ども。
生粋の道民ですが寒さには全く慣れない担当ちゅんです。
本日はとある施設に導入しているシステムの動作が遅いという連絡を受け、現場にて状況の確認を行いました。
まずは「動作が遅い」という言葉の意味する現象を突き止めるため、職員へのヒアリングから始めます。この場合、まずは端末そのものが遅いのか、それともシステムの動作が遅いのかのどちらかで対応が大きく変わってきます。
すると「システムが遅くなる時は別な端末からアクセスしても遅い」という重要なポイントを聞き出すことに成功。このシステムはいわゆる「クラウド利用」で、ネットワークを介してDCのサーバにアクセスして利用します。その際に端末を問わずに一斉に動作がおかしくなるということは、原因として「ネットワーク」か「サーバ(システム)」のどちらかであると絞り込むことができます。
次に実際にシステムを動かしてもらい、どのようになるのかを確認。しかし、ここで「情報部門あるある」が発動。・・・というか最初からそんな予感はしていましたが、やはり我々が見ている場面では現象が発生せず。毎度のことですががっかりします。すこぶる順調に動作する画面を見ながら「あれ?今日は問題ないですね・・・」と職員も困惑しています。
ですが、「遅くなるタイミングに何か傾向はありませんか?」と聞くと「動作が遅くなるのは朝一とお昼の少し前が多いです」とのことで、この一言で怪しいのは「ネットワーク」に傾きます。
朝は職員が一斉にPCを起動するので、ネットワークのトラフィックは大きくなる傾向にあります。また、お昼休みに入る直前もメールのチェック等によりやや大きめの山があります。「ネットワークということになれば、これは我々の範疇だな~まいったな~」と心の中でつぶやいていると、職員から「ですが、一番遅くなるのは土曜・日曜です」という追加情報がもたらされ、今度は一気に「サーバ(システム)」が怪しくなってきました。なぜなら、土曜・日曜は閉庁日であり、クライアントPCのトラフィックなど皆無です。いよいよ混乱してしまいますが、ひとまず「よくわからない」ということがわかって帰ってきました。
結局はひとつひとつ、問題を切り分けながら地道に原因を探るしか方法はないようです。システムの提供ベンダーさんやネットワーク保守ベンダーさんなど多くの方にご協力いただかなければ解決は難しく、我々としてはどのように「交通整理」するのかが問われる、そんな案件となりそうです。無事に解決できればいいのだけど・・・。
データ通信は目に見えないから難しいですよね
(投稿者:ちゅん)