まずはブラウザのインストールから・・・

ども。
国の緊急事態宣言は解除されましたが、ウイルスがいなくなった訳ではありませんから「気の緩み」に気をつけたい担当ちゅんです。

そんなコロナ禍によって一気に普及したテレビ会議。当町ではこれまで、テレビ会議のために「テレビ会議システム」なる仰々しい名前を付けたPCを運用してきましたが、あっという間に陳腐化し、今では単純に「大きなテレビにつながったPC」というだけのものに成り下がりました。

そうした中、町教委が各学校向けにGIGAスクール関連の説明会を開催することとなりました。ICTを利活用していく新しい教育についての説明会にふさわしく・・・というより、やはりコロナの関係から「密」を避けるという趣旨で、方法はテレビ会議。なるべく現場の教職員に負担がかからないよう簡単に実施する方法を模索した結果、すでに教委として利用を開始している「G Suite for Education」で展開されている「Google Meet」を使って、PCのブラウザから接続してもらうのが楽ではないかとの見解に達しました。教育はこれが出来てうらやましいです。

早速、接続テストなどの準備を進めようと思ったのですが、いきなりにして最大の壁にぶち当たり天を仰ぎました。Windows 10に最初から入っているブラウザであるEdgeとIEはどちらもMeetには利用できないのです。
※正確にいえばEdgeについては最新版にアップグレードすれば使えるみたいですが、現段階ではまだ旧バージョンを利用しています。
そうなると結局のところブラウザのインストールから始まるわけで、アプリの導入が不要で楽ができると思ったのにがっかりです。

ということで、まずはこの問題解決のために一仕事。Googleのサービスですから、せっかくなのでChromeを入れることにします。通常、Chromeはセットアップファイルを実行することで本体のファイルがダウンロードされる動きをするため、バッチファイルなどで遠隔実行することが難しいです。
しかし、企業や団体向けにちゃんとインストーラーが提供されているので、これを使えば問題なく展開が可能です。助かります!

Google Cloud:Chromeブラウザのダウンロード
https://cloud.google.com/chrome-enterprise/browser/download

入手したセットアップファイル(msi)はコマンドラインから実行させることも可能ですから、例えば「/quiet」といったオプションを付けてあげるとサイレントインストールもできます。
今回、我が社ではお馴染み「空海」のプログラム配布実行スクリプトをズバッと書いて、対象のマシンにインストール。ブラウザはもともと軽量なのであっという間に完了です。

これでようやくテレビ会議を実施する土俵が完成。ここから接続テストを実行し、本番を迎えます。
今回はGoogle Meetを使いますが、世の中はネットミーティングサービスで溢れかえる様相で、それぞれサービスによって作法も違います。どのような方法であったとしても、これを導入しておけばオールマイティ対応できますという方法があればありがたいのですが…。今はまだ黎明期といえるでしょうから、デファクトスタンダードが登場するまでの間は当分苦労が続きそうです。

CBGIGAっぽくデモ用にお借りしているChromebookで

(投稿者:ちゅん)

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インターネットの速度が大幅改善

ども。
あっという間に1週間が終わります、担当ちゅんです。

前回の記事にも書いたとおり、昨日はネットワークの回線工事となりました。某所にてPPPoE接続をIPoE接続に変更したことで大幅に速度改善ができたので、勢いづいて長年懸案であった別なネットワークも同様の処置を施します。
その際、近隣の同業者さんにも「実はこんなこと考えてるんだよね」と相談していたのですが、「果たして本当にそれで直るかな・・・」と悪魔のような囁きも頂戴していましたが、やってみるしかないべさ!

作業自体は前回の某所と全く同じ。ただし今回圧倒的に異なるのはサーバラックの中が過密すぎて、もはやどのLANケーブルがどの機器に接続されているのか、指で辿って行っても途中でロストしてしまうほど。何が怖いって、配線がごちゃごちゃしているラックの中に手を入れて、もちろんLANケーブルの刺さっているところなんて目視できない中で「これかな?」と作業を進めていくこと以上のことってありません。それでも慎重に慎重に作業を進め、前回やったときの倍くらいの時間をかけて、ついにIPoEへの切り替えが完了しました。

