電源キャビネットって・・・

ども。
あっという間に1週間が過ぎ去っていった担当ちゅんです。

同業者の皆さん、GIGAの塩梅はどうでしょうか。ブログにこの話題を書くと、毎回数件のお問い合わせやコメントを頂戴しております。それだけ大変な業務には違いありませんし、皆さんご苦労されているという証拠です。私は本日現在でようやく設計と積算にめどが立ち、来週からは標準仕様書の精査に取りかかるところです。

そのGIGAスクールネットワークですが、今回の校内LAN整備の中には「電源キャビネット」の整備というのが含まれています。少し聞きなれないかもしれませんが、要するに端末を使わないときは充電しつつ保管もしておける設備。これが各教室に整備されます。
ちょっと考えれば当たり前の話です。授業を始める前にまずはコンセントに延長コードをさして、そこに充電アダプターを取り付けて・・・なんてやるはずありません。端末はバッテリーで動かすことになります。そうなると「意識せずとも確実に充電されている状況」を作り出すことが重要で、そのために必須となる設備なのです。

ですが、困ったこともあります。とにかくこの電源キャビネット、取り扱っている業者さんが少ないようなのです。その数少ないラインナップに、おそらく全国の教育委員会さんが一斉に発注されることになった場合、はたして生産が間に合うものだろうかと。同じ理屈でその他の資材にも心配はありますが、特にキャビネットが心配です。

構造的には極めてシンプルで、つまりは戸棚の中に端末が綺麗に収納できて、そこに充電ケーブルが出ていればいいと、まあそういうものです。厳密には台数が多い場合は「輪番充電」という機能が必要になったりするわけですが、仮に5台や10台を収納できればいいような小規模校だと、極端な話、空きロッカーに戸を付けて、その中に電源タップを据え付けておけば立派なキャビネットではないか(ブックエンドもあれば完璧)と思ったりもします。今回の事業、国からはQ&Aも出されていますが言及されていない要素が多すぎます。私も数回、直接質問をし回答をもらっていますが、この件に関しても「自作は認められますか?」と聞くべきなのかどうなのか。まだ当分は悩ましい日々が続きます。

充電台
とある学校の充電「台」。これ、100均で買ったものだそうです。

(投稿者:ちゅん)

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たしかにパソコン・・・?

ども。
気がつけば少しずつ日が長くなっていて、時間の感覚を失っている担当ちゅんです。

先日、とある部署からSOSがありました。話を伺うと「業務で使うシステムが壊れてしまい、これを修理することになった」とのこと。「はいそうですか」で終われればよかったのですが、続きがありました。「そのシステムはどうやらWindows XPのパソコンで動いているみたいなので、もしかしたら直せませんか?」と。
「パソコン」と聞くとモニタ・キーボード・マウスがつながっているものを想像しますが、どうやらそうではなさそうです。「機械」として動いていて、あくまでその制御部分にWindows XPがある模様。大きな操作卓の中に納まっているらしく、この時点で嫌な予感はしました。

先方には「一般論ですが、本当にWindows XPのパソコンだとして、故障の原因がハードディスクなのであれば別なディスクにクローンを作ることで動かすことができるかもしれません」と伝え、ひとまず現場を見せてもらうことに。並行して、その機械の納入業者さんにも電話。「Windows XPで動いていると聞きましたが、直してみたいのですが」と伝えると「えっ!!(笑)」という微妙な反応。もしかしたらとんでもなく頓珍漢なことを言っているような気が・・・。

ドライバー1本を手に現場に到着して、さっそく操作卓の下にもぐります。機械が入っているであろう場所に頭を突っ込んで、ライトで照らしながら、その「パソコン」とやらを探します。しかし、たくさんのケーブルが基盤につながっているのは見えますが「パソコン」は見つかりません。
「もしや?」と思い、よく観察してみると、そのたくさんのケーブルがつながっていた場所こそが大型のコンピュータでした・・・。これでは修理など無理ですし、そもそもドライバーを手に現場に向かったことも、業者さんに「直してみる」と伝えたことも、「(笑)」と苦笑させてしまったことも、何もかも恥ずかしくなってしまいました。

現場の方には「Windows XPが動作しているのは事実かもしれませんが、少なくともこれは『パソコン』とは呼びません」と伝え、「例をあげるとすればハイブリットカーのコンピュータはパソコンと呼びません。それと同じです」と。残念ながら納入業者さんに相談して修理をするしか方法はありませんということで現場を後にしました。
今どきはちょっとした機械にもコンピュータが搭載されていて、そこで動いているOSがWindowsということも多そうです。それが壊れた時「パソコンが壊れた」と表現してしまう気持ちもわかりますが、似て非なるものということですね。

コンピュータ似て非なるもの

(投稿者:ちゅん)

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忙しいときに限って

ども。
情報部門の自治体間での横のつながりに助けられている担当ちゅんです。持つべきものは友。

毎日多忙で、私の中でGIGAが足りない思いをしながら頑張っているところですが、そんな忙しいときに限って「なんで!?」というトラブルって起きるものです。
先日も教育委員会に出向いて、学校施設の担当者と一緒に「電源キャビネット」の所要台数を一生懸命数えていたのですが、突然携帯が鳴って「アクセスポイントにつながらず業務ができない」という連絡が入ってきました。

