だからGIGAスクールなのか!

ども。
不退転の担当ちゅんです。

本日「も」教育案件。もう、教育委員会の職員ということでよろしいですね、という勢いです。しかし、致し方がありません。コロナ禍を全力で乗り切るため、どの部署がどうとは言ってられない状況です。

学校の休業期間が長引いていることで、子どもたちのこれからの教育をどうしていくのかという難しい会議。そこへ私が呼ばれた意味はお察しのとおり「ICTを活用して」という枕詞が付くわけで・・・。そうそうたる顔ぶれを前に「どんな話になるのだろう」と座っていると、会議の座長から開口一番「それでは、情報の係長から説明を」と振られてしまい、ぶっつけ本番でよもやのプレゼンです。なぜいきなり私が・・・。

釈迦に説法とはこのことですが、ひとまず「遠隔授業というのは大きく3パターンに分けることができると思います」と始めました。1つは双方向のやり取りができて、かつリアルタイムに通信すること。テレビ電話やネットミーティングがこれに該当します。もう1つは双方向だけどリアルタイムではないもの。あらかじめ何らかの方法により課題などを提供して、それを回収のうえで採点して再度フィードバックするなどが該当します。残る1つは片方向という話になり、これはこれまでの紙と同様に「配って終わり」スタイルになると思います、と。

このように自分で話していて、ふと「これって結局のところG Suiteのことじゃないかな?」と気がつきました。テレビ電話であればGoogle Meetのことを指しますし、上記の何らかの方法によりのところはGoogle Classroomズバリそのものです。なんなら、片方向の配って終わりスタイルだってGmailがあればそれで済みます。
説明者ではありましたが、パズルのピースが合うかの如く「そうか、だからGIGAスクールなのか!!」と妙に納得してしまいました。

結局のところ、こうした説明もあって一定の結論を導くことができました。しかしながら、これからチャレンジしようとしている試みは前途多難、課題山積です。それを理解していてもなお「やる」と決意を固めあった、そんな会議となりました。本来であれば今年度はネットワークと機器の整備を行う年であり、GIGAスクールの本番は来年度からと思っていたところ、よもやの「フライングスタート」となりそうです。・・・後日につづく。

打ち合わせ久しぶりに?痺れる案件でした

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

テレワーク環境構築の難しさ

ども。
週末までようやくたどり着いた担当ちゅんです。

新型コロナ禍によって、ついに庁舎を閉鎖する自治体が出てくるなど、状況は日々めまぐるしく変化しています。我々、ICT部門に寄せられる相談内容もそうで、最近ではオンライン環境で会議を開催、オンラインで説明会を開催といった「ビデオ通話」に関することが多くなっています。

そうした中で、先日、国(道)から「地方公共団体におけるテレワークに係る留意事項について」なるメールが届き、またしてもドキっとしました。これまで、行政の職場では「住民の情報を守る」という観点に力を入れてきていて、情報セキュリティに関してはかなり高いレベルで確保できつつあるなかで、今回はそのこととトレードオフとなる「利便性の確保」に関する課題です。もう、どうしていいかわかりません。

しかしながら、この先何が起きても対応できるよう検討は進めなければなりません。行政職場をテレワークに切り替えるには、どうしても「LGWAN」という行政用のネットワークを外に出さなければなりません。これがないと電子メールの送受信ができませんし、ファイルサーバにもアクセスできません。「外に出す」というと語弊があるかもしれませんが、正しくいえば「外から内にアクセスを許す」ということになります。ちょっと考えただけでも、セキュリティが心配になってしまいます。

唯一、これならばいけるかもしれないと思う手法が「リモートデスクトップ」で、この場合だとあくまで自宅からアクセスして見ているのは、別な場所にあるPCの「画面」だけで、ファイルの実体は操作しているPCの中に存在しません。仮に自宅のPCがマルウェアに感染しても、リモート先の環境には影響を及ぼしません。
一見、この方法を用いればなんとかテレワーク環境が構築できそうに思いますが、ここにも課題はあって、LGWAN環境をすでに仮想化(常時リモートデスクトップで利用している=シンクライアント)している場合には動きがとりやすいですが、当町のようにLGWANはFAT端末で運用しているとなると、極端に言えば「人は出勤してこないけど、職場のPCには電源が入っている」という状態を作らなければ、実現は難しいということになります・・・。

このくらいの整理をしたうえで、さて、どうやって実現しましょうという話に進んでいくわけですが、本来であれば1年とか、そのくらいの期間をかけて検討すべきことを1ヶ月、もっといえば数週間で実現するとなると・・・。仮に技術的な課題は全てクリアできたとしても、セキュリティポリシーはどうするのかといった別の課題も出てきます。日々、困ったことだらけで疲弊していきますが、このテレワークの課題はその中でもトップクラスの難しさだと思います。今日のところはこの辺で。

テレワークこの絵がいかに高度なことなのかを身に染みて実感しております

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | 2件のコメント

サイトの閉鎖を願う

ども。
打ち合わせ、電話、打ち合わせ、電話で一日が終わる担当ちゅんです。

関係先の事業者さんが次々と「在宅ワーク」に切り替わっていきます。新型コロナの感染拡大は一体いつまで続くのだろう・・・という思いを持ちつつ、こうしたときだからこそ、できることを全力で取り組もうと思う次第です。

そういう状況で、このホームページでの新型コロナに関係する記事も日々増加しています。当町ではすべての職員が記事を作成できる「担当者」であり、ホームページ上のコンテンツはそれぞれの部署が責任をもって発信する仕組みとなっています。きめ細やかな情報発信はとても大切なことですが、反面、それをすればするほど、記事が乱立して見づらくなっていきます。つまり、ある程度のボリュームになった時点で、記事をきちんと体系づけて整理をし、見やすく整えることが重要となります。

