Wi-Fi 6ってなに?

ども。
情報部門で仕事をするうえで一番大切なものは人とのつながりだな~と最近特に感じている担当ちゅんです。

このところ「Wi-Fi」をめぐる情勢がかなり活発になってきました。この話題はもう少し先に、全貌が明らかになったときに嫌というほどネタにすることになるはずですので詳細は書かないことにしますが、端的に言えば「学校」ですね。同業者の方はニヤリとするか、もしくはため息が出るはずですが、ご多分に漏れず、ここ数日我々もその渦中に巻き込まれておりました。

ということで、新たにWi-Fiを整備するにあたっての検討を行っていました。インターネット回線は光であり、理論値1Gbpsで通信が可能だとして、それが端末まで1Gbpsの理論値を維持して通信するとした場合、どのようなネットワーク構成にすればいいのでしょうか。これまでであればWi-Fiの規格がボトルネックになっていました。2.4Ghzで運用している場合の最大通信速度は「802.11n」が出せる300Mbps。ですから、11nを運用している時点で、これはアウトとなります。当町の場合、コンクリート壁など障害物が多い環境下での利用なので2.4Ghz運用が基本であり、これではいくら頑張っても1Gbpsの速度は見込めません。5Ghzでの運用だと「802.11ac」の理論値が6.9Gbpsとなりクリアできますので、最低でもこれを使っていないといけないという話になりますが、そもそもAPが11acに対応していないと設定できません(当たり前ですが)。

こんなことを調べざるを得ずに調べていると、ネット上で「Wi-Fi 6」なる次世代規格が登場したとの話題を多く目にしました。これまで、Wi-Fiの通信規格で言えば必ず「802.11」が頭について「n」とか「a」とか、そんな呼び方でした。声に出すと、これは人それぞれのようですが「イレブンxx」という呼び方をする人が多いでしょうか(イレブン・エヌとかそんな感じ)。ですが、ここにきて「Wi-Fi 6」とはこれ如何に。そもそも6の前に5とか4はどこ行った?

調べました。すると、このWi-Fi 6なるものは、IEEEの規格でいうところの「802.11ax」に対してWi-Fi Allianceという業界団体が「わかりやすい呼称」として普及させようとしているものとわかりました。それによると、11nがWi-Fi 4となり、11acがWi-Fi 5。では11g/aがWi-Fi 3なのか?と思いましたがそうではなく、1~3及び7以降は未定義とされているそうです(出典:Wikipedia)。なお、そもそもWi-Fiという呼び方自体がWi-Fi Allianceという業界団体が作ったものというのも付け加えておきます。

ということで、一瞬「自分の知識ももう時代遅れか」と焦りましたが、依然として「イレブンxx」という呼び方は大丈夫のようです。ただ、これからはきっと「Wi-Fi 6対応ルータ」とか、そういう呼び方が一般的になっていくと思われますので、これを機会に頭の中をアップデートしておかなければいけないなと思った年の瀬でした。

Wi-Fi 6このようなアイコンで表記されるようです。これも覚えておきます。

(投稿者:ちゅん)

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引っ越しミッション完結

ども。
ひっそりとブログ開設10周年を迎えます。さりげなくTOP絵だけを取り換えてみた担当ちゅんです。

先般から協力していた落部小学校大規模改修に伴う職員室の引っ越し業務。何のことだかわからない方向けに過去の経緯をご案内しておきます。

2019.11.15 職員室の引っ越し作業
2019.11.27 間一髪、間に合う。

旧職員室の改修が全て完了し引渡しされたため、今度は理科室(仮職員室)から元の職員室に機器類を戻す作業を行いました。前回の作業で、あらかじめ机が配置される予定の場所までLANケーブルを引いておいて、床下に隠しておく「便乗作戦」を実施しましたが、どうやら作戦は成功のようです。無事にOAフロアからLANケーブルが引き出されて、床上にとぐろが巻かれて置かれておりました。

こうなると作業はほとんど終わっているも同然です。運び込まれた端末に順次LANケーブルを差し込み、いわゆる「島HUB」と呼ばれるHUBにケーブルを接続。そのHUBに対してOAフロア下から顔を出している幹線のケーブルを接続するだけで通信環境は元通り。事前に準備をしていたからこそのスピーディさで特にトラブルもなく終了できました。

本当は、せっかくOAフロアになったのだから島HUBなど使わないでフロアの機器まで基幹となるHUBから直接LANケーブルを引ければよかったのですが、本件では24ポート以上のHUBを調達できずに(つまり基幹HUBを作れずに)断念。だからこそ、本来的には計画(設計)の段階から我々がきちんと参画して、情報部門もきちんと工事として扱ってほしいわけですが、ここで愚痴っても仕方がありませんね。次の案件が出てきた時にはしっかりと対応したいと思います。

