フリースポット天吊り用金具

ども。
電話対応が続き、しゃべりすぎて声が枯れてしまった担当ちゅんです。

そんな状況ですが、本日もフリースポット機器の更新のため、町内公共施設を訪問しておりました。
先日、当ブログにて「壁掛け・天吊り用に金具で細工をした」と書いたところ、同業者及び本物の方々から多くのリアクションをいただきました。恐縮ですがお褒めのお言葉も多く頂戴しましたが、その中でこんなアドバイスも。

確かあのAPは台座と本体がカチッとはまるタイプかと思います。事務所でなく多様な場所に設置なので可能ならテグスやワイヤーで落下防止をしておいたほうが安全かと思います。LANケーブルと電源が刺さっているので、すぐには落下しないと思いますが、一般の人が立ち入る場所では何が有るか判りませんので・・・

的確ですね。そして私の性格をよくご存じのようで、まさに現場にて「LANが刺さってるから落ちないべさ」と発言しておりました。反省。本日の施工では何らかの細工をして、落下防止策を講じることにします。

偶然にも、本日の案件は全て「天吊り」が必要でした。以前、天吊り用金具の試作品を作っていたのですが、実際に現場で試してみるとAPがうまく取り付けできないということがわかりました。
工具箱をひっくり返して、手持ちの部材だけで対応できないかとしばし悩みます。そして、困ったときには必殺「マーブルチョコレート金具(と勝手に呼んでいます)」の出番です。プラスチック製の台座を固定するため、U字金具のように細工をしていきます。いくつか失敗を繰り返し、ようやくそれらしいものが完成。そのまま取り付けても良かったのですが、見栄えを考慮して黒マジックで塗装。ひたすら金物を作る人間と、ひたすら塗装をする人間(同僚F氏)。傍から見たら絶対に役場職員には見えません。

そんなこんなで、見事、台座は天井に取り付けられました。念のため、AP本体と台座は結束バンドで固定し、落下対策も万全。非常に苦労しましたが、満足のいく仕上がりとなりました。アドバイスを頂いた某社のHさん、ありがとうございました!

 

天吊り
真ん中にドリルで開けた穴が見えます。そこにネジを打ってはAPなどつきませんね。

(投稿者:ちゅん)

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スキャンディスク決行

ども。
八雲もついに雪が降りました。神経痛の訪れを恐れる担当ちゅんです。

某学校からお叱りの電話がありました。「コンピュータ室にあるPCの動きがおかしくて授業になりません」とのこと。実は数日前に連絡を受けていたのですが、急ぎの業務が立て込んでしまい訪問が遅くなってしまいました。

現場にて状況を確認。その学校のコンピュータ室には40台のPCがあるのですが、まずもってOSの起動に失敗してしまうPCが3台ほどありました。まずはこれを直さなければならず、すぐにディスクイメージから復元します。イメージを展開すると通常通り起動することができたので、どうやらハードディスクにダメージは無い様子。単純にシステムが壊れていたことが原因でしょう。

さて、ようやく全てのPCが起動するようになり、ここから本格的に保守作業に着手です。そもそも、正常なPCではシステムが壊れることはありません。確認を進めると、PCはとりあえず起動するものの、どこか動作が緩慢であったり、触っていて感覚的に「何かがおかしいな」と感じます。何のプログラムも起動していないのにマウスカーソルがクルクルしていたり、突然勢いよくディスクへのアクセスが始まったり・・・。確証は持てませんでしたが、これはおそらくファイルシステムのエラーが原因だとアタリをつけました。

早速、全台でスキャンディスクを実行。実はスキャンディスクって危険な行為です。弱ったディスクでこれを実行してしまうと、とどめを刺すことになりかねません。ただし今回の場合は、仮にこれで起動しなくなったとしてもディスクイメージから復元するだけですので安心。むしろ、ふるいにかける意味でも有効な手法です・・・よね?
実行してみるとやはりエラーの山でした。あまりにもエラーが出るものだから、逆に喜びを感じてしまうほどです(この気持ち、たぶん同業者なら共有できますよね)。
丸一日この状態を放置し、本日ようやく全てのPCを復旧することができました。

