officeのライセンス

1月もばたばたしているうちにあっという間に終わりを迎えてしまいました。
月末担当のおーるどです。

さて、今年度最後となるであろう事業として業務で使用しているインターネット専用パソコンの整備を2月の1カ月間かけて実施する予定となっています。
このパソコンは、強靭化に伴うインターネット分離の際に導入したものになるのですが、導入から約3年が経過しており動作が緩慢になってきているためHDDからSSDへ換装し改善を図ることとなりました。

整備にあたって、作業手順を確立するために普段使用している端末と在庫として保管していた端末数台を先行して整備し、一連の作業が完了し最後の確認を行っていたのですが、1台だけofficeのライセンス認証が外れてしまうという端末がでてきたのです。
まず最初に疑ったのが、プロダクトキーが間違っているのではないかという点で、コマンドから調べてみたのですが、どうやら使用したいものが入っており間違ってはいないようでした。
(ちなみに、このコマンドでプロダクトキーの下5桁を確認を行いました。)
【cscript “C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office16\OSPP.vbs” /dstatus】

すべて同じ作業手順で実施していたので、この1台だけ認証が外れた理由を色々と調べてみたのですが、結果それらしい答えは見つからず原因はっきりしませんでしたが、電話による認証を行い、とりあえずは一安心といったところでした。
作業手順は確立できたのですが、せっかくの機会なので色んなパターンにて実施してライセンス認証がどうなるのか検証も踏まえて行っていきたいと思います。


電話越しにインストールIDを1文字1文字をプッシュすることに…。

(投稿者:おーるど)

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図面とにらめっこ

ども。
相変わらず地に足がつかない担当ちゅんです。

要因はGIGAです。具体的にネットワークの設計を進めるにあたり、各学校の図面が必要になりました。が、その図面の段階ですでに一筋縄ではいかないのが学校案件であることは最初からわかっていました。
図面が無いという根本的な課題にぶつかり、それを探す作業からスタート。教育委員会には「施設台帳」という学校図面もあるのですが、紙ベースのものを何度もコピーして使っているらしく、もはや数字が読めないものも・・・。今回は建設課にお願いをしてCADデータが存在するものはなるべくCADデータで、そうではないものは紙で図面を集めてもらうことに。快く対応いただけて、無事に全学校の図面がそろったのがおとといの話。

無事に図面を入手しましたが、それはあくまで建築当初の図面であり、今の学校での使い方と合っていません。例えば「普通教室」となっていても、今は「多目的室」になっていたり、まずはこれを修正する必要がありました。
今度は図面を手に教育委員会に向かい、施設担当者と一緒に一部屋ずつ名前を確認していきます。中には教室を二分割している例などもあり、図面だけ見て仕事をしていたら大変なことになってしまうところでした、というのが昨日の話。

その後、ようやく図面にネットワークの場所を記す作業に着手。図面のJpegデータを学校ごとにPowerPointに張り付けて、そこに〇印や線を引いていきます。呼吸をするのを忘れるほどに一心不乱に作業をして、本日午前中にはほぼ完成。すぐに設計に協力してもらっている業者さんにデータ送信して、ようやく一段落です。その合間合間にもバンバン電話がかかってきて、急な打ち合わせも入ってきたりと、なんだかこの部署に配属になって11年目にして一番忙しいのではないかという日々が続いています。

いま、全国各地で同じようなことが行われていることは間違いない事実だと思いますが、この業務は日常業務をやりながら片手間でやるようなものではありません。ほぼGIGAにつきっきりになってしまい、他の雑務を臨席おーるど氏に全て任せる日々が続いています。地方のICT部門というのはとにかくマンパワー不足です。そういうことをほんの少しでいいから考慮してほしいなと思います。

図面いろいろな意味で限界を感じています

(投稿者:ちゅん)

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GIGAスクールネットワーク構想

ども。
地に足がつかずフワフワした感覚の中で仕事をしている担当ちゅんです。

ついにこの話題に触れる日が来ました。全国の教育委員会の皆さんが震撼しているであろうと想像している、GIGAスクールです。当町は組織機構の関係から教育委員会に明確な情報担当者がおらず、この事業の実働部隊として役場の情報担当に業務委託が出される予定です。つまり、私自身も震撼している当事者であります。
事業の進捗にあわせて、これからは(いままでも?)教育案件の話題が多くなると思われます。

先般、この事業の説明会が開催され、教育委員会の担当者と一緒に函館市に出張してきました。事業実施のスケジュール感が今まで経験してきたことの無いような速度で進行しており、説明会の案内が来てから開催日まで1週間足らずという中で、画期的だったのはTV会議形式で実施するということでした。

函館市内の某道立高校が会場とされ、若干ドキドキしながら会場につくと、すでに札幌の道教委および各教育局がつながれたTV会議の画面が待っていました。徐々に会場の席が埋まり、画面には人、人、人。札幌の会場に講師の方が映っていて、その講演をTV越しに見るというスタイルです。

普段からこのようなスタイルで会議をされているのか、機器の操作やカメラの操作などは大変スムーズで、「すごいな~」と感心してしまいました。・・・が、会議が始まって10分、20分くらい経った頃でしょうか、急に画面がフリーズし、声だけは聞こえてくるといった状況に。それまで結ばれていた拠点も急に真っ暗になり、一時的にですが通信断が発生してしまった様子。それでもすぐに復旧し、事なきを得て無事に会議も終了。一昔前であれば確実に札幌市まで行かないといけなかったであろうことを考えると、こうした形式で会議を開催してもらったことに感謝しかありません。

と、同時に、おそらく画面がフリーズしたのは回線の輻輳では?と思った時、やはりGIGAスクールネットワーク構想で「大容量の動画をストレスなく視聴できる環境」は重要であり、また難しい課題なのだなということを再認識するに至りました。本当に難しい課題ですが、全国の皆さん、一緒に頑張っていきましょう!

