町営スキー場にフリースポット

ども。
メリークリスマス、担当ちゅんです。

時期的には偶然でしたが、本日は以前から計画していた町営春日スキー場ロッジへのフリースポット設置業務。図らずしも情報担当からのクリスマスプレゼントになりました。

当たり前の話ですが、スキー場は山にありますので通信環境的には不利です。観光客が大勢訪れるような有名スキー場であれば光回線が利用できるのかもしれませんが、当町のスキー場には辛うじてADSL回線が来ているのみ。しかもADSLの終端となっていて、リンクしているとはいえおそらく限界に近い場所です。携帯電話の電波もキャリアによって差はあるようですが、良好とはいえない環境です。今回は、そうした状況を少しでも改善できればという思いで、決して高速とは言えないADSLですが、その下にフリースポットの設置となりました。

現場に到着し、まずは状況の確認。スキー場にはライブカメラが設置されており、今回はこのカメラのルータを利用させてもらうこととし、アクセスポイントはDHCPの設定にしてきました。問題はアクセスポイントの設置場所です。仮設でLANケーブルを引いて、電波の強度を見ながらベストな場所を探ります。いつもはコンクリート造りの建物ばかりを相手にしているのでシビアな部分ですが、今回は木造のロッジ。適当な場所に置いても電波強度には特に影響がないことがわかり、一安心。工事のしやすさだけを考え、場所を決めました。

ドリルで壁に穴を空け、そこからLANケーブルを通し、モールでカバー。アクセスポイントの台座をネジで取り付け・・・と、本当に役場の職員なのかと思いますが、すっかり慣れた仕事です。無事にフリースポットが開通して、通信速度をチェック。すると、予想していたとはいえ「下り0.3Mbps」という数字を見て、若干疲れが出ました・・・。スキー場は1年のうち2~3ヶ月ほどしかオープンできない施設ではありますが、こういう場所にこそ高速なインターネット回線って必要なのでは?という思いを持ちながら帰路につきました。速度は遅いかもしれませんが、便利に使ってもらいたいです。

スキー場のAP我ながら綺麗に施工できたと思います

(投稿者:ちゅん)

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駆け込みで7問題の対応

ども。
年末が近づき、公私ともに多忙さが加速している担当ちゅんです。気合で頑張ります。

先般からしつこく話題にしていますが、今日もWindows 7問題です。2020年1月14日のサポート終了まで残すところあと3週間。年末年始を挟むので、実質的には10営業日程度。いよいよその日が近づいてきました。当町ではすでにこの問題は解決済みであるはずで、これまでは余裕の構え・高みの見物を決め込んでいたわけですが、なぜかここにきてWindows 7問題がちらほらと。

事実、我々が直接管理している端末は特殊な事情を除いてほぼ全台がWindows 10となっているのですが、今回発見された7端末は直接の管理外。とある業務システムが動作しており、その保守業者さんから「どうしますか?」と連絡が来たのが先週です。「どうしますかって、逆にお聞きしますがどうするおつもりでしたか?」といった堂々巡りの末、結果としてこちらがなんとかしないといけないという、若干理不尽な状況。とはいえ、広い意味でいえば我々には管理外のPCなど存在しないという体裁となっていますので、致し方がないのかもしれません。「誰が悪い」といった犯人捜しをしても、現実として残ってしまった7端末は誰かがどうにかしないといけないのです。

困ったことに、今さらWindows 10の端末を調達することはタイミング的に不可能。そもそも、端末を更新する予算はありません。仕方がありませんので、こんなことも想定して準備しておいた代替の端末と交換する方針とし、先の保守業者さんに業務システムの再導入を依頼。しかし、そこにも費用は発生するという話となり、困り果てました。「保守契約」と一口に言っても業者さんによって対応範囲や柔軟性って大きく違うものですね。勉強になりました。

ということで、本日は朝からこの対応に追われておりました。一か八か、業務システムが動作しているWindows 7上でWindows 10へのアップグレードを試します。まずは、その前段階でDiskのイメージを取ってバックアップしたり、試行錯誤。これが仮にうまくいけば保守業者さんの手を煩わせることなくこの問題を解決できますので、年末の慌ただしい中ですがひたすら「待つ」仕事。幾度かの失敗を経て、どうやら無事にWindows 10にすることが出来たようです。あとはきちんと業務システムが動作するかどうか。パッと見た感じでは問題ないように思えるのですが、一番怖いのは「弊社がやった作業ではないのでサポート外」と言われることでしょうか。
こういうことをしたくないから前もって準備してきたのですが・・・。やはり想定外というのは発生するものですね。

作業中やればできるものです

(投稿者:ちゅん)

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Wi-Fi 6ってなに?