完成後の職員室OAフロアになったことで、急に近代的に見える新職員室。

(投稿者:ちゅん)

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ダウンロードフォルダにはご注意

ども。
今期は珍しく風邪をひいていない担当ちゅんです。

職員から「PCに保存しておいたファイルがほとんど無くなってしまったので復元できませんか?」とSOSの電話が入りました。無くなったとはどういうことでしょうか。話を聞く限りでは無くなったように見えるだけで、実はどこかに隠れているのでは?という気もしましたが、ひとまずPCを預かって状況の確認をしてみることに。

実機を見ながらヒアリングしてみて驚き。何とその保存しておいたとされるファイル、場所は「ダウンロード」とのこと。Usersフォルダ配下のDownloadsです。よりによってなぜそこに保存しておいたのかという疑問はありましたが、いずれにしても勝手にファイルが無くなる動きはしないはずです。原因を探ってみることにしました。

まず確認したのはWindows10の設定。「システム→ストレージ→空き容量を自動的に増やす方法を変更する」の中にある「ダウンロードフォルダーに保存してから次の期間が過ぎたファイルを削除する」が許可されていないかどうか。そもそもこんな設定があることも今回調べていて初めて知りましたが、初期値では「許可しない」になっている項目であり、やはり対象PCでもそのように設定されていました。
しかし、設定メニューでダウンロードフォルダの振る舞いを制御できるという意味でいえば、ダウンロードフォルダを一般的なフォルダと同じように使うのは危険ですのでやめた方がいいですね。これはあくまで一時保管場所としての位置づけになっています。
※余談ですが、Win10で「設定」と「コントロールパネル」とで設定方法が混在している件、どうにかならないですかね。過渡期なのでしょうけど、正直「設定」はいらないです。

当初はどこかに隠れていると予想しましたが、見た限りだと本当に消えてしまっているようです。仕方がありませんので、データの復元(サルベージ)ソフトを利用して可能な限り復元を試みます。今回のケースではファイルが消えてしまってから日が浅かったことも功を奏し、大部分がフォルダ構造もそのままに復元できた模様。まずは最悪の状態は免れて一安心。

再び職員に連絡をし、ファイルは大部分を救出した旨を伝えました。すると「実は・・・」と何やら話しづらそうにしています。聞くと「昨日、ファイルが消える前にPCの動きを快適にしたくてディスククリーンアップというのをやってみたんです。いくつかチェック項目があったけど特に気に留めずに実行してしまったのですが、何か関係がありますか?」と。
今となっては笑い話ですが、そうならそうと早く言ってほしかったですね・・・。ディスク容量が少なくなってきたときに実行されるクリーンアップですが、その対象項目の中にはダウンロードフォルダも含まれています。今回はこれを実行してしまったことによって、意図せず全てのファイルを消去してしまったということが原因でした。

最後に、職員に対して「なぜダウンロードに保存したんですか?」と質問してみましたが、回答は「いや、何となく」ということで、やはりこのフォルダが特別なものだという認識がないまま使っていたようでした。「保存が必要なファイルはダウンロードではなくドキュメントにお願いします」と伝え、案件終了となりました。本当に日々色々なことが起きます。

Downloadsこのフォルダは特別なもの(一時保管用)と覚えておきましょう

(投稿者:ちゅん)

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棚卸しは宝探し

ども。
今年もあと3週間で終わってしまいますね、担当ちゅんです。

本日は業務用PCの棚卸しを行っていました。度々このブログに登場する資産管理ソフト「空海」を使って、配備しているPCにちゃんと定期的に電源が入っているかを確認していきます。ほぼ毎日電源が入っているという事は利用されているという証拠であり、逆にしばらく電源が入っていないような端末は、もしかしたら利用者がおらず回収が必要な端末である可能性があります。

ウソみたいな話ですが、こうして確認すると1~2台ほど謎の端末が出てきます。今回のケースでは数ヶ月間電源が入っていない端末が見つかり、現場に確認の電話。すると「係内で業務分担の変更をしたらPCが1台不要になった」という驚きの回答。こちらも、PCの在庫には余力などあるはずがありませんので「すぐに回収させてください」となり、無事に手元に戻ってきました。
また、別な部署では「以前は臨時職員さんが使っていたけど今はもう使われていない」という端末が見つかりました。そうならば我々に一言そう言ってくれればいいのに・・・。こちらもすぐに回収に向かい、これで2台の在庫を作ることに成功しました。