ドキドキしながら結果を確認すると、これまで2Mbpsくらいしか出ていなかった速度が、一気に150Mbpsまで上がりました。今回、IPoEに変更した回線はもともとが1Gbpsの回線ではなくて200Mbpsの光。そう考えると、ほぼ理論値近くまで速度が出ているという事になります。
それでも、夜間帯だったので油断はできないと思っていたのですが、一日明けての本日、日中に速度を見ても70Mbpsほどの速度が出ているので運用上全く問題ないレベルでした。

あくまで「当町の環境では」という話ではありますが、速度低下の原因はやはりインターネット接続そのものにあったという事がこれで証明されました。ネットミーティングなどの実施によりトラフィックが増加している中で、まずは増速することに成功出来て本当に安心しています。

ネットMTGこれでネットミーティングも安心です

(投稿者:ちゅん)

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PPPoEはもう限界?

ども。
忙しさがGIGAを超えてTERA。TERAスクールだと寺子屋になっちゃいますね、担当ちゅんです。

新型コロナ禍によって需要が増えているのも理由なのでしょうか、このところインターネット接続の速度が大きく低下してしまう案件が続いていて困っていました。
先日は某所から「もう限界なので助けてくれ」とSOSがあり、部署的に私は管轄外ではあるのですが、急遽ヘルプすることになりました。

その部署は非常に大規模なネットワークで(と書くとだいたい察しがつきそうですよね、そう、たぶんそこで間違いありません)、保守ベンダーさんもしっかりとしています。しかし、これまで色々と対策をとってみたけれど解決できないという状況。具体的に話を伺うと、朝の段階では下り50Mbps程度の速度が出ているものが、午後になると急激に低下していって、最終的には1Mbpsを下回ることもあるとのこと。
このような状況になったきっかけとして思い当たるのは、職場内のPCを一斉にWindows10に変更してから顕著に表れているということで、私としては「もしかしてFWのセッション数不足じゃないですか?」と質問してみたのですが、すでにFWも増強されていて、それでも速度の改善が見られないと。

現状を把握できたうえで色々と調査・検討を進めていくうちに、どうやら怪しいのはインターネットそのもの、つまり「外」ではないかと行き着きました。そこで、これまではPPPoE(IPv4)による接続を行っていたインターネット接続を、IPoE(IPv6)に切り替えてみることにしました。
これは論ずるより証拠で、一般のご家庭でも接続をIPv6に変更したとたんに爆速になったという話を最近は特に耳にします(実は私も)。

作業を開始する前に、一応PPPoE最後の速度計測。う~ん、やはり速度は出てません。そのときは夜間帯で、さほどトラフィックが高くないハズなのに下り2Mbpsくらい。これでは使い物になりません。
さっそく、あらかじめ準備していたルータなどの機器を接続し、スイッチのVLANやらなにやらをガチャガチャ設定変更し、満を持してIPoEでの接続を開始。
するとこれまでの速度が嘘であったかのように、常時100Mbpsオーバー。サーバ室のL2スイッチ直下だからか?と思い、実際に職場のクライアントで確認しても同様の速度。IPoE恐るべし、というか、PPPoEって一体どうなっちゃってるの?
色々な方にこの話をしてみると、結局「PPPoEは混みすぎで、IPoEが速いのは空いているから」というのが理由みたいですね。

この成功体験もあり、明日は別なネットワークの速度低下への対応を実施する予定としています。もちろん、PPPoEからIPoEへの変更がメインです。いっそ全ての外部接続をIPv6にしてしまおうかとも思うのですが、現状、固定IPサービスはIPv4でしか無理なので、メールサーバとかWebサーバの用途としてIPv4も残しておかなければならないみたいですね。基本的な通信はIPv6に抜いて、どうしてもIPv4が必要な場合だけルーティングしてしぶしぶ使うという。
とにかく、全く速度の出ないPPPoEとは一刻も早くお別れして、ネットワークを正常化できるよう頑張ります。

IPoEこんなに違うんです。それにしてもIPoE出過ぎでは・・・

(投稿者:ちゅん)

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授業支援ではなく学習支援

ども。
電話をしているだけで1日が終わってしまう担当ちゅんです。

先般、とある文教系システムの開発メーカーさんから最新のシステムについてご説明していただく機会がありました。私自身、GIGAスクール構想の実現に関わるなかで、どんどん「にわか教員」になっていくようです。しかし、ある程度のことを知っていなければ事業を前に進めていくことはできません。弱音を吐かず前進するのみです。
こんな状況の中でわざわざ遠方から足を運んでくださった某空の営業さん、ありがとうございました。

