FWAアンテナの故障対応

ども。
周辺でインフルエンザが猛威を振るっており、身の危険を感じている担当ちゅんです。

先日、固定無線アクセス方式(FWA)でネットワークを利用している某学校から「ネットにつながらず仕事にならない」と電話がありました。かなりお困りのようで「これでは学校の機能が止まってしまいます」と強い口調でお叱りを受けました。気持ちは大変よくわかります。私が謝れば直るならいくらでも謝るのですが・・・。

現場に向かう前に通信事業者と連絡を取り合いながら状況の確認を行います。すると、基地局側から確認すると、対象のアンテナとの通信が数分おき、短いときだと数十秒おきに一瞬途切れているということがわかりました。
一瞬でも通信が途切れてしまうと再接続するのに数秒の時間を要するため、その間にインターネット接続が完全にダウンしてしまうというのが今回の症状であることがわかりました。

ここまで調査できたので、いよいよ現場に向かいました。まずはFWAのアンテナを目視で確認。アンテナには外部から確認できる電波強度のLEDインジケーターがついており、しばしこれを観察してみます。すると通常は緑色のランプが点灯しているのですが、じーっと見ていると一瞬だけ赤色のランプが点灯することがわかりました。調べてみるとこのタイミングと通信断のタイミングが一緒だったことから、今回の障害は「アンテナの故障」でほぼ間違いなさそうだとアタリをつけました。

実は事前にこういうことも想定して、代替機を持ち込んでいました。ひとまず、既存のアンテナからケーブル類を取り外し、その後、代替機に接続。本来であれば設置の際には基地局のアンテナ方向に向けて微妙な角度調整が必要ですが、仮設なのでとりあえずの方向に向けてみます。置き場所も室内です。しかし、そんな雑な設置であるにも関わらず、なんと既存のアンテナよりも電波の受信状況が良いという結果に。それどころか、作業中窓を開けたままで寒かったので、窓を閉めてみても強度がほとんど落ちません。これは、既存のアンテナが故障していただけではなく、もしかしたら取付位置にも若干問題があったのかも。せっかくの機会なので、アンテナ交換の際には取付用のサイドベースの位置も変更してみようと思います。無事に解決?の方向に進み、一安心です。

代替機
「とりあえずの方向に雑に向けてみている」の図

(投稿者:ちゅん)

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SSDで見事に再生

ども。
先週末は数年ぶりにスキーに出かけた担当ちゅんです。

先日から相棒のおーるど氏が臨席でせっせと準備していたPCがあります。そのPCは、一度は現場を退いたものの、まだどうにかすれば使えるレベルの「補欠」です。この「どうにすれば」というところに若干手間と費用がかかるので、よほどのことが無ければ引っ張り出してくることはないだろうと思っていたのですが、あっけないほどすぐに出番が訪れました・・・。

さて、具体的にPCのスペックを書きますと、CPUは第4世代のCore i3。メモリは4GBで512MBのHDDを積んでいました。OSはWindows10Proでの運用ですが、モデルとしてはWindows8世代です。このPCを廃棄するなどもってのほかですが、でも最新モデルではないことも確か。このPCを再び現場に戻すにあたって、すべきことは一つ。ディスクをSSDに換装することです。

PCを使っていて、体感的に「速い」とか「遅い」と感じるポイントとして、OSの起動スピードの部分はかなり大きいと思っています。で、この部分を具体的に改善しようと思った時、一番効果が出るのがディスクです。家電量販店などでPCを購入しようと思った時、スペックというとついCPUやメモリに目がいきますが、快適さという意味ではSSDを搭載しているか否かは非常に大きな要素です(とはいえ、CPUは後から交換できないという意味では重視するのもアリですが)。結局、CPUが高スペックでメモリが盛り盛りでも、ディスクが遅ければそこに引きずられて全体が遅くなるという理屈だと思います。

さっそく、SSDを調達してOSのセットアップ。その作業を横目でチラ見していましたが、やはりSSDは速い。今、我が社での主力は第6世代のi3を搭載した端末ですが、大きな声では言えませんがそれら主力よりも起動が速いような・・・。どうやら補欠どころかレギュラーをも凌ぐスペック感で再登板させられそうです。結局のところ、日常的に普通の事務をするPCには高性能なCPUやメモリは必要なく、高速なディスクと筐体の耐久性だけが確保されれば十分なのだと再認識しました。逆に言えば、高スペックなPCにSSDを積まないのは宝の持ち腐れともいえるかもしれません。この部分は今後の課題です。

hdd
そして残されたこれも課題です

(投稿者:ちゅん)

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結果として「いつもの」案件

ども。
大雪です。もう雪は勘弁してほしい担当ちゅんです。

そんな中、本日も外勤。すっかり恒例となってしまいましたが、定期的に発生する「学校のパソコン室の保守」です。今回はいつもの故障案件ではなく、これから始まる「プログラミング授業」のため必要となるソフトウェアの導入作業。情報セキュリティ上、こうした作業も基本的には管理者である我々が(正式には教育委員会が)行わなければなりません。

現場に到着して急ぎソフトのインストール準備。生徒用のPCは不特定多数が利用するため、環境復元ソフトが導入されています。いくら設定などをいじっても再起動すると元に戻るという便利な機能ですが、これが動いているとせっかくソフトを入れても消えてしまいますので、まずは機能を停止させるところから始まります。

