ヘボン式

ども。
年度末の業務がスタートした担当ちゅんです。

今年度も残すところ10日間を切りました。1年のうちで最も忙しくなる時期が始まります。3月末で退職される方、4月から新規採用される方、そして部署を異動される方のログインIDなどのアカウント管理、さらには業務で利用するPCの再配備、大幅に職員が変わった部署については座席のレイアウト変更などなど、これからの2~3週間は落ち着かない日々が続きます。

後々慌てないよう、できることから徐々に手をつけています。今日は4月から採用される職員のアカウントの準備。担当は臨席おーるど氏です。人事部門から新規採用職員のリストをもらい、ルールに基づいてメールアドレスなどを決めていきます。
そんな中で「これはどうなんでしょうか」と相談がありました。

聞くと、「オウ(オオ)という文字が入っているのですが、それは『OH』と表記していいですか?」という内容でした。
これは必ず迷うポイントだと思います。例えばメジャーリーガーの大谷選手の場合、ユニフォームの表記は「OHTANI」とされています。これに習った場合、仮に「大野」さんの場合は「OHNO」と表記することになるような気がしますよね。

一方で、当町では職員のIDを「ヘボン式」で統一しています。これを大谷選手で例えるとOHTANIではなく「OTANI」になりますし、大野さんだと「ONO」になります。
そうだとすると、「大野さんと小野さんの区別がつかないんじゃないですか」となりますが、全くそのとおり。苗字をヘボン式ローマ字に直した場合、その区別はつかなくなります。
これが正解かどうかは毎年のように議論になるのですが、都度悩むのは不毛なのでもうやめました。あくまで機械的にヘボン式とすることで対応しましょうと。

こういうのは、いわゆるローカルルールと呼ばれるものなのでしょうけど、注目してみると様々で面白いです。中には「OHTANI」ではなく「OOTANI」のケースもあります。色々と調べてみると、どうやらパスポートの作成では初回作成時に限って、希望すれば「OH」の利用が認められるようです。本人は特に気にしないかもしれませんが、周りの方からわかりやすいという意味で「OH」もアリなのかもしれないなとは思います(思うだけです)。

ヘボン式いつも利用している「ヘボン式変換君」。お世話になっています!

(投稿者:ちゅん)

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Youtube Liveにパスワードを付ける方法

ども。
明日は卒業式ライブ配信第2弾、すでに緊張している担当ちゅんです。

当町教委が卒業式のライブ配信にチャレンジしていることは、関係者の間では一気に知れ渡っているようです。前回のライブ配信以降、我々のところにも道内の様々な教委(学校)から技術的なお問合せを頂きました。ともに「こんなときだからこそ!」と立ち上がった同志であり、心からの敬意を表したいと思います。

そんなお問合せの中で多いのは「どうやって動画にパスワードをかけたのですか?」という点です。Youtubeで特定の方向けに配信するには「限定公開」という公開方法を選べばいいのですが、この場合だと動画を閲覧する方にその配信ページのURLを周知する必要があります。
周知する際に電子メールが利用できるのであればURLをそのまま張り付けてもいいのですが、連絡網など口頭で周知するのはなかなか厳しいものがあります。URLをブラウザに手入力することも可能ではありますが、入力間違いでせっかくの配信が見られないなんて残念過ぎます。

そういう状況になることがあらかじめ予想されましたので、当町ではYoutube Liveの配信先ページにジャンプするためのHTMLを作成して対応しました(文末画像のとおり)。このHTMLを学校ホームページ等のWebサーバにアップしておき、動画配信先としてトップページ等からリンクしてもらえれば、面倒なYoutubeへの誘導が一瞬で終わります。
肝心のパスワードはジャンプHTMLに対してベーシック認証(これはホームページの管理者にご相談を)をかけることで、IDとパスワードを持っている人しか開くことのできないページにしました。決して難しいことはしていませんが、ポイントは「IDもパスワードも口頭で伝えやすいもの」にするということでしょうか。

セキュリティ対策というと、つい必要以上に強固なものにしてしまいがちですが、私はケースバイケースだと思っています。セキュリティを高めれば高めるほど利便性は低下していきます。今回のケースでは、「特定の方だけが見られること」と「パスワードを間違わずに伝えられる(入力できる)こと」とのバランスをとるという話になります。
ですから、例えばパスワードを卒業式に関係のありそうなフレーズにしておけば、分かりやすいし間違いが少ないかなと。そういうちょっとしたことにも気をつけることが成功への近道だと思います。同志のみなさん、頑張りましょう!