その説明では目からウロコが落ちる思いでした。
これまで、いわゆる「授業支援」といえば、コンピュータ教室にずらりと並んだデスクトップPCに対して一斉に電源をオンにしたり、それらを遠隔操作したりと、先生がスムーズに授業を行うためのツールという意味合いが強いものでした。しかし、今回お話を聞いてみると、そうした「授業支援」はすでに過去の物となりつつあり、これからの教育では「児童・生徒がコンピュータを使うのは当たり前」という状況を前提(これがGIGAスクール構想)として、いかに質の良い学びにつなげるかという部分に主眼が置かれていました。たった1年やそこらで世の中ここまで変わってしまうのかということを痛感させられましたし、この間のコロナ禍がその流れを決定づけたと思います。
もちろん、当日の説明でも主となるプレゼンは本社の社員がリモートで実施です。この部分だけとっても「変わったな」と感じるところです。私からすれば「こんな風にして教育も行われていくんですよ」というデモに思えて、感慨深いものがありました。

今回、特に納得したのは「弊社のシステムでは、スライドを作成させる際にあえて制限を設けています。使える写真の枚数、文字数、フォントの色などを制限することで、より簡潔に物事を説明する能力を養います」という点。これには自分自身もドキッとさせられました。プレゼン資料を作る際に文字ばかりだったり、伝えたいことをまとめきれずに膨大な枚数の資料を作ったりしてしまうことが多々あります。
これからの教育ではこうした部分にも着眼されていくのだと知り、つい「こんな教育を受けた職員が次々と入庁してきたらヤバいな」とボヤいてしまいました。

全ての説明が終わり、ふと渡していただいた資料に目を落とすと、これまで「授業支援ソフトウェア」とされていたはずの肩書が、いつの間にか「学習支援」に変えられていたことに気がつきました。まずは自分自身の「学校で使うコンピュータはこういうものだ」という固定観念を変えるところから始めないと、早晩、子どもたちの教育環境についていけなくなるなと考えさせられた1日となりました。

オンライン授業今はこの実現のために頑張っています

(投稿者:ちゅん)

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イヤホンを探せ

ども。
多忙すぎて「今日のブログは・・・」とギリギリの攻防をしている担当ちゅんです。

ということで、今日は力の緩い内容です。継続は力ということでご勘弁を。

最近、業務の中で「ネットミーティングでお願いできますか?」と打診される案件が本当に多いです。新型コロナ禍によって在宅勤務が続いている中で、例えばAさん、Bさん、Cさん、私という4人で会議をしなければならないとなったとき、やはり電話では用が足りません。
従前であれば、そうした場面があった際には電子メールで複数人にCCで送信するなどの方法も使いましたが、いちいち文字を入力して送信、そしてそのお返事を待つといった煩わしさもあって、今はもっぱらネットミーティングです。こうなると、もしかしたら電子メールさえもが陳腐化していくのではないかと感じています。

そうした中で、職場に常備しなければならなくなったものが「イヤホン」です。スマホを購入した時に付属していた白いイヤホンを職場に持ってきて、普段はこれを使っています。口のそばにマイクもついてますし、付属品とは思えないクオリティだと思います。
しかし、残念なのが「規格」です。昨今のスマホのイヤホンのなかにはミニピンジャックではなくて専用のコネクタになっているものがあり、それだとPCには接続できません。ということで、家の物置を探って以前使っていたスマホについてきたイヤホンの大捜索をしました。

結果、今は手元に「旧式」と「新式」の2種類のイヤホンがあります。これで、スマホであろうとPCであろうと、周りの方に迷惑をかけずにネットミーティングができます。
・・・ここまできて気がついたのは「ならBluetoothでよかったのでは?」ということなのですが、特に仕事でイヤホンを使う際にいちいちバッテリーのことを気にしなくていいという意味で、私は断然有線派。今回のイヤホンも、もう使わないと思いつつ、もったいなくて捨てずにいてよかったです。

イヤホン2種類これさえあれば、いつでもネットミーティングOKです!

(投稿者:ちゅん)

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