そこで、新型コロナ関連情報をまとめて提供する仕組みをつくることにしました。まずは様々な自治体のサイトを見学。どのような情報の出し方をすることがスタンダードなのかを確認していきます。今回、私が確認した範囲ですが、全ての自治体でトップページに新型コロナ関連の情報を大きく掲載しており、辿り着きやすくする工夫がなされていました。これは必須といえます。
加えて、一住民としての目線で「この自治体のカテゴリの分け方は分かりやすいな」「この自治体は画像を多く使っていて見やすいな」といった具合に確認を進めていき、20~30自治体ほどを確認していくと、だいたいの傾向がわかりました。

自治体のホームページを管理する立場としては、この「だいたいの傾向をつかむ」ことこそが重要だと思っています。あえて他の自治体と似通ったものにしていくことで、初めて見た方でも戸惑わずに、探している情報にたどり着きやすくなるというのが持論です。決して「真似をした」のではなく、あえて似せていくということが重要だと思います。

八雲町ホームページ:新型コロナウイルス関連情報

・・・と言い訳をしておいて、カミングアウトすると、今回用意したまとめサイト、実は本州の某市とまったく同じ構成となっています。自分の中で「この出し方が分かりやすい」と感じてしまったのですから仕方がありませんよね。心の中で深く感謝しつつ、参考に(真似を)させてもらいました。

まとめサイト一日も早く、このサイトを「閉鎖」できることを願っています。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

テレビ会議

ども。
四月も下旬に差し掛かろうとしているにも関わらず、暖房器具が必要なほどの寒さ。体力が低下しないよう気をつけなければなりませんね。担当ちゅんです。

新型コロナ感染拡大を防ぐため、ありとあらゆる会議が延期、または中止となっています。当町でも職員に向けて「道外や札幌市への出張は控えること」「集団で行う会議は避けること」などが通知されており、言うまでもなく「非常時」の対応を余儀なくされています。
そうした中で、徐々に増えてきているのがテレビ会議による打ち合わせの実施です。

1対1での会話であれば、それは電話で済む話ではあるのですが、やはり複数人での打ち合わせになると電話では厳しく、それ以外の手法となります。このところ職員から「業者さんから●●で打ち合わせを行いたいと提案があった」「この会議を■■で開催したいけどできるか」といった問い合わせが急増しています。正直、ドキッとします。なぜなら、某大手ベンダー製のアレとか、最近飛ぶ鳥を落とす勢いのソレとかは実際に使ったこともあるので雰囲気は分かりますが、初めて聞くようなサービスもあるのです。「会社としてこれを使うよう指示されているので」という事情があるようで、こちらとして「〇〇ではダメでしょうか」とは言いづらく・・・。そして、全く知らないものに対して即時に「大丈夫、できますよ!」と返答することの怖さといったらありません。

しかしながら、仮にできなかったとしても、その原因はネットワークですから対処すればよいだけです。おそらく必要なポートを開けるだけですから、これを理由に断るというのは選択肢としてはナシだろうと思います。あくまで「現場の業務を止めない」ことがICT部門に課せられた最大のミッションだと勝手に思っています。
で、そうした時に、もしかしたら一番大事なものって「イヤホンとマイク」なのではないかと真剣に思います。通信環境もOK、無事に回線がつながったとして、いきなりパソコンから「こんちには!」では周りの人も驚いてしまいますよね。これを機会にいくつか仕入れておこうと思います。

オンラインMTGこれだけで東京の人とつながれます。仕事の仕方が180度変わってしまう感覚です。

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする

検証開始

ども。
業務のスピード感において行かれそうになる担当ちゅんです。

本日もGIGAスクール構想関係の話題です。ネットワーク整備関係に一段落付けられましたので、ようやく端末整備関係に着手できました。同業者の方はご存知のことと思いますが、GIGAスクールではWindows、iPadOS、ChromeOSのいずれかからOSを選んで整備することとされています。当町としては現状でこのOSと決定はしていないものの、ぼんやりと「これかな~」くらいの感じです。なので、今はどのOSになってもいいように検証作業を進めています。

Windowsについてはこれまでも業務用PCとして長年使ってきているので、検証は不要です。問題はその他のOS。まずiPadOSですが、これは私物ですが私自身がiPadのユーザーであるため、操作については熟知しています。ただ、教育用に使うとなると、どのようなAppを具体的にどう使っていくことになるのかなど若干の検証が必要です。また、一斉にインターネットに接続した際の負荷なども注意しなければなりません。

さて、問題はChromeOSです。これは私自身、未知の端末であり、がっちり勉強しなければ良い・悪いの判断もつきません。どうしたものかとあれこれ頭を悩ませていましたが、もう悩んでも仕方がありません!えいやあ!・・・と、決意を固めた瞬間には、目の前にChromebookがありました。どうやって手に入れたのかは書きませんが、こういう時に親身に相談に乗っていただける方々に囲まれて仕事ができていることを幸せに思いながら、ようやくChromeOSの検証にも取り掛かることができました。

これから色々と試していくのですが、結局のところ3OSどれを選択しても、特に大きな問題にはならないというのが現段階での私の評価です。課題だった「Chromebookって何?」問題についても、実機を触った瞬間に不安は払しょくされました。第一声が「Chromebook、いいじゃん!」でした。
今後はネットワークのトラフィックやセッション、利用するアプリケーションの使い勝手、端末そのものの強靭性などなど、様々な角度から検証を行い、そんなに遠くない時期に決定を下すことになります。大前提は、これを使うのは小学生・中学生なのだということを忘れずに、色々な視点で検証を進めていきます。

検証環境未知の環境に触れるとワクワクします

(投稿者:ちゅん)

カテゴリー: つぶやき | コメントする