ども。
情報部門で仕事をするうえで一番大切なものは人とのつながりだな~と最近特に感じている担当ちゅんです。

このところ「Wi-Fi」をめぐる情勢がかなり活発になってきました。この話題はもう少し先に、全貌が明らかになったときに嫌というほどネタにすることになるはずですので詳細は書かないことにしますが、端的に言えば「学校」ですね。同業者の方はニヤリとするか、もしくはため息が出るはずですが、ご多分に漏れず、ここ数日我々もその渦中に巻き込まれておりました。

ということで、新たにWi-Fiを整備するにあたっての検討を行っていました。インターネット回線は光であり、理論値1Gbpsで通信が可能だとして、それが端末まで1Gbpsの理論値を維持して通信するとした場合、どのようなネットワーク構成にすればいいのでしょうか。これまでであればWi-Fiの規格がボトルネックになっていました。2.4Ghzで運用している場合の最大通信速度は「802.11n」が出せる300Mbps。ですから、11nを運用している時点で、これはアウトとなります。当町の場合、コンクリート壁など障害物が多い環境下での利用なので2.4Ghz運用が基本であり、これではいくら頑張っても1Gbpsの速度は見込めません。5Ghzでの運用だと「802.11ac」の理論値が6.9Gbpsとなりクリアできますので、最低でもこれを使っていないといけないという話になりますが、そもそもAPが11acに対応していないと設定できません(当たり前ですが)。

こんなことを調べざるを得ずに調べていると、ネット上で「Wi-Fi 6」なる次世代規格が登場したとの話題を多く目にしました。これまで、Wi-Fiの通信規格で言えば必ず「802.11」が頭について「n」とか「a」とか、そんな呼び方でした。声に出すと、これは人それぞれのようですが「イレブンxx」という呼び方をする人が多いでしょうか(イレブン・エヌとかそんな感じ)。ですが、ここにきて「Wi-Fi 6」とはこれ如何に。そもそも6の前に5とか4はどこ行った?

調べました。すると、このWi-Fi 6なるものは、IEEEの規格でいうところの「802.11ax」に対してWi-Fi Allianceという業界団体が「わかりやすい呼称」として普及させようとしているものとわかりました。それによると、11nがWi-Fi 4となり、11acがWi-Fi 5。では11g/aがWi-Fi 3なのか?と思いましたがそうではなく、1~3及び7以降は未定義とされているそうです(出典:Wikipedia)。なお、そもそもWi-Fiという呼び方自体がWi-Fi Allianceという業界団体が作ったものというのも付け加えておきます。

ということで、一瞬「自分の知識ももう時代遅れか」と焦りましたが、依然として「イレブンxx」という呼び方は大丈夫のようです。ただ、これからはきっと「Wi-Fi 6対応ルータ」とか、そういう呼び方が一般的になっていくと思われますので、これを機会に頭の中をアップデートしておかなければいけないなと思った年の瀬でした。

Wi-Fi 6このようなアイコンで表記されるようです。これも覚えておきます。

(投稿者:ちゅん)

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引っ越しミッション完結

ども。
ひっそりとブログ開設10周年を迎えます。さりげなくTOP絵だけを取り換えてみた担当ちゅんです。

先般から協力していた落部小学校大規模改修に伴う職員室の引っ越し業務。何のことだかわからない方向けに過去の経緯をご案内しておきます。

2019.11.15 職員室の引っ越し作業
2019.11.27 間一髪、間に合う。

旧職員室の改修が全て完了し引渡しされたため、今度は理科室(仮職員室)から元の職員室に機器類を戻す作業を行いました。前回の作業で、あらかじめ机が配置される予定の場所までLANケーブルを引いておいて、床下に隠しておく「便乗作戦」を実施しましたが、どうやら作戦は成功のようです。無事にOAフロアからLANケーブルが引き出されて、床上にとぐろが巻かれて置かれておりました。

