寒いを通り越して痛い

ども。
あまりの寒さに自宅のエアコンの室外機が凍結してしまった担当ちゅんです。

早く春にならないでしょうかね。今が一年の中で一番寒いのではないかというほど、このところ冷え込んでいます(二十四節気では「大寒」ですしね)。「熱暴走」と言われるように、情報機器は暑さに弱いのはその通りなのですが、実は寒さにも弱いんです。このところの寒さは屋外に設置している機器が止まってしまうレベルです。

とある日本海側の施設から「インターネットにつながらない」とSOSの電話がありました。その施設はこのブログに度々登場する「屋外無線LAN」によりネットワーク構築している施設。まだ一切調べてはいない段階でしたが、その原因は間違いなく寒さだろうと察しがつきました。
それにしても、インターネット回線がつながらないというトラブルは一番困ります。当たり前ですが機器へのリモート操作ができませんので、現地に出動しなければ解決できません。今回も相棒のオールド氏を連れ立って、猛吹雪の峠道を40分。ようやく現場に到着して調査を開始しました。

今回は調べるポイントは明確ですし、すべきこともそんなに複雑ではありません。ですが、最大の難関は、やはり寒さ。屋外無線LANのアンテナの状況を確認するため、施設の屋根に登らなければなりません。あらかじめこういう作業を予定していたのであれば、帽子・手袋・股引きなど「完全防備」で臨むのですが、出勤後に急遽の外勤でしたので通勤用のジャンパーに、かろうじて長靴という軽装での作業。体に吹き付ける浜風が寒いを通り越して痛い。冗談抜きに長時間作業していたら凍死してしまいそうです。

手先の感覚が失われる中で、かろうじて機器の写真を撮影。急ぎ施設内で暖を取りながら確認すると、どうやら屋外無線の電波を受信できていないようです。ということは、問題は受け側ではなく送り側。これってもしかして、再度別な施設(基地局側)の屋根に登らなければならないということでは・・・。人間、一度寒いところから暖かいところに来てしまうと、もう一度寒いところに飛び込むのは非常に勇気がいるものです。仕事ですので頑張りましたが、これが自宅のエアコンの室外機ならあきらめたかもしれません。

屋外無線アンテナ
この機械、温度は-40度まで対応しているそうなのですが、さて。

(投稿者:ちゅん)

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機種依存文字の対応

ども。
なかなかハードな日々が続いていて、週末が待ち遠しかった担当ちゅんです。

何がハードなのかといえば、実はこの1ヵ月ほどびっちり「ふるさと納税」の対応にあたっていました。1月10日が「ワンストップ特例申請」の申請書提出期限となっていることから、その申請受付処理に従事していたのです。来る日も来る日も申請書をチェックしてシステム入力を行い、今週でようやく終わりが見えてきた、そんな状況です。とはいえ、まだ全ての処理が終わったわけではないので、しばらくは忙しい状況が続きます。

そんななかで、業務主担当の職員から「困ったことになりました」と相談を受けました。ふるさと納税の申請処理に利用しているシステムがあるのですが、そのシステムから寄付者情報をExcelデータとして出力すると、氏名が正しく表示されない方が相当数いるとのこと。確認すると、そうした方は氏名の漢字として旧字体等が使われている方(例えばいわゆる「はしごだか」など)であることがわかりました。

氏名なのですから、旧字体であろうとあくまで正確に入力することは行政の職員としては当たり前のことです。しかし、これがシステムの事情だけで考えると大問題となります。
出力されたExcelデータを見ると、明らかに文字が抜け落ちてしまった方や、中には「U+2363A」みたいに文字コードに置き換わってしまっている方まで様々。こうした文字をシステム的にデータとして取り扱うためには、一般的な文字に置き換える必要があるのですが、受理している申請は数万件。これらをチェックして(現状では)手作業で文字の置き換えを行うという作業が必要となりました。途方にくれます。

ところで、そもそもなぜシステム上で機種依存文字を入力することができたのかという疑問が出ます。それは、システムが「Unicode」という文字コードで処理できるようになっているからなんですが、であれば出力するときもUnicodeで出力できないものなのか、と思ってしまいます。この辺はシステムの仕様にもよりますから何とも言えませんが、あらためて「日本語って難しいんだな」と感じます。アルファベットでは決して起きない問題ですからね。

機種依存文字
例えばこの文字。これは文字コードに置き換わって出力されてしまいます。

(投稿者:ちゅん)

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アプリの画面が表示されない

ども。
最近「文字が小さすぎて読めない」担当ちゅんです。

本日はちょっと嵌ってしまったトラブル。ネットワークの保守を行うため、アプリケーションをセットアップしておりました。そのアプリはインストールが不要で、実行ファイルのみで動作するもの。非常に使い勝手がいいので、我々は保守用の保存場所にフォルダごと保存しておいて、必要な都度そこから取り出して使っています。時にはネットワーク越しに共有フォルダから直接起動も。そういう意味で、インストールが不要なアプリって便利ですよね。
(参考までに、そのアプリは度々このブログに出てくるExPingです。これが無いと仕事にならないというほどお世話になっています)

そのアプリを共有フォルダからPCにコピーして起動させようとしていた時のことです。アイコンをダブルクリックしてみると、プログラム的にはちゃんと起動しているように見えるのですが、画面が表示されません。タスクバーにはちゃんとアイコンが表示されていますし、そのアイコンを右クリックから終了もできます。画面だけが表示されないという不思議なトラブルです。
それであれば、ということで対象PCと似た仕様である私が自席で使っている業務用PCから起動を試みますと、こちらは成功。ちゃんと画面が表示されます。この結果から、もしかしたら用意したPCがおかしいのかもしれないと疑い、別なPCを用意してみましたが、そちらも起動はするものの画面が表示されません。

