大人の自由研究?

ども。
日没が徐々に早くなり、夏が終わりに近づいているのを感じている担当ちゅんです。

本日は某スイッチメーカーさんが来庁され、現在売り出し中の無線APのデモンストレーションを受けました。暑い中、わざわざ遠方から足を運んで頂きありがたいです。これは情報部門全般に言えることですが、業界では技術革新のスピードがものすごく早く、とりわけ無線(Wi-Fi)についてはそれが顕著だと思います。最新の技術動向を学び、今後の事業展開に役立てるための貴重な時間となりました。

あらかじめ「機器をセッティングするのでお時間を20分ほど頂けませんか?」と言われており、しばらく待ちます。内心「セッティングに20分ってどれだけの機材を使うのか」と思いましたが、20分後、デモ機器一式を目の当たりにして全てを理解しました。

そこには子ども達が大好きな「プラレール」のレールが引かれ、新幹線「H5系」と機関車トーマスの「6番(パーシー)」がレールに乗っています。レールの内側にはAPが3台、H5系にはスマホが置かれ、パーシーが引っ張っている貨物車には怪しげな無線機。スマホの映像がノートパソコンに映されています。はて、本日のデモは無線APのデモのはずですが、さながら「大人の自由研究」の様相です。何が始まるのでしょうか。

準備が整い、パーシーが勢いよく走りだしました。用意されたノートパソコンにはH5系が積んでいるスマホとパーシーの怪しい無線機とが接続されているAPの状況がリアルタイムで表示されます。今回のデモ、つまりは「シングルチャネル」で動作している無線で、どのAPをリアルタイムに掴んでいるのかを可視化するという試み。私、控えめに言っても大興奮です。部屋の近くを通りかかる職員も足を止めて「こいつら何やってんの?」という怪訝な顔をしていきます。「シングルチャネルはローミングに強い」というたった1文を見せるために、ものすごい仕掛けを用意されたメーカーさん。こうした遊び心というか、本気度が嬉しかったです。
もちろん、デモの後にお聞きした解説もたいへん参考になりました。遠方からお越しいただきました某スイッチメーカーさん、本当にありがとうございました!

デモ風景頭の中で「あの音楽」が鳴り響きました

(投稿者:ちゅん)

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工事の夏

ども。
お盆前、仕事的にはラッシュです。担当ちゅんです。

仕事の区切りとして「お盆前」と「お盆明け」という概念があるかと思いますが、我々にとって「お盆前」とは、学校案件のことを指します。例年、学校が夏休みの間に大規模な工事やPCのメンテなどを行っており、本年もいよいよ佳境に入ってきました。

本日は朝から某学校を訪問し、防災用の公衆無線LAN(フリースポット)整備のため、工事となりました。昨今は毎年のように台風が接近し、当町では「自主避難所」として町内数か所の公共施設を未然に開放するなど万全の対応を取っています。一昔前ならばラジオを用意するか、もしくは利用可能であればテレビがあれば避難所のインフラとしては良かったのかもしれませんが、今ではインターネットがほぼ必須となりつつあります。ご存じの方も多いと思いますが、災害の恐れがある場合、NHKほか一部の民放ではWebでテレビ配信も行われています。また、いわずもがな、SNSの利用は災害時にたいへん有効です。

「災害はいつやってくるかわからない」を合言葉に、さっそく工事に取りかかりました。実はこの案件は少し工夫しなければならない難工事。というのも、学校の建物内にLANケーブルを引くのであれば簡単なのですが、今回は少し離れた建物までLANケーブルをもっていかなければならないのです。屋外にLANケーブルを配線する場合は「架空」か「地下埋設」のどちらかの方法となるのですが、いずれも我々には無理な工事。今回は業者さんの力をお借りして「架空」することになりました。

難工事ではありますが、業者さんに依頼しているので我々の負担的にはむしろ楽というのが不思議なところです。スムーズに工事が進むよう指示だけを出させてもらい、少しだけお手伝いしながら本日はスケジュール通りの工事ができました。明日、再度現場に入って仕上げの作業を行い完了の予定です。少し不安があるとすれば、今回のLAN配線のルートが予想以上に長く、100メートルを超えないかドキドキです。もし100メートル以上になれば、途中の経路にHUBを設置しなければなりません。設計上は大丈夫なハズなのですが、こればっかりは現場なので油断できません。明日もしっかりと頑張ります。

工事中さすがにこの作業は自営無理です

(投稿者:ちゅん)

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HARP協議会企画運営部会

ども。
このところ暑さで溶けそうですが、寒いよりはマシと思っている担当ちゅんです。

一昨日、臨席おーるど氏が代打でブログを書いておりましたが、私はというと札幌市に出張しておりました。用務はもはや恒例となった「HARP協議会企画運営部会」。3年連続となりますが、今年も委員として参加することになりました。

今年度1回目の開催でしたので、初めましての方も多く、まずは自己紹介からスタート。各委員、参加するにあたっての意気込みなどを述べ、やる気がみなぎっておりました。もちろん、私もしっかりと議論に参加していくと決意表明。早速議論が始まったのですが・・・。

