夏休みの宿題 その3

ども。
先週末、札幌から八雲までロードバイクで走破するという暴挙に出た担当ちゅんです。足腰がまだ痛いです。

そんなスポーツも夏にしかできませんが、我々に残された夏休みの宿題はまだまだ山積みです。本日も某小学校を訪問して、せっせとSSD化に励みました。

それにしても、なぜ現場では想定外なことばかり起きるのか、不思議に思います。順調に作業が進めば3時間、いや2時間半くらいで作業を終えられると思っていましたが、どうしてもうまくいきません。
今回はなぜかWindowsのライセンス認証が通らない不具合に遭遇し、これで30分程度時間をロス。あれこれ試しても埒が明かずに諦めかけていると、突然全台の認証が通るという謎。何をした訳でもなく時間が解決したのですが、本当に迷惑千万です。(たぶんネットワーク周りだとは思いますが)

さらに、作業を進めていくとなぜかブートに失敗している端末が。あれこれ試しながらWindowsの起動まではするようになりましたが、動くのはマウスカーソルだけでスタートメニューすら開けない状況。もしかしたらディスクのクローン作成に失敗したのかもしれないと思い、現地にて再度イメージ展開を試みますが、ついにディスクを認識しなくなりゲームセット。この筐体にはおそらくディスク以外にも不具合が存在している可能性があり、職場に持ち帰るという判断に。これ、断腸の思いです。なぜなら無事に直った場合、再度その学校を訪問しなければならず、それこそ大幅な時間ロスになってしまうから。仕方がありませんが、残念でした。

最終的にはとりあえず使ってもらえる状況にまでは仕上げられましたが、一部、作業を残して帰ってきてしまいました。いつもは和気あいあいとした帰りの車の中も、どんよりとした重たい空気とため息ばかり。口を開けば「疲れた」としか言葉が出てきませんでしたが、少しずつでも確実に前進していかなければ、夏休みどころか冬休みになってしまいそうで怖いです。頑張ります。

作業中の風景
すごくシュールな写真ですが、こんな感じで黙々と作業しています。

(投稿者:ちゅん)

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Windows10でWake On LANが動かない

ども。
8月が終わってしまいますね、担当ちゅんです。

本日の記事は長文です。申し訳ありません。
先日から手掛けている教育用PCのSSD化ですが、一般的なPCとは違うところに「授業支援ソフト」の導入というのがあります。先生用PCから生徒用PCを一斉に操作したりできるもので、これがないと授業ができません。このソフトは通常、PCの導入時に業者さんが設定してくれるもので私は一から展開したことがありませんでした。今回は全てを自営で行っているので再導入も自分でやらなければなりません。

ですが、やってみれば特に難しい設定はありませんでした。セットアップディスクから機能をインストールしていくだけで、あっさりとリモート操作が可能になりました。やればできるものです。
このソフトが動作するようになると、生徒用PCの設定作業の効率はグンと上がります。40台あるPCを全台同じように動かしながら、設定などを行っていきます。

全ての作業を終え、最終チェック。授業支援ソフトから生徒用PCを一斉にシャットダウンしてみます。見事、全てのPCの電源が切れました。次に一斉に起動してみます・・・が、これがうまく動きません。PCの電源をオフの状態からオンの状態にするにはPCの「Wake On LAN(WOL)」という機能を使うのですが、電源を切ったPCのNIC(LANケーブルの差込口)を見てみるとランプが消灯しており通電していないようです。これではいくら電源オンの信号(マジックパケット)を投げても電源など入りません。

ちなみに、BIOSの設定ではちゃんとWake On LAN関係の機能はEnabledにしてありましたし、ありがちなミスであるWindows10の「高速スタートアップ機能」は無効にしてありました。そうなると怪しいのはデバイスのネットワークアダプタ。デバイスマネージャからネットワークアダプタのプロパティを開き、詳細設定を確認してみます。しかし、いくら探してもWOLの設定らしきものは見当たりません。当たり前ですがドライバ自体はWindows10が標準で持っているものでちゃんと認識しています。

