ユーザープロファイルの整理

ども。
どうやら週末には台風の影響を受けそうで、ICT-BCPを見直している担当ちゅんです。

さて、当町では小中学校の教員が利用するPCについて、完全なる「シンクライアント方式」に切り替えて運用を行っています。PC本体にはストレージ領域を持たず、RDSでデータセンターのサーバに接続したうえで仕事をしてもらう仕組みです。

昨日、そのサーバの運用事業者さんから「ストレージの空き領域がほとんど無くなっている」と連絡を受けました。詳細を聞くと「特定のユーザーのユーザープロファイルが10GBを超えていることが原因」とのこと。シンクライアントを利用するときの約束事として、デスクトップやドキュメントなどのローカルにはファイルを原則保存せず、必ずファイルサーバを利用して頂くことになっています。やむなく保存が必要な場合、あくまで一時保存の意味合いで、不要になったら削除をお願いしていました。

早速、教育委員会と連携のうえで対応することになりました。今回、対象となったユーザーに直接連絡したうえでデータ整理のお願いをしたのですが、驚いたことに半数以上のユーザーは既に他町の学校に転勤され、現在は使われていないデータがサーバ内に残っていたということが判明。
Active Directory上のアカウントは停止しており、そのデータにアクセスすることはできなくしてあったので、セキュリティ上のインシデントではないのですが、限りあるストレージを無駄に消費していたというミスでした。

急ぎプロファイルの整理に取り掛かりました。が、Windowsのユーザープロファイルの削除はものすごく時間がかかります。システムのプロパティを開き、ユーザープロファイルの設定から対象のプロファイルを「選択」して「削除」という流れになるのですが、このときプロファイルは一つずつしか選択できないがゆえに、マウスでポチっとした後はしばし砂時計のカーソルを眺め、忘れたころに完了。またマウスでポチっとクリックし・・・を延々繰り返す作業。ながら作業していると、うっかりポチっを忘れていて、結局、作業効率は一向に上がらないまま丸一日かかってしまいました。こうならないためにも、次回からはADのアカウントを整理するタイミングで確実にプロファイルも削除していくことにしなければいけないと痛感しました。

スクリーンショット
不明なアカウントがずらり。これを一つずつポチポチです・・・。

(投稿者:ちゅん)

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災害時職員初動マニュアル

ども。
台風が同時に2つ接近しており、嫌な予感がしている担当ちゅんです。

そうした中ですが、タイムリーに「災害時職員初動マニュアル」と「避難所運営マニュアル」の庁内説明会が開催され、出席しました。
当室では平成26年度から「ICT部門の業務継続計画(ICT-BCP)」を単独で策定し、これまで机上訓練なども行いながら運用してきました。今回、職員初動マニュアルが改訂されたことで、BCPもより実効性のある計画にしていけるのではないかと考えています。研修では「この参集ルールではICT-BCPと合わない」「参集後の動きとして整合が取れていない」など、私なりに疑問点や修正すべき点を確認しながらの参加となりました。もちろん、今回のマニュアルをベースとしてICT-BCPの方を見直していくことになりそうです。

さて、そうした研修でしたが、後段では「避難所運営ゲーム(HUG)北海道版」なるものに取り組みました。「ゲーム」という名前はついていますが、遊びではありませんでした。避難所に見立てた建物の見取り図に、避難者に見立てたカードを配置して「仮想避難所」を作っていくというもの。避難された方は高齢者・障がい者・乳幼児など様々な状況で(中にはペット同伴なども)、いかに適切に判断し避難して頂くかということをシミュレーションする、つまり「机上訓練」そのものだったのです。
まずはマニュアルを見ずにこれに取り組み、最後にマニュアルで確認することで「答え合わせ」ができるという仕掛け。実に素晴らしい仕組みで、楽しみながら実効性のある訓練ができるツールだと感心してしまいました。

