オープンデータ勉強会@乙部町

ども。
今年最大といわれる台風が接近しており、改めて災害時の体制を確認している担当ちゅんです。

昨日は北海道が主催する「オープンデータ勉強会」が乙部町にて開催され、私も参加してきました。普通に参加者として出席したかったのですが、当町では平成26年度からオープンデータの取り組みを行っていることもあり「事例発表をお願いしたい」とのこと。大変恐縮でしたが、およそ20分程度、拙いお話をさせていただきました。

私の話はともかく、この勉強会はとても有意義でした。すでに取り組んでいることとはいえ、私自身、人から「オープンデータって結局何なの?」と聞かれたら即答することが難しいと思っていましたが、この勉強会でその部分がかなりクリアになりました。
講演に立った道庁情報政策課さんからは「これからの人口減少社会に対応していくためにもオープンデータが必要」と説明され、「業務の効率化を図るためにAI(人工知能)の導入が進められているが、そのベースにはデータが必要」といった切り口でお話があり、なるほどと納得できました。

実は、自治体がオープンデータに取り組むことは、今日的にはれっきとした「仕事」です。官民データ活用推進基本法では国及び地方公共団体がオープンデータに取り組むことが「義務(市町村は努力義務)」とされています。法で定められているのですからしっかりと対応していくことが必要ですが、当町も含めまだまだ浸透していないのが実態だと思っています。

私はこの部署で働いて長いのですが、この状況はホームページの黎明期に似ているなと思っています。10数年前、ホームページはまだCMS化もされておらず、掲載する記事も原課に「ください」と依頼をして、それを情報担当がホームページ編集ソフトを使って手作りしていました。職員からすれば、ホームページの更新が「仕事」という認識ではないという時代が間違いなくありました。オープンデータの取り組みも同じで、今はまだ仕事とは思えないような状況だとしても、数年後には職員全体で取り組みを進めているのではないかと思っています。
日常の業務に追われてなかなか手を付けられていませんでしたが、今年の冬にはガッチリと取り組みを進めたいと思います。

オープンデータ勉強会
そんな有意義な学習会でしたが、最中に突然携帯電話が鳴り「職場でネットワークトラブルが起きた」と連絡があり、大変無念でしたが途中退席となりました。

(投稿者:ちゅん)

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今後の課題

私事ではありますが、この情報部門に異動となり、1年が経過したところであります。
担当おーるどです。

異動してすぐは全く知識がないというところから始まり、日々ちゅん氏から様々なことを教わりながら、また時には見よう見まねで作業を行いながら少しずつ知識を深めてきました。その結果としてなんとか簡単な機器の保守・設定はできるようになり、本日もなんとか案件を解決したところであります。

さて、そんな中今後の課題として係内で挙げられているのが、RPAの導入についてなのですが、現状の業務において具体的にどの部分にマッチするのかという点に難しさを感じておりました。RPAの導入について、募集をしてもやはりどんなことができるのか具体例を示すことができていないということで要望もなく先に進めることができない状況となっておりました。
しかし、先日とある部署から「2,000ページ程のPDFファイルから各ページの一部分のみ抽出することはできないか」という要望があり、補足すると全く同じ様式のものが2,000ページ程あり、その様式の同じ個所に記載されている値のみ抽出したいという内容でした。
その話を聞いた瞬間ちゅん氏から「RPAじゃないか?」という言葉が。
確かに基本的にはコピー&ペーストを繰り返すという作業内容なので、これならRPAでできる可能性がありそうということでその案件を一度預からせてもらうこととなりました。早速調べてみるとイメージ通りのことができそうなソフトウェアを見つけることができ、なんとか要望通りのものができるように奮闘中であります。この案件を解決することができれば、RPAの導入に向けた具体例を示すことができるためなんとか方法を確立できるよう頑張りたいと思います。


方法の確立に向け頑張りたいと思います。

(投稿者:おーるど)

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職員室のネットワーク環境を「有線化」

ども。
難しい問題も、結局は時間が解決するのかなと思うようになった担当ちゅんです。

8月くらいからずっと続けてきた「夏休みの宿題」である町内小中学校教育用PCのSSD化もようやく全てが終了し、少し早いですが「冬休みの宿題」に着手しました。もともと、今年は「教育案件の年」と決めていまして、1年のほとんどを費やして教育現場のICT化推進に力を注いでおります。

さて、昨今では「インターネット接続」といえば、まずモバイル環境の4G LTEが思い浮かび、次いでWi-Fiが思い浮かぶほど無線の環境は一般的になりました。そもそも、ノートPCを購入してもNICが搭載されていないとかザラですし、タブレットは無線オンリーですよね。そんな無線花盛りではありますが、我々はあえて時代に逆行するかの如く、学校の職員室のネットワーク環境を「有線化」する事業を行うことにしました。

無線は「ワイヤレス」の名のとおり、ケーブルが必要ないので電波の届く範囲であればどこでも接続が可能という最大のメリットがあります。OAフロアではない職場にネットワークを構築する場合、配線を露出するのが嫌なので無線を選択することも多いです。しかし、デメリットとしては例えばデフォルトゲートウェイまでPINGを通してみた時に明らかですが、有線と比べると応答時間(レイテンシ)が確実に落ちます。データが線の中を通っていくのか空間を飛んでいくのかの違いによる差は、ある意味では当たり前です。

