有線LAN配線工事完了

ども。
腰痛のことを書いたら、多くの方から「大丈夫ですか」と声をかけられた担当ちゅんです。ありがとうございます。徐々に良くなってきました。

先日記事にしましたとおり、某学校にて職員室の無線LANを有線LANに切り替える工事を実施しました。
当日は我々情報担当2人のほか、教育委員会からも3人の職員が応援に駆けつけてくれました。現場に到着するなりすぐにOAフロアの取り外しをお願いし、慌ただしく作業開始。腰が悪くて使い物にならない約1名を除き、作業はパワフルかつスムーズに進みました。これも前日の下見のおかげです。

今回、有線LANを引くにあたっては島HUBを一切使わない「スター配線」とすることを計画していました。分電盤に設置したHUBから各机(端末)まで一気にLANケーブルを通します。こうしておくことで島HUBが壊れたり、コンセントが抜けて通信できなくなったりするリスクを減らすことができます。反面、デメリットとしては後からLANケーブルを追加しようとしたときに大工事が必要になるという点はあるのですが、その辺は自営の強みで「そうなったら島HUBだべさ」と。実にフレキシブルな対応だと思っています。

そこまで決めたら後は作業あるのみ。分電盤からLANケーブルの束を通していきます。分電盤から遠い順に12本、8本、4本と計画通りにケーブルを通していき、あと一息だと思ったとき。まさかのトラブル発生。300メートル巻きのLANケーブルが残り10数メートルになっていることに気がつきました。「300メートルもあれば余裕」と油断していましたが、スター配線のもう一つのデメリットである「ケーブルをたくさん使う」を忘れていました。詰めが甘いとはこのことです。

それでも、急ぎ職場にケーブルを取りに戻り、何とか全ての作業を終えることができました。そこから先はすべてのケーブルにRJ45コネクタを成端し、ケーブルの両端に名付けのタグを巻き、HUBに差し込み・・・。夢中に作業をしましたが、傍から見れば完全に業者さん。でも、自営でやったことで経費は部材代だけで済みました。夏休み明けのネットワークがどうなるのか、楽しみにしています。

配線の川
分電盤の下はケーブルの川になりました

(投稿者:ちゅん)

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師からの教え

ども。
腰痛はやはり治っていませんでした。業務に支障を来すレベルで腰が悪化している担当ちゅんです。

でも、弱音を吐いている暇はありません。年度当初から計画していた、とある学校での無線LAN→有線LANの切替工事の実施日が、いよいよ明日となりました。これまで、その学校の職員室では無線LANを利用してきたのですが、業務のなかでRDSを頻繁に利用するようになり、どうしても無線LANだと通信が安定せずに苦労してきました。加えて、その学校の職員室はもともとOAフロアが整備されており、LANケーブルを引き回すのが容易です。そうした状況から、学校の夏休み期間を利用して、我々が自営でLANの敷設を行うことにしたものです。

今日はその下見を兼ねて学校を訪問しました。明日の段取りや作業工程などの最終チェックです。
現場に到着してさっそく図面と照らし合わせながらOAフロアを開けていきます。すると、事前にケーブルが通っているとされた場所にはケーブルはなく、図面とは異なる場所に向かって通っていることが判明。もし当日これに気がついたら作業が大幅に遅延、もしくは仕切り直しになるレベルでした。
それだけではなく、新規にLANケーブルを引かなくても、あらかじめOAフロアの下に予備のケーブルが存在することも明らかに。これは、有効活用することで作業を大幅に減らすことができそうです。

ここで思い出したのが今は職場を離れている私の師匠「元上司92氏」からの教え。「現場作業を行うときは、自分の頭の中で事前に工事が完了していなければいけない」というのがありました。不確定要素を残したまま現場作業を行うとろくなことにならないよ、と。まさにその言葉通り、事前に現場を下見していなければ大変なことになるところでした。
結局、下見と言いながらがっちり3時間もかかる作業となってしまいましたが、忘れかけていた現場での基本を思い出すことができました。本番は明日、腰に気をつけてしっかりと頑張ります。

下準備
明日の本番を前に、すっかり汗だくになって作業しました。

(投稿者:ちゅん)

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ついに熱暴走

ども。
このところの気候のせいか、持病の腰痛が治ってしまった担当ちゅんです。

それにしても暑いです。道外の方からすれば「何を言ってるんだ」と思われるかもしれませんが、北海道の人間として30℃という気温はちょっと驚きます。もともと「寒い」を前提にした生活があり、家はしっかりと断熱されていますし、窓ガラスも二重になってます。立派な暖房器具はあってもクーラーは無いといったご家庭も多く、生活の面ではむしろ暑いという状況もあるように思います。

そんな状況に悲鳴を上げるのは人間だけではありません。先日も屋外カメラ用のPoEインジェクタが停止してしまうことを記事にしましたが、今回はいよいよ業務用パソコンが停止です。
とある部署から「順調に使えていたデスクトップパソコンの電源が突然切れてしまって再起動もできない」と連絡を受けました。臨席の相棒は「どうしましょう、何が原因でしょうか」と電話口で困っている様子でしたが、私にはなんとなくピンときました。

相棒は早速出かける準備を始めましたので、答えは言わないままにして様子を見ていました。ほどなくして1台のパソコンを手に職場に戻り「やっぱりダメです。強制終了もしてみたんですが、起動しないみたいです」とのこと。
ここで私の予想がどうだったのか答え合わせです。まず筐体の蓋を外して内部の基盤をチェック。コンデンサ破裂など外観上の異常がないことを確認し、メモリモジュールの取り外し。再びメモリを取り付けて通電テストをします。すると、パソコンは元気よく起動してくれました。

