火蓋が切られる

ども。
職員から「案件を複数抱えていて大変だね」と声をかけられた担当ちゅんです。ご心配頂きありがとうございます。

そんな中でも、この夏の一大イベントが「校務用PCの入れ替え」。その名のとおり小中学校の先生方が業務で利用するPCの更新作業です。台数は158台。これを学校の夏休み期間中に配備し、夏休み明けから利用できるようにするというのがミッションです。

昨日、端末が納品となりました。今回も、調達となったのは結果的にリユース品。以前もブログに書きましたが、新品を調達して7年~8年使うのと、リユース品を調達して3年~4年使うのではどちらが快適なのか、という点は悩みどころです。すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、私見では後者かなと。ただし、安価なリユース品を導入することによる故障等リスクをどこまで許容できるか。また、その際にきちんと保守対応できる体制があるか、といった部分は事前にしっかりと検討しておくことが重要です。我々はそれらを理解したうえで「いける」と踏んでいます(なので万人にはおすすめしません)。

※以前コメント欄にて「なぜリユース品を買うのか理解できない。新品に3年~5年の保証を付帯して買う方がいいのではないか」というご意見をいただきました。これについては言うまでもなく「安価だから」が理由です。新品を4年更新していくことができるのならばそれがいいに決まっています。

さて、PCが納品され、早速ですがリユース品特有の儀式である「検品作業」を実施しました。新品であれば保証が付帯していて初期不良には対応可能ですが、リユース品にはそれが付帯していても期間が短いです。まずは全台電源を入れて、チェックツールを使って全台テストしていきます。結果として、158台中、1台の端末がUSBポート不良で保証交換。まず、こういうことを自分たちできちんとできるかどうかが、リユース品を利用できるかどうかのポイントになると思います。

次いで、これもリユース品特有の作業ですが、Microsoft IntuneでWindows Autopilotを利用するために必要な情報(ハードウェア ハッシュ)を取得していきます。我々はWindows11起動後に表示される、OOBE(いわゆる「ようこそ画面」)でCtrl+Shift+Dキーを押して表示される診断ページからログをエクスポートする方法で集めました。これを158台分、時間にして2時間くらい。これ、実は新品のPCを買うとメーカーから提供される情報なので自分でやる必要はないみたいなんですよね。また一つ、勉強になりました。

そんなことで、ようやくPCの展開準備に入ることができます。学校端末はAutopilotを活用できるのでキッティング作業は発生しない見込み。現状、学校の先生方には動作の遅いPC環境で我慢を強いてしまっているので、なるべく早く展開して、快適に業務をしてもらえるよう頑張っていきたいと思います。

作業中の風景空き教室を使って作業ができるので効率がいいです

(投稿者:ちゅん)

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生成AIの進化が早い

てんちょです。週末に子どもを連れて少し遠くまで行ってみました。最近長距離の運転をしていなかったので疲労が…。

先日、公務員業務の専用ChatGPT「マサルくん」の利用を開始しましたが、使い始めた職員さんからの反応は概ね好評です。会話の中で「マサルくん」という単語を周囲の会話から聞くようにもなってきました。役場の中でも浸透してきつつある生成AIですが、他にも利用できそうなものはないかと引き続きこっそりテストしています。

実はCopilotも使えるようになっていたりするので、時々バッチファイル作成なんかに使ってしまっていますが、少し驚いたのがいつのまにかEdgeに追加されていた文書校正機能。入力文書を範囲選択すると”Copilotで書き換える”というオプションが表示されるようになりました。適当に下書きしたメール本文なんかも、そのまま送信できそうなレベルで修正してくれるのでかなり楽です。

そんな中で気になっているのが、googleのNotebookLM。日本語に対応したことでかなり話題にもなりましたが、PDF等の文書を読み込んで要約してくれます。〇〇庁とか〇〇省とかで公開されている難解な文書もこれで要約してくれるので、素人公務員の私でも理解しやすくなります。これはかなり助かりますね。そのうち標準化関連の難解な文書を全部これにいれてみようと思っています。

しかし心配なのはアップロードしたファイルの取り扱い。これについてはgoogleの利用規約を読んでみましたが、明確な答えが出てきませんでした。利用規約をNotebookLMに読み込ませて質問もしてみましたが、アップロードするファイルに関してはインターネットに公開されている文書のみにしたほうが安全そうです。ただ制限する方法もないので、職員向けに利用開始させるのは今のところ難しいかもしれません。急激に進化している生成AIですが、利用する側は注意して使わないといけない場面も増えそうです。


雑な下書きも全部修正してくれるので便利です

(投稿者:てんちょ)

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シンプルな構成が一転

ども。
6月が終わっちゃいます、大変大変!担当ちゅんです。

今年度はちょっと過去に例がないほど事業が多い状況、さらには年度初めに一斉に契約・発注した事業は何一つ完了していない状況にあるにも関わらず、また新規案件。ここまで来たらもう「ドンと来い!」と構えているしかありません。

