夏休みの宿題 完結

9月も終わりということで、今年も残り100日をきって1日が早いなと感じております。
月末担当のおーるどです。

さて、先日からちゅん氏が投稿しておりました「夏休みの宿題」シリーズについてなのですが、昨日最後の学校の教育用PCのSSD化が完了し、PCを納品してきたところであります。
約1か月かけての作業となり、前半はデスクトップPC、後半はノートPCの作業となりました。
前半のデスクトップPCは、ちゅん氏が投稿しておりましたとおりで、後半のノートPCは、ほとんどの学校で同じ型のPCを使用していたためちゅん氏が作成したマスターイメージを私が展開、セットアップしていくというような流れで作業を行いました。ノートPCということで現場作業の必要性があまりなかったため一度回収させていただき、執務室内にて机に数台並べた状態で、換装・展開・セットアップを同時行っておりました。
基本は同じ内容で納品という形なのですが、中には「このソフトを入れてほしい」など必要に応じて、個別で対応という形で約50台あるノートPCの作業を終えたところであります。

今回「夏休みの宿題」ということで不調でありました教育用PCのSSD化に着手しまして、多少トラブルはあったもののなんとか終了し、これでしばらくは不調PCが出ないことを願うばかりです。
また、今年度の事業(冬休みの宿題)として町内の全小中学校の職員室の有線化が待っているので、まだしばらくは現場仕事が続きそうです…。


職員室にて使用するLANケーブル作り開始。
腱鞘炎になりそうです。

(投稿者:おーるど)

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現在のデジタルディバイド対策

ども。
とある事情で「ウォーキング」を始めた担当ちゅんです。はい、お察しのとおりアレです。

先日、町内で牧場を営む方から「我が家にも光回線を引いてほしい」と問い合わせがありました。

まず、当町における光回線を取り巻く状況についてはここ1年ほどで大きく変化してきています。これまでは自治体と地域が協力し合って通信事業者にエリア拡大を要望し、それを受けて全ての関係者が一丸となって光回線を整備(誘致)するという流れがありました。しかし、最近はそうではないパターンが散見されるのです。

これまでとは違うパターンとして、通信事業者が独自の判断で光のエリアを拡大する場面が増えています。今後、徐々にではありますが従来の電話回線(メタル)は廃止され、光回線に置き換えられていくというのは大きな流れとして間違いないことだと思いますが、ついにその動きが牧場など山間部にまで及ぶようになりました。もちろん、自治体の情報担当としては喜ばしいことに違いありません。ですが、あくまで通信事業者の判断によりなされるエリア拡大に対して、自治体としては「ただ指をくわえて見ているだけ」しかできないことがもどかしい面もあります。

さて、前置きが長くなりましたが、今回の問い合わせでは「地域で光が使えるようになったのに、うちだけがダメみたいだ」ということでしたので、実際に現地を確認したり、通信事業者に相談したりと動いていました。しかし、結果として600mほど先の電信柱までは光が来ていましたが、そこから延びている支線には光が乗っかっていないということがわかり、あくまで現段階では光のエリア外という残念な結果となりました。仮に600mの距離に光を整備するとなるとかなりの費用がかかりますので通信事業者の判断としては致し方がないと理解はしますが、そこにお住いの方の気持ちも痛いほど理解できます。

そうなると最後の手段は「モバイル回線」の活用ということになります。最近のモバイル回線は光回線に匹敵するくらい高速かつ安定した通信が行えます(現地での実測値で下り10Mbpsほどでした)が、通信のデータ量が多くなると制限がかかることもあり、やはり固定回線にはかなわない点もあります。
しかし、こうしたデジタルディバイド地域では背に腹は代えられない状況であり、今回の件もモバイルルータを活用して通信を確保するようアドバイスをしているところです。抜本的に対策するとすれば、その600mほど先の地点で光回線を契約し、そこから屋外無線などでネットワークを構築することになりそうですが、これも経費的な面でハードルが高そうです。