職場に戻って回収品をチェック。すると、電源アダプタから謎の液漏れが発生しているではありませんか!これはえらいことになりました。一体何が起きているのかと恐る恐る観察してみると、液漏れだと思ったそれは、なんと「ワックス」でした。床のワックスかけの際に電源アダプタを放置してしまい、その上から薬剤をかけられてしまったというのが私の分析。おそらくこれで間違いありません。

故意にやったものではありませんから職員のことは責められません。何とか綺麗にすべく、伝家の宝刀「のり剥がしスプレー」を吹きかけてみます。しかし、ワックスはのりとは成分が違うらしく効果がありません。仕方がなくカッターナイフの刃の反対側でこすってみると、パリパリとワックスが剥がれてくることがわかりました。そこからは一心不乱にアダプターをこすり続け、およそ10分後、アダプターは元の綺麗な状態に戻りました。相当驚きましたが、なんとか無事に事が済みました。
回収してきたPCはすぐにメンテナンスし、調子が悪くなったPCの代替品として出荷されていく予定です。棚卸しはまさに宝探しです。

ワックスコーティングワックスコーティングされたアダプター。液漏れだと思って焦りました。

(投稿者:ちゅん)

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ここにきてWindows 7の需要?

ども。
1日が過ぎ去るスピードが夏頃の倍くらいに感じられている担当ちゅんです。

素晴らしいOSであるWindows 7も、あと1ヶ月少しでサポート終了です。先日からこの話題をネタにして啓発の意味も込めてブログを書いていますが、メーカーによるサポート終了が年始間もない時期でもあり、大きなトラブルが発生しなければいいなと願っているところです。

さて、そんなWindows 7ですが、ここにきてにわかに「Windows 7のセットアップ作業」をお願いされる場面が増えてきました。業務上の案件もそうですが、プライベートでもそうした話がちらほら。話を聞くと「どうしても利用しなければならないソフトがあるが、Windows 10では動作しないことが分かった。OSはすでに10にしてしまったが、7に戻したい」といった内容が多いです。
振り返ってみるとWindows XPの終了時もそんな状況を経験しました。サポートが終了したOSをリスクを把握したうえでそれでも使い続けたいといった需要は少なからずあるものだと認識しています。特に、何かの装置に組み込まれて「〇〇システム」として一体で動作しているような場合、単純にOSが7だからといってそのPCだけを交換するということにはなりづらく、結果としてシステムを更新するまでは旧OSが残るという場面もあります。

さて、そんなWindows 7ですが、改めて今セットアップしてみると、苦笑いしてしまうような場面にも出くわします。OSのセットアップが完了し、ドライバなどをインストールしようと思ってLANケーブルをつないでみるのですが、そもそもイーサネットのドライバが当たっておらず、そのままではインターネット接続ができないという罠。これは、一般のご家庭で当該PCしか持っていない場合(かつドライバディスクが無い場合)は「詰み」の状態になります。結局、別なPCでイーサネットのドライバをダウンロードし、それを展開することでようやくインターネットに接続できるようになりました。Windows 7ってこんな感じでしたっけ?

その後、Internet Explorerを起動しますが、Windows 7(SP1ではなく無印)のIEはセットアップ直後はバージョン8です。このIEのバージョンでは、昨今のウェブサイトを正常に表示することが難しくドライバのダウンロードすら不可能なので、まずはバージョン11にアップデートすることを試みます。
しかし、IE11のダウンロードサイトに行ってみると、「サポートが切れているブラウザなので表示できない」と英語でエラーメッセージが。IE11が必要だけど、IE8ではIE11をダウンロードできない問題に直面してしまいました。
この解決方法としてあれこれ考え、今回はGoogle Chromeをインストールし、そのブラウザからIE11をダウンロードするという裏技を使って逃れましたが、こういうイレギュラーな状況を経験すると「本当に終わってしまうんだな・・・」と一抹のさみしさを感じてしまいました。
※1;ちなみに、正攻法ではWindows Updateを利用して地道に更新していくことになるのですが、IE11まで辿り着くにはすごく時間がかかります。
※2;IE11のオフラインインストーラと、SP1のオフラインインストーラを別に用意しておくと非常にスムーズに事が進みます。

サポートが終了した後も旧OSを使い続けることは、相当なリスクがあるということについては繰り返しお知らせしておきたいと思います。
本記事はWindows 7を継続利用することを奨励しているわけではありません。「インターネットにつながないから大丈夫」といった状況もあるかもしれませんが、外部媒体の利用などをきっかけとしてインターネットにつないでいない端末からマルウェア感染が広がる可能性もあります。なるべく早い段階でセキュリティ更新が受けられるOSに乗り換えることが必要であることは言うまでもないことですので、念のため。

Windows 7Windows 7のサポート終了のお知らせ画面、これも物悲しい感じです・・・。

(投稿者:ちゅん)

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