ども。
6月に入り、今年度予定している事業に着手し始めている担当ちゅんです。
このたび、本庁舎で利用しているプリンターが更新されることになりました。当町では部署ごとにプリンターを配備するのをやめて、業務用パソコンからの印刷は庁舎内に数台設置している複合機で出力する「集中管理方式」をとっています。個別にプリンターを配備する場合と比べて機器調達にかかる費用がトータルで安価となることに加え、消耗品等の管理・保守といった面でも非常に有効な手法です。課題があるとすれば、プリンターを利用するために少し離れた場所まで行かなければならない「煩わしさ」があるのですが、そこは職員の理解が得られています。
さて、数年ぶりに複合機が更新となるということで、我々としては「プリンタードライバーの展開」という業務が発生します。とはいえ、あらかじめ機種が分かっているので、ドライバーのインストールを事前に終えておき、複合機納品後に「通常使うプリンター」を切り替えてもらえればさほど問題はないと安心していたのですが・・・。
納入日を聞いて非常に焦りました。なんと、納入業者さんが決定してから「5営業日後」には納品されるとのこと!スピーディなのは職場的にはありがたいですが、我々的にはアウトに近い日程。
対象のプリンターを利用しているパソコンが数台であれば、個別に手作業でインストールすればよいのですが、今回は対象機が100台弱。プリンターを利用できなくなる時間が発生してしまえば、その瞬間、業務が止まってしまいます。
※「それならサーバで共有すればいいのでは?」と思われるでしょうが、サーバのリソースやネットワークのトラフィック的な事情から、当町ではTCP/IPで直接出力する方法をとっています。初期設定が面倒ですが、確実です。
こうなると総力を挙げて突貫工事です。今回の複合機には「ユーザーセットアップツール」なるユーティリティが付属していることはあらかじめ知っていました。このユーティリティでセットアップファイルを作成すると、プリンタードライバーのインストールを管理者権限で行う必要が無くなるほか、ポートの設定などもあらかじめ仕込んでおくことが可能。今回はこれを利用し、それを実行するためのバッチファイルを書き、インベントリソフトウェアで配布を行う作戦としました。結果、数台失敗した端末があったものの、数回リトライし、無事ドライバーのインストールが完了しました。ユーザーセットアップツールが無ければ厳しかったかもしれません。
職場では年々、加速度を増すようにICT化が進んでいるとはいえ、まだまだ紙文化です。いくらシステム化が進もうとも、案件のほとんどがメールで済むようになろうとも、最終的に紙が残る以上、プリンターは必須。業務を行ううえで、最も重要な機械の一つであるといえます。今回の件をとおして「普段使えて当たり前のものが使えなくなったときに初めて大切さがわかるという類の代表格がプリンターだよな~」と思うのでした。
ユーザーの認証方式もついに非接触型ICカードになりました
(投稿者:ちゅん)