ども。
本日から2日間、八雲町では北海道三大あんどん祭りとして知られる「八雲山車行列」が開催されます。お近くの方はぜひお越しください。担当ちゅんです。
道内の情報担当者間で盛んに情報交換されている話題の一つが、本日のタイトル通り「Windows10の大型アップデート(FU)をどうするか」です。このFUに関しては当町も試行錯誤を繰り返してきたところで、詳しくは次の記事に書きました。
2019-4-24 Windows10なのにサポート終了?
https://www.town.yakumo.lg.jp/blog/information/index.php/2019/04/24/2227/
上記記事をまとめると「1年半ごとにOSをアップデートしなければならないが、LGWAN環境(非インターネット)でどう対応すればいいのか」となります。ちなみに、WSUSにFUの配信は受けられません。
この対応として、ようやく手順を確立し、本日から順次アップデート作業を開始しました。
当町の場合は、資産管理ソフトである「空海」を使い、スクリプトを使ったソフトウェア配布機能を利用することで、「サイレント・オートメーション・ノーリブート」でアップグレードさせる予定です。Windows10のFUを空海サーバに置き、そこから各端末に配信。こうすることで、管理者権限の問題をクリアできます。とはいえ、アップデートのサイズが4GB近くもあり、一気に実行してしまうとネットワークの帯域を食い潰してしまいますので、期間を長くとって1日あたり10台ずつくらい、少しずつの作業です。
スクリプトの設定など、もし興味のある同業者様がいらっしゃれば個別にご連絡を頂ければお伝えさせていただきますが、ポイントは「コマンドラインからのWindowsセットアップのオプション」にあります。
(参考)Microsoft:Windows セットアップ コマンドラインオプション
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/windows-setup-command-line-options
具体的にいえば、setup.exeに「/Auto Upgrade」と「/Quiet」、「/NoReboot」を設定すること。加えて、当町の環境では、なぜかアップデート後にライセンス認証が外れてしまう症状(これ、VLを使っている環境だと起きるみたいです)が出たので、「/Pkey」でプロダクトキーを指定することで回避しました。
こうすることで、ユーザー側には一切不便をかけることなく、知らないうちにアップデートできていたという理想的な動きになるはずです。これがうまくいけば、今後のFUアップデートも怖くない!?かもしれません。結果はまたブログでご報告いたします。
「空海」製品サポート様のおかげでここまでたどり着けました
(投稿者:ちゅん)