昨今の牧場では通信が必須な外国製の「搾乳ロボット」が導入され、インターネットが必要不可欠となっています。単純に「ネットで便利に生活したい」という話ではなく、仕事に直結するようになってきました。そうした場面でどのように解決を図れるのか、大きな課題です。

牧草ロール牧草ロールがきれいに積まれていました。八雲らしい風景です。

(投稿者:ちゅん)

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まさかのmSATA

ども。
週末に台風が近づいており、サーバのUPSなどを再点検した担当ちゅんです。

先日から行っている「夏休みの宿題」、各学校の生徒用PCのSSD化事業も佳境を迎え、残すところあと1校となりました。途方に暮れるような台数でしたが、地道にこなしていけば必ず終わりは見えます。明けない夜はないということですね。

で、そんな作業中の出来事。一生懸命ディスク交換に励んでいた臨席おーるど氏の手が止まり、腕組みをしながら首をかしげておりました。そんなとき「どうしたの?」とすぐに声はかけずに、どう対処するのかを観察する癖があるのですが、この時ばかりはすぐに「ちょっと見てほしい」と相談を持ちかけられました。

話を聞くと「ノートPCの本体にハードディスクが入っていないにも関わらず、電源を入れるとOSが起動してくる」とのこと。これまで学校で支障なく利用されてきたPCのディスクが入っていない、しかも問題なく起動するとなれば確かに意味がわかりません。
筐体の裏蓋が外されたPCを見てみると、確かに通常はディスクが収まっているはずの場所は空っぽの状態です。一瞬ミステリーかと思ってドキッとしましたが、私はすぐに気がつきました。

タイトルのとおり、そのPCはまさかのmSATAモデルでした。最近の薄型PCにはM.2 SSDが搭載されていることが多いですが、今回のmSATAはM.2が台頭したことで徐々に姿を消した(というかM.2はmSATAの後継にあたります)もの。私自身もこれまでプライベートでは触ったことがありましたが、業務で見かけたのは初めてでした。ちなみに、対象のマシンは国産有名メーカーの、ごくフツーの業務機。そんな凝った造りのものではないので、なおのことレアでした。
パッと見は内蔵無線のアダプターくらいにしか見えないようなものが記憶装置であったことに、おーるど氏は衝撃を受けたようでした。今回、ディスクについては交換せず、あえてこのマシンはmSATAのままでシステムを入れ替えることにして作業を続行しました。

mSATAディスクが入っていない!となるのも納得です

(投稿者:ちゅん)

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光ケーブルの引き直し

ども。
傍から見ると電話工事業者にしか見えないと言われる担当ちゅんです。

本年度、落部小学校では大規模改修が行われています。校舎が建設されてから相当な年数が経過しているので、外壁をはじめ教室や職員室などの補修、機械や電気設備の更新など改修は多岐に渡ります。そうした一連の工事の中で、我々が関わっている通信回線である「光ケーブル」の校舎への入線が支障となることが判明したのが7月の出来事でした。

(2019-07-26) にわかSEは大忙し!:超ウルトラCの入線口

上記リンク先にも書いたとおりですが、この現場は「トンデモない」ルートで光ケーブルが入線していました。これは当時の我々がやった仕事には違いないのですが、けっして蔑んでいる訳ではなく、結局のところ「そこからしか入線させられなかった」という事情が生んだ産物といえるわけです。ですから、別なルートから光を引き直すのは「言うは易く行うは難し」なのです。

あらかじめ業者さんと現場を確認し、大まかな入線ルートを決めました。通常、建物内に光ケーブルを引き入れる際には、天井裏に管を入れておくのがルール(転がしはダメ)ですので、業者さんに無理を言って管を入れてもらうことにしました。予想通りこの工事が大変で、業者さんいわく「ようやく開通させた」とのこと。特に外壁のコンクリートが厚く、特殊な工具を使わないと穴を空けられなかったとのことで、対応していただいた業者さんには苦労をかけました。