ここからが解決編です。実は、その「Windows10が標準で持っているドライバ」こそが大きな罠でした。このドライバ、普通に使えますし通信するだけならば何の問題もないのですが、WOLを使おうとした場合は設定ができない仕様です。
結局、Intelのサイトからドライバをダウンロードし、これを導入することでようやくWOLの設定が現れました。片っ端から「有効」にしてPCをシャットダウンしてみると、ちゃんとNICにランプが点灯し、WOLも動作するようになりました。気をつけなければならない点としては、Intelのサイトにあるドライバはバージョンによって対応しているアダプタが異なります。今回のケースでは最新版のドライバではインストールできず、少し前のバージョンに意図的に落とす必要がありました。
※ちなみに、標準ドライバのNICの設定の中にVLANが無い理由もこれと同じみたいです。

電源オフ時のハードウェアの動作って、私はてっきりBIOSがつかさどっているものとばかり思っていました。Windows上でドライバを入れ替えることでWOLの動作が変わるという点は驚きでした。古いパソコンをリビルドしてWindows10にするときにはドライバには気をつけましょう。

WOLドライバを入れ終わった後のNIC。ちゃんとランプが点灯していますね。

(投稿者:ちゅん)

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夏休みの宿題 その2

ども。
徐々に日が短くなり、夏が終わったことを実感している担当ちゅんです。

ですが、我々にはまだまだ夏休みの宿題が残っています・・・。本日から2校目となる教育用PCのSSD化に着手しました。まずは次なる対象校からマスターを作成すべく、臨席おーるど氏にPCを運んできてもらいました。なるべく授業に影響なく行うため「できれば故障中の紙が貼ってあるPCを選んできて」と指示を出しました。

どうやら故障中のPCは複数あった(これはこれで問題です)ようで、そのうちの1台が手元にやってきました。まずは現状の設定やアプリのインストール状況などを確認していきます。が、ここで重大なミスに気がつきました。なにせ持ってきてもらったPCは故障しているブツだったため、現状確認がままなりません。セーフモードで立ち上げてアプリのインストール状況は確認できましたが、それ以上の情報は分からず。故障にも程度があるとは思いますが、このPCは重症でした。
さらに、私の指示は「PCを持ってきて」だけだったので、再導入が必要となるアプリのインストール媒体は持ってきてもらえませんでした。
結局、再度学校に出向いて現調が必要となりました。自業自得です。

学校のパソコン室にお邪魔して、あれこれ情報を取得し、ようやくキッティングの準備が整いました。後は再導入するアプリの媒体をお借りすればOKだったのですが、ここで事件発生。なんと教育用PC導入時に学校にお渡ししてあるはずの付属品一式が見つからないとのこと!こういう想定外が起こるから現場は恐ろしいです。一瞬目の前が真っ暗になりましたが、どうにか対処方法も見つかり、現場から引き上げました。

2校目の割に全く効率は上がりませんが、ようやくマスターの作成に取り掛かりました。救いなのはSSDだということで、キッティング作業は面白いほど捗ります。それだけではなく、先日臨席おーるど氏が投稿していたようにクローンの作成にかかる時間はものの数時間です。現場での作業を最小限にするため、場数が増えていけばそれだけノウハウも蓄積されていきます。残りSSD個数は90個ほど。あくまで夏休み中の宿題ですので、ペースを上げていきたいと思います。

工場マスター&クローン作製工場の様子(注:役場です)

(投稿者:ちゅん)

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夏休みの宿題

ども。
子どもの夏休みが終わり、秋が来るのだと実感している担当ちゅんです。

昨日・本日と2日間に渡り、某小学校にて作業を行っておりました。冒頭に書いたように、町内の小学校は本日から夏休み明け。・・・ということは、当初、夏休み期間中に終えるはずだった仕事が進まずに、ついに夏休みが終わってしまったという絶望的な状況。自分の子どもに対して「ちゃんと宿題はやったのか!?」などと、どの口が言うのかと。理由は様々ありますが、できなかったという事実には違いありません。

