教室が狭い問題

ども。
一度無理をするとなかなか疲労感が抜けない担当ちゅんです。

本日もGIGAスクールの話題です。先日、工事業者さんから「電源キャビネットの納入予定日が近づいてきたのでそろそろ調整をお願いしたい」と連絡がありました。
LANケーブル敷設の工事や端末の調達のことばかりを考えていて、うっかり電源キャビネットの存在を忘れそうになっていました。

どんな調整が必要かといえば、要件は2点。1点は「組み立て済みのものを運搬業者さんが学校に直送することになるが、授業中の教室にいきなり設置はできないので一時保管する部屋を確保してほしい」ということ、もう1点は「教室のどこに置くか決めておいてください」ということ。
これらを確認するため、教育委員会の担当者と私の2人で現調することになりました。
今回、工事で納入となる電源キャビネットは、仕様上「44台タイプ」と「22台タイプ」の2種類に分かれています。つまり、23人以上の学級には大きいものを、22人以下の学級には小さいものを、それぞれ教室単位で1台ずつ設置していくことになります。

実際に教室を見せてもらいながら、先生方も交えてキャビネットの置き場所を協議していくのですが、正直、頭を抱えてしまいました。
とにかく「狭い」の一言です。特にMaxの40人学級では、教壇ギリギリの場所から後ろのロッカー手前までびっしりと机が置かれ、左右の間隔も通路を除けばほぼ隙間がありません。壁際のわずかなスペースにも棚や給食配膳時に使う台など必要なものがきっちりと置かれ、この状況の中で「電源キャビネットを置かせてください」などと軽々しく口にするのがはばかられる状況でした。
これ、我々以外にも全国のGIGA担当者が皆さんぶち当たる壁だと思います。人数が多ければその分だけ教室は狭く、そして収納庫は大きくなるという課題。これは厳しいです。

それでも、対応頂いた先生からは「これが入ってくるのは事前に聞いていましたし、なんとかします。この台をよければ入ります」など最大限の対応していただき、本当に感謝。なんとか、当初の予定通りにキャビネットを設置できそうです。それもこれも「GIGAスクール構想実現のため」。こうした思いを無駄にしないよう、とにかく完璧なものを作り上げたい、その思いを新たにしました。

教室補助事業上、キャビネットの設置は「固着させること」が条件ですが、本当に現場を見てほしいです。

(投稿者:ちゅん)

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納品場所の課題

ども。
電話をしているだけで1日が終わる担当ちゅんです。

9月も半ばとなり、そろそろお尻に火が付いてきました。GIGAスクール端末調達の件で、端末の納品が11月末予定。それまでに端末のLTE通信の申し込み、教室に配備する充電保管庫の場所の決定、さらには端末のキッティングルームの決定など、決めなければならないことがまだ結構残っています。

特にキッティングルームについては慎重に決定する必要があります。なにせ、我々が一度に展開したことのある端末台数はこれまで300台弱。今回の案件では1200台もの端末が一括で納品となります。
当初、この「台数が多い」という当たり前のことを軽視していて、業者さんから「どこに納品しますか?2tの箱トラックで2台分になりますが」と言われ唖然としてしまったのですが、物理的に1200台もの台数を安全に保管でき、かつキッティングの作業スペースが確保できる場所の選定が課題となっていました。

学校を含む様々な施設を物色し、ようやくよさげな場所を発見。その部屋の図面を見て、床面積を確認。次に、納品される予定の端末が入ってくる外箱の底面積を図り、床面積から割り返します。結果「計算上は約4000台入ります(臨席おーるど氏)」とのことで一安心。部屋の3分の1程度は箱で埋まってしまう計算ですが、作業スペースも確保できそう。この結果をもって、その「よさげな場所」の使用許可を得るため協議に移ることになりました。

