ども。
めっきり寒くなり、健康管理に気をつけている担当ちゅんです。
本日は困った案件を一つ。職員が利用しているファイルサーバがあるのですが、このところ空き容量が切迫していて、この対応に追われています。Windows Serverにて運用しているものなのですが、あまりにも空き容量が少なすぎてシャドウコピーすらも満足に動かない状況です。
こういう状況は、少なからず当町だけに限った問題ではないと思われます。私がこの部署に来た10年前と比べて、業務の中で扱われるファイルの量は増加していますし、それに加えて「永久保存」としてずっとサーバ内に保存され続けるファイルも年々増えていきます。さらに、従来はテキストデータが主体だったものが、今では「画像」「動画」など1ファイル当たりの容量が大きなものが増えてきています。つまり、そういう時代になったということでしょう。
それでも、悠長に構えてはいられません。ファイルサーバの中を点検して、どこかに削除可能な巨大ファイルが隠れていないかを点検します。探し方は以前このブログで教えてもらった方法です。
(参考)
情報政策室ブログ:サイズの大きなファイルを探せ(解決編)
http://www.town.yakumo.lg.jp/modules/information_blog/details.php?bid=1956
検索してみると、ずらっと表示されたのは拡張子が「MTS」のファイル。中には1ファイルあたりおよそ2GBも消費しているものがあるなど「これではディスクがいくらあっても足りない」という状況。
そもそも「MTSファイルって何?」という話ですが、ハイビジョンに対応したデジタルビデオカメラ等で扱われるデータ規格「AVCHD」で保存された動画のファイルです。録画した後に動画編集するなどの用途では高精細なデータを劣化させることなく取り扱えるといったメリットがあるのだと思いますが、高精細な分だけファイルサイズは大きくなってしまいます。
本来であれば、このファイルはそのまま保存しておくようなものではなく、例えばDVDやブルーレイといったディスクに書き込んで保存するとか、もしくはMP4など別な動画フォーマットに変換(エンコード)するなどの方法でサイズを圧縮するのが普通です。
今回、このファイルが大量に見つかったところで、これからどうすべきなのか頭を悩ませているのです。
最低限、職員の皆さんに協力してもらい、不要なMTSファイルは削除してもらう、必要なものはメディアに書き込んで保管してもらうなどの方法をとらなければなりません。しかし、個人的にはデジタルビデオカメラの段階で外部出力する際にどうにかならないものかと感じます。正直、MTSファイルを必要とするユーザーってどのくらいいるのでしょうね・・・。
そもそも、ユーザー側にエンコードまでを求めるのは、情報システム担当として正しい考え方なのかどうか、そこも悩ましいところです。
こんなのがゴロゴロ。ある意味で「宝の山」に見えました(空き容量を増やせる余地という意味で)
(投稿者:ちゅん)