ここで私から「これ、熱暴走だよ」と。相棒は驚いた様子で「いまどき熱暴走って珍しくないですか?」と言っていましたが、利用状況を思い出しながら納得した様子。このパソコン、横置きの状態で2台を重ねて使われていました。下の段になってしまったパソコンはCPUファンの排気口が完全にふさがれた状態となり、外気温+排熱のダブルパンチ。熱せられた空気を再び吸い込んでさらに熱せられるという悪循環に陥り、結果として止まってしまったということが原因のようです。
ここで、冒頭の書き出しの話に戻りますが、こういう使い方も、本来の北海道の気候であれば問題ないはずなのです。このところの暑さにより、支障を来す例が増えています。熱中症など人間の健康も不安ですが、担当としては情報機器の健康も不安に感じているのでした。

パソコンの内部
こんな立派なFANがついているってことは、それなりに発熱もあるということですよね。

(投稿者:ちゅん)

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すぐやります!

ども。
ようやく夏らしい天候になり、気分良く仕事ができている担当ちゅんです。

先日、八雲中学校にて「e-ネットキャラバン安心講座」を行ったことについてはブログに書きました。講演が終わり、学校長に挨拶をして職場に戻ろうとしたとき、事務職員の方から「すみませんがちょっとよろしいですか?」と声をかけられました。まさに、「e-ネットキャラバン認定講師」の肩書から「にわかSE」に戻った瞬間でした。

話を伺うと、これまでは特に利用していなかった部屋で今後授業を行いたいと考えているようで、担当の先生から「無線LANが利用できるようにしてほしい」と言われているとのこと。学校としてはそれを実現するには費用がかかるので、予算を見ながら来年度以降に実施できれば・・・と考えていたようですが、その後はお察しのとおり。「もしかして、何とかなったりしませんよね?」となります。客観的に見れば「また仕事を増やしてきた」と言われそうですが、私としては「信頼されている証拠」だと考えることにしています。こういうことを頼まれなくなる方が情報担当としては厳しいのだ、と。

さっそく現場を確認。すると、目の前にはまるでアクセスポイントを設置する前段までの工事がすでに完了していたかのような光景がありました。実はこの部屋、もともと校内LANの起点となっていたので、幹線を通すための親HUBが設置済み。しかも、親HUBには空きポートが1つだけあって、PoE給電が可能。さらに、HUBのすぐ横の壁にはちょうどいいスペースがあり、壁の材質は木。

これを見せられたら、答えは当然「すぐやります!」になります。ただし、新品のアクセスポイントは予算上設置できないので、別な学校で不要になった古いものを流用することを学校に説明。「802.11nは使えないタイプなので、802.11aでの運用となります」と伝えましたが、学校側はもう目がハート。「そんなことは問題にならないのですぐにお願いします!」と。
結果、1円も経費をかけることなく、ものの10分足らずで無線LANのエリアを拡大することができました。今回のようなケースは稀で、校舎の壁はほとんどが鉄筋コンクリートなので本当にラッキーでした。

その後、別な用事があって学校を訪問すると、その部屋にはすでに机と椅子が並べられていました。夏休み明けからさっそく利用されるのでしょうか。「やってよかった」と感じられる現場となりました。

現場
AP取付前の写真。こんな好条件は滅多にありません

(投稿者:ちゅん)

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暑さに耐えられなかった機器

ども。
夏は夏らしくカラッと晴れてくれる方がいいと思っている担当ちゅんです。

それでも、暑さには要注意です。道外では異常な高温が続いており、連日のように熱中症に気をつけるよう報道もされております。北海道は比較的涼しいとはいえ、それでも油断大敵。暑さ対策には十分気をつけましょう。

そして、そんな暑さに弱いのは人間だけではありません。先日、とある施設に設置しているWebカメラが動作しなくなったとのことで現場に向かいました。実はこのカメラ、夏場の時期になると頻繁に止まってしまい、昨年くらいから対策を検討していたもの。原因はカメラに電気を送るためのPoEインジェクタにあるというところまではわかっていて、この機器の電源を入り切りすると復旧させることができていました。昨年は、このインジェクタの故障を疑い、別な物に取り換えて様子を見ていたのですが、そうこうしているうちに夏が終わってしまい、結局原因はわからずじまいでした。

状況を確認してみると、今回もやはり同じでした。そうなると原因はインジェクタ自体の故障ではなく、別なところにありそうです。
実は、もう一つ疑っていたのは「暑さ」でした。インジェクタは施設のLAN配線の都合上、カメラを設置している場所に近い位置の天井裏においていたのですが、ここに熱が籠ってしまうのではないかと。機器が停止するたびに天井の点検口から天井裏に首をつっこんで覗き込むのですが、その時に眼鏡が曇ってしまうほどの「ムワッ」とした熱気を感じていました。
PoEインジェクタはLANケーブルの中に電気を送るための機器ですから、そこには熱も生まれるのは当然です。もともとの熱気に加えてPoEインジェクタ本体から出る排熱で、機器の動作できる範囲の温度を超えてしまうのではないか、と想定しました。

既存の配線ルートを見ながらあれこれ考えてみると、どうやら別な場所に設置できそうです。早速、インジェクタを天井裏から回収し、新しい場所に設置。そこはそこで過密な状態で、機器本体に磁石を取り付けるなど若干の細工は必要でしたが、何とかギリギリ収めることができました。以前までの場所と比べて涼しいのは間違いありませんから、これで再度様子を見ることに。今の時点では順調に動いています!
いくら寒冷な北海道といえども、やはり暑さへの対策は必要ということです。もちろん、それと同じか、むしろそれ以上に冬期の寒さへの対策も大切ではあるのですがね。

PoEインジェクタ
強引に磁石を取り付けました

(投稿者:ちゅん)

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