どういうわけか、学校にあるパソコンではファイルシステムにエラーを生じることが多いような気がします。不特定多数の生徒が利用するので、中には電源ボタン長押しでシステム終了するような状況もあるかもしれません。本来であれば、本格的に起動しなくなる前の段階で定期的にメンテナンスしていければいいのですが。なかなか難しいところです。

スキャンディスク
スキャンディスクのエラーが流れていく画面って、なぜかわくわくしてしまいます。

(投稿者:ちゅん)

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壁面がコンクリート問題

ども。
実は日々の生活をルーチン化していて、そこから大きく外れると体調を崩してしまう担当ちゅんです。

先日、フリースポット機器の「自作取付金具」のことを記事にしました。本日はその続きとなります。
前回のあらすじは「新しく買った機器には壁掛け・天吊り用のパーツが無かったので金物を使って細工をした」と、たったの40文字で全てをお伝えできるような内容でした。

本日はそのパーツを手に、さっそく現場にて取り付け作業を行いました。今回、利用したのは壁掛け用のパーツ。金物に空いている穴を利用して、ネジで壁面に固定します。これが終われば、あとはそのパーツにルータをセットして、LANケーブルと電源ケーブルを付け替えれば完了となるため、「順調なら10分もあれば終わるだろう」とたかをくくっていたのですが、順調なわけがありませんでした。

公共施設によくある「壁面がコンクリート問題」に直面したのです。公共施設ってとにかく頑丈に作られています。万が一の際に避難所にもなる施設なので、当たり前といえばそうなのですが、あとから壁に何かを取り付けようとしたときに困ってしまうことが多いです。
しかし、こういうこともあらかじめ想定していました。電動ドリルを持ち込み、壁にネジを打ち込むための穴を開けていきます。以前、通信工事業者さんがコンクリートの壁面にネジを付けるとき、あらかじめ小さな穴をドリルで開けて、そこにネジを手で打ち込むのを見たことがあったのです。見よう見まねでチャレンジです。

日中ではありましたが、ドリルの「ウィーン」という音が施設内に響き渡ります。1か所、また1か所と穴を開け、最後に金物をネジで固定。やはり、この方法は正しいようです。金具はバッチリ固定できました。
ふと、それを見ていた施設の職員がひとこと「情報って何でもするんですね・・・」と。はい、私もそう思います。でも、こういう努力をしながら「最小の経費で最大の効果」を上げられるよう努力しているのです。少々やりすぎかとは思いますがね。

壁面取り付け
こういう仕事、元上司92氏が上手だったよな~と思い出しました。

(投稿者:ちゅん)

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テイチャクキジュミョウ

ども。
昨日は出張中に少々大きな地震があり、一瞬かなり焦った担当ちゅんです。

年末が近づくにつれて、当町の「ふるさと納税」の部署は忙しさが加速しております。おかげさまで、昨年を上回る勢いです。このブログを見て、もし興味がおありの方は次のリンク先からご寄付できます。どうぞよろしくお願いします!

八雲町へのご寄付はこちら「さとふる」
https://www.satofull.jp/town-yakumo-hokkaido/

大好評なふるさと納税ですが、ご寄付が過去最高となると、必然的に事務量も過去最高になります。ご寄付いただいた方に「受領証明書」を発行するため、職場にある「ふるさと納税専用」のレーザープリンターはフル稼働。信じられない勢いでトナーが消費されるので、常に複数の替えを用意して印刷しています。
プリンターは一生懸命頑張っていますが、それでも印字速度は決まっています。今年度はついにプリンターの数を1台増やして、2台を稼働させてしのいでいます。

そんな中。ふとプリンターの様子を見てみると、なんと「使用中止」の張り紙が。どうしたのか聞いてみると「定着器ユニットの寿命」によりプリンターを利用できなくなってしまったとのこと。もともとプリンターを2台にしたのは作業効率を倍にするという意図だったのですが、こうなると冗長化という意味合いで不幸中の幸いでした。事務作業は辛うじて止まることなく、継続できました。

