Windows 10なのにサポート終了?

ども。
本家MSさんから改元アップデートが配信されず、やきもきしている担当ちゅんです。

そんな中で、我々の部署では新たな問題が勃発しました。タイトルのとおりではあるのですが、職員が利用している業務用PCのOSサポート期限が近づいているという由々しき事態となっております。
その対象OSがWindows 7であれば話はわかります(もう日付まで暗記してしまいましたが、2020年1月14日にサポート終了となります)。ですが、今回の案件はまだ現役であるはずのWindows 10の話です。

実は以前から「どうやらそうらしい」という話は耳にしていました。Windows 10というOSは「Windows as a Service」という形態がとられていて、1年に2回の頻度で大型アップデートが実施されています。このアップデートのことをFeature Update (FU)と呼びますが、サポートの期間は配信後18ヶ月間とされているのです。よって、Windows 10のバージョン1709(2017年の9月にリリースという意味)の場合、サポートは2019年4月9日まで、バージョン1803の場合は2019年11月12日までとされているのです。
(詳しくは以下で確認できます)
Windows ライフサイクルのファクトシート: Windows Help
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet

さてどうしましょう。インターネット接続されているPCであれば、知らないうちにWindows Update経由で更新されるのでしょうが、職場の業務用PCはLGWANという非インターネット環境にあります。Windowsアップデートのサーバ(WSUS)は構築済みですが、当町の環境ではWSUSにFUは未提供。つまり、黙っているだけではいつまで経ってもFUは適用されず、そのまま放っておくといずれはサポート切れになってしまうという事態に直面します。管理しているPCの台数はおよそ350台。サポート終了までに全台、最新のFUを適用させるという非常につらいミッションに取り掛からなければならなくなりました。

この状況は当町だけではないはず。早速、いつも頼りにしている道東の同業者に電話。どうしているのか聞いてみたところ「その課題がクリアできないのでまだWindows 10は少ししか導入していない」とのこと。未然に課題を把握されていたのはさすがです。
その後、具体的にどのような方法で回避しようとしているか、その際に発生する課題にはどう対応できるか・・・などたっぷり1時間ほど情報交換。ようやく、私の頭の中にも一筋の光が見え隠れしてきました。
これから、実際にFUを適用させるための仕掛けづくりに着手し、実証試験を行い、大型連休明けには本番作業という流れ。この業務、はっきり言って生産性が皆無で、本当に一体に何の仕事をしているのか分からなくなりますが、ルールはルールですので仕方がありません。抜かりなく、万全の態勢で業務を実施できるよう頑張ります。

※「だから業務用PCにはLTSCを入れるべきだ」という声も一部でありますが、その場合MS Officeの利用がサポートされない問題はどう回避するのでしょう。
※「Enterpriseを使えば30ヶ月間サポートが受けられるでしょ」と思うでしょうけど、その分割高となる経費はどうするのでしょう。
※「だったらシンクラにしてServer OSを使えば?」と思うでしょうけど、その分(略

Windows10
インターネット接続が前提のアップグレード。どうしたらいいのか。

(投稿者:ちゅん)

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大規模な配置換えの準備

ども。
「平成」が終わる前にやらなければならないことが山盛りの担当ちゅんです。

連休明けに、とある部署で「配置替え」を行うことになり、先日から現場にて確認作業を繰り返しています。これまでも「この机をそっちに、あの机をこっちに」といった程度の配置換えはありましたが、今回の場合はフロアごと引っ越してくるような大規模なものです。さすがに、当日その場で対応という訳にはいきません。

そもそも、なぜ配置換えを行うかといえば、これまでよりも動線が良くて仕事がしやすくなるから。その考え方でいえば、最優先は「机の配置」になりますし、それでいいのだと思います。でも、我々のような仕事をしている人間からすれば「少しでもいいからLANケーブルのことも考えてやってください・・・」と。まあ、こればかりは仕方がありません。

