ども。
もう雪はこりごり、担当ちゅんです。
またしても教育案件で対応困難事案が発生したので報告します。
先日、職場に道内某市の教育委員会の担当者さんから電話がありました。開口一番「ブログを読んでおりまして・・・」とのことで、私は初めましてなのに相手は前から知っているという妙な感じで始まった会話でしたが、内容は「全国学力テストの実施に伴いシステムのインストールが必要なのですが、うまく動かないんです」という悩みでした。
どこまで書いていいのかわかりませんが(怒られたら消します)、当町の教育委員会に確認すると、「本件は4月に全国の中学校で一斉に行われる学力テストであり、この実施に必要なシステムを【コンピュータ室の生徒用PC】にインストールしなければならない。本番用プログラムは3月に配布で、今回は事前検証用プログラムの実行及びチェックを行うもの」とのこと。
正直、この内容を聞いただけで震えました。そもそも、コンピュータ室の生徒用PCというのは、後からソフトウェアを追加インストールすることを想定していないのです。
・・・と書いてしまうと終わってしまうのですが、本当にそんな感じです。当町の場合、PCには環境復元ソフトを導入していて、仮に設定を変更しても再起動すると元に戻るよう設定されています。生徒用のPCではこれが非常に大切なことなのです。普段、あまり目が届かない学校で、不特定多数の生徒が利用する環境。しかも、先生のPCからクライアント一斉操作ができるようにするため、デスクトップのアイコンの並び順までもを揃えた状態にしておく必要があるのです。
さらに言えば、マシンスペックだって過剰なものにならないよう、最低限のものを選定しています。くどいようですが、後からあれこれ追加する想定をしていないのですから当たり前です。
今回の件は、こうした「生徒用PCの特殊性」を全く考慮していないと言わざるを得ません(現場を知らない・・・まで書いたら怒られるでしょうか)。マニュアルには当たり前のように「インターネット接続で」とか書いてありますが、情報担当者の視点ではおっかなすぎる案件です。
本件は偶然キャッチした情報ではありましたが、当町では我々情報部門ががっちりと挟まったうえでこの作業を全面的にサポートしていくことにしました。というより、そうでもしなければうまくいくような絵を描けませんでした。これから先、こんな感じのやり方が増えてくると思うと、気が重くなります。
今日の記事は少し書きすぎましたかね・・・。フラストレーションが溜まっています。
(投稿者:ちゅん)