冒頭にも書きましたが、お盆が終わり北海道は一気に秋めいてきました。秋と言えば何といっても「食欲の秋」と言いたくなりますが、台風のシーズンでもあるということを忘れてはいけないと思います。最近は「右から左に」曲がってくるヘンテコな台風もあるようですし、日頃から「まさか」への備えが大切だと思います。

HUG
いざ「その時」にスムーズに対応するには訓練が必須だと思います

(投稿者:ちゅん)

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親の居ぬ間に

ども。
地元熊石のお祭りに参加し、一日遅れで筋肉痛の担当ちゅんです。

つかの間の夏休みを満喫し気分もリフレッシュできましたが、「仕事のことは忘れて」という訳にはいきませんでした。困ったことに、私が休んだ時に限ってなぜかトラブルは発生するようです。

午後、家族とともに親族の墓参りに向かっていると、携帯電話に着信あり。発信者は隣席の相棒。「お休み中のところ大変申し訳ないのですが・・・」と妙に丁寧な口調で始まる通話に嫌な予感しか感じられません。
話を聞くと、これまで一年以上に渡りほぼノートラブルで運用してきた物理サーバに突如不具合を生じ、ホストしている約半分の仮想サーバが停止状態または機能不全になっていること。あわせて不具合を解消するためには緊急でサーバの再起動が必要な状況であることが伝えられました。私は現場にいないので状況を伝え聞くしかありませんが、まずは「関係職員に対して不具合を周知し、その後は最善と思われる対策を取ってみてほしい」と伝えて電話を切りました。

そこから、私はサーバの保守業者さんに電話連絡をし、発生している不具合の原因や状態を確認するとともに対策方法を協議。それが済んだら再度職場に電話をして業者さんと協議をした内容を連絡。それが終わると今度は某部署から電話がかかってきて「システムが動かないけど何かあったのか」との問い合わせに対応。いずれも一様に「なぜ"ちゅん"がいない時にこういうことが起きるのか」と。私も同感ですが、残念ながらこれが現実です。

結果、この件はサーバ保守業者さんと隣席の相棒の連携により、なんとか無事に復旧までたどり着いたようです。その後は、特に電話連絡もなく本日を迎えました。
が、朝出勤すると次々ともたらされる「不具合発生」の連絡。中には「ほとんど通信ができない状況」とされた機器もあり、休み明け早々青ざめてしまいましたが、いざ確認をしてみると何の問題もなく正常に通信できている始末。これには隣席の相棒も「一体どうなってるんですかね。昨日は全くダメだったのに・・・」と半分呆れた様子。

これって、まさに「情シスあるある」なのですが、別に何かをしている訳ではないけど、担当者がいなくなったとたんに問題が起きるということは結構な頻度で発生します。「親の居ぬ間に」ではありませんが、空気を読まずに不具合を起こす機械の気まぐれには困ってしまいます。

顛末
時系列でまとめられた顛末。後から見せられると、まるで浦島太郎のようです。

(投稿者:ちゅん)

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どこまでキープするか

ども。
お盆を過ぎると一気に秋の気配ですよね、担当ちゅんです。

本ブログをいつもご覧いただいている方は「ああ、あれね」と思われるかもしれませんが、昨年度、職員が利用する業務用パソコンを全台更新するという大仕事を行いました。マンパワーが圧倒的に不足する中、およそ半年かけてなんとか乗り切ったのは記憶に新しいところです。

で、そういう仕事をやった後には大量の「廃棄」が待ち受けています。本当はパソコンの更新が完了したらすぐに取り掛かる予定でしたが、年度末・年度初めの業務に加え、当室の職員体制にも変更があったりして、結局この時期までずるずると引っ張ってしまいました。
冒頭にも書きましたが、北海道ではお盆を過ぎると一気に秋めいてきて、油断をしていればあっという間に冬が到来です。雪が降る中で廃棄処分の業務は勘弁いただきたいので、ようやく重い腰(痛い腰?)をあげて作業に着手しました。