今回の件、OSを選定して仕様を決定、調達とこれまでも苦労の連続でしたが、いざ納品という段階になってもうひとつ大きな山があるように思います。当町は1200台だからまだなんとか自営で作業できる(・・・のか?)算段ですが、これが5千台とか1万台だったら自営では不可能だと思います。根性論でなんとかなるのであれば頑張るだけなのでいいのですが、場所がなければどうしようもありませんから。
※ちなみに「それなら各学校に所要台数を直接納品すればいいのでは?」と思われるでしょうが、分割発送する場合の送料までもを節約するという我々の涙ぐましい努力の結果であることをここに記しておきます。

箱の底面積こうした地味な仕事が後からかなり効いてきます

(投稿者:ちゅん)

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まだ始まってもいないのに壊れる

ども。
血液型の話になると「典型的なB型だよね」と言われることが多いB型の担当ちゅんです。

先日、GIGAスクールネットワーク整備の構築業者さんから電話がありました。聞くと「〇〇小学校に設置したフロアHUBからPINGの応答が得られなくなった」とのこと。「もしかしたら電源ケーブルが抜けているかもしれない」とのことであり、そんなことでわざわざ遠方から来てもらうのも気の毒でしたので「こちらで確認しますね」となりました。

現場に到着し、まずは目視で問題のHUBの状況確認。業者さんがおっしゃる通り、HUBのランプは一切点灯しておらず、動作していないようです。電源ケーブルの抜けが怪しいとのことだったので確認しますが、予想に反してケーブルは問題なくコンセントに接続されていました。
ここまでの状況がつかめたので、半ば答えは分かり切っていますが、業者さんに「どうしたらいいですか?」と電話。やはり「電源ケーブルの抜き差しを試してみてほしい」と言われ、その通りに作業を行います。(工事が完了して引渡しが終わるまでは、HUBなどの機器はまだ業者さんの物なので、こちらが勝手に作業することはNGです)

HUBの本体からケーブルを抜いて差し直し。次はコンセントからケーブルを抜いて差し直し。しかしHUBは全く起動する気配がありません。もしかしたら差しているコンセントがおかしいのかと思って、別の機器が正常に動作しているコンセントに差してみますが、これでも起動しません。
色々試しましたが一向に改善せず「ダメです」と伝えなければならず心が痛みます。初期不良と考えればそうなのですが、やはりがっかりしてしまいます。

すぐに交換品が手配され、翌日、業者さんが来町。私も交換作業に立会することになりました。
目の前にあるHUBは昨日同様、動作していません。業者さんも「故障ですね」としょんぼりしながら、それでもケーブルの抜き差しなどを試されていたのですが、突然「フィィーン」とけたたましくファンが回り始め、なんとHUBの電源が入ってしまいました・・・。まさにこの業界の「あるある」です。
もしかしたら私の抜き差しの仕方が悪かった?差したつもりが甘くて差さっていなかった?など色々と考えてしまいましたが、今となっては知るすべもなし。はっきりしていることはHUBは問題なく動いてしまったという事実だけです。
その後、業者さんから「これ、どうしましょう」と聞かれましたが、そんなの答えは決まっています。「予防交換を!!」。こんなやりとりがあり、なんとか案件は解決となりました。

「まだ始まってもいないのに壊れる」というショッキングな出来事を経て、改めて、整備が終わった後の保守は大変だぞ・・・と思います。今は無事に完成させることで頭がいっぱいですが、いざ保守の段階に入ったら、それはそれで覚悟を決めないと大変なことになるような気がします。胃が痛くなることばかりです。

つながらないネットワークトラブルは勘弁

(投稿者:ちゅん)

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念願の答え合わせ

ども。
暑いです。きっとかつて台風だった低気圧がもたらしている何かでしょうね。担当ちゅんです。

本日は以前から計画していたGIGAスクールの勉強。この間、ブログでも度々話題にしてきましたが、ChromeOSについての知識があまりにもなさ過ぎて、一から手探りでやっていくには、そろそろ限界を感じてきました。やろうと思えばできるのですが、正解かどうかがわからない。そんな状況です。
そんな中で、今回はChromebookの納入業者さんにお願いをし、設定などに精通している方とつないでいただく機会を得ることができました。本当にありがたいことです。