TV会議16分割の会議風景。会議自体はこれで全く問題なくできました。

(投稿者:ちゅん)

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極寒の中での無線LAN構築

ども。
とある超大型事業が突然始まり、困惑している担当ちゅんです。GIGA。

先日、私の母校でもある熊石小学校を訪問し屋外無線LANの構築作業に立会しました。この春に開設が予定されている新熊石保育園へのネットワーク構築。建物は熊石小学校のグランドに建てられ、すでに建築作業は完了の様子でした。

それまではただのグランドだった場所に、立派な建物が立っている光景は非常に感慨深いものがあります。と同時に、この場所にネットワークを延ばす手法としては、どう考えても屋外無線LAN以外はあり得ません。熊石小学校と新熊石保育園の間にあるものはグランド、つまり「あるもの」という言い方をすれば「何もない」のです。完全なる見通しで、周囲に建物もなく、直線距離にすれば200メートルほど。今回はこの場所に2.4GHzのWi-Fiを通して、VLANを作ることで熊石小学校の回線を間借りして役場のネットワークに参加する作戦としました。

工事は専門の業者さんが行うことになっていましたので、珍しく私は現場への立会のみ。LANケーブルを接続する機器の指定や、ケーブルの取り回し、入線ルートなどの指示を行うだけで、機器の取り付け作業は行いません。こんなに楽をしていいのかな?と思いますが、これが普通なんですよね・・・。

工事が始まりましたが、高台に建っている熊石小学校、そして何も建物がないグランドから容赦なく冷たい風が吹きつけます。5分と経たないうちに震えが来て、10分もすると口が回らなくなり、「ちょっと屋内の状況を見てきます」と言い残して建物内に避難。過酷な現場です。それでも、手際よく進められる工事を見て「やっぱりプロは違うな」と思ったと同時に「やっぱり道具が違うよな」と負け惜しみを言ったりしつつ、無事に作業は完了。
人間はすっかり参ってしまいましたが、はたして無線機器は大丈夫だろうかと心配になりましたが、業者さんいわく「あまり目にすることがないくらいの良好な電波強度です」ということで一安心。無事に作業が完了し、帰宅の準備。車に戻ってからは「寒かった・・・」しか言葉が出ない状況で、本当に厳しい現場となりました。

グランドに立つ新保育園写真からは寒さはあまり伝わってきませんね

(投稿者:ちゅん)

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ICT-BCP策定セミナー in 大阪

ども。
最近「GIGA」という言葉が怖い担当ちゅんです。

実は先週、大阪に出張しておりました。用務はJ-LIS様が主催する「ICT-BCP策定セミナー」での事例発表です。
昨年夏にも東京で事例発表を行いましたが、どうやらその際の参加者事後アンケートが好評だったようで「それならば大阪会場でも」となったようです。誠に恐縮至極ですが、個人的には本当に貴重な経験をさせていただきました。

内容として参加されている方に響いている(と勝手に思っている)のは、やはり一昨年発生した北海道胆振東部地震の際の「ブラックアウト」での実体験ではないかと思います。当町ではICT-BCPの初動版を運用しており、あのときも事前に整理していた計画のとおり動いていたのですが、BCPでは想定しきれなかったことが実際にどのくらい起きたのか、その対応のためにどのように動いたのか、そして事後どのように改善を図ろうとしているのかなどを説明させてもらいました。

参加者の方々は関西方面の都道府県、市役所の方がほとんどで、私のような小規模な町の参加者は皆無であり、「はたして私の事例を聞いて何か参考になることがあるのだろうか」と不安な気持ちでおりました。
しかし、講演が終了して会場を後にしようとすると、参加者の方が次々と「参考になりました」「響きました」と感想を伝えに来てくれまして、中には「情報交換したいので、後日メールしてもいいですか?」とおっしゃる方もいて、本当にうれしく思いました。

それだけではありません。なんと「いつもブログを見ています!大ファンです!」という方がおられ、私が「“ちゅん”という名前で書いています」と伝えると「ええ~!やっぱり!実際にお会いできるとは思いませんでした。握手してください!」と。普段はなじみのない関西で、実は「アウェーだな・・・」と思っていましたが、こんな感動的なことってあるのですね。その方と挨拶し終わって、会場から出た後、少しだけ涙が出ました。
コツコツとブログを書いてきて、もしかしたら最大のご褒美だったかもしれません。

肝心のICT-BCPですが、偉そうに壇上から事例発表したものの、やはり日常の業務の中でバージョンアップしていく作業はなかなか大変で思ったように進みません。ですが、こうした出来事によってモチベーションが上がり、また頑張ろうと思えます。今回の事例発表で、最も勇気づけられたのは実は私自身なのかもしれないと思い、北海道に戻りました。

会場
近くに見えてけっこう遠かった会場。都会ですね!

(投稿者:ちゅん)

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