廃棄処分といっても、使わなくなったパソコン全てを闇雲に全て捨ててしまう訳ではありません。急遽パソコンが必要になった場合などに備え、程度のいいものはとりあえずキープするという作戦を立てました。早速、どこまでキープするのかの検討を行います。
とはいえ、着手してみて気がついたのですが、この作業はなかなか大変です。導入年式が古いものや、スペックが低いもの、具体的にいえば導入後7年、8年が経過しているCeleronのパソコンはもう許してあげてもいい、というのはすぐに判断できますが、、導入後5~6年程度のCore i3搭載パソコンは判断が分かれます。同じ「i3」という呼称でも、最新世代と旧世代ではPentiumIIとIIIくらいの差(わかりづらいか・・・)があるというのは理解していますが、貧乏性なのかi3を処分するというのが実にもったいなく感じられます。

結局、CPUだけでは判断できず、外観のコンディションなども確認しながら選別するという、なんとも面倒なことになってしまいました。現場に投入して5~6年もたつと、キーボードのキートップの文字が剥がれていたり、液晶画面の発色が悪くなっていたりと、やはり相応な劣化は見られます。一方で、やけにコンディションが良い個体もあったりするから不思議です。使い方もあるでしょうけど、それだけでは説明のつかない何かがありそうに思えます。

廃棄待ちの山
もったいない精神が「社是」な我が社からすると、最も難しい業務ともいえます。

(投稿者:ちゅん)

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庁内向け議会中継

ども。
8月が過ぎ去っていくスピードに頭がついていかない担当ちゅんです。

さて、7月24日の北海道新聞朝刊(道南版)に、当町が本年度構築中の議会中継システムのことが写真付きの記事で掲載されました。
記事の中では庁内向けの配信についても触れられております。以下、記事を引用します。

動画配信に合わせ、町は各職員のパソコンでも視聴できるよう、庁内ネットワークを構築した。本会議の庁内放送はこれまで、議場隣の委員会室でしか聞くことができず、答弁を控えた職員が長時間待つということもしばしばだった。

2018/7/24 北海道新聞朝刊 道南版より引用

議会中継自体は議会事務局が実施している事業ですが、庁内向け配信については当室が構築作業を行っています。
現段階で構築はほぼ完了し、議会が開催される都度「動作試験」を行っているところです。

それにしても、動画配信の技術の進歩は目覚ましいものがあります。その背景には自ら動画を撮影して動画投稿サイトで公開するなど、動画配信が身近なものになったという部分があると思います。ユーチューバーという「職業」が子供たちの人気になるほどです。
一昔前までの動画配信では、映像を撮影し、配信用の機器に取り込み、動画を適切なサイズ・フォーマットにエンコードし、配信用サーバで公開するという複雑な手順を要していたことが、今では映像を撮影し、動画配信用機器で配信する、で終わりです。もっと極端な例でいえば、スマホやタブレットを使えば映像を撮影しながら配信するだけ。あらためて、すごい時代です。

今回導入したのはCEREVO社の「LiveShell X」という機器。当然フルHD、コーデックはH.265に対応。3ストリームまで同時配信可能、ローカル配信、動画保存などにも対応と、まさに夢のような機械。当町はこの機器を2台導入し、1台は外部公開(youtube)用、もう1台を庁内公開用として構築しました。こういう構成をしても、費用は従来の半分以下。安すぎて不安になるレベル、まさに「技術革新」です。

本会議の動画配信は、録画編集した動画を9月定例会から、生中継の動画を12月からそれぞれ配信する予定です。楽しみにされている方もおられるかと思いますが、現在鋭意構築中ですので今しばらくお待ちいただければと思います。

 

新聞記事
配信までの操作が簡単なのも今回のシステムの特徴だと思っています

(投稿者:ちゅん)

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