いよいよ明日から

10月はなにかと現場へ行くことが多かった。
月末担当のおーるどです。

さて、いよいよ明日から町内の小中学校の職員室の有線化を実施することとなりました。
その為、10月は先日ちゅん氏がブログ「現場への投入」にて投稿していたとおり各小中学校の現場確認を行っておりました。課題となっていました校長室から職員室までのルートも秘密兵器の「通線ワイヤー」を駆使し無事ルートの確認・確保が完了したところであります。
現場にて確認したHUBの設置場所、配線ルート、PCの台数等の内容をちゅん氏が図面に起こし、必要な部材等の確保も完了したということでいよいよ明日から現場作業を開始するということになりました。
しかし、有線化に必要な「有線」つまりパッチケーブルの作成がまだ残っており、町内の全小中学校が対象ということで100本近くのパッチケーブルを作成しないといけない状況に...。
なかなか厳しい状況ではありますが、現場では予期せぬ事態が起こることも想定されるので、事前に準備することができるものは準備するというのが鉄則なので頑張ってパッチケーブル100本作成することになりました。
そんなこんなで昨日、今日の2日間でとりあえず直近で予定されている2校分は作り終え、なんとか現場へ行く準備が整いました。
11月はそんな感じでほぼ現場とパッチケーブル作りに追われそうですが、なんとか乗り切りたいと思います。


全校分終わったころには腱鞘炎確定ですね。

(投稿者:おーるど)

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現場への投入

ども。
最近は味の濃いものを少量食べれば満足するようになった担当ちゅんです。

先日「通線ワイヤー」を購入した話題をブログに書いたところ、様々な方から「ついに」とか「いよいよ」といったリアクションを頂きました。やっぱりそうですよね。だから私は「禁断」だと思い自主規制してきたわけですが、打ち明けてみると多くの同業者は既にこれを所有しているということがわかり、「禁断でも何でもなかったのかもしれない」というのが前回のあらすじになろうかと思います。

さて、昨日からワイヤーの現場投入、シェイクダウンとなりました。これまで課題となっていた非OAフロアの学校職員室におけるLAN配線。特に壁とドアで仕切られた校長室までどのようにケーブルを引くかという問題に対して、正攻法である「床下配管」を利用すべく、現調を行っておりました。
結果からいえば大成功、全ての学校で校長室から職員室までの配管ルートを見つけることができ、まさに「ワイヤーの元は取った」といった状況です。

校長室の床にある電話線が入っている金属カバーを取り外し、配管を確認したらワイヤーを通していきます。この段階では管の出口は分からずに通していますが、ある程度の距離を通していってワイヤーが止まった場所に出口がある可能性が高いとアタリをつけます。この方法でおおよその距離を探り、そこからワイヤーを激しく前後させることで「ゴツゴツ」と音の出ている場所を見つけることで、驚くほど簡単に配管ルートを知ることができました。結局、図面はあるもののその通りには施行されておらず、現場で探らないとわからないことがほとんどでした。

ついに校長室どうする問題も解決が見えました。現調はほぼ終わり、これからは現場での実作業となります。通線ワイヤーを肩に掛け、手にはLANケーブルの箱。どこからどう見ても「通信工事業者」そのものですが、やってる仕事自体が同じなのでやむを得ないところです。11月は工事が続きますが、体調に気をつけて頑張ります。

通線ワイヤーワイヤーの性能がいいのか、管の中はスルスルとスムーズに入っていきました。

(投稿者:ちゅん)

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禁断の道具?

ども。
最近、特に眠りが浅いと感じている担当ちゅんです。

小中学校職員室の有線LAN化ですが、発注していた部材が続々と届いてきて、いよいよ工事が始まるんだなといった様相になってきました。職場は町役場なのですが、我々が執務をしているスペースには納品待ちのHUBやケーブルなどが所狭しと置かれていて、ますます業者さんのようになっています。

そのような中で、どうしても自営で工事をするにあたり、調達が必要となった道具がありました。我が社ではこれまでも自営でLAN配線を行う際に「ケーブルフィッシャー」と呼ばれる釣り竿のような道具を保有しておりましたが、今回、個人的には禁断(これが必要となる場面は基本的に業者さんにお願いすべきであろうという意味で)としていた「通線ワイヤー」を購入してしまいました。OAフロアになっていない学校の職員室は、電話線が床下の配管を通されていることがほとんどで、この配管を利用してLANケーブルを通す場合はこの道具が絶対に必要です。

注文してから2週間、ついにワイヤーが納品となりました。今回所望したのは「細めで長いもの」だったので、カタログから該当の製品探し、結果として長さは30mとなりました。さらに「ケーブルを収納するケースが付属」というのも条件で、円形の筒にワイヤーを収納することができる、言葉で表現するのが難しいアレがついてくるタイプをゲットしました。これさえあれば、ケーブルを無駄に露出配線せずに極力床下を通すことができるようになるはずです。どこまでを自営でやるべきなのかと考え出すと疑問がわき出てくるので、この際、それは考えないようにしたいと思います。