こうなると作業はほとんど終わっているも同然です。運び込まれた端末に順次LANケーブルを差し込み、いわゆる「島HUB」と呼ばれるHUBにケーブルを接続。そのHUBに対してOAフロア下から顔を出している幹線のケーブルを接続するだけで通信環境は元通り。事前に準備をしていたからこそのスピーディさで特にトラブルもなく終了できました。

本当は、せっかくOAフロアになったのだから島HUBなど使わないでフロアの機器まで基幹となるHUBから直接LANケーブルを引ければよかったのですが、本件では24ポート以上のHUBを調達できずに(つまり基幹HUBを作れずに)断念。だからこそ、本来的には計画(設計)の段階から我々がきちんと参画して、情報部門もきちんと工事として扱ってほしいわけですが、ここで愚痴っても仕方がありませんね。次の案件が出てきた時にはしっかりと対応したいと思います。

完成後の職員室OAフロアになったことで、急に近代的に見える新職員室。

(投稿者:ちゅん)

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ダウンロードフォルダにはご注意

ども。
今期は珍しく風邪をひいていない担当ちゅんです。

職員から「PCに保存しておいたファイルがほとんど無くなってしまったので復元できませんか?」とSOSの電話が入りました。無くなったとはどういうことでしょうか。話を聞く限りでは無くなったように見えるだけで、実はどこかに隠れているのでは?という気もしましたが、ひとまずPCを預かって状況の確認をしてみることに。

実機を見ながらヒアリングしてみて驚き。何とその保存しておいたとされるファイル、場所は「ダウンロード」とのこと。Usersフォルダ配下のDownloadsです。よりによってなぜそこに保存しておいたのかという疑問はありましたが、いずれにしても勝手にファイルが無くなる動きはしないはずです。原因を探ってみることにしました。

まず確認したのはWindows10の設定。「システム→ストレージ→空き容量を自動的に増やす方法を変更する」の中にある「ダウンロードフォルダーに保存してから次の期間が過ぎたファイルを削除する」が許可されていないかどうか。そもそもこんな設定があることも今回調べていて初めて知りましたが、初期値では「許可しない」になっている項目であり、やはり対象PCでもそのように設定されていました。
しかし、設定メニューでダウンロードフォルダの振る舞いを制御できるという意味でいえば、ダウンロードフォルダを一般的なフォルダと同じように使うのは危険ですのでやめた方がいいですね。これはあくまで一時保管場所としての位置づけになっています。
※余談ですが、Win10で「設定」と「コントロールパネル」とで設定方法が混在している件、どうにかならないですかね。過渡期なのでしょうけど、正直「設定」はいらないです。

当初はどこかに隠れていると予想しましたが、見た限りだと本当に消えてしまっているようです。仕方がありませんので、データの復元(サルベージ)ソフトを利用して可能な限り復元を試みます。今回のケースではファイルが消えてしまってから日が浅かったことも功を奏し、大部分がフォルダ構造もそのままに復元できた模様。まずは最悪の状態は免れて一安心。

再び職員に連絡をし、ファイルは大部分を救出した旨を伝えました。すると「実は・・・」と何やら話しづらそうにしています。聞くと「昨日、ファイルが消える前にPCの動きを快適にしたくてディスククリーンアップというのをやってみたんです。いくつかチェック項目があったけど特に気に留めずに実行してしまったのですが、何か関係がありますか?」と。
今となっては笑い話ですが、そうならそうと早く言ってほしかったですね・・・。ディスク容量が少なくなってきたときに実行されるクリーンアップですが、その対象項目の中にはダウンロードフォルダも含まれています。今回はこれを実行してしまったことによって、意図せず全てのファイルを消去してしまったということが原因でした。

最後に、職員に対して「なぜダウンロードに保存したんですか?」と質問してみましたが、回答は「いや、何となく」ということで、やはりこのフォルダが特別なものだという認識がないまま使っていたようでした。「保存が必要なファイルはダウンロードではなくドキュメントにお願いします」と伝え、案件終了となりました。本当に日々色々なことが起きます。

Downloadsこのフォルダは特別なもの(一時保管用)と覚えておきましょう

(投稿者:ちゅん)

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