ども。
ハーフマラソンを完走した翌日の仕事を悶絶しながらこなしている担当ちゅんです。
先日、相棒てんちょ氏が投稿していたとおり、とある事情により役場内のネットワークに関する現地調査が行われていました。まあ、とある事情とはボカして書いていますが、たぶん皆さんのご想像のとおりかなと思います。
LANだけではなくインターネットなど外部に接続している回線もすべて調べたうえで、最終的にはラックに搭載されている機器の型番から消費電力まで。さすがにここまでくると、何もかもが丸裸になってしまうようで恥ずかしさを感じてしまいました。
さて、そんな現地調査を終えて。長年同じ部署で働いていると、自分の頭の中だけにしまいこんでいた情報というのがかなりあるものだなと改めて気がつきました。言うまでもなく、そういう状態というのはあってはならないことです。大きな災害が発生した際に、自分自身が何らかのトラブルにより出勤できないといった場面では、自分一人が情報を握っている状況ではどうすることもできないということが容易に想像できます。普段からきちんとドキュメントにアウトプットできていればいいのですが、頭の中の情報を書き出す作業というのは、言うは易く行うは難し。
なので、今回は明確な目的があっての現地調査ですが、考えようによっては渡りに船とも言えます。この際、洗いざらい全部話してしまって、その結果として出てくる情報を自分たちのためにも使ってしまおうと。つまりはICT-BCPのアップデートにも使ってしまおうという作戦です。
災害等により業務継続が困難になった場面を想定し、特に被災後72時間の業務継続に主眼を置いた「初動版」の計画を持っていますが、これを定期的に見直し、そして現状のネットワークや機器の構成に合致するように見直していく作業は非常に手間がかかるものです。今回はある程度の情報が整理されて出てくることを前提に、全面改定を行いたいなと。
そういう意味では、一つ一つの機器やケーブルを確認しながら「これはどういったネットワークですか?」といった質問への受け答えは、究極的には机上防災訓練と言えなくもない気がします。かなりこじつけではありますが、少ない人数で多くの仕事をこなしていくためには、一つの仕事を複数の目的で実行していくというのは、かなり大きなポイントかもしれないなと思ったりした数日間でした。
複雑になりすぎて説明がとても難しい庁舎のネットワーク構成図
(投稿者:ちゅん)