通常であればこの差によって支障はほとんど出ないのですが、当町の校務用PCの環境は完全なるシンクライアントです。遠方にあるサーバに対してリモートすることによりデスクトップを表示しているため、このわずかな遅延がストレスになります。例えばキー入力の速度が速い人であれば、キーを押してから画面上に表示されるその一瞬のもたつきがでるのです。また、FAT環境であればインターネット通信は必要に応じて都度行われるのに対して、シンクラ環境では常時行われます。この場合、重要なのは速度よりも安定であると思っています。無線は周囲の環境によって電波干渉があったり、高速なデバイスと低速なデバイスが混在する環境だと低速なデバイスに引っ張られて速度が低下する現象などもあって、結論「有線にはかなわない」となるわけです。

ということで、今は一生懸命図面を書いていて、先日はパイロット的に1校を有線化してみるなど着々と業務を進めています。10月・11月はほぼ外に出ずっぱりになる予定ですが、冬休みの宿題はしっかりと期間内に終えられるよう頑張りたいと思います。

業者の仕事どこからどう見ても業者さんの仕事です

(投稿者:ちゅん)

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そんなところにハブが

ども。
今年度も下半期。引き続きよろしくお願いいたします。担当ちゅんです。

某学校にて、数日前から謎のネットワーク障害が発生しており、本日はその対応に向かいました。先生方から状況の聞き取りをすると「PC教室で生徒がPCを使い始めると職員室のネットワークがダウンする」とのこと。同じネットワークとはいえ、果たしてそのようなことが起きるものなのか、話を聞いただけでは原因は分かりませんでした。

本年度、ちょうど各学校の職員室のネットワーク環境を無線から有線に再構築する予定としていたこともあり、今回の障害の解決に向けて、まずは職員室のネットワークをきちんと整理してみましょう、ということになりました。

事前にLANの配線ルートを図面に起こし、現地ではなるべく単純作業となるように工夫。ハブから端末までのLANケーブルは当日現場で作るのではなく、あらかじめ3mのケーブルを大量に作っておくことで時間短縮を図りました。この作戦が完璧で、現場では特に何のトラブルもなくあっという間に有線LAN化は完了。「ぜんぜん速度が違いますね」というお褒めの言葉もいただき、やはり原因は無線にあったのか・・・と思った矢先に「あ、また落ちました」と。

やはりPC室を利用し始めると職員室のネットワークがダウンするようです。こうなると、一つずつ機器を確認しながら原因を探るしかありません。この学校の光回線の起点はPC室なので、PC室に設置しているONUから始まり、ルータ、スイッチと下流に向かって順に辿ります。職員室に向かっているLANケーブルを特定するため、ひとまず怪しいケーブルをスイッチから引き抜いて職員室のハブのランプが消えるかを試します。しかし、どのケーブルを抜いてもランプは消えません。となるとPC室と職員室との間に、何か別なものが挟まっている可能性が出てきます。

我が社に伝わる「古文書」を手に、校舎内をうろうろ。すると、見るからに怪しい壁面ボックスを発見。これを開けてみると中には何年前の物かわからないほど古いハブ(もちろん100BASE-TX)が稼働しており、そこに2本のLANケーブルが接続されていました。思わず「これだ!」と声を上げてしまいました。そのLANケーブルこそが職員室に向かっている「幹線」でした。
いくら職員室内をギガビットイーサにしようと、結局はこの幹線に置かれた古いハブを通って通信されるわけで、速度など出るわけがありません。今回の障害はこの古いハブに起因していたとは言い切れないですが、いずれにしてもこんなものは即刻撤去です。
一か八か、2本のケーブルを「JJアダプタ」でつないでみると、ちゃんと通信ができました。てっきり距離が長いから途中でハブをかませたのかと思ったのに、結局はそれすら不要というオチでした。

やれやれと思いながら、ふとボックスの中を見てみると、かつてそこに「屋外無線」が取り付けられていたと思われる同軸ケーブルの痕跡を見つけました。どうやら、これは過去のネットワークを流用して校内ネットワークを再構築した際の「遺産」だったようです。そう考えると、このハブは10年以上もの間動き続けていたわけで、それはそれですごいことだと思います。これで謎の障害が収まればいいのですが・・・。いずれにしても職員室からは「うおー!速い!!」という声が聞こえてきて、まずはホッとして帰路につきました。

ボックスの内部ありえないほど古いハブでした

(投稿者:ちゅん)

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夏休みの宿題 完結

9月も終わりということで、今年も残り100日をきって1日が早いなと感じております。
月末担当のおーるどです。

さて、先日からちゅん氏が投稿しておりました「夏休みの宿題」シリーズについてなのですが、昨日最後の学校の教育用PCのSSD化が完了し、PCを納品してきたところであります。
約1か月かけての作業となり、前半はデスクトップPC、後半はノートPCの作業となりました。
前半のデスクトップPCは、ちゅん氏が投稿しておりましたとおりで、後半のノートPCは、ほとんどの学校で同じ型のPCを使用していたためちゅん氏が作成したマスターイメージを私が展開、セットアップしていくというような流れで作業を行いました。ノートPCということで現場作業の必要性があまりなかったため一度回収させていただき、執務室内にて机に数台並べた状態で、換装・展開・セットアップを同時行っておりました。
基本は同じ内容で納品という形なのですが、中には「このソフトを入れてほしい」など必要に応じて、個別で対応という形で約50台あるノートPCの作業を終えたところであります。

今回「夏休みの宿題」ということで不調でありました教育用PCのSSD化に着手しまして、多少トラブルはあったもののなんとか終了し、これでしばらくは不調PCが出ないことを願うばかりです。
また、今年度の事業(冬休みの宿題)として町内の全小中学校の職員室の有線化が待っているので、まだしばらくは現場仕事が続きそうです…。


職員室にて使用するLANケーブル作り開始。
腱鞘炎になりそうです。

(投稿者:おーるど)

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