対象のPCは40台。一斉に電源をオンにして環境復元の停止処理を実行。しかし、ここでトラブル。40台のうち5台のPCが処理に反応しません。それどころではなく、実機を確認してみると「起動しない」と書かれた紙が貼られています。なるほど、そういうことですね。「今回はいつもの故障案件ではなく」なんて書きましたが、ふたを開けてみると結局「いつもの」がセットになっていただけでした。

そこからは忍耐、忍耐、そして忍耐。ひたすらシステムのイメージから復元し、設定を行います。中にはHDDそのものが故障してしまっているものもあり、急遽ディスクを交換してまた復元。こういうケースで一番頑張っているのはオペを受けているマシンそのものなのですが、その様子をただ黙って見守っているだけの仕事というのも精神的に疲れるものです。結局、順調ならば1時間足らずで終了するはずの仕事が半日かかっても終わらず、残りの作業は明日に持ち越しとなってしまいました。やはり、現場では何が起きるかわかりませんね。

PC室
まるで時が止まっているかのようなパソコン室

(投稿者:ちゅん)

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寒いを通り越して痛い

ども。
あまりの寒さに自宅のエアコンの室外機が凍結してしまった担当ちゅんです。

早く春にならないでしょうかね。今が一年の中で一番寒いのではないかというほど、このところ冷え込んでいます(二十四節気では「大寒」ですしね)。「熱暴走」と言われるように、情報機器は暑さに弱いのはその通りなのですが、実は寒さにも弱いんです。このところの寒さは屋外に設置している機器が止まってしまうレベルです。

とある日本海側の施設から「インターネットにつながらない」とSOSの電話がありました。その施設はこのブログに度々登場する「屋外無線LAN」によりネットワーク構築している施設。まだ一切調べてはいない段階でしたが、その原因は間違いなく寒さだろうと察しがつきました。
それにしても、インターネット回線がつながらないというトラブルは一番困ります。当たり前ですが機器へのリモート操作ができませんので、現地に出動しなければ解決できません。今回も相棒のオールド氏を連れ立って、猛吹雪の峠道を40分。ようやく現場に到着して調査を開始しました。

今回は調べるポイントは明確ですし、すべきこともそんなに複雑ではありません。ですが、最大の難関は、やはり寒さ。屋外無線LANのアンテナの状況を確認するため、施設の屋根に登らなければなりません。あらかじめこういう作業を予定していたのであれば、帽子・手袋・股引きなど「完全防備」で臨むのですが、出勤後に急遽の外勤でしたので通勤用のジャンパーに、かろうじて長靴という軽装での作業。体に吹き付ける浜風が寒いを通り越して痛い。冗談抜きに長時間作業していたら凍死してしまいそうです。

手先の感覚が失われる中で、かろうじて機器の写真を撮影。急ぎ施設内で暖を取りながら確認すると、どうやら屋外無線の電波を受信できていないようです。ということは、問題は受け側ではなく送り側。これってもしかして、再度別な施設(基地局側)の屋根に登らなければならないということでは・・・。人間、一度寒いところから暖かいところに来てしまうと、もう一度寒いところに飛び込むのは非常に勇気がいるものです。仕事ですので頑張りましたが、これが自宅のエアコンの室外機ならあきらめたかもしれません。

屋外無線アンテナ
この機械、温度は-40度まで対応しているそうなのですが、さて。

(投稿者:ちゅん)

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機種依存文字の対応

ども。
なかなかハードな日々が続いていて、週末が待ち遠しかった担当ちゅんです。

何がハードなのかといえば、実はこの1ヵ月ほどびっちり「ふるさと納税」の対応にあたっていました。1月10日が「ワンストップ特例申請」の申請書提出期限となっていることから、その申請受付処理に従事していたのです。来る日も来る日も申請書をチェックしてシステム入力を行い、今週でようやく終わりが見えてきた、そんな状況です。とはいえ、まだ全ての処理が終わったわけではないので、しばらくは忙しい状況が続きます。

そんななかで、業務主担当の職員から「困ったことになりました」と相談を受けました。ふるさと納税の申請処理に利用しているシステムがあるのですが、そのシステムから寄付者情報をExcelデータとして出力すると、氏名が正しく表示されない方が相当数いるとのこと。確認すると、そうした方は氏名の漢字として旧字体等が使われている方(例えばいわゆる「はしごだか」など)であることがわかりました。

氏名なのですから、旧字体であろうとあくまで正確に入力することは行政の職員としては当たり前のことです。しかし、これがシステムの事情だけで考えると大問題となります。
出力されたExcelデータを見ると、明らかに文字が抜け落ちてしまった方や、中には「U+2363A」みたいに文字コードに置き換わってしまっている方まで様々。こうした文字をシステム的にデータとして取り扱うためには、一般的な文字に置き換える必要があるのですが、受理している申請は数万件。これらをチェックして(現状では)手作業で文字の置き換えを行うという作業が必要となりました。途方にくれます。

ところで、そもそもなぜシステム上で機種依存文字を入力することができたのかという疑問が出ます。それは、システムが「Unicode」という文字コードで処理できるようになっているからなんですが、であれば出力するときもUnicodeで出力できないものなのか、と思ってしまいます。この辺はシステムの仕様にもよりますから何とも言えませんが、あらためて「日本語って難しいんだな」と感じます。アルファベットでは決して起きない問題ですからね。

機種依存文字
例えばこの文字。これは文字コードに置き換わって出力されてしまいます。

(投稿者:ちゅん)

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