しかし、そのおかげもあってケーブルの引き直しはすごくスムーズでした。貫通穴に通っている管の呼び線に光ケーブルをつなぎ、目的の部屋の管から出ている呼び線を引っ張るだけ。これだけで複雑な校舎内のルートを一気に光ケーブルが通り抜けました。やはり事前の準備は大切です。あ、もちろんこの一連の作業は「本物の」電話工事業者さんが行っていますよ、念のため。
新旧、両方の光ケーブルが生きた状態で、ONUとの接続を切り替えます。通信断の時間はものの10分、ほぼシームレスに回線の切り替えは終了です。

最後に旧の光ケーブルを撤去していきますが、今や懐かしさしか感じられないウルトラCの入線口。私自身の若かりしときを振り返りつつ、一思いに撤去してきました。この入線口が開けられた思い出のサッシも来春までには新しいものになります。綺麗になった校舎で学ぶ子供たちの顔を想像しながら帰路につきました。

入線口ついに役割を終えた入線口。いままでノートラブルで頑張りました!

(投稿者:ちゅん)

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ノートPCの画面が暗い

ども。
このところ「秋になっちゃった」が口癖のようになっている担当ちゅんです。

世の同業者の皆さんは当然「Windows7問題」は解決されていらっしゃるでしょうね。長年に渡って利用してきたWindows7も、あと4ヶ月ほどでサポート終了となってしまいます。サポートが終了したOSを使い続けるとセキュリティ的に大変危険な状況となりますので、特に業務で利用するPCについてはWindows10などサポートが継続しているOSに入れ替える必要があります。

(参考)
Microsoft:2020年1月14日に、Windows 7 のサポートが終了

当町でも順調にリプレイスが進み、Windows7端末については両手で数えられるほどの台数となりました。残り4ヶ月でなんとか決着をつけたいです。

さて、そうした一環で先日はとある部署のノートPCを入れ替えることになりました。代替のノートPCにWindows10をクリーンインストールし、業務用PCに仕立て上げます。PCは4~5年前のモデルでしたが、メーカーからWindows10用のドライバが供給されており、なんら問題なく最新のOSが動くのが助かります。今回も自家製の秘伝の手順書を見ながら作業を進めました。

OSのセットアップが終わり、ドライバーも全て入れ終わりました。ディスプレイアダプターだけはIntelのサイトから最新版をダウンロードしてきて導入。全く問題なく作業できているはずでしたが、ここでトラブル発生。
ディスプレイのドライバを入れ終わったとたん、モニタがすごく薄暗くなってしまいました。例をあげると、ノートPCに接続している電源アダプターを抜いてバッテリー駆動させたときのような暗さ。モニタの設定では明るさはMAXにしてありますし、電源にも接続してあります。もしかしたらドライバが合わなかったのか?と思い、標準のドライバに戻してみたり、少し前のバージョンのドライバを入れてみたりと色々試しますが、一向に改善しませんでした。

困り果ててWindows10の設定を一通り確認していくと、ディスプレイの設定の中に見慣れない項目を見つけました。「照明が変化した場合に明るさを自動的に調整する」という設定なのですが、こんなの以前からありましたっけ?

調べてみると、この機能はPC本体に照度(輝度)センサーが搭載されている場合にのみ現れるものらしいということがわかりました。今回手掛けていたPCにもどうやらこのセンサーが搭載されているらしく、しかも厄介なことにうまく動いていないことから、周囲が暗いと誤検知?して画面が暗くなってしまっていたようです。回避方法は簡単、この設定をオフにするだけです。
最近、旧型のPCにWindows10をインストールする仕事が続いているのですが、設定項目があったり無かったりされると非常に困ります。せめて設定できない場合はグレーアウトしてあれば項目があるということは認知できるのに。困ったものですね。

設定画面規定値でオンになっているのも迷惑な話です

(投稿者:ちゅん)

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