HTMLこんな感じでHTMLを作るとジャンプします

(投稿者:ちゅん)

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卒業式ライブ配信第一弾が終了

ども。
年齢を重ねて、すっかり涙腺が緩くなっている担当ちゅんです。

先般、ブログで話題にしましたとおり、先週の金曜日に行われた八雲中学校の卒業式を無事にライブ配信することができました。
教育委員会と役場の情報担当が協力して行った今回の試み、急遽決まったことではありましたが、失敗せずに行うことができて本当に安心しています。

ライブ配信の難しさは、やはり「一発本番」であるところです。いくら事前リハーサルがうまくいっても、肝心の本番に何かトラブルがあったらそれでお終いです。そういうことが無いように細心の注意を払って準備をしているわけですが、例えば「当日インターネット回線が込み合っていて配信できなかったらどうしよう」とか「パソコンがフリーズしたらどうしよう」など、起こる可能性のあるトラブルを心配しだすとキリがありません。

清水の舞台から飛び降りる覚悟で、本番を迎えました。私はリハーサルどおりの動きをすることだけに集中して撮影を開始。会場の後方では臨席おーるど氏と教委の担当者がYoutube Liveの画面を実際に見ながら配信の状況をチェックします。確認するとOKのサインがあり、どうやら無事に配信されているようです。
ライブ配信中のYoutubeをチラチラ見ながら撮影をしていましたが、30件、40件…と増えていく視聴者数にビビって、途中からは画面を見るのをやめました。とにかく無事に終わってほしい、その一心です。

式も中盤に差し掛かり、いよいよ卒業証書の授与です。校長先生が壇上から降りてきて、生徒一人ひとりに手渡していきます。私は校長先生の後方に付き、その様子をカメラに収めていきます。ある意味、最もいい位置で卒業生を見ているのは私です。次々と手渡される卒業証書、そして涙ぐむ生徒の顔を見ていると、こちらまで頬に涙が・・・。まさかの「カメラマンが泣いてしまう」というハプニングはありましたが、幸いなことに私はカメラに映りません。泣いていることを悟られぬよう、必死に違うことを考えながら撮影を続け、なんとか無事に終了。

全てリハーサル通りに終えることができてホッと一安心していると、教委の担当者から「今回の視聴者、一番多かった時で180人でした」と伝えられ、やっぱり画面を見なくて正解だったと。やっぱりみなさん自分の子どもの晴れ姿をリアルタイムで見たかったのですね。無事に裏方の役目を終え、充実感に包まれながら帰路につきました。
次回は3月19日、八雲小学校の卒業式を中継します。無事に成功することを祈りながら。

ライブ配信終了直後の会場風景。感動の余韻が残っているかのようです。

(投稿者:ちゅん)

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卒業式をYoutubeでライブ配信します

ども。
1日が過ぎ去るスピード感が加速している担当ちゅんです。

本日、北海道新聞朝刊の道南版にも掲載されましたが、当町教育委員会は明日3月13日に実施される八雲中学校卒業式と、来週3月19日の八雲小学校卒業式をYoutubeでライブ配信することになりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により休校が続いている状況から、今年の卒業式は保護者の方が出席できない形での異例の卒業式となります。今回、そのことへの対応として、特別にライブ配信という形をとることになったものです。

・・・というのが話の概要なのですが、実はそのライブ配信、我々情報部門が全面協力のうえで実施される予定です(カメラマンは私です)。前回のブログの記事で「まだ詳細はお伝えできない」としていたのはこの件でした。とはいえ、ライブ配信については「できるかどうかわからない」というところからのスタートで、日程も決まっていることから急ピッチで準備を進めないといけない状況でした。

