、10月1日付けで職場を離れました。後任者は近日着任いたします。リアルで面識があった方につきましては、この場をお借りしてお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

スクリーンショット
次のバージョンからはこの文字が「赤」で表示されるようです

(投稿者:ちゅん)

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プリンタ設定に手間取る

ども。
また台風が接近しています。備えは万端ですか?担当ちゅんです。

本日はとある学校に新規導入されたプリンタの初期設定に赴きました。どういったプリンタを選べばよいのかと事前に確認されていたため、その時は「とりあえず有線LANが使えれば何でもいいですよ」と答えてあったものです。

現場に到着し、プリンタと初対面。こちらの指示通り、ちゃんと有線LANのポートが搭載されたインクジェットプリンタでした。自慢する訳ではありませんが、長年この仕事をしていると基本的にプリンタの初期設定には説明書など不要です。しかし、今回のプリンタは、本体にLCDモニタや設定ボタンなどは一切無いタイプで、外部ツールからの設定が前提でした。「こういうのって、よくハマるやつだよな~」と思いましたが、まさにその通りになってしまいました。

まずは設定ユーティリティをダウンロードして実行してみますが、いつIPアドレスの設定が出てくるのかと思っているうちに「設定が完了しました」のメッセージが・・・。あっけにとられながらも、とりあえずPCにドライバをインストールしてみると、ポートにはそのプリンタ固有の?よくわからない名前のポートが登録されていました。
私からすれば普通にStandard TCP/IPポートでインストールしたいので、これでは用が足りません。

そもそも、ネットワークを管理している者にとって、その機械に割り当てられたIPアドレスが何なのかを把握しておくことは当たり前のこと。ましてプリンタにはDHCPを利用せず、固定アドレスを使うのは常識。しかし、そのプリンタには「かんたん設定」のようなものしかなく、IPアドレスの存在無しに使い始められるという、ちょっと信じがたい「神仕様」のようなのです。

困りました。仕方がないのでユーティリティのフォルダ内を探して、それっぽいEXEファイルを一通り実行してみました。すると、ようやくネットワーク設定が確認できるツールが見つかり、とりあえずDHCPで自動に割り当てられたIPアドレスを確認することができました。
その後は、間違いなく説明書には書いていない方法ですが、そのIPアドレスをブラウザから呼んでみます。すると、やけに飾り気のない設定画面にアクセスでき、その画面の隅に「Administration Tool」があるのを見つけて、ようやくIPアドレスを固定できました。
「たかがプリンタの初期設定」と舐めてかかったのがいけなかったのでしょうね。今度からは気を引き締めていきたいと思います。

プリンタの設定画面
どうしてもStandard TCP/IP Port にこだわりたいんです

(投稿者:ちゅん)

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RAIDは停電に弱い

ども。
休日にボーリングをしたところ、腰痛が再発ぎみの担当ちゅんです。

9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震による大停電により、非常用電源設備に接続されていたなかった機器が、相当数不調となってしまいました。中でもトラブルが多いのは「ストレージ」で、データの可用性を確保するための「RAID」が足を引っ張る皮肉な状態です。

RAIDというのは、複数の物理ディスクを1つのディスクに見立てて運用を行う技術です。この「見立てて」というところにいくつか手法があり、例えば2台のディスクに分散してデータを書き込むことによって書き込み速度を向上させる「ストライピング」や、2台のディスクに同じデータを書き込むことによって1台のディスクが故障しても運用が可能な「ミラーリング」など、その時々によって最適なものを選択して利用します。

我々が主に利用していたのはRAID1「ミラーリング」なのですが、通常の運用では、万が一のときデータ消失を免れるという保険的な利用の仕方ができます。ただ、今回のように突然電源が断たれるような状況にはめっぽう弱く、ハードウェア的には問題がなくても、ソフトウェア的に「論理障害」という状態になってデータの読み書きが不能になってしまったりと、むしろ「RAIDでなければ問題なかった」ともいえるような案件ばかりを複数抱えてしまう結果となりました。

結局のところ、RAIDは停電に弱いということをあらかじめ理解したうえで、そこに対しては無停電電源装置(UPS)を接続しておくなどの対策を行うことが模範回答かと思います。しかし、現場ではそうもいかない場面が多いのです。
確かにUPSが接続されていれば、停電の際に安全にシャットダウンを実行できます。しかし、UPSの内蔵バッテリーは通常3年程度で劣化してしまい、その都度交換が必要です。バッテリーの価格は物にもよりますが安価なNASの値段よりも高額なんてことも。なので、色々な場所で気軽に導入していくと後々ランニングコストに泣きを見ます。

ただ、こういう災害が発生したとき「UPSがあってよかった」となるのも事実であり、これが本当に悩ましいところです。最終的には「災害への備えとして掛け捨ての保険にいくら入っておくか」という考え方に近いのだと思います。今後、十分な論議が必要です。また、「RAIDにはUPSを接続しておく」と書いたものの、むしろここにきて「UPSが無い場所ではRAIDを使わない」というのも一考、というか実は大正解なのではないかと思い始めました。シングルのディスクを別なディスクに定期的にバックアップしておくことの方が、逆に安全ということもあるような気がしています。

赤ラベル
NAS専用の交換ディスク。通称「赤ラベル」。

(投稿者:ちゅん)

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