ども。
師走のスピード感に対応することが目標の担当ちゅんです。
とある業務のため、庁舎の会議室が臨時の事務室になるとの相談を受けました。すでに机が置かれて業務も開始されていたところですが、その部屋の中でPCを利用しなければならなくなり、その対応にあたりました。
部屋と机さえあれば業務ができると思いきや、その部屋にはネットワーク配線がありませんでした。PCだけ持って行っても通信ができなければ単なるワープロです。当初はLANケーブルを仮設で引き回して、ネットワーク配線自体も臨時で対応しようと考えましたが、その会議室では今後もこのような利用が想定されることから、本腰を入れてしっかりとした配線を行うことに決めました。
先月はほぼ1日おきにどこかの学校でやっていた仕事ですが、いざ自庁舎となると職員の目もあって少々緊張します。天井の点検口を空けて屋根裏の状況を確認しつつ、LANケーブルを引くルートを決めます。OAフロアではなく、しかも建物自体が古いため、ケーブルを通していくのは結構ハードルが高い作業です。今回は配線の大部分を露出・モールカバーとして、部分的に天井裏に隠す作戦。今年から仲間入りした「通線ワイヤー」や「釣り名人」などの工具を駆使しながら、あっという間に目的地までの配線が開通です。はからずしも、先月1ヶ月の学校工事により、相当スキルアップしてしまったようです(というより、やっぱり道具は大切です)。
さて、最後の仕上げ。無事目的の部屋までケーブルが通りましたが、その終端をどのように仕上げるかで少し考えました。壁に丸穴を空けてそこからケーブルを出してもいいのですが、せっかくなので壁に情報コンセントを造ることに。ドリルで小さな穴を空け、その穴から石膏ボード用のノコギリを入れて、壁に握りこぶし大の穴を空けます。そこからLANケーブルを取り出し、最後にRJ45用のアダプターを取り付ければ、素人仕事とは思えないようなものが出来上がります。実際についたブツは文末写真のとおりですが、上手にできたと思います。
注意しなければならない点としては、普段は職員が常駐しない会議室の情コンですから、使わないときは反対側のケーブルをHUBから抜いておくこと。これをやらないと知らないうちにケーブルを差されて使われてしまう恐れがあります。見た目が良く便利ではありますが、情報セキュリティの観点でいえば少し注意が必要だと思います。まあ、昨今は許可された端末以外をLANに接続しても通信ができないセキュリティが一般的かもしれませんが…。
お隣のレジェンドとテイストを合わせてみました
(投稿者:ちゅん)