今回、現場から渡された配置案では、既存のLANケーブルの取り回しではほぼ全ての端末・プリンタが動作しなくなってしまうことが判明。「ここにHUBを追加すればOK」みたいな簡単な話ではなさそうなので、腹を決めて全て一から設計をし直すことに。ポジティブに捉えれば、今一度しっかりと設計しなおすことでICT-BCPの面でも保守が容易になり、災害時の対応としては強靭になるはずです。

数回の現調により、ようやく図面への端末のプロットを終え、LANケーブルの配線ルートが決まりました。次に必要なのは部材の調達。対象の施設はOAフロアになっていないので、LANケーブルを引くためには床モールや壁モールが必要なのです。今度は部材のカタログを見ながら「これを何本、これを何個」と計算していきます。ここまでできて、ようやく当日が迎えられる準備が整います。不安があるとすれば、今週末からは10連休。物流の面でせっかく計算した部材が果たして全て揃うのか。急ぎ注文をしなければ間に合わなくなるような気がして不安です。あと、作業当日、自分の体力が持つのか。これは日々の不摂生のせいですので言い訳はできませんね。

配置換え
得意のExcel図面。ようやく形になりました。

(投稿者:ちゅん)

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床下クエスト

ども。
大事な予定をダブルブッキングしてしまった担当ちゅんです。

年度初めの業務がようやく一段落してきたので、本年度実施する予定としている事業に着手し始めました。昨日は某学校の体育館に無線APを取り付けるために、LANケーブル敷設の現調に出かけました。

電気屋さんと一緒に学校を訪問し、起点となる場所から目的地までの敷設ルートを確認していきます。通常、校舎内にLANケーブルを敷設するときには天井裏を転がしていくことが多いのですが、今回の学校の場合、電気等既存のケーブル類は床下を通っているというイマドキの設計です。まずは床下に潜り込むための点検口を探しつつ、片っ端から開けてみて覗き込んでいくことになりました。

起点から近い順に、一つひとつ開けてケーブルを通すためのラックの設置状況を確認していきます。一つ、また一つと点検口を開けていきますが、ある地点に到達したところで手詰まりになりました。最低一つは、もしかしたら二つはあるのではないかと思われる点検口が見つかりません。埒が明かず業者さんと、なんと臨席おーるど氏までもが床下に潜り込んであれこれ探ってみますが、どうしても先に進むことができなくなりました。
ですが、冷静に考えればどこかに点検口はあるはずです。おーるど氏が床下からなら、私は床上の調査。配線ルートを予想しながら、点検口を探してみます。

すると、まずは音楽室の床に点検口を発見。これは木琴の下になっていて、一見わかりづらくて見逃していたもの。早速開けてみると、まずは通れなかったルートの一部が確保できた模様。しかし、これでも開通せず。まだどこかにあるはずです。
次に怪しんだのが備品室。掃除用具やカーペット、木材などが保管されている部屋なのですが、もしかしたらそれらの下にあるのでは?と。一つずつ物をどかしていくと、なんと「棚の下」にありました!これでは探せないのも納得です。ようやくすべての点検口を見つけ出し、無事に目的地までのルートを確保できました。
おーるど氏にとっては初めての床下の冒険。きつい仕事のはずですが、妙に生き生きとしていたところを見ると、どうやら楽しかったみたいです。

点検口
「僕もブログに出れますか?」と、弊ブログの熱心な読者だった電気屋さん(写真右)

(投稿者:ちゅん)

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忘れたWi-Fiパスワードの調査

ども。
10連休前の仕事が超過密な担当ちゅんです。

とある施設からPCを追加配備してほしいと依頼を受けました。その施設は私が昨年、新たに屋外無線によりネットワーク構築を行った施設。設置環境への対応のため、室内用APには「防塩」に配慮したアクセスポイントを取り付けた案件でした。