今は利用されていない建物を用途変更し、そこで新たに事業を行うことになったとのことで、その施設にネットワークを整備すると。ですが、構成としてはシンプルだなと思いました。光回線のONUにルータを接続、その下にPoEスイッチを置いて無線APを複数設置、建物内であればどこからでもWi-Fiが利用できるようにするという内容。設計も工事もちゃんと業者さんに発注されるので、我々としてはそのために必要な要件を整理するという工程になります。これなら大丈夫。

が、現場を見に行ってなかなかに痺れました。もともとは有線LANが引かれていた形跡はあるものの、無線APは使われていなかったようで、そこに新たに機器を設置するとなると配管ルートを確保しなければならないし、そもそも1Fと2Fの間にシャフトがあるかどうかも不明。原課の担当者に「弱電の図面を頂けませんか?」と聞いてみるも「ないんだよね」と。「シンプルな構成」などと高を括っているからこういうことになるんです。
結果、ネットワークが何もない学校のような建物に、一からネットワーク構築をするという一大事業になってしまいました。

「この場所にBOXを設置して配管を引き込んでください」「BOX内には4口コンセントが必要です」「無線APは建物全域でWi-Fiが利用できるよう適切な個数を見込んで設計してください」など、かなりの要件を書き連ねました。工事は専門の業者さんが行うことになるとはいえ、普段、我々もちょっとした工事は自営でやっている手前、内容を見た時に「うわぁ・・・」と声が出るような、そんな案件になってしまいました。さて、どうなることやら。

建物内部かなり広くて立派な建物。これはかなり大変だぞ・・・

(投稿者:ちゅん)

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パソコンがよく壊れる日

てんちょです。急に気温上がってきて体が対応しきれていません…。

今週になってパソコンの不具合報告が立て続けに入っています。先週のWindowsUpdateが影響しているのか気温が上がってきたからなのか、遅い・起動しない、挙句の果てには「Reboot and Select Proper Boot Device」なんてのも出てきました。いよいよダメですね。

「Reboot and Select Proper Boot Device」となった端末はいつものHDD故障かと思いましたが、なんと昨年度SSDに換装した本体でした。使用したSSDも他の端末から取り外したものなので、故障するだろうなとは思っていましたがまさか1年持たないとは…。念のため数個残しておいた予備のSSDもすでに使い切っており、このタイミングで新品のSSD(しかもSATA)を購入するのもどうかと思いますが、SSDからHDDへ戻すのも申し訳ない気持ちになります。

どこかにSSDはないかな…と考えていたところ、一昨年のネットワーク変更時に回収したインターネット用端末にSSDが使用されていたことを思いだしました。壊れたSSDと同じものなので怪しいですが、端末の入れ替えまでは耐えてくれるはず。しかし家電や車なんかでもよくある話ですが、買い替えようとすると壊れる現象は何なんでしょうね。

故障したSSDを確認してみましたが、どうもパーティションが破損しているようです。一応「TestDisk」を使ってみましたが、すぐに止まってしまい復旧は無理でした。SSDは故障した場合のデータ復旧が難しいのが難点ですね。


あと数か月、これ以上故障が増えないことを祈るのみ。

(投稿者:てんちょ)

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通線作業は道具が8割

ども。
6月が過ぎ去っていく速さに驚いている担当ちゅんです。

先日「〇〇室では業務用のWi-Fiが利用できないので会議ができない。何とかならないか」という問い合わせが来て驚いているという話題を書きましたが、本日はその続きです。
今までの会議では紙の資料が基本でしたし、そもそも庁舎内でノートPCを持ち歩くという文化がありませんでした。その部分が徐々にではありますが変化してきて、そうなると早晩ネットワーク接続が必要になるというのも必然ではあります。

そんなわけで、意を決してWi-Fiのエリア拡張に臨みました。考えてみれば自庁舎にLANケーブルを引き回す作業もかなり久しぶりです。あらかじめスイッチから目的の場所までの配線ルートを決めておいて、要所要所で天井のジプトーンを剝がしていきます。天井裏の配線には「ジョイント釣り名人」と「ケーブルフィッシャー」を、パイプシャフト内の通線には「スチールワイヤー」を駆使して、手際よく作業を進めました。

一番の強敵は目的地付近の天井裏に収まっていた断熱材のグラスウール。これを素手で触ってしまうとどういうことになるのかは熟知していて、最初は棒のようなものを使って避けたりして作業をしていたのですが、途中からはもうヤケになって素手でやってました。おかげでその日は一日中体がチクチクしていましたが、これはもう仕方がないことと諦めました。

結果として、時間にして2時間強で目的の場所までLANケーブルを通し終わり、無事にAPの取り付けができました。こういう作業をしていて感じるのですが、通線作業って経験が2割、残りの8割は道具で決まると思います。必要になるたびに少しずつ揃ってきた道具ですが、これらがあるかないかで作業効率はかなり変わってくる(極端にいえば実行不可能までありうる)と思っています。道具って大事ですね。

作業中の風景役場職員が自営でやっているとは思えない作業中の風景

(投稿者:ちゅん)

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