その部署ではネットワークをWi-Fiで構築しているので、APが壊れてしまうとほぼ業務が止まってしまいます。急いで現場に向かいますが、その道中であれこれと原因を想像します。今回故障したAPについては、昨年の夏にバタバタと壊れた機種と同型。もし同じ壊れ方をしているのであれば、「イーサネットは通信できるのにWi-Fiの電波だけが出なくなる」というその症状になっているはずです。それならばこの方法が試せるな・・・などと考えていると、あっという間に現場に到着しました。

そしてAPの目の前に立ち「やっぱり・・・」と。LEDランプの2.4GHzと5GHzの両方が消灯していました。LANケーブルを差し込んでPINGを打つとちゃんと反応は帰ってきます。要するにLANは生きてるけど無線の電波を出す機能だけが故障したという「いつもの」症状でした。

こうなるともう本体を交換するしかありません。しかし、あいにく予備のAPは持っておらず、応急処置をしなければ業務を継続できません。臨席おーるど氏には「仮設になるけど有線LANを引くかもしれないから準備を」と伝え、私はAPの管理画面にログイン。念のため設定を見返してみますが、確かに2.4GHzのWi-Fiはオンになっています。
ふと、無線機能が壊れたのは2.4GHzだけで5GHzは生きているのではないかと思い立ち、設定を変更。すると、APから元気よく無線の電波が発射され始めました。ひとまず、5GHzが利用できるようなのでPCの再設定を行い、どうにか仮復旧することができました。有線LANの仮設も中止です。

このままの状態ではいつ5GHzも止まってしまうかわかりませんが、代替機が届くまではおそらく大丈夫でしょう。これで同じ型の機種が、私の記憶にあるだけで3つ同じ壊れ方をしました。耐用年数経過と言われればそうですが、不可解な壊れ方が続いており、抜本的な対策が必要な時期なのかもしれません。

APランプが両方消えている様子。がっかりします・・・。

(投稿者:ちゅん)

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officeのライセンス

1月もばたばたしているうちにあっという間に終わりを迎えてしまいました。
月末担当のおーるどです。

さて、今年度最後となるであろう事業として業務で使用しているインターネット専用パソコンの整備を2月の1カ月間かけて実施する予定となっています。
このパソコンは、強靭化に伴うインターネット分離の際に導入したものになるのですが、導入から約3年が経過しており動作が緩慢になってきているためHDDからSSDへ換装し改善を図ることとなりました。

整備にあたって、作業手順を確立するために普段使用している端末と在庫として保管していた端末数台を先行して整備し、一連の作業が完了し最後の確認を行っていたのですが、1台だけofficeのライセンス認証が外れてしまうという端末がでてきたのです。
まず最初に疑ったのが、プロダクトキーが間違っているのではないかという点で、コマンドから調べてみたのですが、どうやら使用したいものが入っており間違ってはいないようでした。
(ちなみに、このコマンドでプロダクトキーの下5桁を確認を行いました。)
【cscript “C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office16\OSPP.vbs” /dstatus】

すべて同じ作業手順で実施していたので、この1台だけ認証が外れた理由を色々と調べてみたのですが、結果それらしい答えは見つからず原因はっきりしませんでしたが、電話による認証を行い、とりあえずは一安心といったところでした。
作業手順は確立できたのですが、せっかくの機会なので色んなパターンにて実施してライセンス認証がどうなるのか検証も踏まえて行っていきたいと思います。


電話越しにインストールIDを1文字1文字をプッシュすることに…。

(投稿者:おーるど)

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図面とにらめっこ

ども。
相変わらず地に足がつかない担当ちゅんです。

要因はGIGAです。具体的にネットワークの設計を進めるにあたり、各学校の図面が必要になりました。が、その図面の段階ですでに一筋縄ではいかないのが学校案件であることは最初からわかっていました。
図面が無いという根本的な課題にぶつかり、それを探す作業からスタート。教育委員会には「施設台帳」という学校図面もあるのですが、紙ベースのものを何度もコピーして使っているらしく、もはや数字が読めないものも・・・。今回は建設課にお願いをしてCADデータが存在するものはなるべくCADデータで、そうではないものは紙で図面を集めてもらうことに。快く対応いただけて、無事に全学校の図面がそろったのがおとといの話。

無事に図面を入手しましたが、それはあくまで建築当初の図面であり、今の学校での使い方と合っていません。例えば「普通教室」となっていても、今は「多目的室」になっていたり、まずはこれを修正する必要がありました。
今度は図面を手に教育委員会に向かい、施設担当者と一緒に一部屋ずつ名前を確認していきます。中には教室を二分割している例などもあり、図面だけ見て仕事をしていたら大変なことになってしまうところでした、というのが昨日の話。

その後、ようやく図面にネットワークの場所を記す作業に着手。図面のJpegデータを学校ごとにPowerPointに張り付けて、そこに〇印や線を引いていきます。呼吸をするのを忘れるほどに一心不乱に作業をして、本日午前中にはほぼ完成。すぐに設計に協力してもらっている業者さんにデータ送信して、ようやく一段落です。その合間合間にもバンバン電話がかかってきて、急な打ち合わせも入ってきたりと、なんだかこの部署に配属になって11年目にして一番忙しいのではないかという日々が続いています。

いま、全国各地で同じようなことが行われていることは間違いない事実だと思いますが、この業務は日常業務をやりながら片手間でやるようなものではありません。ほぼGIGAにつきっきりになってしまい、他の雑務を臨席おーるど氏に全て任せる日々が続いています。地方のICT部門というのはとにかくマンパワー不足です。そういうことをほんの少しでいいから考慮してほしいなと思います。

図面いろいろな意味で限界を感じています

(投稿者:ちゅん)

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