追加を承諾し、PCを準備のうえ配備しました。すると、さっそく施設から電話。「今回配備されたPCは無線LANに接続できないの?」と。実は施設側から「何でもいいので1台追加を」と言われていたので、本当に適当にPCを選んだのですが、無線アダプターが搭載されていませんでした。急ぎ無線LANが利用できるようUSB子機を準備し、現地に向かいました。

PCにUSB子機を接続し、ドライバーをインストール。無線の電波を掴み始め、目的のSSIDをクリック。ここまでくれば問題ない・・・と思ったら、臨席おーるど氏からまさかの「パスワードって何でしたっけ」と。
確かに言われてみれば何だったか思い出せません。当時、間違いなく私が設定したのですが、どこを探してもメモが見つかりません。ほんの数か月前の仕事なのにすっかり忘れてしまっていることに情けない気持ちになりましたが、むしろ覚えづらいパスワードだったのであればセキュリティ上は良いことではないか・・・と、ポジティブシンキング。

しかし、あきらめてはいけません。実はWindowsには接続している無線LANのパスワードを調べる方法があるのです。「ネットワークと共有センター」から「アダプター設定の変更」に入り、その中にある「Wi-Fi」をダブルクリック。開いた画面で「セキュリティ」タブをクリックすると、そこに「パスワードの文字を表示する」というチェックボックスがあります。これを利用すると、ネットワークセキュリティキーの欄に文字列が表示されます。助かりました!
ちなみに、これは当たり前ですが文字を表示するには管理者権限が必要。ユーザー権限でPCを使っている場合は表示できませんのでご了承。
色々な場所で無線LANを利用される方は、いちいちパスワードを覚えきれないと思いますが、一度でも使ったことがあれば大丈夫、というTIPSでした。

パスワードを忘れたときの
パスワードがわかっても「あれ?こんなのだっけ」でした。やっぱり情けないですね。

(投稿者:ちゅん)

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こんなページも見ています

ども。
怒涛の22連勤が終わろうとしている担当ちゅんです。

10年ぶりにCMSのパッケージを刷新し、自治体向けのパッケージを採用したという話題は先日記事にしました。その後、複数の自治体から「で、何を採用したのよ」と個別に連絡を受けたりしましたが、やはりそれなりに注目度は高いようです。大人の事情によりここには明記できませんが、気になる方は直接お尋ねくださればお伝え出来ます。

さて、本日はそんな新ホームページのPRをさせていただきます。パッケージを採用する際の決め手とまでは言い過ぎですが、個人的にすごく楽しみにしていた機能が「レコメンド機能」でした。ページを閲覧されている方に対して「他の方はこんなページも見ていますよ」とオススメを紹介する機能。CMSを切り替えてから2週間弱が経過し、ようやく少しずつ動作するようになってきました。

このレコメンド機能の仕組みですが、ページのアクセス解析をしているサーバがあり、実際にどのページからどのページへと閲覧が変遷しているかを分析しています。ですから、我々が勝手にオススメしているわけではなく、実際にページを閲覧されているユーザー様に育てて頂いている、そんなコンテンツになります。ある程度閲覧数のデータが蓄積されてきて、ようやくちらほら表示されるようになってきたというわけです。
アクセス数が増えれば増えるほど制度は高まっていくと思いますが、現状ではリアルに閲覧者が多いページが出ていて面白いです。

このレコメンド機能がうまく動いてくれば、例えば場面場面で必要なページを探す必要が無くなっていきます。例えば「戸籍謄本等の郵便請求」というページに行き着いた際に、レコメンドとして「申請書様式ダウンロード」が表示されているといった感じで、次に必要と思われるページが勝手に表示されるという仕掛けです。これはWebサイトとしてはよく見かけるものではありますが、いざ自分のサイトで実現しようとするとなかなか難しい機能です。情報を発信している側の職員も「こんなサイトも一緒に見ているんだな」と把握することで、情報発信を工夫することができそうです。
新ホームページにはまだまだ新しい機能がたくさん搭載されていますので、折を見てご紹介していきたいと思います!

レコメンド機能
今後の成長が楽しみです

(投稿者:ちゅん)

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