ここで気がつきました。実はこの現象、アプリやPCは全く悪くなく、つい先ほど試した「私が自席で使っている業務用PC」に起因していました。私は業務上、自席のPCにはセカンダリモニタを接続してモニタ2枚の環境にしているのですが、アプリを起動するとセカンダリ側に画面が表示されていたのです。
つまり、アプリは正常に起動しているものの、画面の範囲外の場所で起動してしまい見えなかっただけ、ということです。
分かってしまえば解決策は簡単です。自席の業務用PCでアプリを起動し、プライマリの画面にウインドウを持ってきて終了させるだけ。これで対象PCでも画面が表示されました。

今回のようなケースはあくまでアプリの設計による部分はあります。ウインドウ位置の記憶については、PCごとにレジストリなどで行っているものとばかり思っていましたが、ものによってはアプリそのものに記憶(iniファイルなど)されるものもあるのですね。とても勉強になりました。

チューリップ
ExPingのアイコンって可愛いですよね

(投稿者:ちゅん)

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故障したなら頑張らないで

ども。
今週一週間がやけに長く感じられる担当ちゅんです。

昨年から引き続きの「未解決案件」がありました。とある学校でのネットワーク不具合なのですが、症状としては不定期に通信断が発生するというものでした。解決を困難にした要因はこの「学校」「不定期」というキーワード。いつ障害が発生するのかが読めず、連絡が来ていざ学校に向かっても到着までに直ってしまうといったことも多々ありました。

そこで、昨年末からはExPingを使って通信を常時監視していました。年が明けてもなかなか症状が出ずにヤキモキしていたのですが、ついに昨日、同僚オールド氏が「症状出ました!」と声を上げ、監視PCの画面を見るとNGと表示されたPing結果がずらり。急ぎ車に飛び乗って学校まで出かけてみるも、なんと職員が不在で施錠されており入校不可・・・。ほんと、こういう時に限ってことごとく運の無い人間です。

次に症状が出るのはいつになるだろう・・・と思ったのですが、本日、また再発。今度は学校にも連絡がつき、おかしな話ですが「直るな、直るな」と願いながら現場に向かいました。到着後、さっそく障害の原因を探り始めましたが、なかなか原因の特定ができません。学校側のネットワーク構成は極めてシンプルなのですが、実はその学校はVPN接続で別な施設を基地局とした通信をしており、そちらとの疎通確認に手間取ります。色々なパターンを試しますが、どれもヒットしません。「これはもしかして学校側の問題ではなく、基地局側の問題ではないか」と仮説を立てるまでに2時間も要してしまいました。

結果、今回のネットワーク不具合は基地局側のHUBが故障していたことが原因であることをようやく突き止めました。結局のところ、不具合が発生したタイミングでいかに色々なパターンを試せるか、そして原因の箇所を絞り込んでいけるかというのがポイントだったと思います。こういう言い方をしてはなんですが、故障したならば故障したで完全に止まってしまった方がありがたいです。中途半端に頑張られると、故障なのか何なのかの判断がすごく難しくなります。特にHUBはそういう傾向にありますよね。

HUB
故障したHUB。たまに通信できなくなるという困った症状でした。

(投稿者:ちゅん)

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新年早々・・・その2

ども。
正月に増えた体重を戻すのに躍起な担当ちゅんです。

前回投稿した「新年早々・・・」では、仕事始めに何も起きないことを祈っていた(が、そうもいかなかった)ということを書きましたが、本日はその続編です。

丸一日経って、特に大きなトラブルは発生せずに胸をなでおろしておりましたところ、二日目になって、とある出先部署から電話。「デスクトップPCが起動しなくなった」とのことで、聞くと12月28日、仕事納めの日の退庁時にシャットダウンがうまくできずに強制終了して帰宅。年明け出勤して起動させようとしたら起動しないと。そういう状況でした。

電話越しではありますが、何かもう少し手掛かりが欲しいと思い、遠隔で色々と試してもらいました。まず疑ったのは「本当に強制終了されているのか」という点。デスクトップPCの中には、電源ボタンを軽く押すとスリープ状態になるものがあり、実はスリープしているだけ、もしくはスリープからの復帰に失敗してハングしているのではないかと。
この点を電話越しにどう伝えるか。これはリスク覚悟で「PCの電源ケーブルを抜いてください」です。こうすることで、間違いなく電源は一度落ちるはずです。

しかし、結果は芳しくありませんでした。電話口の職員から「ダメみたいですね~」と返答がありましたが、ここで気がつきました。何やら後ろの方から音がしているのです。
「このピーピーなっているのはPCですか?」と。そうです、このPCは結構な重症だったようで、BIOSがエラーのビープ音を返している状態だったのです。これでは電話だけで解決など不可能、あきらめて我々の職場に入院となりました。

ところが。いざ職場に戻ってケーブル類を接続して試してみると、通常どおりに起動できてしまうのが不思議なところです。この現象、私は個人的に「ハンドパワー」と呼んでいるのですが、我々の部署に来たとたんに調子が良くなる機械の多いことったらありません。
今回、ビープ音が鳴ったことは直接耳で聞いたので事実であり、その時は間違いなく何かが起きていたはずなのですが、結局その原因は分からず終いです。しばらく電源を切ったままだったから、基盤が冷え冷えになっていた?のかもしれません。こういうことが起きるから、長期の休みは怖いのです。

黒い画面
新年早々、こんな画面ではがっかりですよね。

(投稿者:ちゅん)

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