そういうことが気軽にできるようになったのも、ウェブ会議が一般的になってきたという点が大きいです。こちらから無理を言ってお願いしているのにわざわざ庁舎に来ていただくなどおこがましいにもほどがありますからね。そして、ChromeOSの説明らしく、ツールは「Meet」が指定されました。

ミーティングが始まりましたが、事前に我流であれこれ色々といじっていた分だけ、説明には「なるほど」の連続でした。あらかじめ聞きたいことのメモを用意して臨んだのですが、こちらから質問せずとも勝手にQ&Aが出来上がっていきました。そういう意味では、やはり詰まる部分は皆さん共通ということでしょうか。念願の答え合わせがようやくできました。
しかし、中にはこちらからの質問に先方も即答できないという場面も。後日調べて回答を頂けるとのことでしたが、こういうことを1人悶々と考えていても絶対に解決できなかったなと思います。

この間、我流でなんとかしようとウェブサイトで調べてみても、最後に行き着くのは英語の説明だったりして面喰ったり、いくつか書籍も買ってみましたが、やろうとしていることがマニアックすぎるのか、解決に結びつかずに苦労しています。
そういう意味で「圧倒的なナレッジ不足」を痛感していながらも、こうしてサポートを受けながら徐々に理解を深めていく日々が続きます。危機感は持っていますが、ポジティブに考えればまだ誰も知らない、やったことのないことにチャレンジできるということなのでしょうから、やりがいを感じながら頑張っていきたいと思います。

MeetMTG悩まし気に話を聞く隣席おーるど氏

(投稿者:ちゅん)

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障害メールが300件超

ども。
過去に例がない台風が西日本に接近するとのことで、心配している担当ちゅんです。

そのような中、本日は当町も雨。急に外が暗くなってきたと思ったら、稲光。ほどなくして大雨となり、町のホームページにも「今後の雨に十分な警戒をお願いします」という注意喚起が出される事態となりました。

そうこうしていると、庁舎で瞬停が発生。職場は一気に緊迫感が増します。すぐにサーバー室に走り、異常の有無を確認。近場の職員に声をかけてトラブルが起きていないかを確認。ICT-BCP初動版で確認している動きを行います。
その瞬停では幸いにも、私のPCを接続している近傍の島HUBが1台ハングしただけで済んだようですが、町内で複数個所が停電したとの情報もあり、何が起きても対応できるよう心の準備をして待機しました。結果、特に大きな被害は発生しませんでしたが、一瞬、心の中で嫌なスイッチが入りました・・・。

当町では、GIGAスクールネットワーク整備もあって急速にネットワーク機器が増えており、それらを管理するためオープンソースの監視ソフト「Hinemos」を導入して試験運用中です。機器の死活監視も開始したのですが、今回の一件で事前に設定したメールアドレスに対して、300件を超えるメールが一斉に飛んできました。もちろん、建物が停電したことにより機器の動作が止まったので、NGメールが来ることは正常の動作。ですが、これを個人の携帯電話あてに送信する設定はちょっとためらわれる状況となりました。キャリアのメールなら確実にスパム判定されちゃいます。

「障害が発生したのだからメールが来て当たり前」とか「気がつかないよりマシじゃないか」という考え方もあるかもしれませんが、私としては「オオカミ少年」になってしまうことが怖いです。頻繁に障害メールが届くうちに「ああ、またきたか」と慣れてしまって、本当に大事な内容のメールをスルーしてしまうのではないかと。こういう監視系のシステムでは、たぶんそういうバランスを取るのが難しいんだろうと思いますし、今日の出来事は、来てほしくはないがいつか必ず来る本番を前にした、貴重な訓練となりました。

Hinemosメール受信箱の様子

(投稿者:ちゅん)

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