調べてみるとYoutube Liveに配信データを送るにあたっては、色々な方法があるようです。当初はiPadを使うことで端末もカメラも兼ねられて簡単だと踏んでいたのですが、調べていくうちにモバイル端末から直接ライブ配信するにはチャンネル登録者数が1000人いなければならないといった制限があることがわかり、断念。
やむなくWindows端末にカメラを接続して行うこととしましたが、これが結果として大正解。近隣自治体の同業者から「OBS Studio」という素晴らしいオープンソースソフトを教えてもらい、これを配信アプリとして利用することで一気に実現に近づきました。

ようやく機材の準備が整い、いざ配信テスト!と思ったのですが、今度はYoutube Live側の制約で、ライブ配信機能を有効にするには「24時間程度」の時間が必要とのこと・・・。仕方がありませんので手続きをしてから丸一日、何度もYoutubeの画面を確認しながら待ちました。
その間、プライバシーに配慮しながら関係者のみに公開するため、Webサイトにパスワードをかける細工をしたり、そのページにライブ配信画面を埋め込もうと思ったら、Google Adsenseとの連携が必須だったり(そんなもの自治体が持ってるはずがない)して、そこにもドラマはあったのですが、何とか全ての課題をクリアして、本番テストを行ったのが昨日の夕方です。結果として無事にYoutubeで動画の配信ができて、事前準備はすべてクリアしました。

本当に急ごしらえですが、なんとか準備が整ったという状況です。そんな状況ですので、本番でうまくいく自信はあまりなく、とにかく無事に配信できることを祈っています。昨今はYoutubeでライブ配信をやっている方も多く、今回卒業される生徒さんの中にも動画配信をされている方がいらっしゃるかもしれません。「下手なことをしたら笑われるな・・・」というプレッシャーを感じつつ、明日の本番を迎えることになりそうです。

総練習卒業生以上に緊張しているのは間違いありません

(投稿者:ちゅん)

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点滴スタンド

ども。
こんな時だからこそICTの力と可能性を信じている担当ちゅんです。

職場に元上司92氏(レジェンド)が飛び込んできました。こういうときには何らかの「ミッション」が与えられるという事がすっかり恒例となっておりますが、やはり。ここではまだ詳細を明かせませんが、思わず「えっ?それはいつですか?」「本当ですか??」しか言葉が出ないようなミッションが伝えられました。ですが、冒頭にも書いたとおり「こんな時だからこそ」です。我々が「できない」とあきらめた時点ですべてが終わってしまいます。
久々の「イエス or オフコース」です。

そのミッションが告げられてから、あれこれと道具を用意したり、システムをセットアップしたりして、目が回るような忙しさの中で仕事をしておりました。
そのミッションでは、タブレット端末を使う予定です。そしてそのタブレット端末はキャスター付きのスタンドに固定できればベストです。
ネットで検索すると、キャスター付きスタンドは販売されているようです。しかしながら、いきなり飛び込んできた話であり、そのようなものをすぐには用意できません。頭の中で完成図を想像しつつ思案します。

ふと、その市販品のスタンドの画像を見ていて、「どこかでこれに似たものを見たような気が・・・」と。あ、そうだ。子どもが病院に入院した時に使っていた点滴をぶら下げるスタンド!あれにそっくりです。どうにかしてタブレットを取り付けられれば即席ですが同じようなことができそう。
ダメで元々、当町の総合病院に電話。恐る恐る「使っていない点滴スタンドなんてありませんよね?」と聞くと「すぐに来て!まさに今日、廃品回収に出したところ。壊れてるけど良ければ持っていって!」とのこと。

僥倖!急ぎ病院に向かうと、回収を待つ廃品の山の中に、お目当ての品を発見。廃棄するような状態のものですので医療行為には使えないのでしょうけど、我々の用途では十分。さっそく拾わせてもらい、職場であれこれ。さらにどうしてもちょっとした加工が必要となり町の鉄工所へ・・・。長くなってきたのでこの話題はまた続きを書きますが、どうやらミッション完遂の道筋がうっすら見えてきたようです。いずれにしても、私はICTの力と可能性を信じています。あきらめず頑張ります。

点滴スタンド
点滴スタンドにiPad用のスタンドを取り付け、なんとなく形が見えてきました。

(投稿者:ちゅん)

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