そこはさすが企画運営部会です。いきなり「ドーン」というか「ずーん」とくるヘビーな議題が用意されており、1回目とは思えないほどのボリューム感で議論が始まりました。それまで和気あいあいと自己紹介タイムに臨んでいたとは思えないほどの重苦しい空気の中で、時間だけがあっという間に過ぎ去ります。「ああ、今年も始まったな」と痺れました。それと同時に、北海道全体の情報化推進のために課せられた責任の重さを感じる、そんな議論となりました。

会議終了時間までほぼノンストップ、その後は恒例の意見交換会に突入。日々の業務の中で困っていること、新しい事業に取り組んでいる方の話題などなど、盛りだくさんの話題の中で大収穫となりました。自治体情報部門の仕事は特殊性もあり、案外孤独なものです。こうして交流し、そして語り合う場というものが貴重であると同時に、絶対に必要なものだという思いを強くし、クタクタになって帰路につきました。

会議中の風景中央に置かれた2台のボイスレコーダーが気になって仕方がありません・・・

(投稿者:ちゅん)

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SSD準備開始

本日は、ちゅん氏が不在ということもあり、サーバの確認や来客対応などで朝からバタバタしておりました、月末投稿担当のおーるどです。

さて、今年度実施しなけらばならない業務の中に町内の小中学校の生徒用PC全台のSSD化があるのですが、本日使用するSSDがこちらに到着し、いよいよ準備が始まろうとしています。
というのも前々から小中学校に配備されている生徒用PCの不具合というのがたびたび続いており、昨年度私が異動してきてからも、PCの不具合ということで連絡があり、その都度対応してきました。しかし、1台修理が終わったと思ったら、翌週には別の端末が不具合を起こすというような状態が続いておりました。
主な要因としては、やはり搭載されているHDDの不具合かなとあたりを付け、状況の改善を図るためにこの度町内の小中学校にある生徒用PC全台(約130台)をSSDに交換することになりました。
まずは、マスターとなるイメージを作成し、ディスクイメージをとってクローン展開するといういつもの方法にて実施することになるとは思うのですが、なんせ台数が台数なのでクローン展開するだけでもかなりの時間を要するとは思います。準備が完了しても現場での交換作業もあるため、ちゅん氏とスケジュール、方法を十分に練ってから臨みたいと思いますが、生徒用PCということもありなんとか早めに準備・配備終わらせ快適な状態で使用してもらえるよう頑張りたいと思います。


しばらくは準備の日々が続きそうです。

(投稿者:おーるど)

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超ウルトラCの入線口

ども。
みんなで同じものを食べても私だけが食あたりしてしまう担当ちゅんです。

とある学校にて大規模な改修が行われることになりました。とはいえ、工事の内容を確認すると弱電設備の工事は予定されていないということで、我々には直接関係ないかなと思っていた・・・のですが。やはりそうもいかないみたいです。

工事担当の職員から「光回線のケーブルについて協議したい」と連絡がありました。外壁の補修・塗装が予定されているとはいえ、あくまで電柱から引き込まれている光ケーブルです。基本的には何ら問題になるものではないと思うのですが、実は私には覚えがありました。「おそらくあの件だな」と予想しながら、協議の場につきました。

その予想は的中しました。実はその学校の光ケーブル、既存の地下埋設管などの正規ルートが水没・沈没等でことごとく利用できず、やむなく校舎の壁面に露出配線となったもの。それだけではなく、コンクリート造りの校舎内にケーブルを通す入線口が無かったため、やむなく「アルミサッシ」の端をドリルで削り、その穴を使って入線させるという「超ウルトラC」な現場だったのです。今回、改修工事の中には建具の入れ替えが含まれており、我々が開けた入線口も利用できなくなるとのことでした。

さあ大変です。言わずもがな電柱から建物までの間の光ケーブルは通信事業者さんの所有物。これを一度撤去して、再度別なルートで引き直すとなると通信事業者さんの工事が必要となります。また、そもそも「どこにも穴がない問題」をクリアしなければ再工事も手配できません。
工事業者さんとともに現場に出向き、どこかに入線口を作れないか調べます。できれば1階よりも2階にあった方がケーブルの地上高を確保できて工事が楽そうです。図面を見て、現場を見てを繰り返し、ようやく「ここ!」という場所を見つけました。工事業者さんも「ここならなんとかなるかな」とのことで、ひとまず新たなルートは確保できる見込みとなりました。

しかし、これで終わりではありません。これから通信事業者さんに工事の手配をかけ、現調に立ち合い、そして工事。既存の光ケーブルから切り替えを行い、その後ケーブルの撤去。この工事スケジュールと、改修工事の建具入れ替えのタイミングを合わせて・・・と、調整しなければならないことが多いです。多くの方のご協力を得ながら、何とか無事に乗り切りたいと思います。

図面通信事業者さんからもらった資料。「お客様施工」の穴あけ。

(投稿者:ちゅん)

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