そんな禁断の道具ですが、先日、道内の情報担当者と交流する機会があり、この話をしてみました。ケーブルフィッシャーや通線ワイヤーを持っている役場なんて、我が社くらいのものだろうと思っていたのですが、予想に反して「当然持ってますよ」という方の多いこと・・・。結局、禁断と思っていたものは「常識」だったのかもしれませんね。これに気分を良くして、次に何かの機会があったら「釣り名人」が欲しいと思っています。

通線ワイヤー新たな仲間が加わりました!

(投稿者:ちゅん)

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あなたは何時まで紙なの?

ども。
出張などが続き、職場にほとんどいない「非常勤」状態が続いていた担当ちゅんです。ようやく落ち着きました。

先般、最新技術である「AI-OCR」について、とある情報担当者(同業者)と意見交換する場面がありました。AIを活用してRPAなどを今後進めていくにあたり、どうしても元になるデータが必要であり、そのためには「まずOCRで文字をデータ化しなければならない」と。それに対してその担当者からは「っていうか、あなたは何時まで『紙』なの?」という確信をつく回答を頂き、面喰いました。ですが、現状では自治体は「紙文化」であり、中長期的に見ればペーパーレスに向かっていく流れは間違いないとしても、今すぐに紙を排除することは難しい問題です。

さて、前置きが長くなりましたが、そんな紙文化のなかで重要な機器がプリンターです。本日は某所から「すみませんが、プリンターに紙が詰まってしまったので見てほしいのですが」と連絡がありました。
現場に出向いてプリンターの内部を確認するも、詰まっている紙らしきものは発見できません。紙詰まりを起こした後、担当者が紙を引っ張ってある程度取り出したようなのですが、どうやらその時に破れてしまい、紙の破片が本体内部に残ってしまったようです。

こうなるとプリンターを分解して取り出すしか方法はありません。プリンターを職場に引き上げてきて、あらゆる部分のネジを外して少しずつバラしていきます。分解が進んだところで、ようやく紙の破片を発見。千枚通しを使って紙をずらしながら、ある程度紙がフリーに動くようになったところでエアーコンプレッサーにより摘出開始。シューシュー続けること5分、ようやく紙を取り出すことに成功しました。

現場に戻り、プリンターを返却。その際に「出てきた紙はこれでしたよ」と破片を見てもらうと、詰まった紙の破れた部分にパズルのようにぴったりはまりました。これで内部に残っていた紙はこれだけだと確信し、案件終了となりました。
こんな仕事をしていると、やはり脳裏には「あなたは何時まで『紙』なの?」が浮かんできます。紙がある以上、プリンターは絶対に必要な機器。逆に紙がなくなればプリンターも不要なのですよね。私も、もっと大きな視点を持ちながら仕事をしていかなければならないですね。

ちぎれた紙パズルのピース

(投稿者:ちゅん)

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壁面で立体交差

ども。
日中の気温差が激しく、例年どおり寒暖差アレルギーを発症中の担当ちゅんです。

10月の過ぎ去っていく速さに驚いています。本日もとある学校の職員室にお邪魔をして、LANケーブル敷設のための現調に勤しみました。果たして本当に完了できるのか、仕事のボリューム感に若干の焦りが出てきました。

しかしながら、やることは単純です。これまで無線LANで運用していた部屋ですので幹線となるLANはあります。それを親にして新たにHUBを置き、そのHUBから各端末までケーブルを引くだけ。なるべくスター配線となるようにケーブルの引き方には注意が必要なものの、基本的に露出配線すると決めてしまえば、当日の作業は肉体労働です。ちなみに、先日話題にした「校長室どうする問題」については、教育委員会の担当から「ロータリハンマードリルでコンクリートをぶち抜く」という決意が述べられ、もうどうにでもなれ!といった状況です。

さて、本日訪問した学校ではすでに「本物の」通線業者さんによりある程度のネットワークが整備されている状態でした。我々としてはなるべく綺麗な工事とするため、そのネットワークの大部分を流用する前提での調査となりました。
それにしても、壁面のケーブルモールは既に芸術の域に達しています。大規模校なので仕方がありませんが、既存のケーブル類が壁面で「立体交差」していました。その過密ぶりに、果たして我々が後からお邪魔をする余地が残っているのか・・・。しばらくは現地で撮影してきた写真と図面を交互に見比べながら、頭を悩ませる日々が続きそうです。

立体交差建築当初には想定されなかったケーブル類ということですね

(投稿者:ちゅん)

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