ですが、何もしていなかったわけではなく、現在急ピッチで作業を進めています。本日の作業はパソコン教室の保守案件で、懸案だった「SSD化」を行いました。
この学校のパソコンは既に何年も使っているデスクトップPCで、かなりの台数が不調となっていました。原因はHDDの劣化。筐体そのものはまだ使えるという判断で、今回はディスクだけを入れ替えることにしていたものです。

先日から臨席おーるど氏がせっせとクローンを作ってくれて、SSDの数は40台。パソコン室に到着し、まずは筐体をばらしてHDDを取り外し、そのSSDに換装していきます。すべてが完了すると、次は1台ずつ手作業でマシン名の変更・ドメインへの参加・アプリケーションのインストールを黙々とこなしていきます。かなりの台数で時間がかかることも予想していましたが、そこはSSDです。まるで新品のパソコンではないかと見紛うほどの速度で動作してくれまして、作業は非常にスムーズです。
Windows 7のサポート終了問題で、各学校ではパソコンをこれからどうするのかという課題があろうかと思いますが、パソコンを買い替えるという選択肢と並行してディスクをSSDにするということも十分検討に値すると思います。

まったくストレスを感じない動作で、このパソコンを使って授業をする子どもたちの顔が目に浮かぶようです。今まで相当な我慢してもらっていましたので、これからは快適に動くパソコンで楽しく授業をしてもらえればうれしいです。なお、今回の更新作業で、我々からのプレゼント・・・ではありませんが、来る「プログラミング教育必修化」に対応するため、Scratch Desktopをインストールしておきました。

LAN敷設工事昨日の作業はこれです。外勤が続いていて疲労が蓄積しています・・・。

(投稿者:ちゅん)

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餅は餅屋だと痛感

ふるさと熊石のお祭りが終わり、また1年頑張ろうと気合を入れなおした担当ちゅんです。

先日、某学校で公衆無線LANの工事を行った話題を記事にしました。屋外にLANケーブルを引かなければならない案件で大変でしたが、なんとか無事に工事を終えることができました。LANケーブルの延長が100メートルを超えないかと気をもんでいましたが、終わってみれば97メートル。ギリギリ間に合い、無事にPoE給電もできました。

かなり大規模な工事となり、今回は業者さんの助けを借りることになりましたが、事前に現場を確認したうえでLAN配線のルートを決定するところまではこちら側の仕事。起点から終点までの配線ルートを記した図面を作成して業者さんに伝えていたのですが、やはりそこは現場作業。想定外なことが連発しました。

特に困ったのは屋外から屋内にケーブルを引き込むためのルート確保。当初、既設の光ケーブルが入線している入線口を利用して屋内にLANケーブルを引き込む予定だったのですが、入線カバーを取り外してみると、そこには直径5ミリほどの小さな穴が・・・。その小さな穴の中に光ケーブルが通されていて、どう見てもLANケーブルを追加で通せるようには思えません。当初、光ケーブルの細さならLANもきっと通せるだろうと確認もせずに設計したことがミスを招きました。
業者さんにはその入線口が使えると説明していたのに、これでは話が違ってきます。

怒られるのを覚悟して作業を見守り、いよいよLANケーブルを引き込む段階になりました。すると、何も言わずにハンマードリルを手に業者さん登場。「もしかして」までを口にすると「はい、最初からその穴を使えるとは思っていませんよ(笑)」と。「さすがです」としか言葉が出ませんでした。そこからはあれよあれよという間に壁に直径2センチ弱の穴が開き、新たに入線カバーが取り付けられ、初めからそこにあったかのような自然な仕上がり。こういうときに「餅は餅屋」だと痛感します。

これ以外にも、終点となる部屋の壁からONUのある場所までの配線ルートを決めていなかったり、詰めの甘さが出た現場となってしまいました。しかし、嫌な顔一つせずに想定外な業務にも対応いただけた業者さんには感謝です。来週にはもう1か所、公衆無線LANの工事を行う予定。北海道にはこの週末、台風10号が接近してくるなど災害はいつ発生するかわかりません。なるべく早急に、整備を完了すべく頑張ります。

新しい入線口どっちが今回新設したものかパッと見は区別がつきません

(投稿者:ちゅん)

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