さて、困りました。トナーのことしか頭にありませんでしたが、定着器ユニットだって消耗品。プリンターのステータスシートを印刷してみると、総印刷枚数は20万枚を超えていました。これでは消耗品が交換時期になるのも納得です。ユニットを交換しなければならない状況なのですが、ふと、あることを思い出しました。

実は今回利用していたプリンターは、業界としては珍しく「メンテナンス品5年間無償提供」という保証がついていたのです。ウェブサイトで確認してみると、やはり定着器ユニットも無償対象です!早速申し込みを行います。手続きの中で「ステータスシートを印字してPDFかJPEGにして添付してください」とあり、要するに消耗品が間違いなく要交換の状態なのか確認するということのようです。なるほど、これなら手続きがすべてウェブ上でできるのも納得です。
庁舎内のどの部署よりもプリンターの利用頻度が高い部署で、偶然にも無償保証付きのプリンターを運用していたことが、個人的にはゴールデングローブ賞並みのファインプレーでした。

使用中止
まるで耐久テストをやっているかのような稼働状況です

(投稿者:ちゅん)

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自作の取り付け金具

ども。
前回はイレギュラーにより同僚Fが記事を書きましたが、好評なので今後は定期化を検討していきたい担当ちゅんです。

当町では「どこでもWi-Fi事業」と銘打って、町内の主要公共施設に公衆無線LANである「FREESPOT」を設置して運用しています。運用を開始したのは2011年。当時としてはまだまだ公衆無線LANを自治体が運用するのは珍しい時代でした。しかし、それから7年が経過し、今では街中でWi-Fiが利用できることは当たり前。「いつかこういう時代が来るだろう」と思って始めた事業でしたが、本当にその通りになりました。
※ちなみに、「なぜ独自の街中Wi-FiではなくFREESPOTなのか」と聞かれることが多いですが、利用者にとってどちらの方が利便性が高いのかと考えれば、必然的に答えは出ます。FREESPOTのシェアは全国区ですから、本当の意味で「どこでもWi-Fi」です。

さて、そんなFREESPOTですが、経年により頻繁にトラブルが発生するようになりました。ネットワーク機器というのはリプレイスのタイミングが難しいのですが、さすがに7年も経過すると故障が頻発します。いや、むしろよくここまでもったと考えるべきでしょうか。
そこで、本年度はこれらの機器をすべて取り換えることとし、先日、機器が納品となりました。

現場で機器を交換する前に、まずは事前準備。機器の設定書を見ながら、IPアドレスやPPPoEの設定などを行います。FREESPOTとはいえ、中身は普通の無線ルーター。さして難しいことでもなく、スイスイ進みます。これを済ませておけば、あとは単純に機器を付け替えるだけです。
・・・しかし。その「付け替える」に大きな落とし穴がありました。設定を終え、機器に取り付け用の足を付けていて、ふと「これってどうやって壁面に取り付けるのだろう」と気がつきました。壁面に取り付けるには筐体の側面にパーツを付けなければならないのですが、どこにも取付穴がありません。

焦って説明書を見ると「本製品は縦置き専用です。熱がこもる恐れがありますので、横置きにはしないでください」の注意書きが・・・。そりゃないっすよ、猛牛さん!
急ぎ対策を考えます。縦置き専用のルータを壁面に取り付けるには、それ用に何らかの加工が必要です。すぐさま同僚Fと一緒に金物店に向かいます。
あれこれと商品を物色し、ようやくそれっぽい金具を発見。職場に戻り試作品を作ってみましたが、よし、これならなんとかなりそうです。ついでに、天井に吊り下げる場合も想定してもう1パターン。自作の取り付け金具ができて、とりあえず一安心です。
アクセスポイントって、手の届かない天井付近に取り付けるのがスタンダードだと思っていましたが、そういう先入観は危険なのだということを学びました。

自作の取り付け金具
壁面や天井に取り付けるというニーズは絶対に高いと思いますが・・・

(投稿者:ちゅん)

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